音工房Zの商品は2009年の開業以来、
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レビュー商品一覧

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音工房製スピーカーで一番出来の悪いスピーカー

Rated 2.0 out of 5
2023年2月9日

昨年9月に完成品を購入させて頂いて高域のうるさい音に悩まされて、大山様の使いこなし対応でのサランネットにディフューザーをウレタンスポンジではなく、ミクロンウールで作成してリングだけでは満足な結果が得られず、リングの中央部をも薄いミクロンウールを貼り付けてやっと聴ける音になりました。

が、自分の感覚ではサランネットを付けて聴くはどうも納得出来ないは残したままです。

元はFOSTEXの開発力に在る訳で、それを製品化された音工房の技術力には敬意を持ちますが

今後は試作段階で音工房で製品化するか慎重な判断をされるべきと考えます。大変失礼な事を申し上げさせて頂きましたが今後の開発・製品化の参考になればと思います。

このレビュー欄で新しいスピーカーの提案をさせて頂きます。

無指向性スピーカーです、古くは畳一畳程の大きさのマーチンローガンがありましたが、今では廃れています、が、調べますと小型の製品がかなり多く出されています。

大形?のも在る様ですが、多くは小音量でパソコンの机で聴くとか、リビングのBGM目的に使用される様な製品です。本格的に音楽鑑賞も出来る製品を音工房で開発されたらと考えています。小型でそれなりの音量を出せて周波数特性も低域で勝る物、Z702-Modenaをベースにしたバックロード如何ですか、音工房の技術力で是非製品化して頂きたいと思っています。

大山様も聴かれた事はお有りと思いますが、多いに魅力があります、是非ご検討下さい。

山根禧夫

小さな巨人、とでも言っておきます。

Rated 5.0 out of 5
2023年2月4日

【Z506-Livornosub】

1/29のZ506-Livornosubの試聴会に参加させていただきありがとうございました。

まず驚いたのは.最初に聴かせていただいたZ1-Livorno単体でも充分すぎるのでは?と思うほど低音が出ていたことでした。この小ささでこれはすごいなと。

そして当日のメインZ506-Livornosubを追加した試聴では更に驚きを通り越して感動致しました。重低音が聞こえるにとどまらず、前後左右に空間が広がるのをハッキリと肌で感じられまさに鳥肌ものでした。

見かけは小型のトールボーイ型スピーカーにしか見えないのに、正真正銘、これは小さな巨人だと。

私の持参した音源はゴーストライター騒動で有名になった佐村河内守(新垣隆自作指揮)、交響組曲ライジング・サンで、これはかつてギネスブックにのったらしい150人規模の超大編成。国宝級の錚々たる和楽器奏者と新日本フィルハーモニー交響楽団を若き新垣氏が指揮台で震える思いで纏め上げた演奏をビクターのxrcdで収録、マスタリングには惜しくも亡くなられたJVCの名エンジニア杉本一家氏も参加されていたという超弩級もの。

この曲のスケール間を余すところなく再生できていたのには、いい意味で呆れかえってしまいました。改めてスゴいなと。

このZ1-LivornoとZ506-Lvornosubの組み合わせかZ800-FW168HR単体かで悩むところです。アンプ等を含めると同じくらいの予算かと思います。比較試聴の機会などあると嬉しいです。

さかやもん1968

極めて質の高い低音再生

Rated 4.0 out of 5
2023年2月4日

【Z506-Livornosub】

当日、参加者が6人でした。

最初、製品の説明、音工房Zの音源による試聴、その後参加者各自が持参した音源の再生という順番でした。

音工房Zの音源はブログ、メールで紹介されている高音質CDが使われていました。

興味のある方は入手されると今後、試聴会へ参加される場合など、ご自分の機器と比較できると思います。

またホームページに書かれていることが具体的に把握できると思います。

参加者の方が持参された音源の質が高く、参考になりました。

音質についてはサブウーファーの有無で明確な違いかありました。

特徴的なのはメインとして使用したZ1-Livornoのとの繋がりが非常に良いことです

スピード感、位相など揃っている印象です。

同じスピーカーユニットを使っていること、密閉型であること、デジタルチャンネルデバイダーを使っていることによると思われます。

高域、中低域の音質が変わらず低音だけ伸びていました。

具体的にはパイプオルガンの音像がしっかりしたものになり、地に根をはったようになります。身体に響く低音です。

音場が広くなり立体感が出ます。

重たい低音でなく反応が速く感じます。小口径ユニットを使用しているメリットでしょう。

スピーカーボックスの補強が効いていると思われます。

スピーカーボックスの中身を見せていただいたことも収穫でした。

メインスピーカーだけ聴いていると十分満足できます。サブウーファーが加わると音の厚みや深みなどが加わります。

個人的に複数のサブウーファーを使用してきましたが、低音の質からするとコストパフォーマンスは高いと感じます。

クロスオーバーユニット内蔵アンプと安価なデジタルアンプの比較試聴がありました。

サブウーファーの恩恵はデジタルアンプでも十分感じられました。主にメインスピーカーの音質が影響している印象です。

サブウーファーを安価なデジタルアンプで駆動し、将来のグレードアップを見据える方法がありだと考えます。

百聞は一見にしかず、ホームページに書かれている事柄が具体的にわかりました。全体として質の高さが印象的でした。

うっちー

我が家のコンサートマスター

Rated 4.0 out of 5
2023年2月3日

2023年1月31日Z703が完成いたしました。

昨年2月にAmazonでZ601(V2)を試しに購入してフルレンジ一発の音にハマりそれ以来

Z工房さんの試聴会に何度か参加してZ工房さんのスピーカーを色々試聴し、悩んだ末に6月にはZ-800の購入を半ば決めていましたが6月にFostex社のFE108SSHPを搭載したモデルの試聴会の招待メールが来たので念のため参加いたしました。FE-108SSHPは3月に秋葉原のコイズミ無線で試聴しており、その印象は迫力ある鳴りっぷりは魅力的だけれど全体的に煩わしい感じで特に高音が刺さるような癖があり良い印象ではありませんでした。しかし大山さんがこの曲者をどのように料理したのか興味が湧いてきて参加いたしました。視聴会での印象は低音が素晴らしく調整されており秋葉原のモデルとは比べ物にならないほど素晴らしい音でした。高音域はやはり刺さる感じが残って言いました。しかしゆったりと広がる低音は今まで聞いたことがない魅力的な音で、低音だけなら私にはZ-800より素敵に感じました。Z-800の音は搭載しているスピーカーの高性能が半端なく、正に横綱級の素晴らしい音であることは間違いないので購入するつもりでしたがZ-703はそれとまた違う魅力で音の広がりや重低音のリアル感が素敵でハマると癖になる個性的なモデルです。結局Z-703のキットの購入を決定。しかしFE108SSHPはやはり好きになれず悩んだ末にマークオーディオのMAOP-7を使うことにしました。このモデルはAlpair7の金属コーンに特殊処理を施したプレミアモデルでマークオーディオ独特の金属コーンならではの中高音の解像力の高さや伸びを持ちながらも金属臭さがない滑らかでフラットな音が特徴で基本バスレフかWバスレフモデルですがQTSが意外と低く0.464でバスレフとバックロードータイプの指標の0.4に近く案外うまくマッチするかも? 尚FE-108SSHPは0.39で結構数値が高く近いので何とかマッチするかも?

9月16日にZ-703が配達されたので早速に制作。高さ90㎝で結構大きいために結構苦労しましたが3日かけて9月19日に完成、その日はエリザベス女王の葬儀が行われていたのでAVアンプをZ703に繋げて初音出し。ウェストミンスター寺院の讃美歌演奏が素晴らしくZ703はその音の広がりを見事に表現していて思わずうっとり。しかしパイプオルガンの低音部が鳴った瞬間、低音が異常に膨らみブーミーな音になり顔面蒼白、ある程度予想していたが結構ショック。これから悪夢のチューニング時間の始まり。とりあえず可能な処置を箇条書きにしました。①共振を抑えるために鉛のテープ、吸音材を内部に張り付ける。 ②キャンセルマグネットを取付けてQTSを下げる。 ③ダクトの長さを短くして重低音の量を調節する。まず①はアマゾンで鉛テープを12m購入しSPユニットの取り付けてある第1空気の室内側全面に貼る。それとダクトのある最終空気室内側の側板に全面貼り。後鉛の粒を1㎏ずつ底面に設置して重心を下げてみました。やや中音域の音がすっきりしましたが低音は変化なし。②のキャンセルマグネットはSPユニットのバランスを崩しそうなので今回は却下。③のダクトの長さ調整はまず14㎝にカットあまり変化なし。次に12㎝にカット少し改善し若干抜けが良くなる。次に10㎝にカットしたら劇的に低音の抜けが良くなり光が見えた感じ。ここまで約2か月かかりました。しかしここでスピーカー以外の問題に気づきました周りの収納家具が共振しており雑音を発生していたのです。触るとびりびりと手に振動が伝わる程でかなり酷い。左スピーカー側の家具の側板及び棚板をパーチクルボード厚20mmに交換した結果、嘘のように振動が止まりました。パーチクルボードの振動吸収力はすごい。右側は仏壇なので板の交換はあきらめて硬質フェルトの吸音材を貼り付けました。同様に後ろの壁にも吸音材を貼り付け完了。ここで低音ソースの入った曲でテスト開始、まずホテルカルフォルニアのライブ、出だしの太鼓の音がドンと出てきてキレイに消える。そのあとのベースもゆったりと量感たっぷりで合格。次にフォープレイのChantこれも最初の太鼓の張りのある音がいい感じでベースもリズミカルで良く伸びているし録音の良さも感じられるので合格。次は映画【パイレーツオブカリビアン】の【彼こそが海賊】、尚今までの曲は全てZ工房さんの試聴会で使用された曲のパクリです。さて【彼こそが海賊】はオーケストラのコントラバスの低音とティンパニの音が機関砲のような爆音で連射される曲です。低音のストレステスト的な音でZ-Bergamoの試聴会で他の参加者さんが持ってきており偶然聞いた曲です。大山さんも興味シンシンでCDジャケットを撮影していたのでよく覚えています。結局その参加者さんはその場でBergamoのキットを注文していました。

さてこの曲をZ-703で鳴らした結果は爆音部で音が飽和状態になり詰まった感じのブー音が発生?色々調べるとなんと我が家のリビングの天井がびりびりと激しく共振しているではありませんか。さすがにこれにはギブアップ。とりあえずこの曲はボリュームを絞って聞くしかない。でもこの曲はボリュームを絞ったら全然面白くない。この状況を改善するには天井と天井に近い壁の四隅に吸音性の高い材料を貼ればなんとか防げる気がしますが、すぐには無理。第一そんな工事を我が妻が絶対に許さない。トホホ

さて最後の詰めの調整でダクトは9㎝にカット、重低音は控えめですがミドルバスが良く感じられてドンシャリ感が抑えられ個人的には良い感じ。後ダクトがかなり共振していたので鉛のテープを巻いて補強。最後にトライしたのはフルレンジ一発の不自然な中高音の伸びの改善、これはダクトのから出ている中高音とユニット前面からの中高音が混じってエコーのような効果が生まれる為でライブ音源やオーケストラなどでは臨場感が増す効果がある反面カーペンターズのカレンのボーカルのようなアルトボイスには逆効果でまるで風呂場で歌っているような感じになり興ざめ。これを若干改善しようと後ろのダクトに吸音材を詰めてみましたが低音まで出なくなり失敗。そこで試しにZ工房さんのMDF製のサランネットの中にミクロンウールを貼ってみました。結果はまずまず、弊害として音場が狭くなり中高音の伸びは減りますがエコー感はかなり軽減されます。変な例えですが風呂場がジャズクラブに換わった感じです。減った高音はスーパーツィーターZ502の調整でカバー。ミクロンウールは半分くらいの厚みにそいだ感じが個人的にはいい感じに聞こえました。カレン以外では簡単に取り外せるのも良い。

思えばZ-600を制作して早一年、40年ぶりのオーディオ三昧でした。過去の名残として残っている機器は写真左のトリオのレコードプレーヤーとDenonのDL-301-ⅡのMCカートリッジ位です。このカートリッジまだ現役で販売していました。びっくりです。久しぶりに好きなことに熱中できてとても楽しい一年でした。Z工房さんありがとうございます。低音の調整ばかり書きましたが中高音はMAOP-7の良さが発揮されていてフルレンジ一発の聞き疲れする感じが少し和らいだ品のいい音で自分的には満足しております。

使用機器

アンプ:PSaudio製/ StellerStrataAmplifier

AVアンプ:ヤマハ製/ RX-S601

センタースピーカー:Z-600+DaytonAudio製/PS95-8

スーパーツィーター:Z-502

サブウーファー:DENON製/DSW-300G*DaytonAudioDC-160-8に換装

リアスピーカー:INFINYTY製/ Reference 21

CDプレイヤー:marantz製 /CD6006

レコードプレーヤー:TRIO製/KP700D

ぐっさん

コスパ最高 Aは音像定位改善効果大、Bは自作素材として有用

Rated 4.0 out of 5
2023年2月3日

オーディオルームの音響測定時、Z103Aタイプ4枚をご持参いただき効果を確認。

出入口ドア位置によりスピーカー設置位置を中央からオフセットしており、

音像定位ズレ改善に設置していたYAMAHA ACP-2に比べてZ103Aタイプが更に良好だった。

また周波数特性測定の結果に於いても若干フラットに改善(聴覚では不明確)された為、購入を決定。

生産再開を待ちAタイプ(接着仕様)を購入、組立は簡単そうに見えたが実際にはかなり手間取った。

特に、塗装(OSMO)後に接着接合する事とした為、接着剤塗布部分のマスキングや接着順序の検討が必要となり、

またクランプ(600mmを3本。1,200mm以上用2本)電動サンダー等を購入し、4枚の完成に延べ1週間程必要だった。

切削加工精度は組付け上は十分だったが、切削跡ナイフマークが深くサンドペーパーで完全に消すのは困難で断念。

またアガチス集成材の素材ムラ(硬い部分に凸凹が残っている)や割れによる表面剥離もあった。

とはいえ機能的に問題ない部分でありコスト優先と納得、完璧な完成品の価格は高くて当然と身をもって理解。

Bタイプは自作素材として、部屋のスピーカー側両隅の音響タワー(従来はウレタン吸音材)作成に使用。

設置部(部屋隅)は、壁面が直角でなく上下で角度も異なり、外観的にも部屋内装や家具との調和を図りたく、

塗装仕様(OSMO)とし取付金具ネジ類も一切見えない様にしたい等、解決すべき問題が多数あり設計に苦心した。

三角柱(280mm二等辺直角三角形、高さ1,200mm)を4本作成、片側2本重ね(全高2,500mm)とする事に決定。

三角柱側面が壁面と接しない構造と取付方法により、全高に渡る約5mm幅の吸音スリットを両側に設け、

内部に吸音材(ダイケンPET吸音ウール12枚)を充填、反射拡散効果と、内部吸音材による吸音効果を狙って作成した。

他の材料検討、特注カット材料の発注、取付金具類の検討と購入、加工方法の検討と必要電動工具と刃具の発注等を実施、

設計開始後2ヶ月強かけ、満足出来る音響タワーを完成させる事が出来た。

今後セッティングを詰めて更に改善を進めたく、アドバイスを頂ければ大変ありがたく思います。

なお再度の音響測定を依頼して客観的な検証をしたいとも考えています。

てつ

エージングすればサブシステムには十分

Rated 4.0 out of 5
2023年2月2日

前から、音工房 Z さんに興味がありましたが、メインはほぼ現行で満足していたのと、場所的な制約から購入する機会がありませんでした。(現行:SP Monitor Audio GS10、AMPU marantz PM8003)書斎のサブシステムの調子が良くなくなったので、次の物を探していました。Z702-Modena (Ver6)がちょうどよいサイズにリサイズされましたので、良い機会だと、昔の自作SP制作の虫が疼き、購入しました。購入前に現システムに効果があるかを確かめる為、Amazonで御社のスーパーツイーターを購入していましたが、大きな効果は得られず、これを使う機会も狙っていたことも購入の動機の一因です。さてクランプも一緒に購入し制作しました。カットが正確なので大きなミス(小さなミスはありましたが)はなく組みあがりました。音道の位置がミリ単位以下なのでボスがあるほうがより親切かなとお思います。クランプのおかげで組み上げは比較的容易ですが、やはり仕上げと塗装、特にペーパー掛けが大変で、工数がかかりました。さて音出しですが、メインのアンプに繋いで音出ししました。え!!て感じでした。酷かったです。100~150ヘルツぐらいにボンつきがあり低音がひどく不自然に感じられました。やってしまったかと思いつつこんなはずはないだろうと、エージングにかけることにしました。3日間ジャズ系の音楽を鳴らし続けたところ、ボンつきはかなりなくなり低音も素直に出てくるようになりました。10日位ならすと非常に素直な低音が出るようになりました。高音はフルレンジではやはり物足りず、スパーツイッターを追加し、2μ、0.82μ、offを切り替えられるように回路を作り、今のところ0.82μで聞いています。

これでかなりレベルがあがり、書斎のサブシステムとして非常にいいレベルとなり毎日堪能しています。小音量でしか聞かないのでサブシステムはクラスAの中華製パワーアンプにDAC(s,m,s,l su8)をつなぐ構成に変更しました。

これは個性のレベルなのですが、メインシステムと比較すると中高音の透明感が足らないこと、大きい部屋でのスケール感がどうしても不足する感じがあります。しかし、書斎のような小さい部屋では、中抜けがなく、少音量での表現力が気に入って毎日楽しんでいます。

kazusan

まさに再生音を越える再現音

Rated 5.0 out of 5
2023年2月2日

【Z506-Livornosub】

1月29日のZ506-Livornosubの視聴会参加させていただきありがとうございました。

今回の試聴会で、普通のリビングルームでも原音再生を目指せる事に奮起させてい

ただきました。感謝です。

試聴会の最初はZ1-LivornoにZ506-Livornosubの無しと有り。無しでも何ら不足無い

低音を聞かせていましたが、有りでは雰囲気が一変、圧倒的な重低音に圧倒されま

した。今回の様な上の帯域の低音・中低域に比しても負けないくらいの高音圧レベ

ルの重低音再生は聴いた事がありません。むしろ出し過ぎでは?と感じてしまいま

した。ソースの作成側もこのレベルまで再生されるとは思っていなかったのでは、

と思いました。

Z1-ivorno+Z506-Livornosubを24db/octカットのASP12000から18db/octカット+デ

ジアンに切り替えるとバッハのオルガン曲、ジュピターの女声ボーカルの表現が浅

く(演奏のキレが悪く)なるのを感じましたし、火の鳥の出だしにいたっては暗騒音

なのかソースの音なのかが判らなくなりました。これが被りの影響なのでしょうか。

一方、他のソースでは、その重低音再生に圧倒されるばかりで違いは判りませんで

した。よく知ったソースでないと違いは判り難いのかもしれません。

次のZ1000-Bergamo+Z506-Livornosubは圧巻でした。感動的でした。Z1000-Bergamo

は、ダクトのチューニング段階、最終形、キット版と試聴してきましたが、その時

に聴いた印象(記憶)を寸分も損なう事なく重低音(以降この様な被りの無い重低音再

生を超低音再生と称したい)が増強されています。バッハのオルガン曲はオルガンの

超低音が漂うだけでなくホールの壁や高い天井の存在が、ジュピターの女性ボーカル

は唇が生々しく空間にポッと浮かび上がるだけでなく温かみを持った身体の存在が実

体感をもって再現される様でした。そう、Z501スーパーツィーター等を追加すると音

場空間がぐっと広がる感覚が得られますが、このZ506-Livornosubによる超低音の追

加は、音場空間の実体化をもたらす様です。まさに再生音ではなく再現音です。

さて、こうなると極端な例ですが前回印象的だったZ700W-OMMF4MAICA一発使い+Z506

-Livornosubでは、どうなるか?両者のいいとこ取りができないか?と思っています。

佐渡 裕

この小ささでこの低音

Rated 5.0 out of 5
2023年2月1日

【Z506-Livornosub】

1月29日のZ506-Livornosubの視聴会参加させていただき、ありがとうございました。

小さいというのが第一声で、Z1-Livornoのスピーカー台ともはや変わらないです。

にも関わらず一般には充分じゃないかと感じさせられる低音が、中低音の膨らみも感じさせずに、スピード感を持って押し出してきて驚きました。マルチアンプ構成の凄さに感嘆致しました。

低価格のサブウーファー用アンプでも印象変わらず、お手頃価格でこの低音が実現できるのは非常に凄い事と思います。Z1-Livornoとの相性はとても良く、アンプ含めて組み合わせでCPで勝てる市販品は無いのではと感じました。

Z-Bergamoとの組み合わせでも効果は明白ですが、元々低音が出るスピーカーなためカットオフの使いこなしがいりそうかなとも思いました。趣味的には楽しそうでもあります。

平泉

Z506,Z1Livornoとのつながり、◎です

Rated 5.0 out of 5
2023年2月1日

【Z506-Livornosub】

今回久しぶりに貴社の試聴会に参加をさせていただきました。

私は、10数年前にサブウーファー追加にチャレンジし、全体のバランスを取る難しさから挫折した経験があり、今回どのようにアプローチして、どのような音を開発されたのか、興味を持って聴かせていただきました。

感想をまとめると

①Z1-Livornoのウーファ・ユニットと同じユニットを採用したシステムということもあり、つながりの違和感が全くない、非常にスムーズなシステムに仕上がっている

(おそらくDSPなど、細部のチューニングは苦労されたとは思いますが・・・)

②Z1-Livorno単品で完成度の高いシステムという印象を持っていたが、サブウーファ追加でさらにスケール感のあるシステムになっている

③Z1-Livornoを使う場合、一般にスタンドの使用を考えないといけないと思うが、スタンドのスペースで、上記②の効果が得られるサブウーファの追加は、メリット大と思う

今回のシステム、総合的によくできたシステムに仕上がっていると感じました。Livorno以外のシステムと組むとき、いかにチューニングを追い込んでいくのに苦労はすると思いますが・・・そこが、面白いところでもありますね・・・

私の準備した音源と試聴のポイントについて

自分の持っているスピーカー・アンプの組合せでテストし、どこをポイントに視聴するかを検討して、5枚準備してお伺いしました。

1.井筒香奈枝/時のまにまにⅣ④想い出のスクリーン/Gumbo/2014

 井筒香奈枝は、インテリアデザイナーとして出発したが、プロのシンガーへと転身を図る。

1970年代のアコースティックサウンドを好み、心を揺り動かす楽曲をハートフルに歌うことを身上とする。

(最近、英語の歌が多いですが、私は日本語のカバー曲が好きです)

彼女のCD・LPは、優秀録音盤として人気が高く、“ハイレゾの女王”と呼ばれている。

今回かけたのは、4曲目。最初の“el-b”が低くしっかりと出て、しかし膨らみすぎない、崩れない、さらにVoが電気で加工された感じではなく、普通に話しかけているかのように聴こえるか、がポイント。

2.Jheena Lodwick/①You Raise Me Up/(JVC XRCD)/2013.6

 音源はアナログ・マスター・テープ、JVCのK2-24bitADコンバータ、デジタルK2を使用して製作した高音質CD【XRCD24】

今回のような試聴会や友人のシステムを聴きに行くとき、私としては外せないCD。

 ポイントにしているのは、

①前奏0:20~バックのbが、メロディーの後ろでキチンと鳴っていること

 しかも締まっていて膨らみすぎないこと(きちんとフォーカスしているイメージ)

②口が見えるような、舌の動きがわかるようなボーカル

➂ボーカルとバックのバランスがいいこと

 Voのバックのインストは、インストとしての主張はしながらもVoを邪魔しない。

①②③とも、スピーカーやシステムにより、大きく鳴り方が違うところがチェック要素

3.MILES DAVIS/TUTU①TUTU/WARNER/1986

晩年のマイルスが1986年、何か新しいことをやろうと燃えて取組み、CBSからワーナーに移籍、アートディレクターの故石岡瑛子(1938~2012)にジャケットデザインを依頼、グラミー賞音楽賞、デザイン部門賞を獲得した1枚。

このジャケット、モノクロのマイルスのアップだけ。アルバム名も“MILES”の文字もなし。この発想がすごい。

音楽は、とにかく、アタマの一発”ダンッ”がカッコよく決まるか、オーディオにとってかなりハードルが高く、気持ちよく鳴らすのが難しいCD。一発目のキメと、マイルスの格調高いソロがたまらない魅力。オーディオ的には“きれいに鳴って・・・”では鳴らない。爆発する感じが欲しい。大型システムのように鳴らすのは無理としても、中域中心に密度感があって、雰囲気を感じさせ、楽しめる鳴り方をするかどうかがチェックポイント。

4.DIANA KRALL/LOVE SCINES①All or Nothing at All⑪My Love Is/IMPULSE!

①出だしのbとそれにかぶさってくるVo

このイントロの”b”とそのあとのg、ダイアナのスローな語りかけるように唄うVoのバランスをチェックするトラック

⑪jazzライブに行くと、時々聴くことのある“フィンガースナップ”

このトラックの“フィンガースナップ”、オーディオシステムごとにそれぞれ大きく違った音に聞こえるところが面白い。

(どれが正解か、は、わからないが・・・)

レコーディングとミキシングが、人気のアル・シュミット、とても音が生なましいところが魅力のCD

5.TRAN MANH TUAN/BODY & SOUL①BODY & SOUL /Made in Vietnam

サックスとピアノのデュオ、このMade in Vietnam のCD、サックスがすごい音で入っている。ラジカセやミニコンポでも感動する音だが、

オーディオシステムで聴くと、キーをたたく指の動き、音と音の間のブレスの音が聴こえ、生々しい。

デュオは、聴くにはつまらない音楽になることも多いが、この盤は例外。

私の音源での印象

音工房さんのシステムは、エンクロージャにBHBSを採用されるなど、小型のフルレンジでも低域をいかに出すか、という開発方針を感じていた。これは、ロック系など、迫力のある鳴り方を求める曲には◎だが、音源によっては、中低域がVoにかぶるように鳴ってしまうところがあって、少しチューニングで下を落とした方が私はいいかな、と思っていた。

(当然、音楽の趣味と音の好みの問題だと思います。)

その点、Z1-Livornoは、単品でも、小ぶりなサイズながら、バランスが良く、しっかりと中低域が再生され、いろいろな音源に対応できる良さを持っていると感じておりました。

今回、そのZ1-Livornoの下を広げるということで、興味を持って聴かせていただきましたが、上に書いた通り、スーパーウーファのつながりが良く、◎でした。

私の持参した1,2,4のCDの低域部、膨らんで少し歪みっぽい鳴り方になりがちですが、そういったことは全く無く、締まった低音が出てました。個人的な好みでは、量感はもっと欲しいところがあります。(f特的に伸びている、ということではなくて、エネルギー感)特に、3のマイルスは、きれいに鳴らすのではなく、一発目のキメにもっと迫力が欲しいです。(表現が難しいですが・・・)

私の前の方が、ワルターの“田園”をかけてくれましたが、かなり魅力的な音が出ていた、と思います。

クラシックは、コンサートに行くと、コントラバスやチェロの低音が、軽く弾いても、軽々と数メートル~2,30m離れていてもしっかり聴こえる、オーディオではしっかり出ないか、出ても重い低音になりがち・・・重くなるなら出ない方がマシ、くらいに私は思っています。

コンサートに行くとき、“予習(CDで聴いてから)”して行くんですが、CDでは気づかなかったピツィカートの音が、ポイント・ポイントで使われていることに気づくことが多いです。

クラシックは、ホントの“生”音、オーディオは電気、なかなかオーディオでは再現できない、別物の音になってしまう、(多分、録音時にすでにまともに入っていない?)

そんなことを考えながら、クラシックを聴いています。

今回、いい音が聴けて、非常に楽しい催しでした。

ありがとうございました。

イケさん

音工房ZはTANNOYを越えたか?

Rated 5.0 out of 5
2023年2月1日

【Z506-Livornosub】

Z601-OMOF101を購入以来御社のファンとなりました。

基本的に小型のシステムはうるさいだけで、音場を再現するに足らないものと信じ込んでおりました。

信じているのはTANNOYの15インチで、ゆったりとリラックスできる音場を醸し出してくれる素晴らしいシステムと思っていました。

ところが最近、タブレットやブルートゥーススピーカーが結構心地良い音場を醸し出してくれる事に気付き小型のシステムに興味を持った次第です。今回の視聴会では、最初にZ1だけのデモと次にZ1+Z506のデモ音源を聞かせて頂きましたが、Z1だけでも十分に低域が再現されていました。Z1+Z506では、デモ音源の最初にパイプオルガンの曲が再生されましたが、ホールのスケール感が一気に広がり荘厳な響きとなって聞こえたのには感動しました。Z501が出しゃばらないように控えめなセッティングになっていたので、重低音以外はZ1で十分で、+Z506は贅沢なトッピングで音楽を美味しく楽しめるものと感じました。

持参した音源で手島葵のボーカルをZ-Bergamo+Z506で聞きましたが、ボーカルの定位が素晴らしく手島葵の立ち位置が分かるかのようでした。TANNOYで味わえない10cmフルレンジのなせる業で感動ものでした。Z501に興味が有り視聴会に参加したのですが、今やZ-Bergamoに興味津々です。

はげ寺

低音もしっかり出て女性ボーカルが素晴らしい

Rated 5.0 out of 5
2023年2月1日

私のシステムは書くのも恥ずかしいようないい加減なものです。

音源はiPadのミュージックアプリを使っています。よく使われるBluetooth伝送ではオーディオとは言えないほど音質が劣化してしまうので、BelkinのAUZ002dqBKと言うAirPlay2アダプターを使ってWiFiで伝送しています。そうすると、ほぼ劣化なしに音声信号を伝送できます。ただし、この方法では時にプチッとノイズがのる事があります。このノイズはApple TVを使ったAirPlay2では発生しないようで、サードパーティ製の製品で生ずる一種のバグのようです。その点さえ気にしなければ、私の耳にはこれで十分な高音質です。

まとめると以下ようになります。

(1)音源:iPad

iPadのミュージックアプリで音楽を送り出し、AirPlay2でサンプルレート44.1kHzのデジタル音声信号をBelkinへWifi伝送

(2)Belkin AUZ002dqBK 

AirPlay2を使って受信し、サンプルレートを48kHzに変換したデジタル音声信号を出力

(3)Luxman DA-100 

中古で購入したヘッドホンアンプ

Blekinのデジタル音声出力を受けるDACとして使用

ここからアナログ音声を出力

(4)自作真空管バッファーアンプ

Yahooオークションで購入したもの

DA-100の出力が小さいので、ここで少しだけ増幅

(5)エレキット真空管アンプキット TU-897

2A3を使ったシングル真空管アンプ

(6)Z700W-OMMF4MICA

Yahooオークションで探した中古のTAOCのスピーカースタンドに設置

こんなシステムで聴いた範囲での感想です。

背面のスピーカーをZ-ModenaMK2とOMMF4MICAの両方を試してみました。確かにZ-ModenaMK2の方が低音が豊かですが、OMMF4MICAの方が高音域が綺麗に伸びていて、濁ることのない美しい音色で聴くことができました。低音域も、Z-ModenaMK2に比べると少し寂しいですが、しっかりとしたタイトな低音が聴かれ、私には十分でした。それで最終的に、背面のスピーカーもOMMF4MICAにしました。場所も取らず超コンパクトなシステムを作る事が出来ました。

masa

ブックシェルフの良さを生かしたまま、良質な超低域を追加出来そうです。

Rated 5.0 out of 5
2023年1月31日

【Z506-Livornosub】

1月29日試聴会に参加させて頂いたので感想投稿します。

●音工房Z奨励組合せ(Z1-Livorno+Z506-Livornosub/APA1200DSP/アキュフェーズ)

最初はサブウーハー有/無での比較試聴。従来のサブウーハーにイメージされた悪い印象(量感のみのブワブワ感、位相の乱れ、スピード不揃い等)は感じられず、良くできた提案だなと感じられました。ソースによりはっきり体感できるもの/出来ないものがあり、聴かれる音源によっては不要な場合もあるかもしれませんが、40Hzとはこういう事か。。。。貴重な体験をさせて頂きました。

●中華アンプとの組合せ

多少の粗さは感じられましたが、「比較しなければこれで十分」というレベルで大健闘でした。

●Z1000 Bergamoとの組合せ

調整にひと手間かかりそうですが、Z1-Livorn以外のスピーカーでも適応できる事を提示して頂きました。ただZ1-LivornoとZ506-Livornosubのウーハーは同一ユニットとの事、純正組合せの方が簡単に良い結果が出そうな事は明白でした。

●雑感

Z1-Livorno+Z506-Livornosubを組合わせると、見た目/大きさはまさに「普通のトールボーイ」です。ただ3ウェイと違い、ウーハーはアンプ直結/超低域のみ、コイルは入っていません。

ブックシェルフの良さを生かしたまま、良質な超低域を追加出来そうです。

新たな可能性が感じられます。

今回初参加させて頂きましたが有意義な休日になりました。ありがとうございました。

同一県内だが近くないファン

圧巻!

Rated 5.0 out of 5
2023年1月31日

【Z506-Livornosub】

インプレッション(持込デモ音源:パガニーニヴァイオリン協奏曲1番 カントロフ版)

圧巻です。

スピーカーの存在が消えて音場の裾野が一気に広がるイメージで一音一音がタイトでよりクリアになりました。

イメージとしては巨大なヘッドホンに自分がすっぽりと納まったという感じで音楽そのものに集中できます。

密閉型なせいか音質的にはMagico A3が聴感上似ているなと自分には感じました。

ただ圧巻なパフォーマンスを引き出すには相応のフィルタ・アンプ部と徹底した部屋の定在波処理の為せる技とも感じました。

あとZ1-Livorno単体のパフォーマンスの良さも見直してしましました。

自分の小さな部屋(6畳間)ならサブウーファー部をステレオではなくあえて1chにしてZ1-Livornoの2.1chのシステムも面白いのではないかもと想像が膨らんでしまいます。

以下個人的蛇足・・・

大山氏がおっしゃる通り昨今コンシューマー向けDSP機器が充実してきましたが、自分のような初心者には敷居が高いのも拭えません。

パッシブサブウーファーは自由度が高い反面、組み合わせ機器によるパフォーマンスの差が出やすいのも現実かなと。

実際今回聴けたAPA1200DSPでドライブした音は御世辞抜きで圧巻でZ506 subwooferのパフォーマンスを最大限に引き出せていると思いました。

一方でFOSTEX AP20dとモノラル FOSI AUDIO M03と比べると大関と小結ぐらい差を感じました(低音の伸びと制動力)。

APA1200DSPは素晴らしいが・・・

Dayton audioで出しているAPA1200DSPは現在日本には販売代理店がないらしく個人輸入に頼らざるを得ないとのお話をいただきました。

説明書はもちろん英語で保証もどこまで受けられるかも定かでないという意味でハードルが一気に高いかなと。

廉価なアナログアンプでも聴いてみたい・・・

今後もし再視聴会をしてもらえるのであれば廉価機器のアンプをデジタルではなくアナログにして(例:ベリンガーCPL150 や thomann S-100mk2)、チャンネルデバイダーをCX2310 V2などで聴いてみたいなと思いました。

この度は貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

gounod

Z506-Livornosubが来るのを楽しみに待っています

Rated 5.0 out of 5
2023年1月31日

【Z506-Livornosub】

1/29のZ506-Livornosubの試聴会に参加しました。 期待に違わず素晴らしい低音を出してくれました。 特にストラビンスキー火の鳥では超低音の楽器の細かい動きがよくわかりました。 実は本ウーファーは既に注文済みで試聴会に来る目的は別のところにありました。①Z1-Livornoとのマッチング(将来のメインSPになるかもしれない)、②FOSI製ウーファーアンプの実力確認、の二つです。 自宅には音工房の同じ13㎝ユニットを一つ使うバスレフ式ウーファー(Amazonルートで販売)を半年ぐらい前から使用しています。 これも素晴らしいのですが今回素性が分かっているユニットを2つ使う密閉型ウーファーということで躊躇なく注文しました。 大きさもピッタリです。 2月末が楽しみです。   蛇足ですが試聴で使ったAccuphaseのA級メインアンプは素晴らしいですね。 FOSIの実力も大したもので値段の差ほど音の差はないというのが私の感想です。

大山様ほか音工房スタッフの皆様ありがとうございました。 

渡邊 吉朗

意外な発見ができ面白かったです。

Rated 5.0 out of 5
2023年1月31日

【Z506-Livornosub】

1/29 今年最初のZ506-Livornosub試聴会に参加しました。

Z701-OMMF4 以来2年以上ほとんどの試聴会にお邪魔させて頂き、新作は勿論レギュラー品もほぼ聴かせて頂きました。ただ、Z505-Trentoだけは聴きそびれてしまいリベンジ?で聴きに来伺いました。

いつもは他の方のレビューを見るとバイアスがかかりそうなので、白紙の状態で好き勝手に書かせてもらっています。しかし、今回は自分の感想に不安がありカンニングさせてもらいました。Z505-Trentoのレビューも改めて読み返しましたが、それほど外れてはいなかったと分かり思い切って書きます。とはいいましても今回も動画撮影に参加して既に収録済みですので今更の感はありますが。

サブウーファーを追加する理由は、低音が弱い、もっと下の音域まで再生したい等があると思います。音工房Zのスピーカーは単体でも十分低域は伸びており量的にも不足はないと思います。毎回試聴会では大山さんの低音へのこだわりは半端ないと感じます。しかし、Z800-FW168HRでも低音が足りないという方もいらっしゃいますので、サブウーファーは必要なようです。

今回サブウーファーの追加でどの位単体と差が出るのかという点を基準に試聴会に臨みました。最初にZ1-Livorno単体、次にZ506Livornosubを追加してのデモと云う順番でした。フィルターはAPA1200DSPデジタルフィルーで途中からFOSTEX AP20D+Fosi Audio M03 のアナログフィルターに変更だったと思います。2曲目のホテルカリフォルニアまではサブウーファー有無しでの両者違いがあまり感じられず、単体でも低音の効いた生々しい音がしました。しかし、3曲目のジュピターのボーカルでアレ!と感じました。声が単体より生声に近く定位がはっきり感じられました。更に30Hz代の音の入った音源になると量感の差は勿論ですが、空気感やスピード感の差が歴然と出ている感じでした。FE108SSHPほどではありませんが音が前に飛び出す感じで、Z1-Livorno単体では音は左右には広がっていますが引っ込み気味で、悪く言えば平面的な鳴り方に感じてしまいます。

Fosi Audio M03 のアナログフィルターでは低音の圧は上がりますが、空気感までは感じられませんでした。フィルターの性なのかアンプの性かは分かりませんが、APA1200DSPと比べるとリアルさも劣ります。今回聴いてませんがハイロ―コンバーターは元々カーオーディオに比較的安価にアクティブ型サブウーファーを追加するための部品で、音質は犠牲にされていますので一時しのぎと考えた方がいいと思います。

個人の試聴時間はZ1000-Bergamoとペアリングして聴きましたが、私にはそれほど音の繋がりの悪さは気になりませんでした。サブウーファーを追加すると空気感が出て前後の奥行き感が感じられます。特にボーカル系やオーケストラ等には効果が高いと感じました。Livorno同士は同じユニットですので違和感がないのは当然ですが、他のスピーカーでも問題なく使えると感じました。特にAPA1200DSP等なら細かな設定もできますので、気に入った音に追い込めると思いました。

今回予想とはちょっと違った意外な発見ができ面白かったです。なぜそう感じられたかは幾つか理由が思い浮かびます。スーパーツイーターを追加すると本来再生帯域でない低音が伸びたり良く聞こえたりするように、サブウーファーの追加で中域に何らかの影響が出ているのでは。バスレフやBHBS(バックロードホーン)などはどうしても位相のズレなどの癖が音に影響を与える可能性がありますが、低域を密閉型のサブウーファーに受け持たせたことで癖が出にくくなり両方の良いとこどりができるのでは。大山さんも箱の設計で低域と中域を同じユニットが受け持つ場合、どちらかを上げると他方は下がる関係になると書かれています。あくまで私の妄想の域を出ませんが、サブウーファーが単に低音増強だけではなく音質などをコントロールできれば楽しいと思いませんか。

Z800−F168HR用のサブウーファーも開発予定とのことですが、価格と大きさ、どれだけの需要が見込めるか大山さんも悩んでいるようでした。今回のZ506Livornosubが88,000円デジタルフィルターを足すとウーンとなりますが、Z800−F168HR用はいくらになるのでしょう。

kochan

Z506-Livornosubから地響きを感じました

Rated 5.0 out of 5
2023年1月31日

【Z506-Livornosub】

1月29日、何度目かの視聴会にお邪魔してきました。今回の目玉はZ1-Livorno用のサブウーファー(Z506-Livornosub)でした。私自身のメインスピーカーがLivornoなので、サブウーファーを付けたときの音がどれほどグレードアップするかとても楽しみでした。

結論を先に書きますと、相当パワーアップします。音源によって印象が違うと思いますが、私が試聴したBill Evansのピアノトリオでは、サブウーファーの効果は控えめながら、ベースの安定感やピアノの濃密さがグッと増した印象でした。また、ドボルザーク交響曲9番の第4楽章冒頭の迫力には圧倒されました。フルオーケストラを聴くには、このサブウーファーは抜群の効果を発揮しますね。

ほかの方が試聴されていたフージョン系には凄い低音が含まれていて、地響きしていたくらいでしたが、要因としてLivornoの40ヘルツ以下を敢えてカットしていなかったため、Livornoも頑張って低音を出し、サブウーファーの音と重なったとのご説明でした。Z1000-Bergamoとサブウーファーの組み合わせでも同じ現象が起きていました。しかし、これはLivornoとBergamoが単体でも重低音を出す能力を持っているということだと思い、改めてこの2機種の素晴らしさを感じました。サイズ感はそこそこありますが、いずれ引っ越しできた際にはぜひ購入したいと思いました。

バルサ

20cmモデルを待ちます

Rated 4.0 out of 5
2023年1月31日

【Z506-Livornosub】

Z506-Livornosubの試聴会に参加してきました。

以前にZ505-Torentを買おうかと迷いながらその巨大さに躊躇しているうちに販売が終わってしまい、心残りがありました。その点Livornosubはとてもスマートで狭いオーディオルームにはもってこい。13cmの小口径ながらTorentの後継になり得る低音が出るのか確かめたいと思っての参加でした。

LivornosubはZ1-Livornoにマッチするとのことですが、Z1-Livorno自体がよく纏まったスピーカーですので、あえてサブウーファーを追加してまで低音を足す必要があるとは思えませんでした。でも実際にLivornosub有りで聴いてみると確かに深みが増して、デモ音源の一曲”火の鳥”はサブウーファーなしでは「録音が悪いな」としか思わなかったのに、しっかり演奏に聞こえるようになって驚きました。しかしながらコントラバスマリンバは、スピーカーの動きが目に見えるほどに頑張っていましたが、残念ながら部屋を揺るがすまでには至りませんでした。

メインスピーカーのトールボーイの補強にはちょっと足りないという印象です。夏に出る予定の20cmのモデルを待ちたいと思います。できればTorentより細身であってほしいです。

またLivornosubを駆動していたDaytonaのAPA1200が思ったより作りが良くて惹かれました。ただフルサイズなので置き場所に困りますね。

ああ悩ましい。

カレーの王子様

誰でもわかるその効果!

Rated 4.0 out of 5
2023年1月31日

【Z506-Livornosub】

Z506-Livornosubを視聴させて頂きました。

最初の視聴は、サブウーハー無しで、と言うお話でしたが設定間違いか、バッハのパイプオルガンでウーハーからも音が出ており、「接続間違いでした」と大山さんがおっしゃった時に、皆さん、「やっぱり!びっくりした」とおっしゃられていました。前置きが長くなりましたが、低音の入っているソースなら効果は直ぐに分かると思います。今回のセッティングは40Hzと45Hzの24db/octローパス、メインのスピーカーはフィルター無し、との事。このような使い方があるのかと勉強にもなりました。スパーツイーターの逆バージョン、のような感じでしょうか。そのため恐らくメインのスピーカー特性には殆ど悪影響は出ないのかと思います。チャンネルデバイダー(+アンプ)が必要になるかと思いますが、クロスポイントも色々調整出来れば自作派としては楽しみも増えるかと思います。ありがとうございました。

Tai

この楽曲にこんな低音が入っていたのかという新たな発見

Rated 5.0 out of 5
2023年1月30日

【Z506-Livornosub】

1/29 Z506-Livornosubの試聴会、13時の会に参加しました。

今回のサブウーファーがどれだけ低い音を再生してくれるのかが興味の焦点でした。

試聴会では初めにZ-1単体でのデモ音源再生があり、続いてサブウーファーを足しての再生がありました。

Z-1単体の再生で改めてZ-1を見直しました。

単体で充分に低音が出ているのでこれ以上要らないのではと感じたくらいです。

続いて聴いたサブウーファーを足しての再生。

音工房Zさんが集めた40Hz以下の低音が入っている音源、半数くらいはサブウーファー有無の差を明確に感じることなくZ-1単体でもいいのではと思いましたが、後半に流された30Hz台の成分がしっかり入った音源でサブウーファーの効果を実感しました。

Z-1単体では聞こえなかった音が部屋の空気を揺らすように響いたのです。

この迫力は凄いと思いました。

しかしながら、こういう40Hz以下の成分がしっかり入った音源は少なく、果たして投資に見合った感動があるのか、自問自答です。

人それぞれ判断基準が異なるのですが、今まで聴くことが出来なかった音が聴けることへの投資をするかしないか、すでに持っている音源もこのサブウーファーを付けて聴いたら新たな発見があるかもしれず、それは今回のサブウーファーを家に持ち込んでみないとわかりません。

ジワジワと心が揺れてきます。

要は40Hz以下の低音だけを抜き取ることができるLPF、好ましいのはAPA1200DSPのデジタルでフィルタリングする方なのですが、Fosi Audio M03 のアナログフィルター+アンプでも効果はあるといいます。

……迷います。

佐藤

設置スペースが欲しい!

Rated 5.0 out of 5
2023年1月30日

【Z506-Livornosub】

2023/01/29

(株)音工房Zさんの試聴会に参加しました。

■Z506-Livornosubの視聴会でした。11時からの試聴会、なんと私一人。贅沢な時を過ごさせていただきました。

試聴は、Livorno単体、サブウーファー駆動で、フィルターを2種類。最初にアキユフューズの特急品、続いてフォステクスと中華アンプの四万円程度のお手軽価格。最後にメインスピーカーをZ1000Bergamoにての試聴と盛りだくさん。

まず、サブウーファーの効果素晴らしいものです。音全体の空気感、厚み、重心が下がり全てに安定感が増します。フィルター、特急品とお手軽品違いはあります。しかし、実用的にはお手軽でも十分かと思います。切り替えて比較すれば、違いはあります。でも、ブラインドでやったらわからないような気がします。

試聴用に持参した、アルバンベルク四重奏団の演奏による、シューベルトの死と乙女の第2楽章。分離、溶け合い共に素晴らしい響きを聴かせてくれました。また、歌曲のCDではステージの立ち位置の再現が良かったです。

では、自分が導入するかといえば、スペース的に無理なんです。寝室の出窓にチョコンと置く程度しかない我が家では、不可能なのです。現在使用中のスピーカーはModena V.5と作成したばかりのBergamoの2機種。そして今回改めて、LivornoとBergamoの単体としての素晴らしさも確認できました。次のチャレンジは、Livornoを制作するか、スーパーツイーターにするか。楽しい迷い道に入った次第です。

ただ、スペースさえ許せば、サブウーファーはコスパから考えてもとても魅力的な音でした。

あばらかべっそん