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2匹目のドジョウ(8cm)は見つかったのか!
【Z1000-Siena】
今回は次期Z1000のZ1000-Sienaの試聴会ということです。2年ぶりのBHBSの新作ということと、大山さんが聞き惚れたというTangband W3-1878 を採用した自信作とのことでしたので期待が高まります。
本題に入る前に何時ものように前置きを書きます。今回の試聴会の一週間前には、MJオーディオラボで丸一日YAMAHAの9㎝フルレンジのコンテスト入選作品10点を試聴してきました。更にその一週間前にはMarkAudioの試聴会で2時間半試聴してきました。MarkAudioについては説明の必要はないと思いますので書きませんが、YAMAHAの9㎝フルレンジについてはMJ誌やネットでの作例公開など限られた情報しかありませんので文末に私の感じた(知りえた)情報をお知らせしたいと思います。
個人試聴のソースは1枚目はEAGLESのアルバムhell freezes overからhotel california (ライブ版)で音工房Zではお馴染みのデモ曲、2枚目は何時も持ち込む image 2 です。なお、今回からCDプレーヤーが新しくなったようでARCAMだったと思います。
外観は最初見たときチッチェ(失礼)と感じました。元々Z601-Modena ベースで開発された経緯があることとメルマガのZ1000-Siena 開発6、7を見てコンパクトにした理由が腑に落ました。Z1000はフラッグシップという先入観と過去のZ1000が大きかった刷り込みでそう感じてしまったようです。仕上げはバッフルは立体削り出し&他の5面は15mmバーチ合板突板貼りで艶消し塗装仕上がとても高級感があります。インターナショナルオーディオショウで見たヨーロッパ系の高級機にも遜色ない出来と思います。バッフルどころか箱全体を多数の面で構成するのが流行りの様ですが、価格が数倍から桁違いまでと私には無縁の世界です。箱が小さく内部構造がシンプルなのが幸いしてか、Z1000としては破格の22万円(キットはMDFが5.5万円、バーチが6.5万円)とリーゾナブル?Z1-LivornoS(V2.1)ウォールナットエディション 20万円と価格が近く選択肢が増えました。Bergamoの後、フルレンジのノーマルな箱は出されておらず、キットは止める方向ですとのことでしたが、私の願いが届いたのかキットもラインナップされ嬉しい限りです。5千円ぐらいの安いユニットも探されている由ですので、チープオーディオマニアの私には期待が高まります。
さて、話が本題から逸れてきましたので戻します。
商品説明の後デモの開始の手はずでしたが。なぜかPCの調子が悪く修復の間個人試聴を始めることになりました。私は2番目でしたが1人目の方の時最初はある違和感を感じていました。今回のユニットW3-1878は大山さんが絶賛されていましたので、何時ものBHBSサウンドが展開されると身構えていましたが、何故か低域から中低域に力感が感じられず、何時もの迫力がないように聴こえてしまいました。5年前に初めて試聴会にお伺いした時、Z701-Modena(V5)を聴いて感じた低域を無理に持ち上げているようなバックロードホーンのネガな部分が垣間見えるように感じてしまいました。箱が小さいのと基本がダブルバスレフの性かななどとも思いました。私の番になりhotel california/ image 2 からシンドラーのリスト、アディエマス変奏曲、マイ・フェイバリット・シングスを聴き、その後PCが治り10曲のデモの後個人試聴の再開と続きました。
3時以降は空きがあるので時間のある方はもう一度試聴OKとのこと、喜んで延長戦に臨みました。さて、このころになると不思議なことに最初に感じていた低域から中低域の違和感が全く感じられなくなっていました。2回目は image 2 からグリーン・ディスティニー、ジャスト・ウェーヴ・ハローなどフルオケ、バイオリン、女性ヴォーカルなどを次々に試聴しましたが何時もの音工房Zの音で何の違和感も感じなくなっていました。2時間弱足らずで急にエージングが進むとは考え難く、大山さんに実働時間を聞いたところ、やはりかなりの時間鳴らしているとのことでスピーカーが変化したのではなく、私の耳が慣れたと考えるの妥当だという結論に達しました。前置きで書きました通りこの2週間、音工房Zとは対極のスピーカーに慣れていたため、BHBSの癖が最初は気になったのだと思います。MarkAudioはシングルバスレフで音量はあまり上げられないが非常に反応が良く中域をとても綺麗に奏でるスピーカーです。これは中島社長のJAZZ好きを反映した音で木の響きを重視した自然な音ですが、正直低音の迫力はあまり感じません。YAMAHAの9㎝フルレンジも低音が出にくいユニットで、元々高級電子ピアノ用に開発されたユニットで色付けがないクリアーで反応が早いのが特徴です。つまりどちらも低音域はあまり上げない(伸びない)タイプの鳴り方のため、対極の低音モリモリの音工房Zの音に最初バックロードホーンの癖を感じたのだと思います。
以上の理由のためこれからは2時限目の試聴の感想をメインに書きたいと思います。多面構成のバッフルの効果か音離れが良く、FOSTEXのバックロードホーン程ではありませんが音が前に広がりとても8cmとは思えないスケール感が感じられます。フルオーケストラでなければ20cmと比べても十分戦えます。さすがにフルオーケストラではそれぞれの楽器の分解能力や広々としたホール感は負けますが、逆にソロパートやボーカルなどの美しさ、定位の良さ、小口径のレスポンスの良さでは楽勝です。また、BHBS(601ではダブルバスレフと解説)の効果で下は30Hzまで伸びているそうで、サブウ-ファーの必要性は感じませんでした。大山さんは高域にスーパーツイーター追加を勧めれれていますが、老耳にはW3-1878だけで十分で差はBergamoの時のように明確には感じませんでした。大山さんはコンデンサーのクロスをもう少し下げるか迷われてましたが、私は無くていいんじゃないと思いました。スーパーツイーターの金額でW3-1878がもう1セット買える金額ですので私ならW3-1878をもう1セット買います。(スイマセン嘘です、高級ユニットを4個も買えませんので、涙)
大山さんはメルマガで「フラットで重厚。どんどん音を上げてゆきたくなるような音でした。」と書かれていますが、音量を大小何度も変えてみましたが音量に関わらずバランスが揃っており音量をどんどん上げていっても煩くなく、下げても低域が痩せたりすることもなく同じバランスで鳴っていると感じました。音がクリアーなのも小口径のメリットで、口径が大きくなるとコーンの剛性が足りない場合歪が出やすくなり、剛性確保のため対策すると重くなりレスポンスが鈍くなったり他の部品にも影響が出るようで、このユニットのMms 2.0g と低いことが切れ味の良さの一因と思います。Qts 0.28 とバックロードホーンとの相性も良くこれだけ好条件が揃えばいい音がしない方がおかしいくらいです。19日の試聴会はまだ空きがあるようですので購入を検討されている方は是非試聴されることをお勧めします。限定30セットの目途がついたとおっしゃっていましたので残りは少ないようです。
キットの試聴会では完成品との聞き比べができるように要望しておきました。どのくらいの差に収まって来るのか今から楽しみです。キットの方も順調に予約が入っているそうで発売キャンセルになることはなさそうです。因みに、Z601をすでにお持ちの方はそのままユニットを交換するだけでほぼ同等の特性を得られるとのことですので、ユニットだけ買うのもアリと思います。
今回 Tangband のユニットを多数調べて頂いたこととても感謝しております。石田師匠クラスでないとこれだけの数量を購入して箱を作るのは現実的ではありません。現在、国内で扱うお店が少なく海外は送料などの問題もあり慣れている方でないと二の足を踏むと思います。今回が成功すれば(売れれば)他のサイズも製品化があり得るそうなので、年一ぐらいで出してもらえると楽しみです。
最後になりましたが、YAMAHAの9㎝フルレンジについて書きます。残念ながら高級電子ピアノ用でユニット単品としての発売はないそうです。オーディオ業界の活性化の一つとしてMJとタイアップしてイベント企画したとのことで、商品の詳細はあまり公表できないとのことでした。実は私も応募して出品予定でしたが、製作途中で暑さに負けて作業が進まず時間切れとなってしまいました。入選された方の作品を見るとどれも素晴らしい出来栄えで手間暇を掛けたことを物語る手の込んだ作品ばかり、自分の不甲斐なさを反省しきりです。MJ冬号に小澤さんが全作品をデータ付きで記事に書かれるそうなので詳しくはそちらご覧ください。
このユニットの特徴は、コーン紙はヤマハ独自の振動系素材テクノロジーを採用した新開発素材で開発に10年掛かったそうです。Mms ( = M0 ) は 2.8g と平均的な重量と思います。高剛性の割には軽量ですが内部損失が非常に高く歪が少なくクリアーな癖のない再生音が特徴とのことです。定格入力は15Wですがエッジにこれも新開発のヤマハオリジナルの発泡ゴムを採用しているため、定格を超えたかなりの音量でもボイスコイルが底付きすることは無く歪まずに再生可能とのことです。通常のゴムエッジではフルレンジでこの性能は出せないと説明されていました。発注部署からの性能への要望がかなり高く、結局フルレンジに近いものになってしまったとのことでした。電子ピアノは電気的にアコースティックピアノの音を再現するため、スピーカーは色付けのないクリアーで歪の少ない性能が要求され対候性にも優れていないといけないといった点にも配慮しなければならないそうです。最低共振周波数は110Hzと高めのため口径の割には低音は出にくい面があるようです。作品でもバックロードホーンやBHBS以外のバスレフ系は概して低音はあまり出ていませんでした。MJオーディオフェスティバルでも石田師匠のBHBS以外は低音はあまり出ていませんでした。Q0(Qts)は0.66で推奨エンクロージャーはバスレフです。とはいってもそもそも開発の主旨がオーディオ用ではないのでそれをとやかく言うのは野暮かもしれません。
MJオーディオラボで賞典外(締め切り過ぎたため)の方の作品が、お昼休みにデモされました。この方はプロのスタジオエンジニアで、avexの半分近くはうちのスタジオで録られたとおっしゃっていましたので3流エンジニアではないと思います。普段スタジオの現場では大型モニターSPを使用することは1割ぐらいしかなく、9割はYAMAHAのNS10Mを使用しているそうです。理由は音楽ソースのユーザーに近い環境の音で作業するためと、大型スピーカーは音場が広がり過ぎ(音がボケる)正確に細かなチェックをするには向かないからだそうです。作品は左右一体型で方CHが5L幅が60cm程度のほぼ直方体、バッブルは左右の干渉を軽減するため中央から5度外に向いています。中央に8cm×12㎝角程のフェルトが張られておりこれでも音が変わるそうです。内部には縦横奥の3方向に1/4波長の共鳴管を仕込んで定在波を0に抑えており、吸音材は極少量しか使っていないそうです。アクティブスピーカーでアンプはこのスピーカー用に専門技術者が作ったデジタルアンプで、低音が不足するので6dB低域のみ上げてあるそうです。確かに丁度昔の大き目のラジカセぐらいの大きさです。音は皆さんにはつまらない音に聴こえるでしょう、とおっしゃられる通りフラットでクリアーですがいい音色という類ではありません。ある意味無味乾燥と云える音とでも言ったらよいのでしょうか。昔からモニタースピーカーへの憧れはオーディオマニアならきっとあったと思います。スタジオ紹介の写真には必ず正面の壁に大型スピーカが埋め込まれ、ミキサーの上にはオーラトーンかNS10Mが置かれていました。本文には小型スピーカーはラジカセなどでの使用のチェック用で大型スピーカーがメインといった内容が多かった気がします。時代が変わったのか当時の記述に誤りがあったのかは定かではありませんが、雑誌や評論家の信憑性はよく考える必要があると改めて考えさせられました。
率直に驚きでした。全音域が迫ってくる感じ
【Z1000-Siena】
Z1000-Sienaの記事に惹かれ、初めての試聴会に大阪から出向き参加しました。伺ってよかったと痛感しました。拙宅には大はパラゴンから小はKX-5Pまで並んでおりますけれども、もっと早く出会えていれば投資も少なくて済んだのになぁとまで思いました。スーパーツィーターも繋いでいただきましたが、恐らくそれをカバーする領域まで本体で出ているし、下は30か40の手前くらいまで充分に再現していたと思います。御社のスピーカーを更に聞き込んでみたいと思っています。ありがとうございました。
小さな巨人
【Z1000-Siena】
御社HP初見して10年 宣伝に決まってると思いながらも清水の舞台から飛び降りたつもりでz800-fw168hr入手 何回も裏切られたオーディオ製品のなかでも最良の品物でした 以来御社のファンになり試聴会の機会を狙っていた折に当会参加 フルレンジのものと最高値のものとでは役者が違うと思いきやまたしても大逆転 この図体でよくこんなにスケールの大きい音がだせると思い驚きました 他社の同サイズのものとは役者がちがいます まさにMIGHTY! MIGHTY! 小さな巨人です
z1000sienaは小型spのホームラン王です
小口径スピーカーと比較的小さな箱からと思えない音場出現
【Z1000-Siena】
スピーカーユニットの性能を決定づけるパラメーターなど理解するところではないが、磁界をより強くして減衰ファクターを大きめにするとかそうした根本的な所から独自に開発されたユニットとのこと。それがよくまとまった良い音を再生させ、様々なボーカルからクラシックまで広範囲にびっくりするほどの低域からスーパーツィーターとマッチする高域まで実に自然な音場をくせなくなめらかに作り出していると感じた。
極小振動板で極美の音楽再現
【Z1000-Siena】
Z1000-Sienaの試聴会に参加しました。
8㎝フルレンジスピーカーユニット自体は実際に見ると本当に小さいという印象。
しかし音工房Z様はこれぞフルレンジの王道とおっしゃる。
その8㎝フルレンジスピーカー最高峰を極めるという意気込みが外観の風格に確かに現れております。
聴く前は半信半疑でしたが、実際に放たれた音は見た目とは裏腹に、この振動板でここまでの高音圧と広帯域は予想外でした。
さらに点音源の特質なのか部屋の端で聴いていてもステージの拡がり感が実に広大で心地良く、全帯域が均等に表現されており、高忠実度再生とはこのことなのだと実感させられました。
大きいほど良いという先入観は粉々に打ち砕かれました。
ギターソロ、サキソフォーン等の管楽器、弦楽アンサンブル等の小編成では伸びやかさ艶やかさ粒立ち全方位に拡がる音粒子の拡散等の要素でZ1000-Sienaは全世界のスピーカーを相手にしても勝ち目が十分にあると感じました。
ですが、入力強度の限界を超えると少々危うくなる場面もありました。具体的には大編成オーケストラの最強奏では飽和感を感じてしまいました。当たり前ですが物理的限界はあるということです。
その特性を理解して適正範囲内で響かせるのであれば音楽の風景が快楽の光で一変すること間違いなしです。
この度の試聴会では音工房Z様のスピーカー開発への熱意と努力、音楽再生に対する感性の高さに触れることができて大いに触発されました。これからのご発展を心から願う次第であります。
導入してよかった!
Z600-Cannonball100との組み合わせです。
Z600-Cannonball100+OM-MF4-MIKAではさすがに低音が厳しいのでZ506-Livornosub2追加しました。当初仕上げは何もせず、全面を覆うサランネット枠を作成しましたが出来が悪く、バッフルは5mmのアガチス板、上面は6mmシナ合板でオイル仕上げとし、だいぶ見かけが良くなりました。
低音に拘ると大がかりになるので、今までやせ我慢していましたが、相当解消しました。コルトレーンを気持ちよく聞ける(いままでなかなか達成できなかった)のが私にとってはうれしい驚きでした。小編成のものが好みで、ライブでスピーカーを通さない生の音を再生できたらと思っていますが、かなりいい線行っていると思います。
主な機材:Soundgenic→AIT研究所ES9038PRO DAC(バランス電流出力)→Z600-Cannonball100自作PX4シングルアンプこれは直結: Z506-Livornosub2はBehringer CX2310 (80Hz -24db/oct)→ BakoonProducts 現行品ではAMP-5521MK4相当品(15年位前にキットで購入、出力段の電源はチョークインプット、抵抗は可能な場所はVishey VSRなど相当改変してます)
写真のZ600-Cannonball100とZ506-Livornosub2の間に横置きしているのはZ700W-OMMF4MICA+ModenaでAVアンプ(Marantz Cinema70)につながっており、フロント用です。(センターはZ1-Livornoサラウンドは2019年マークオーディオ)
大正解のスピーカーです。
良いスピーカーです。
届いてポン置きでも、素性の良さが感じられました。
重心低めで、高音の伸び、低音の出方、低中高音のバランスも自然で、モニター的な音と言うのでしょうが、多数の方々が、これで満足されるのでは?と思えるレベルで、価格を上回るパフォーマンスだと思います。
Nautilus805を越えるものを作った的な触れ込みも、決して誇大ではないと個人的には思います。
ただ、他の方のレビューにもありましたが、低音が膨らむとありましたが、正に私もその調整に苦労し、このレビューの書き込みまで、約半年掛かりました。
色々な調整方法があるのだとは思いますが、私の場合、バスレフは触らず(途中、色々な材質、量で、吸音材入れたりしましたが、曲やアルバムにより良かったり、イマイチだったりなので。)、結果、ケーブルを単線に変更、スタンドを剛性の高いもの(と思われるもの)にすることで、思い描く出音となりました。
スタンドはクライナ製で、別の目的で所有していたため良かったのですが、新たにに購入するには、結構、お値段はるものではありますので、音工房Zさんには、手頃で相性の良いスタンドを併せて提案頂けるなど工夫を講じて頂けると、より良かったとは思いました。
なお、ちなみに、私、Nautilusではありませんが、805Dのユーザーでした。
環境の都合で5年ほど前に手放し、中古も含め、価格的に大掛かりではないシステムで楽しむつもりで、手頃な価格のものを6セットほど試してみましたが、しっくりくるスピーカーに出会えない中、音工房Zさんのホームページを拝読し、何となく出音のイメージが浮かんだので、これならばと考え購入に至りました。
結果、大正解でした。
当然、当時とは、使いこなし方も環境も違うので一概に比較は良くないかも知れませんが、私にとっては、805D同等以上の好みの出音となりましたので、この先、一生使い続けるスピーカーとなることでしょう。
良いスピーカーのご提供ありがとうございました。
もっと、世に拡がることを願っております。
初めてのスーパーツイーターがZ501でよかった!
まずはセオリーに従ってこのあたりかな、と設置して聴きはじめ、数ミリほどの前後調整はしましたがとりあえず6~7時間あたりのところです。
再生環境は10㎝フルレンジとZ501、真空管のプリアンプとトランジスタのパワーアンプでシンプルにドライブしています。
ソースはワンポイントマイクでの収録音源、CDなどが多いです。
製品自体は工芸品のような佇まい。10㎝ユニットを収めたキャビネットとの見た目の調和も良好です。
私の期待値による思い込みもあるかもしれませんが、3時間あたりから化け始めたように思います。ベースやチェロなど楽器の輪郭が浮き上がりゾリゾリした生っぽい感じであったり、ボーカルの歌詞が聞き取りやすくなり、ヴァイオリンは響きの厚みと滑らかさが向上しています。空間表現においては演奏会の場で聴いた記憶の音に近づいた感じがします。
驚いたのは音量を絞っていったときでも、低音部はこういう風に弾いていたんだと輪郭がぼやけずにわかることです。
今もまだ音は変化し続けているようです。変化の仕方はゆっくりになりましたが音楽の潤いが向上していっている感じがします。
スーパーツイーターは他社からも数多く発売されていますが、自分にとって価格は容易に手を出せるものではなく、まあなくても聴けるものだし、程度に考えていました。ですがご縁あってZ501の開発経緯を拝読し、価格は意外なほど。今回賭けという買い方ではなく、確信に近い購入となりました。
先にインプレッションを述べましたとおり、誇張のない自然な高域の拡張は自分には初めての経験ですが、Z501を迎え入れて得たものは言葉だけではとても表現しきれません。初めてのスーパーツイーターがZ501であったことにただただ感謝です。
期待したとおりの音でした
評価に使用したアンプ,SUN AUDIO SV300BE(電源コンデンサ追加,パスコン交換,オーバオールNFB推定5dB前後追加),FOX-BAT MK-3(整流回路ノイズ低減対応済み),トリリオンCleverish400(電源平滑コンデンサー周辺配線大幅改修済み),音源mrantz HD-DAC1 出力を前記アンプに直結して聞いてます。(コントロールアンプ経由では大幅に情報量が低下するので評価の時は直結しています)
Z1-LivornoS2到着から16日、使用時間およそ30時間前後ですがほぼ期待した音が出ています。
パイオニアS-9500よりは軽快で心地よい音として感じています。
TAD TL-1601b+箱バックロードホーン,2インチホーンTD-4001+ATT:GA300 とは聞こえ方が異なるので良い悪いとは言えませんが、切り替えて楽しめます。 TADの聞こえ方は少し重いがゆったり広がった聞こえ方、Z1-LivornoS2は軽快で一の定まった聞こえ方です。 使用している部屋は7畳程度の洋間作りで石膏ボードの壁に囲まれているので、葦簀で反射音を抑ています。 この葦簀がないときはホーンの反射音がひどくて音が360°全方向から聞こえるような感じでした。 他の設置環境だとどのように聞こえるのかわかりませんが気に入ったおとでなっています。
TADでは前記のアンプ3台で音が違うように聞こえるのですが、Z1-LivornoS2ではTADほどの違いは感じられません。 能率の低い分だけアンプ出力を大きくして聞くので違いを感じにくくなるのか、使用時間が短いためなのかわかりません。
前回レビュー時よりもっと聞きやすくなりました
前回2023年9月16日投稿時より聞こえ方の違和感が少なく聞きやすくなりましたので、再投稿しました。 添付写真のようにZ502の設置場所をホーンドライバの真上にしました。
2インチホーンのため直接真上設置は無理なので置台を作り、目測でドライバーのダイヤフラム真上にZ502のリボンがある位置、1年前のホーン先端位置から約400mm移動になりました。
結果、ピアノの低音鍵盤をたたいた後の余韻がピアノらしく聞こえるようになり、スタジオ録音時に聞こえるペダル?(床?)を踏むときの音(ノイズ)も自然な感じになりました。
想像以上の音がでます
音源:Spotify、youtube等
主なジャンル:洋楽、J-POP、たまにクラシック
環境:ぺるけ式6N6Pミニワッター(自作)+ FX-AUDIO-TUBE-00J UNLIMITED + TOPPING E30II USB DAC + Raspotify(Raspberriy Pi)+ 自作のスピーカー台にボルト固定
以前から良いスピーカーを購入したいと考えており、店頭で10から20万円台のスピーカーを購入しようかと試聴していたところ、その上の金額のスピーカーの音との違いに愕然とし、結局購入できずにいました。
そんな時、音工房Zさんの商品を知り、HPの熟読したうえで、Bergamoを購入しようと思ったところ在庫切れであったため、お試しと思いZ702-Modenaを購入しました。
日頃からDIYは趣味で木工の経験もあるため作成は苦になりませんでしたが、私の技量というよりも、部材の加工精度がよく、作りやすい商品であったことが最も大きな要因であることは間違いありません。
最初の音出しの時からその実力に驚きましたが、エージングが進んだ今では、妻を含め大満足となっています。とても8cmのフルレンジとは思えない音を奏でてくれます。
日頃からボーカルを中心に聞いていますので、フルレンジで不満は全くありません。
Modenaがこの性能であったため、先日、本命のZ702-Bergamoも注文させていただきました。今から楽しみにしています。
本物のハイエンドの音、おすすめしたい最高傑作のスピーカー
■音質
予算が限られていたため、Fx-Audioが安価で高音質の製品を出してくれているためデジタルアンプのFx-Audio-DBD2J++と組んだところ見事にハイエンドなみの音を実現できました。
メーカーのいう10分の一のコストで同等の音質を実現するというのは本当でした。
音はとても聴きやすくバランスが良く、今までつまらない曲だと決めつけていた曲のよさが分るようになります。
このスピーカーのおかげで優雅な時間をたしなむことができ疲れが癒やされます。
音楽でくつろきや癒しを求める人、一つ一つの楽器の音を美しく楽しみたい人、ときにはダイナミックなサウンドも聴きたい人にに向いていると思います。
チェロ、ギター、ハープ、フルート、パンフルート、ピアノ、ボーカルなど、どれも見事です。
金管楽器も鋭くならず、また引っ込むこともなくバランス良く自然に聞こえます。
オーケストラのコンサートでも、ライブハウスのジャズ演奏でもこなしてくれます。試しに若向きのJ-POPも試聴しましたが、綺麗に再生してくれました。
最初はクラシック向きな感じがしたので、ジャズは難しいであろうと、期待しないで鳴らしてみると、意外にも、ジャズもいい感じです。
どちらかと言えば、夜ジャズに向いていると思います。、
鋭くなく、聴きやすいです。まったりとした雰囲気を作ってくれます。
オーケストラはスピーカーより奥に広がります。
スピーカーの存在を忘れます。13cmであることを疑いたくなるほど質感と量感のある低音が出ます。
隣にフロア型の大型スピーカーが置いてあれば、そちらがなっているのと勘違いするほどです。
様々な曲を聴いてみましたが、その中でポールモーリアのライブ録音を聴いたときはウーハーを追加した方が更に迫力やスケール感などが増して、良い感じになるであろう期待が湧いてきました。
■デザイン
全面は集成材ですが、コストがかかりそうな形てすが、仕上げも良質で、一見すると集成材であることに気づかないくらいです。
全面はオーク色で落ち着いた感じで、前面以外は突板で黒ですが、全面とのバランスが絶妙に良い感じがします。
インテリアとしても一般的な住宅の洋風和風どちらでも違和感なく合いそうです。
■オーディオ歴と購入前
私は、オーディオ歴50年、30年ぶりにスピーカーを、買い替えました。
40年ほど前、プレーヤー、アンプ、スピーカーの基本セットだけで100万円位掛けたことがありますが、
今では進化しているのかもしれませんが倍以上に上がっています。
量販店で高級オーディオを試聴しても、昔と比べて、さほど良くなったという実感はありませんでした。
価格ばかり上がって行く高級オーディオの世界に疑問を感じ、安価で良いものはないかと探していたところ、
このスピーカーに出会いました。
メーカーのサイトで開発時の情報が詳しく説明されていたため、試聴してみたくなりどこかで試聴させてもらおうと思いましたが、
販売店に卸していないということでしたのでメーカーの試聴会を狙うもタイミングが合わず
待ちきれなかったので私には異例のことですが、試聴せずに思い切って購入しました。
結果は当たりでした。
このスピーカーは今までこの価格帯では存在しなかった、本当に進歩した最高傑作だと思います。
家電量販店の高級オーディオルームに並ぶ40万円クラスのスピーカーを試聴しましたが、同等かそれ以上だと思います。
B&Wの100万円クラスも試聴しましたが、なんとなく霧が掛かったようななり方が、私は好きになれず、このスピーカーの方がいいと思いました。
リーズナブルな価格設定に本当に感謝いたします。
私は基本セッティングは済ませましたが、今後は更に微調整して上を目指そうと思います。
■オーディオ初心者の方にもおすすめしたい
高音質ホームオーディオに手が届きやすくなりました。
アンプもいっしょに考えていて予算が限られる人は、スピーカーを優先してアンプは後からグレードアップする方がいいと思います。
私のようにfx-Audioのデジタルアンプと組めば価格はシステムコンポなみで、音質は比較対照にならないほどの高級オーディオなみの高音質オーディオが手に入りますのでおすすめします。
私の場合プレーヤーはパソコンです。
スマートフォンとBluetoothでつなぎたければ
fx-Audioのアンプも安価でBluetooth対応のものがでていますので、プレーヤーはスマートフォンでも再生は可能です。
但し、アンプは似たような製品が色々出ていますが、他のメーカーは分りません。fx-Audioは試していますのでおすすめです。
是非、システムコンポを考えている人や本当の意味で高音質のスピーカーを考えている人に年齢性別問わずお勧めしたいスピーカーです。
■試聴曲
下記の曲は大半CDで聴いてみた曲です。YouTubeのアドレスを張っておきましたが、
音源は視聴時とまったく同じではないかもしれませんが、
私が選んだ曲です。どれも見事に再生してくれました。
■パーシーフェイスオーケストラ 曲名夏の日の恋 映画「避暑地の出来事」より
https://www.youtube.com/watch?v=O2qNkY2ZRYA
■ disc title: Impression of Sunday ~日曜日の印象~ 曲名国境の朝 溝口肇
https://www.youtube.com/watch?v=w2nwjfmSLqU
■ disc title: yours;classic 曲名 バッハ: プレリュード -INFINITY- 溝口肇
https://www.youtube.com/watch?v=hgSCARykIx4
■ disc title: 私は風が好き/ポール・モーリア・デジタル・オン・ステージ (Japan 1983)
Introduction (イントロダクション)
https://youtu.be/-WqVVzgtvtI
1:15 曲名 Préude 59 (渚のプレリュード) https://youtu.be/-WqVVzgtvtI?t=76
28:56 曲名Best of French medley (ベスト・オブ・フランス・メドレー)
https://youtu.be/-WqVVzgtvtI?t=1736
■ポール・モーリア| disc title: Paul Mauriat: Gold Concert
0:13 曲名剣の舞
46::17 曲名エーゲ海の
https://www.youtube.com/watch?v=pAjqZrfPl5E&t=2782s
50:52 曲名:リサ~オリーブり首飾り Licha/El Bimbo リチャ/エル・ビンボ
https://www.youtube.com/watch?v=pAjqZrfPl5E&t=3053s
■ポール・モーリア disc title: 30thアニヴァサリーコンサート
曲名蒼いノクターン https://www.youtube.com/watch?v=qlfPUaOrjk8
■ポール・モーリア disc title: 嘆きの鳥レジェンド 曲名嘆きの鳥レジェンド パンフルート ザンフィル
https://www.youtube.com/watch?v=34Vxxanq-lw
■ ポール・モーリア disc title:さよならコンサート 44:55 京都、雨の朝
https://www.youtube.com/watch?v=kW7NiWvwA5A&t=139s
■【LIVE】曲名:レモンアカシア (feat.ハープ王子) | 作曲 : 箏男kotomen大川義秋 コトマンとハープ王子の コラボ
https://www.youtube.com/watch?v=-s7BCh_x1HI
■ヘンデル:ハープ協奏曲変ロ長調
ヘンデル 曲名:ハープ協奏曲変ロ調作品4の6 第1楽章 Andante Allegro
https://www.youtube.com/watch?v=N0ApD6p6IaU
■ disc title: 牛田智大BEST ~ピアノ名曲集
曲名: 愛の夢 第3番 変イ長調 (愛の夢、3つの夜想曲 S.541/R.211 第3番 おお、愛しうる限り愛せ Liebesträume S. 541: No. 3 in A-Flat Major, “O lieb so lang’ du lieben kannst”)
https://www.youtube.com/watch?v=8r1Zw5HFn8g
■ disctitle:笑顔で会える日のために ~ あなたに寄り添うピアノ作品集 曲名:笑顔で会える日のために 辻井伸行
https://www.youtube.com/watch?v=C0yfASe5JEg
■トランペット吹きの休日
https://www.youtube.com/watch?v=X1eALp7C-Rg
■バラード disc title: My Piano Covers Beautiful Ballads
曲名:酒とバラの日々 ビージー・アデール
https://www.youtube.com/watch?v=sYCA3e2KjfY
■ビンテージ| Beegie Adair & Friends – Vintage Jazz
曲名:マンハッタン Manhattan (Featuring Denis Solee) ビージー・アデール
https://www.youtube.com/watch?v=UTP-g0EP2DE
■SINATRA 曲名:Strangers in the Night デニス・ソリー
https://www.youtube.com/watch?v=YpEWSRLKd2E
■ disctitle:タッチ・オブ・デイヴィッド・フォスター デヴィッド・フォスター
曲名:ベスト・オブ・ミー (ボーカル : オリビアニュートンジョン)
https://www.youtube.com/watch?v=uv0KoJBlKzI
■ disctitle:タッチ・オブ・デイヴィッド・フォスター デヴィッド・フォスター
曲名:アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン ケニー・G
https://www.youtube.com/watch?v=HemNYQcf_bY
■曲名:セント・エルモス・ファイアー(愛のテーマ)
https://www.youtube.com/watch?v=MbUgYW35z4k
■平原綾香 曲:名糸
https://www.youtube.com/watch?v=TddLq4gdNDw
■平原綾香 久石譲オーケストラ
曲名:いのちの名前
https://www.youtube.com/watch?v=6E93APdQCPM
■平原綾香 久石譲オーケストラ 曲名:ふたたび 千と千尋
https://www.youtube.com/watch?v=B68jjHk3Xlc
■ヒーリング
disctitle:インナーハーベスト 曲名:マナマレイ プシュカー
https://www.youtube.com/watch?v=Pt2IjsXsGuA&list=PLUNFGqwPYrn3sOE0V4oDaDThh5K-E66po
わかりやすい指南書
長岡式バックロードホーンD10の系統とJBL4312Aを愛機として、NECのA10Ⅲと真空管のアンプキットでドライブしています。オーディオCDもよく聴きますが、演奏会での収録音源も日常的に聴く者です。いまはバックロードホーンのセッティング再調整の中にあり、この百科事典のご縁に授かりました。ちょうど知りたいことが用意されていて、表現が理解しやすく、理論と実践で音楽をより楽しく豊かにしてくれそうです。ありがとうございました。
今までの音工房Zで最良(Z506-Livornosub2との組み合わせで)
音工房Z製品は6台目くらいですが、今までで一番いいです。今まではレビューを書こうとすると体調によって印象がかなり変わるので書く気にならなかったのが、今回は何回聞いても印象が変わりません。ライブはジャズもクラシックも割とよく行きますが、その感じをよく再現しています。
ユニットはOM-MF4-MIKAです。さすがに低音は不足するのでZ506-Livornosub2追加しました。
主な機材:Soundgenic→AIT研究所ES9038PRO DAC(バランス電流出力)→Z600-Cannonball100自作PX4シングルアンプこれは直結: Z506-Livornosub2はBehringer CX2310 (80Hz -24db/oct)→ BakoonProducts 現行品ではAMP-5521MK4相当品(15年位前にキットで購入、相当改変してます)
Z1-LivornoS(V2.1):美しい仕上げ、バランスのとれた音
【Z1-LivornoS(V2.1)ウォールナットエディション】
先日はありがとうございました。
とても楽しい時間を過ごせました。
Z1-LivornoS(V2.1)はもちろん素晴らしかったですし、同時に試聴できたホーン型スピーカーシステムもよかったです。そして何よりも個人的にはブラインドテストで使用されていた初めて聴くZ800-FW168HRの音に心を奪われておりました。
さてレビューにあたって使用したソース(CD:選曲)は次の2枚でした。
①坂本龍一 アルバム async より andata
②マイルス・デイヴィス アルバム LIVE AROUND THE WORLD より TIME AFTER TIME
時間の関係上2分30秒ずつとなり、若干消化不良でありましたが、そこはやむを得ません。
試聴ではホーン型の方は聞かず、Z1-LivornoS(V2.1)1本で聴いていました。
選曲についてはかなり迷い、一般的に録音状態がいいと言われている曲か、いろいろな音が煌びやかに並んでいるものがいいのかとも思いましたが、最近よくきいているもの、思い出のあるものを最終的には選びました。
また自宅の環境としては写真も添付しましたが、Z1000-FE103A(ピュアオーディオ)、Z1-LivornoS(ホームシアター)にて音楽や映像を楽しんでいます。
今回Z1-LivornoS(V2.1)が発売されるということで居ても立っても居られず、駆け付けたしだいです。
試聴会冒頭のブラインドテストは20問中正解12個でまぐれ当たりも加味すると(しかも2択ですので・・)ほとんどその差はわからなかったというのが正直なところです。この程度の耳しか持ち合わせていない人間がレビューあれこれ申し上げるのもおこがましいところですが、ご容赦ください。
ようやくZ1-LivornoS(V2.1)の話になりますが、先に申し上げたように自分はZ1-LivornoS(V1)のユーザです。その差がどの程度あるのか、感じられるのかというのが今回の試聴会参加の最大のポイントでした。結論から申し上げますとその差は明確にはわかりませんでした。たしかに比べると音に締りがあるようには聞こえましたが、勝手に期待していた音の広がりについてはそれほど差はないように感じました。ただこれから初めてZ1-LivornoSを購入されるのであれば、迷わずZ1-LivornoS(V2.1)ウォールナットエディションをお勧めします。バランスのとれた聴き疲れしない音、万人向けというとやや語弊があるかもしれませんが、岩波文庫の終わりに「真の芸術は万人に受け入れられることを自ら求む」とあるようにZ1-LivornoSというスピーカーには万人向けでもあり、音楽を聴くにあたってなにか普遍的な要素を兼ね備え、みんなに聴いてもらいたい、そんなスピーカーであるような気がします。
取り留めのないレビューで申し訳ありません。そろそろこの辺で終わりにします。
個人的にはZ1-LivornoS(V2.1)について今回は見送りになりそうなのですが、ブラインドテストで聞いたZ800-FW168HRが気になりだしていて、また改めて検討していきたいと思っています。
今回はいろいろ貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。音工房Z様の工房もすべてではありませんが拝見でき、大山様はもとより社員の方々の人柄にも触れられて大変有意義な時間でありました。
月並みではございますが、最後に音工房Z様の今後益々のご発展を心よりお祈り申し上げ、レビューを終わらせていただきます。
スーパーツィーターの威力は凄いですね
【Z1-LivornoS(V2.1)ウォールナットエディション】
初めてブラインドテストに参加させて頂きました。
バイワイヤリングとシングルのスピーカー配線の違いの聞き比べです。
スピーカーはたぶんZ800-FW168HRだっと思います。
最初に練習で聞き比べたときはまったく違いがわからず。もう一度聞かせてもらったら、わずかにバイワイヤリングの方が音のインパクトが強いような気がしました。
それを頼りにテストに臨みましたが、わずかな違いが感じられるときもあれば感じられない時もあって、20問中正解は10問と、まあ違いがわかっていないという結果でした。
家に帰って、ブラインドテストで流した「Please Mister Postman」を聞いてみましたが
ブランインドテストの方が、音がシャキッとしていた気がしました。さすが音工房Zさんの売り上げナンバー1、いい音でしたね。
その後、持ち込んだCDで2台のスピーカーを聞き比べ。
私は「Hotel California」を持ち込みました。一般的には「Hell Freezes Over」というライブの「Hotel California」が録音が良くリファレンスに使われるそうですが、私には40年以上まえにLPからCDに乗り換えた時に、初めて買って思い入れがあったため、この1976年スタジオ録音版を持ってきました。
聞き比べは、Z1-LivornoS(V2.1)ともう1台はフルレンジ2個(Z506-Livornosub2かな?)にZ501と、フロントロードホーンのツイッターも2発の構成でした。
結果的にはZ1-LivornoS(V2.1)の方が、音の密度が高く好みの音でしたが、今回Z501に興味があったので、途中でZ501を外した音も聞かせてもらいました。
これはもう大違いというか、これなしでは勝負にならないぐらいの働きです。是非うちの環境で試してみたいと思いました。たぶんアッテネータかまして微妙な音量調整は必要かと思いますが、カットオフ周波数を変えて自分の好みの音を探すのも楽しそうです。
横浜からドライブで来た甲斐がありました。
とても貴重な体験、ありがとうございます。
Z1-LivronoS(V2.1)ウォールナットエディションはZ1-Livronoの集大成
【Z1-LivornoS(V2.1)ウォールナットエディション】
今回は試聴記というよりも自分なりにZ1-Livronoの纏めとして書いてみました。ご存じの方は前半は読み飛ばしてください。
Z1-Livorno/Sは開発初期からほとんどの試聴会に伺い、キット(¥68.000?)は1モデルで廃番になりましたが、完成品は、V1(¥148.000)、V2(¥98.000)、V2.1(¥198.000)と3モデル聴いてきました。Z800-FW168HRとの聴き比べも数回、Z506-Livornosub(Z-Livorno13cmウーファー×2)のバイアンプシステムも聴きました。V2ではコストダウンのためケチった?部分もあったようですが、V2.1ではV1の正常進化と云えるグレードアップが図られました。V2が98.000、V2.1が¥198.000と倍の値段差がありますので同列に比較してはいけないかもしれませんね。
完成品は、V1、V2.1が本体がバーチ合板の突板の塗装仕上げ、V2はMDFに黒い木目調シート貼り、フロントバッフルは、V1が30mm厚のナラの集成材削り出し、V2は45mm厚のタモの集成材削り出し、V2.1が45mm厚のウォールナット集成材削り出しです。ネットワークはV1、V2はSolen製、V2.1がMundorf製で、V2.1はMundorf製大型コイルも使用しておりコイル・コンデンサー4つで定価4.9万円くらいの高いグレードだそうです。20万円のスピーカーに5万円のコイル・コンデンサーちと拘り過ぎ?フルレンジなら要らないのになどと思ってしまいます。(個人的な意見です大変失礼いたしました。)
以上でZ1-Livronoをご存じない方でも大方の概要はご理解いただけたと思います。3モデルの立ち位置を私なりに言わせてもらうと、V2はフルモデルチェンジのコストダウンモデル、V2.1は正常進化のマイナーチェンジグレードアップモデルです。¥148.000→¥198.000と5万円の値上げに見えますが、初代モデルの発売はは2020年V2.1より4年前です。この4年間にバーチ合板の大幅値上げ、ユニットは勿論全ての部品の値上げや円高、なのにMundorf製の高級部品の採用を考えると実質値下げともいえる値付けだと思います。今V1をそのまま作っても¥198.000の値付けになるのではないでしょうか。また、V2(¥98.000)はモニター価格ということで破格の10万円切り、音工房Zさんとしては珍しい(失礼)異例の価格戦略モデルと思います。最初の時大山さんに聞いたら5月ごろには128.00に値上げしようと思っています、とおっしゃられていましたので購入希望の方は早めに手を打った方がいいかもです。
さて、やっと試聴感想です。Z1-LivronoS(V2.1)ウォールナットエディションは素晴らしかったです。Z1-LivronoS(V2)も良かったですが、Z1-LivronoS(V2.1)は音も外観も完璧です。究極のZ1-Livronoと云っていいと思います。Z800-FW168HRと並べてみるとサイズの違いコンパクトさに改めて気付きました。(V2)のときツートンカラーの外観に疑問を申し上げましたが、やはり全体がウォールナットで統一された(V2.1)は高級感があり、ザ音工房Zといった意匠でこれだよこれと思いました。オーディオは見てくれが重要と思うのにはご賛同いただけると思います。
肝心な音ですがZ1-Livronoの完成形と云って過言ではないと思います。元々Z1-Livronoは2ウェイの売れ筋価格帯に大山さんが殴り込みをかける?心意気で開発されたモデルとのことでした。最初のころはどこかZ800-FW168HRの下位モデルで普及品的なイメージがありました。私も初めのころの試聴会ではZ800-FW168HRには全く及ばないと感じていました。初期のバージョンは音が平面的でバッフルに張り付いた感じがし、低域高域の音の伸びも不足気味、BHBSと切り替えると同じ価格帯なら断然Bergamoの方がいいと感じました。特にキット商品の方はバッフルの形状のせいかその傾向を強く感じました。それでBergamoキットの方を購入させていただきました。Bergamoは音離れが良く音の纏まり、低域の迫力、高域の伸びなどで選びました。
しかし、Z1-Livronoは回数が増え時間が経つ毎に音が良くなってきました。エージングが進むと音離れが良くなり立体的な音場感が出てきました。低域、高域とも帯域が広がったようにも感じられました。今回の視聴会でも(V2.1)はエージング済、(V2)は降ろしたてとのことでこの傾向がはっきりと音に出ていました。エンクロージャーの材、仕上げ、ネットワーク素子の違いはありますが、これほど音が違うのはエージングの有無が原因ではないかと思っています。できうればユニットを入れ替えた音を聴いてみたいです。もしエージングで(V2)が(V2.1)に迫れるなら更に売れると思います。前から申し上げておりますが、ツートン以外のワントーンモデルのラインナップを期待します。全体をブラックに統一するなどの差別化をするのも面白いと思います。バッフルはピアノブラック調にするとFOSTEXのPMモニターシリーズの様で若者受けするかもしれません。また、ムンドルフネットワークをオプション設定すると云うのもアリかなと思います。
Z1-LivronoS(V2.1)ウォールナットエディションの音はフルレンジと遜色ない纏まり(2ユニットの音の繋がり)と2ウェイならではの正確な音のディテール、帯域も低域高域とも十分です。スーパースワンほどの立体感は有りませんが、バッフルに張り付くような音の出方ではなく、空間を感じさせてくれる自然な鳴方が印象的でした。私は低音不足は感じませんでしたが、506-Livronosub2を追加すれば低域の更なる迫力&スケールの広がりが良くなることは以前の試聴会で確認済です。質の良いスーパーツイーターを追加すれば更に音場感が増し、ハイレゾなどは無敵のシステムになると思います。両方やっても通常の4ウェイとは違い音が纏らない心配はありませんので安心?ですね。
以前Z1-Livronoキット商品とZ506-Livronosubとのセットを試聴したときは、Z800-FW168HRに追いついた、いや曲によってはこちらの方がいいかもと感じました。今回の試聴会では何故かZ800-FW168HRの調子が悪いように聴こえました。そのため個人試聴の際はZ800-FW168HRは外して、(V2.1)と(V2)の聴き比べに集中しました。もしかしたらオリジナルユニットのZ1-LivronoS(V2.1)ウォールナットエディションは素のままでもZ800-FW168HRに並んだのかもと思い始めています。
最後に何時ものお願いですが、自作マニアのためにZ1-Livronoキット(バーチ版)を年1回でいいので販売していただけないでしょうか。これをご覧になった方も要望をお願いします。きっと大山さんを動かせると思います。
インジケータランプがあるといいですね!
【Z1-LivornoS(V2.1)ウォールナットエディション】
Z800-FW168HRの音が気にいっています。Z1-LivornoS(V2)も13cmと思えないほど肉薄するところがある。迷います。試聴会は耳のよい人にはどれが鳴っているのかわかると思いますが、スピーカーの信号を検知して点灯するLED表示があるとわかりやすいと思います。
十分良質なワイヤリングならばバイでもシングルでも差は感じられない
【Z1-LivornoS(V2.1)ウォールナットエディション】
実際のワイヤリングの詳細は明かされなかったがシングルワイヤリングとダブルワイヤリングの差のブラインドテストであった。最初のどちらかを明らかにしての試行ではダブルの方が音が良いと暗示してみたがブランドとなると全く同じにしか聞えなかった。音源は低音の張りのある打楽器の軽音楽だった。十分な太さであまり長くない良質な線使用ならばOKと思うまたウーハーボイスコイルの逆起電力の他スピーカーやアンプへの影響は少ないとの説を見たことがある。
何も不足なし、これで十分です。
【Z1-LivornoS(V2.1)ウォールナットエディション】
Z1-LivornoS(V2.1)ウォールナットエディション 8月17日試聴会。
今回は初めにバイワイヤリングブラインドテストを行いました、初めの答えの音を聞いた時は、ほんのわずかにバイワイヤリングの方がシングルワイヤリングよりエッジが立っていたような気がしました。
テスト試聴に入ると、ほとんど分からなくなり、20問中9問だけ正解でした、まぐれ当たりも多いので、私の耳では判別不能でした。
ブラインドテストは初めてでしたので、面白い体験でした。
本題のZ1-LivornoS(V2.1)ウォールナットエディションは、13センチ2発+Z503-Woodhorn1との比較しながらの試聴でした。
並べて切り替えしながら聞けば、13センチ2発+Z503-Woodhorn1の方が確かに高低域の量感を感じます。
私を含め他の4名参加者様の持参CDはジャズ等の音数は少なめのものばかりでしたので、もし交響曲等の音数の多い音源なら評価は変わるかもしれませんが。
Z1-LivornoS(V2.1)好みです。
V1に比べバッフル面が厚くなっているとの事、プラス材料になっていると思います。
小さめのエンクロージャーなのに、これだけ低域が出ていれば十分ですし、点音源の良さも気に入りました。
音には全く関係なく個人的な事とお断りして、Woodhorn1を縦に使用するのは、スペース上良いとは思うのですが、見た目上地震が来たら倒れそうで余計な心配もしてしまいます。
今回も楽しい経験をさせていただき、ありがとうございました。