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聞きしに勝る10㎝ユニット&箱
【Z1000-FE108Sol/Z700-FE108Sol】
7月21日 Z700-FE108Sol/Z1000-FE108Solの試聴会に参加しました。試聴会はZ1-LivornoとZ702-Modena8(V6)の試聴会以来の3年ぶりです。2階の試聴会場の背面には全面に音響パネルが設置される等設備も充実されてました。またこの度は初めてお会いする大山社長直々の説明があり、そのお人柄に接することが出来たことも幸いでした。
今般の試聴会のユニット108Solですが、完成品には2016年発売されたユニットが、自作キットには再販ユニットであったため、同条件での比較が難しい状況でした。
大山社長よりご説明があった通りエイジングされた完成品Z1000からは高域の角が取れた音色で、奥行き、広がりが自作キットのZ700より顕著でした。これはユニットだけの違いからではなく、ユニットと箱が相まって奏でられるものではないでしょうか。そう認識できたのは、テスト音源最初のトッカータとフーガニ短調のパイプオルガンの重低音と残響音、それと2番目に持込再生された方が弦楽器の楽曲であったので、バックロードホーン十八番の鳴りっぷりで明確な違いが認識できたからです。
またZ700ではボーカル音域での華やかで躍動感のある音色はZ1000と違っていましたが、これは箱の要因なのか、ユニットの新旧が要因なのかは不明です。同伴の妻はZ1000の角が取れた中域から高域を評価してましたが、私はこの華やかで躍動感のあるクリアーな音色のZ700が気に入りました。
低音は遜色ありませんでした。しかしながら低音域でも広がりはZ1000が勝っていました。
どちらにしても、自宅のD-118では出ない音なので、Z700もエイジングが進めばZ1000に近づく音場が再生できることを期待して、7月末期限の箱は購入しておきます。
この度は貴重なお時間を賜りありがとうございました。
長岡式バックロードホーンを越えた
【Z1000-FE108Sol/Z700-FE108Sol】
本日7月21日、Z1000-FE108Sol / Z700-FE108Sol を試聴させて頂きました。
長岡さんが生前、オーディオマニアではバックロードホーンが人気を博しておりました。ステレオ好きな友人・知人宅にお邪魔すると必ず長岡式バックロードホーンがありました。私も負けずに20cm2発のバックロードホーンを作り愛用しておりました。
時は流れて時代も変化する中あの人気があったバックロードホーンも今は影がない状態になっているように感じます。
今もバックロードホーンという名称を聞くと何故か良い音と認識してしまうのは、当時の情報が刷り込まれているからなのでしょうか?
40年という時が過ぎて長岡さんを師匠と仰いでいるこちらの試聴会に参加させて頂きました。
上記2台を聞いた感想は、リズムの抑揚で楽しむ楽曲は得意とせず、ボーカルやオーケストラの楽曲には向いている感じがしました。これは、40年前作ったバックロードホーンも同じ感じでしたので懐かしいと感じました。
では、視聴した2台の違いについての感想は、
①パイプオルガン、②オーケストラ、③アコースティック、ホテルカルフォルニア についてです
初めにZ700-FE108Sol は
① 流石に10cm とは思えない音の広がりがあり、特にベース部分の低音がこちらに迫ってくる音圧を感じました
② このような音源は得意なんだろうな、ずーっと出音に向き合っていたいと感じます
③ アコギの音は良いのだが、リズム隊の低い音がうるさく感じる、何故かというと低い音の高い部分の音が出まくって肝心の
低い音が出ていない為ですね。これは人によってリズムが激しく鳴って迫力があると感じるので、この辺は楽器の生音を聞くと違いが分かります
Z1000-FE108Sol について
① 全体的に低い音から高い音まで平均的に鳴っている優等生的な音と感じました。これだったら楽曲最期の足ペダルの低い音に重低音を期待しましたが、それほどでもなくここはZ700に軍配が上がります
②こちらも優等生的な良い音なのだが、聞いていてつまらない感がします何故だろう
③アコギのギターもしっかりと再現されているようだけれども良く聞いていると演奏者がどの様に弾いているんだろうという表現力に欠ける、このスピーカーは優等生的と言ったのはこの事で出てくる音がまともであるがゆえに、言葉を変えていうと聴く側に対して上から目線の態度(ごめんなさい)の様に感じました。
Z1000-FE108Sol / Z700-FE108Sol の感想として
Z1000-FE108Sol は完璧な優等生
Z700-FE108Sol 荒けづりの中で良いものは良い、悪いものは悪いと表現できるスピーカー
追加レビュー、劇的に変わったと思います。
アンプ デンオン PMA-2000AE ヤフオク
DAC S.M.S.L D400EX
GUSTARD U18 DDC
外部クロック ヤフオク安いの
ノートPC
スピーカー 音工房Z Z702-Bergamo ユニットの後ろにおもり装着してます。
キット内部音道‥ウレタン塗装済み
SPスタンド ※NFJ 特注仕様 Φ20×10mm アルミ削り出しインシュレーター
音響パネル
電源コンセント自作(知人フィルター入)
基本再生方法はPCでデータを‥
スピーカーキットを購入後試行錯誤で
音を調整してきました‥
知人が徹底的に微調整工夫をし改良してるので
私もやりやすく‥
しかしなかなか上手くいかず悩む床でした‥
今回スタンドを知人宅で聞くと凄く良く‥
自宅に持ち帰りセッテイング‥
今回はスタンドとスピーカーの間にインシュレーター(3点置き)を
置いた事で一段と良くなりました。
これが凄く良くて音が聞きやすく成り
自然に‥
また音が浮いてる感じというか
音と音楽の表現が豊かになったこと‥
定位、奥行き、中高域低温の音の性能を出すことが出来る感じです。
これは実験をするしか無いですね‥
ちなみにスタンドはスパイクも使用してます、これも凄く音が代わります。
スタンドの中には鉛の棒一本と、ジルコンサンドを適量入れてます。
アンプやスピーカーで音は変わりますがセッチングの重要性が最近わかりました。
部屋とのマッチングや
例えばスピーカーの高さ、後ろの壁との距離‥
アンプ、スピーカーの本来の実力を出し切るためにも
セッテイング、使いこなしは必要‥勉強有るのみですね。
奥が深すぎと考えすぎると‥
ゆっくりぼちぼちですね‥
小さなSPとは思えないほど良い音を聞かせてもらっています。
音工房さんからZ701-Modenaと脚、ツイーターを同時購入しまして、ピアノブラックをめざして脚、Modena、ツイーターを全て同じ艶あり黒の塗装にしました。塗り重ねと研ぎでかなり労力と時間を使いましたが、ほぼ思い通りに仕上がりました。
このままでも低音部はかなり出ているのですが、パイオニアの車載用ウーファーを追加しまして部屋で聞けるようにしました。重厚感と中高音のメリハリがありとても満足しています。
万人の求める音の追求の結晶
レポートを拝見させて頂きました。故長岡氏のバックロードホーンの魅力が蘇るようでした。氏の志を継承して趣味から研究起業されようですが頭が下がる思いです。また悪なき音の追求をローコストで提供する企業姿勢に感銘を受けました。
とかくこのハイエンドオーディオ業界は、利益性を優先するが故に音の追求の本質が欠けている中で正しい情報を得るのに大変苦労します。またオーディオの音の追求は、リスニング環境を含め『いい音の定義』が人それぞれで異なる所が難儀する所です。本レポートでもF特よりも環境が重要であることが指摘されておりますが全くその通りだと思います。また、経験則に基づく試行錯誤による商品開発は、説得性があるものだと感じました。特にBHの設計は、理論ではなく自分の耳と勘、経験値が支配しておりますので、おそらくその経験則から生み出されてきた御社の商品群も大変信頼がおけるものだと確信します。私もBHの持つ点音源、音場感を追求するローエンドユーザーとして今後も期待をしております。(所有Ref SP ;D-101S w/FE108Super,D-55 w/FE208Super)
狭いアパートでも気兼ねなく聞ける
勤族なので常にアパートの一室で隣に遠慮しながらオーディオを楽しんでいます。
今までZ601(V2)/Z-Modena-MK2のピアノがとても綺麗に鳴るのでかなり満足していました。より良くModenaを聞くためにボリュームを上げたいのが非常に悩みどころでした。今回、妻に頭を下げ1年分の小遣で買ってもらい、ようやく3年目の念願成就!! 塗装に手間取り音が出るまで2か月たちましたが塗装動画セミナーのおかげで艶消し塗装で大満足です。
さて、Z800-FW168HRの音出しですが・・・その前にエージングから始めようと思いとりあえず床に転がして試しにノートPCから音楽を鳴らしてみたところ・・・あれっ!!
鳴らしているのは確かに床に転がしたZ800-FW168HRのはず、でも奥の空間から聞こえる。しかもこんなに小さな音量なのに。エージングの時間がもったいなくそのまま聞き続けました。本気でレビューしたくなる程に心が躍りました。
この40年間、2~4万円前後のスピーカーを10種類ほど音工房zさんのも含めて作りました。でも、ピアノやギターが自然に聞こえる(木や硬い紙の感じが無い)スピーカーにようやく出会えた感じです。
日中の中音量はもちろんの事、ボリュームをかなり絞っても物足りなさは感じません。今も隣人に気にせずこんな時間まで音楽に酔いしれています。今日はもう一杯おかわりかな・・・
システム構成:
テレビは5.1chで、
【SONY】STR-DH590
【Z】Z800-FW168HR
(フロントLR2台)
【Z】Z601(V2)+【Z】Z-Modena-MK2+【Z】スーパーツィーターキット
(リアLR+センター3台)
【FOXTEX】FW305+75ℓバスレフ
(ウーファー1台)
音楽を楽しむ時はZ800-FW168HRだけにしてPCからSpotifyをかけています。
低音がなかなかいい!
Z702-Modena(Ver6)は音工房Zの2作目です。
1作目はZ601(V2)+Z-Modena Mk2を2020年7月に作り、JBL以上の音の解像度、8cmからとは思えない低音に驚かされました。
中華アンプでは実力が発揮されないのではとDENON RCD-M41 CD RECEIVERを購入。
CDやパソコンから光ファイバー接続してネットのJAZZからK-POPまで楽しんでいます。
今回さらなる低音の質の向上を目指し、Z702-Modenaが(Ver5)から(Ver6)にUPグレードされたのを機にを購入しました。
制作のための道具、材料はすべてそろえたので組み立てに着手。タイトボンドで組み上げ、メッシュタイプのサンドペーパー#120と#400で磨き上げ、砥の粉で目止め。
仕上げサンディングをしてラッカーの黒つや消しを3回スプレー塗装、サンディングをして、仕上げに水性アクリルシリコン黒つや消しをスプレー塗装して仕上げました。
1作目と同様にパンチングネット([シャンディニー] スピーカー グリルカバー 2枚セット 174-03 ブラック 4インチ)をバランスのいい位置に偏心させてつけるためパンチングネットフレームを糸鋸でSPにあわせてカットし、強力両面テープで取り付けています。
SP切り替え装置で比較試聴しました。エージングが不完全なのでZ601に比べ、曇りがちな音質ですが低域はかなり低いところまで出ていてZ601が低音不足に感じるほどの第一印象でした。
色んな曲を比較試聴していくとてZ702の低音がぼんついて耳にこもって聞こえる感じがしてトーンコントロールでBASSを-6db下げると良い感じになってきました。
逆にZ601の低音を+6db上げるとこちらのほうが全体のバランスが良く、聞きやすく感じてきました。これが2年のエージング効果なのかもしれません。
このあとZ702は作業用別室にレイアウトしてiPadから中華アンプ(LEPYとFX-AUDIO YD-202J)をつなぎ試聴しました。
するとぼんついていた低音が引き締まり、切れが良く、明確でバランスのいい感じの音に変わりました。
改めてスピーカーのセッティングでこんなに音が変化することを再認識させられたことになりました。
これからエージングが進むとどんな音に変化していくのか楽しみです。
解像度に優れ、これからが楽しみです
Z702-V6に続き、本機を作成しました。前回の経験を活かし、今回は全てのサンディングを手作業で行い、無事に仕上げることができました。全くの素人でエージングを開始したばかりですが、”Z702に比べ解像度に優れ、スタジオ音源向きかな?”という印象です。写真の通り、AVボードに防振ゴムを挟んだだけの直置き状況ですので、Z102の再販開始を心待ちにしています。
エージングにより軽やかで広がりのある華やかな音になりました
初めてのスピーカ作りにも関わらず、正確なカット、ダボ、クランプキットにより、組み立ては思いの外スムーズに進みました。ところが、過剰に研磨してしまい、下地が透けてしまうトラブルが発生!! 当初はクリア仕上げを計画していましたが、バッフルと天板をホワイトバーチの突板仕上げに変更し、なんとか事なきを得ました。
初出しの音は「自作SPってこんなもんか」というものでしたが、1ヶ月ほどすると(ワインをデキャンタに移すことで香りが引き出され、味わいがまろやかになるように)軽やかで広がりのあサウンドに大変身!これがエージング効果でしょうか? カッチリ作り上げたスタジオ音源よりも、ライブハウスやホールのような会場の空気感が感じられる音源が似合いそうです。
フルレンジが一押し
今回、初めて、スーパーツイーターなる物を購入しようと思い立ちました。
3年前から、ヤフーオークションにて購入しました、手作りバックロドーフォーンにフォステクスのFE103のフルレンジを取り付けて、Fosi AudioのBT30Dの安価な中華アンプで楽しんでおりました。
ところが、最近、スーパーツイーターなる物を付けると、良い音が聴けるというデマ?を聞き調べてみました。フォステクスのT90A(36,300円)が候補に上がりましたが、ただ、ペアで(72,600円)は高過ぎる。そこで、他に無いか探したら、音工房さんのスーパーツイーターキット(11,280円)、Z501(39,800円)を見つけました。キットの方が断然安いが、後悔しないため、Z501を購入しました。
結果は大満足でした。そのままでも十分良い音がしましたが、Z501を付けて聴いてみると、高音や低音だけで無く、全ての音にメリハリがあり音量も増しました。
末永く、使わせていただきます。ありがとうございました。
元気を呼ぶスピーカーシステムだ!
スピーカーシステムのキットはこれが3機種目になります。元々DIYは好きな方ですが、いわゆる工房での仕事っていうか精密を求められる工作は実績がなく、またどっちかと言うとラフに仕上げる中で心持ち丁寧さがあるくらいが自分の性格に合っています。
今回が3回目ではありますが、スピーカーシステムの組み立ては最初から緊張の連続で、特に塗装の世界ははっきり言って難しいものだなあと毎回失敗を繰り返しています。
組み立ては多少慣れも手伝って今回はスムースに進めることができました。ただひとつ、ダボは大変ありがたいのですがダボ穴にボンドを若干多めに入れてしまいますと、ダボが途中で止まってしまい、慌ててダボをペンチで抜こうにもうまく抜けず苦労させられました。
塗装は本当に難しいものです。
今回はキレイに仕上げようという欲を捨てて、最初から失敗せずに仕上げようと次のように致しました。
本来の木の色を損なわないために、下地処理はワトコオイルのクリアを一回塗って数日乾燥させてから蜜蝋を使用してみました。蜜蝋は固形物ですから、塗るというよりウエスに適量を取り、それを木目に沿って塗り込むという作業を3回繰り返しました。手触りがツルっとしていい感じに仕上がりました。
前置きが長くなりました。
さてZ702-Bergamoですが、4月12日に塗装も完成し、すぐに音出しに移りました。
初めて出した音は60点でしょうか、低音が出ない点と中高音のトゲのある点ですが、何故かこのスピーカーシステムはエージング後の音の完成に凄く期待させる魔力みたいな暗示を感じましたね。
1ヶ月経ってエージング約150時間な音は未だ未熟でした。少し低音が出かけてきましたし中高音のトゲはかなり取れてマイルドに近づきました。でも未だ、うっとりレベルではありません。
エージングを継続し更に100時間で80点まで向上しました。
そして更に100時間程度鳴らし込んだ今、エージングスタートから350時間で90点です。
低音がうんと厚みを増し中高音はサラッとした北風のような優しい音に生まれ変わりました。
皆さんに申し上げたいことは、音出しから350時間たった今の音で90点です。
つまり後10点は未だ音が熟していない分良くなるってことです。
初めて音を出した4月12日に、このスピーカーシステムはとてつもなく完熟し聴く者をとりこにしてしまう、との確信が得られたのです。
このスピーカーユニットはModenaの8センチに比べ2センチ大きく、その僅か2センチ大きくなったことでエージングにも十分な時間が必要と思います。
確かModenaというユニットではエージング200時間で完熟な音だと思っていたら、その1週間後には突然豊かな低音が出るようになったのです。
ですからZ702-BergamoはModenaより2センチ大きい分もう少し鳴らし込んでやれば間違いなくビックリするすばらしい豊潤な音になることは必定です。
今月の下旬あたりがとても楽しみです。
ユニットが2センチ大きいだけに音に余裕と厚みが出てきました。驚異の成長が間もなくです。
毎日が期待感で身体が震えます。
高音はModena、低音はBergamo
1 Z-Modena制作
Z800-168HRの組み立て以降、Z702-Modenaの組み立ては添付資料の組み立て手順とは異なる方式に変更しました。
部材の貼り付け、クランプはすべてのダボを打ち込んで全6面組み込んで行い、クランプは直交2方向で締め付ける方式に変更しました。
この結果、出来上がりの部材間の段差・ギャップはほぼゼロでした。
1 すべてのダボを打ち込んで全6面組み込んで、口形4面を貼り付け、クランプします。
2 側板1に口形4面を貼り付け、側面2を組み込んでクランプします。
3 音道板を貼り付け、側板2を組み込んでクランプします。
4 吸音材を貼り付け、側板2を貼り付けてクランプします。
5 ダクト、ターミナル、スピーカーを取り付けて完成。
高い加工精度とダボのおかげで、接着剤の養生2時間を確保しながら、丸2日で苦も無く出来上がりました。
願わくば、前面パネルと背面板にもダボがあれば完璧です。
2 Z-Modena音出し
エージング1週間後、Z800-168HR、Z702-Bergamo、Fostex GX100と聴き比べました。
CDプレーヤーはSONYの557ESD、アンプは300Bシングル無帰還アンプ。
まず低音。
EaglesやEuropean Jazz Trioなど、バスドラ、ベースギター、コントラバスが際立つ曲で聴き比べました。
例のHotel California。大音量ではFW168HRはドンと突き上げ、Z702-Bergamoはドォンと轟きますが、両ユニットともバスドラの迫力は互角です。Z702-Modena、GX100 は迫力が1ランク落ちます。Z702-Modenaは過大入力で箱鳴りが生じ音が濁ります。板厚15mm欲しいところです。
コントラバス・ベースギターについては、FW168HRはボンと弾けますが、Z702-Bergamo、Z702-Modenaはボォンと残響音が柔らかく響いて余韻が残り、むしろ過剰と思う時があります。
しかし、低音の少ない音源や夜間小音量で聴く時はむしろその残響音が心地良く感じられます。
次に、高音。
オーケストラ、ボーカルや、バイオリン、ピアノ、ギタ―のソロなど普段の音量で聴き比べました。
結果は、一番心地良かったのはZ800-168HRですが、次いで、Z702-Modena、Z702-Modenaの高音域は意外にもZ702-Bergamoよりも上です。
総合的には、Z800-168HRが一番ですが、低音ならZ702-Bergamo、高音ならZ702-Modenaと割れたので、低音重視ならZ702-Bergamoを、低音よりも高音重視ならZ702-Modenaを選択ということになります。
GX100は低音の迫力が1ランク落ちるものの高音はT250Dに次ぐ心地良さです。なかなか立派な製品です。
まとめ
1 soundもmusicもcomfortable(心地良い)が第一、との視点から感想を記しました。
2 長年にわたり聴き慣れてきた音は、staxのイヤスピーカーやZ800-168HRの音です。BHBSの音はこれらの音とは異質です。今回の聴き比べでもBHBSの音はシングルバスレフとは異質であると認識しました。
シングルバスレフのZ800-168HR、GX100の音は類似していて、ユニット本来の音であると推察します。
一方、BHBSのZ702-Bergamo、改造Z702-Modenaの音は類似していて、ユニットの能力を100%引き出すために音道の形状や長さなど木工技術により色付けして加工された音と考えます。
BHBSは高音から低音まで柔らかく響くのが特徴です。低音から高音まで共鳴という名のベールを1枚被っている印象です。この点が異質と感じた理由だと思います。
3 BHBSの低音は心地良く感じましたが、高音はどうしても心地良く感じられず、馴染めませんでした。高音ではこのベールが心地良く感じなかった理由だと思います。
4 音作りのコンセプトに隔たりのある2つのスピーカーシステムの今後の進化に期待します。
低音はFW168HRと互角、高音はT250Dが一枚上
制作
Z800-168HR組み立ての教訓から、Z702-Bergamoの組み立てでは添付資料の組み立て手順とは異なる方式に変更しました。
部材の貼り付け、クランプはすべてのダボを打ち込んで全6面組み込んで行いました。クランプは直交2方向で締め付けました。
この結果、出来上がりの部材間の段差・ギャップはほぼゼロでした。
1 すべてのダボを打ち込んで全6面組み込んで、まずコ形3面を貼り付け、クランプしました。
2 側板1にコ形3面を貼り付け、側面2を組み込んでクランプしました。
3 音道板を貼り付け、側板2を組み込んでクランプしました。
4 吸音材を貼り付け、側板2を貼り付けてクランプしました。
5 ダクト、ターミナル、スピーカーを取り付けて完成。
高い加工精度とダボのおかげで、接着剤の養生2時間を確保しながら、丸2日で苦も無く出来上がりました。
音出し
エージング1週間後、Z800-168HR、Fostex GX100と聴き比べました。
CDプレーヤーはSONYの557ESD、アンプは300Bシングル無帰還アンプ。
まず低音。
EaglesやEuropean Jazz Trioなど、バスドラ、ベースギター、コントラバスが際立つ曲で聴き比べました。
例のHotel California。大音量ではZ800-168HRはドンと突き上げます。Z702-Bergamoはドォンと轟きますが、バスドラの迫力は互角です。コントラバス・ベースギターについては、Z800-168HRは爪弾く様子が認識できますが、Z702-Bergamoはボォンと残響音が柔らかく響きます。
しかし、低音の少ない音源や夜間小音量で聴く時は、むしろその残響音が心地良く感じられます。
要約すると、Z702-Bergamo、Z800-168HRの低音は、両者とも甲乙つけ難くほぼ互角です。言い換えると違いはあるが大差ないということです。10cmフルレンジが16cmウーファーと互角の勝負をするとは衝撃です。驚きました。Fostex GX100は1ランク落ちます。
次に、高音~低音。
オーケストラ、ボーカルや、バイオリン、ピアノ、ギタ―のソロなど聴き比べました。
Z702-Bergamoの高音よりもT250Dの方が心地良く感じる割合が多いという結果でした。
総括すると、一番心地良かったのがZ800-168HR、次いで、Z702-Bergamo、Fostex GX100の順でした。
次に、我が家のZ800-168HRのネットワークが外付けであるのを利用して、T250Dのツイーター代わりにZ702-Bergamoを繋いで聴いてみると、T250Dの高音とは異なります。ツイーターZ702-Bergamo はT250Dよりマイルドな高音です。T250Dの方が心地良く感じました。
あわせて、FW168HRのウーファー代わりにZ702-Bergamoを繋いで聴いてみると、FW168HRの低音とは異なります。ところが、このT250Dと Z702-Bergamoの組み合わせは感激するほどの心地良さです。低音の残響音が柔らかく響くのが原因です。素晴らしい発見をしました。Z702-Bergamoに T250Dを取り付けたいと思うほどでした。
まとめ
1 soundもmusicもcomfortable(心地良い)が第一、との視点から感想を記しました。
2 低域から高域まで総合すると、ナンバー1は結局Z800-168HR、次いでZ702-Bergamo、Fostex GX100の順でした。
Z702-Bergamo の高音よりもT250Dの方が心地良く感じました。締まった高音のT250Dの方が心地良く感じたのだと思います。低音の少ない音源や小音量では、Z702-Bergamo の柔らかい低音の方が心地良く感じました。
3 Z702-Bergamoは高音から低音まで柔らかく響くのが特徴です。低音から高音まで共鳴という名のベールを1枚被っている印象です。BHBSはユニットの能力を100%引き出すために音道の形状や長さなど木工技術によりで色付けして加工された音と考えます。低音では心地良く感じますが、高音ではかえって無い方が心地良く感じます。
Z800-168HRはユニット本来の音と推察しますが、音作りのコンセプトに隔たりのある2つのスピーカーシステムの今後の進化に期待します。
組立はかんたん
Z702-Bergamoをセットしようと購入しました。バーチ木口割れが多々あつたことで補修に手間がかかり評価4にしました。塗装はワトコオイルクリア仕上げにしました。他メーカーのスタンドに比べはるかに安価で使い勝手もいいです。
面白かった!
気になっている項目を網羅して分かり易く記述されており、大変参考になりました。
バランスが良く音場が広い
同じ部屋にこのスピーカーとZ703-FE108SSHPを置いており、それぞれに良さがありますが、
このスピーカーはバランスが良く音場が広いのと中高域がうるさくならないのが良い。
また、低域の伸びもgood!
使用機材
USBブリッジ: RMB-UB1、DAC: NEO iDSD
プリアンプ: C-2120、パワ-アンプ: B-2103MOS,FX-1001×2
まだ改善の余地あり
組み立てに関して
バッフルを最後にはめる順番のほうがいろいろ作りやすいです。
吸音材も三面分分割してそれぞれに貼るのが効率的。
箱自体も、接着ではなくねじ止めにすれば、万一の時の内部メンテもできるし
クランプなども不要でより現実的と思います。
これから塗装しますが、合板なので木口が積層まるみえなので、ここは思いきったポップな色にするつもり。
値段的に厳しいと思いますが、むく板バージョンがあるとうれしいかも。
倍音(響き)が増し定位が安定
使用している部屋は10畳で仕切りのない6畳が有り。
10畳の右側面は壁で左側は6畳の空間。
若干右スピーカよりに定位がずれてるように感じZ103Bをamazon で2セット、音工房で1セット合わせて3セット購入し左右のスピーカーの後部壁面、右スピーカ側面にそれぞれ1セットずつ設置。
まずボーカルが中央に決まり前にでてきて少しビックリ、又倍音も増え音全体が広がりと美音に包まれたような感覚。
今後あと4セット購入し後部壁に設置する予定。
103Zはすこし白っぽいので部屋に合わせたチーク色に塗装しました。
使用機材
・クリーン電源 光城精工 Aray mk2
・パワーアンプ アキュフェーズ A-75
・プリアンプ アキュフェーズ C-3850
・CDプレーヤ アキュフェーズ DPー700
・スピーカー B&W 803D3
心配です。
アンプはトライオードのTRV-A300XRです。
Z702-Modenaの隣に並べて聴いていました。
ずいぶん鳴らし込みを行いましたが、基本的に私はこのスピーカーの音が嫌いです。聴いていてイライラします。ひとつは中高音か強過ぎるんです。それにクラッシックもジャズもこの音色は湿っぽいんです。これはJ-popに合うかもしれないと思い立ちユーミンを聴きました。この手の音楽は車で聴く事がほとんどなのですがカーステレオの方が低音出ています。隣のZ702-Modenaのほうが圧倒的に低音出ます。とするとこのスピーカーのデカさは何なのでしょう?謎です。
基本的にこのユニットの音質が私に合わないのでしょう。それにおそらくこのユニットの箱作りは大変だったのだと想像はつきます。それでもこのようなスピーカーのユニットと半端な箱を販売してしまいました。限定ユニットというのは何かと問題あることは理解できるとしてもです。
これまでZ800やz-1、Z1000のFE108sol、EF103 Aと私を感動させ続けてきた大山さんに何があったのでしょう?
これからの音工房Zが本当に心配です。