音工房Zの商品は2009年の開業以来、
商品をご購入いただいたお客様からたくさんの商品レビューをいただいております。
ご購入様はこちらのページから商品レビューをご記入頂けたら幸いです。            

レビュー商品一覧

レビューのご投稿は商品ページごとに設置しあるフォームよりお願いします。
現行販売商品についてはお写真付きのレビューを送っていただいた場合500ポイント贈呈させていただいております。ご投稿いただいたお写真とレビューは弊社の公式Instagramに英訳投稿させていただく場合がございます。(販売終了商品、Amazon商品につきましてはポイント贈呈はいたしておりません。)

8センチと10センチのスピーカーで世界が変わるのを実感しました。

Rated 5.0 out of 5
2020年6月27日

6/26の午前中に届きました。

細かい所まで行き届いた包装で驚いています。二つ目の段ボールを開けたら、スピーカー面はこちらですというシールが貼ってあり気を付ける事が出来ました。上下に入っている発泡スチロールが上だけ角がカットされていて、指が簡単に入り取るのが容易でした。

スピーカー自体を包んでいた薄い発泡スチロールを止めるテープが養生テープでしょうか、薄い発泡スチロールを破ることなくはがせたのも初めてでした。

すぐにマークオーディオ2019年箱と入替え鳴らしました。全くエージングしていない状態。翌朝の27日は薄っすらシンナーの匂い(おそらく塗料の匂い)、が部屋に充満するという状態の評価は無意味だとは思いますが、一つだけ気づいた事があります。

テレビの大画面が、50インチ以下と以上で世界が変わるように、8センチと10センチのスピーカーで世界が変わるのを実感しました。

同じ部屋で、長岡先生の初代スワンの10センチを鳴らしたのが1990年頃。その後引っ越しした1997年頃から8センチのスピーカーをずっと使っていました。初代スワンの大きさがネックでアパートには置けなかったんです。2018年頃に仕事の都合でまた実家に戻り、

その時にマークオーディオ2018年箱に巡り8センチを続けました。翌年2019年箱に変え、エージングが済んだ素直な音で楽しんでいましたが、20年以上を経て再び10センチを同じ部屋で鳴らした事になります。

Z1000-FE103Aはブックシェルフタイプなので、10センチを机の上に乗せる事が出来るという信じられない様なスピーカーです。

そして、その10センチの威力を目の当り出来るスピーカーだと思います。いろいろ聞いて初代スワンの鳴り方を思い出しました。

まだ鳴らして2日目なので、スピーカーからの音離れは悪く、高域が固く感じられ音自体の評価は無意味だと思いますが奥行に深さを感じました。前に出るべき音は前に出るので、前後の広がりが、マークオーディオ2019年箱より倍増した感じです。そして音の存在感のリアル感。クラシックの交響曲で、マークオーディオ2019年箱では弦楽合奏の強烈な音が歪んで潰れてしまう所も、Z1000-FE103Aでは、

余裕でバイオリンの数まで見える様に鳴ってくれました。

これからエージングが進み、低域がどの様に伸びて行くのか、その低域が、コントラバスとベース、ドラムとシンセドラムの違い、そして、ライブ録音で感じられる超低域の暗騒音がどう表現されるのか、楽しみになって来ました。

IS

8cmのフルレンジで全体の音のバランスもいいです。

Rated 4.0 out of 5
2020年6月21日

仕事場に使うコンパクトで音のいいスピーカーを探していたところ、何かの機会でこのスピーカーキットを知りました。開発経緯などが紹介されていて、バックロードホーンのスピーカーにも興味があったので購入しました。

エンクロージャーの製作は、数十年前にオーディオ専門誌にて限定50セットのみ販売されたビクターのSX-500 Dolce II スピーカーユニット使った(故)長岡鉄男さんのダブルバスレフ以来、久しぶりでしたが、若い頃、いろいろ自作していましたので、問題なく製作できました。

Z701-Modena(V5)を開封したとき、スピーカーユニットをみて「え、こんなに小さいスピーカーで大丈夫なの?」という印象でしたが、エンクロージャーの加工は、すごく精度が高く組み立てるのに、苦労するところはありませんでした。過去、クランプがなくて、圧着するのに苦労した経験がありましたので、クランプも同時購入してました。

エンクロージャーの製作経験は、それなりにありましたが、オーディオマニアと言うわけではないので、音に関してのこだわりは、さほどありません。制作後、最初に音をだしたとき、こんなに小さいスピーカーなのに、低音が良く出ててすこし驚きました。いま、聞いているドルチェのダブルバスレフは、経年劣化でウーハーのエッジが堅くなってきているせいか、聞き比べると、低音の音色は、違いますがZ701-Modena(V5)の方が低音は良く出ています。

8cmのフルレンジで全体の音のバランスもいいです。仕事場である程度、音量を上げて長時間、聞いていても疲れない音色だと思います。

8cmのフルレンジなので、高域もある程度、出ますが、フルレンジの高音は、少し安っぽい音色なので、追加でスーパーツィーターキットを購入しました。

スーパーツィーターをつけると中高音から音色につや?がでて、数段ランクアップした音になりました。

フィルムコンデンサーは、付属の2ufと1ufを試しましたが、私は、2ufのほうが、好みです。

塗装は、砥の粉で目止めして、ステインで着色、サンディングシーラーで下塗り、つや消しニスで仕上げました。油性の塗料は仕上がりがきれいですが、取り扱いが大変なので今回は、すべて水性の塗料を使いました。せっかちな性格なので塗装を急ぎすぎた部分があり、すこし失敗しましたが、見るに堪えられないほどではないので、そのまま使用しています。

いろいろ書きましたが、Z701-Modena(V5)は、コンパクトで場所を取らないのに音がいいので、結構、気に入っています。スピーカーにほこりが付くのがいやなので別売のサランネットをつけ、長く使っていきたいと思います。

ちなみにアンプは、DENON PMA-1500RE と純A級真空管アンプをその日の気分に応じて使い分けています。音の違いは、さほどあまりありません(笑)

OT

貴重な図面やレポートを頂き有難うございました。

Rated 5.0 out of 5
2020年6月19日

貴重な図面やレポートを頂き有難うございました。時間がなくて未だ斜め読みしたばかりですがバックロードスピーカーを製作してみるつもりです。

以前に長岡さんのスワンを作って聴いていました。結婚して子供が出来てという過程で家のスペースが無く、処分してしまいました。今は単身生活の為、部屋のスペースが出来て再びチャレンジしてみようと思った次第です。

どんな音が出てくるのか楽しみです。

KY

参考になるものが有れば取り入れていきたいと思います。

Rated 5.0 out of 5
2020年6月16日

長岡鉄男さんの本を参考に自作をしてきました。仕事が忙しくて暫く自作から離れていましたが、又時間を作って作りたいと思います。ユニットも大分変りましたので、参考になるものが有れば取り入れていきたいと思います。

S

とても興味深く拝見しました。

Rated 5.0 out of 5
2020年6月16日

とても興味深く拝見しました。

私は73歳で、オーディオ歴は57年になります。S38(1963)コロンビアのステレオ購入、S42(1967)ダイヤトーン30cmスピーカーのボックス自作、S46(1971)以降、既製品のBraun、Focal、H27(2015)からB&W805 Diamond で聴いています。

自分では詳しい方だと思っていたのですが、お詳しいのに感心しました。インシュレーターや音響パネルの知識は皆無でしたし、木工の知識も浅いものでした。

コロナ問題が落ち着きましたら、一度伺って試聴させていただきたいと願っています。

ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

TG

長岡先生が様々なレポートを書いていたことを思い出しました。

Rated 5.0 out of 5
2020年6月15日

たしか45年ほど前に読んだことのあるオーディオ雑誌で長岡先生が様々なレポートを書いていたことを思い出しました。そのころ、わたしも合板でスピーカーBOXを作りフルレンジスピーカーを入れ、JAZZのレコードを聴いていました。久しぶりに作ってみたい衝動に駆られ、Z601-V2とZ-Modena MK2をアマゾンに注文しました。届いた品物を組み立て、音を鳴らして楽しみたいと思います。

ST

とても興味深くレポート読みました。

Rated 5.0 out of 5
2020年6月8日

とても興味深くレポート読みました。結果、V2,V5,ツイッターをかいました。

試しにV2を組み立てようと思ってキットを買ったのですが、V5との違いが気になり、続けてV5を買いました.ツイッターは今まで使っていた富士通テンのフルレンジスピーカーに追加してみました。元々、クリアな音が特徴のスピーカーでとても気に入って聴いていましたが、なぜかツイッターの追加で低温がよく響くようになりました。

V2とV5についてはやはり相当な差があります。V2は低音がよく出ているのですが音がぼやけます。V5はここはクリアーしていると思います。逆に高音が少し違うのかなと感じています。いずれにしてもこの値段でここまでの音が楽しめるのは驚きです.最近はハイレゾしか聞いていなかったのですが、また、CDでもいいかなと思える感じになってきました。私の感覚ではCDはハイレゾに比べて中音域が薄っぺらく感じます.のびがないというのかよくわかりませんが。このスピーカーはその部分が十分に生き生きしているように感じるのですが、本当かしら?

NUKU

吸音材についての解説部分はとても分かりやすく助かりました。

Rated 5.0 out of 5
2020年6月4日

自作ハイエンドスピーカーレポートありがとうございました。

まだ、すべてに目を通した訳ではありませんが、大変参考になりました。

特に吸音材についての解説部分はとても分かりやすく助かりました。

 定年退職し、今では金は無いが時間だけは有り余っている身分です。

暇を持て余しておりまして、若いころ一番楽しかったスピーカー製作を思い立ったところです。

若いころ、アンプ(真空管の時代)も作ったりもしましたが、一番はまったのがスピーカーでした。また、質問をさせていただく事が出るかもしれません。その時はよろしくお願いします。

N

毎日送られてくるメールに心を動かされました。

Rated 5.0 out of 5
2020年6月2日

こんにちは、大山様

5月の連休に何気にメール配信を申し込み、連日連夜、楽しく読ませてもらっています。きっかけはPAを(趣味で)やっている友人に、普通のオーディオスピーカーの音を聴かなきゃ耳が肥えないよ!と、アドバイスをしたことから、まぁ、作る喜びと、コンポなんかよりはいい音で鳴ることを前提にバックロードホーンを薦めました。連休中の二日間で完成し、倉庫で鳴らした時の本人の驚きは予想通りでした。古いソースですがオスカーピーターソンのプリーズリクエストです。バックロードホーンの図面は貴方よりのPDFをそのまま拝借しました。ユニットは本人が小泉無線で買ったFOSTEXの107NVでした。このPDFのお礼は後日Z-Modena Mk2 を自分が買わせていただこうと思っています。

実は自分は大昔のラジオ少年でオーディオも化石のようなヤツです(笑)

小学校の頃から真空管の電蓄を分解してはその部品で新たな電蓄を作ってみたり、御多分に漏れず真空管でステレオアンプを作っては改造、壊しては再度作り直し、改造・・・で、古臭いナス管の300Bなんかは避けて、いつの日かトランジスター、ICパックのアンプに至り、今はヤマハのPAメインアンプにCDダイレクトで小さなJBLのモニターで収まっています。ありとあらゆることをやってきました。最初のSPは励磁のPE20(型番はたぶん違いますが福音電気・パイオニア)でした。その後はFE103に始まり、フルレンジは片っ端から使ってみました。当然、その混変調歪が気になり、ネットワークも自分で巻いて、2ウェイ、~5ウェイまで行きつき、38ダブルでの5ウェイのマルチまで行きつきました。アンプもチャンデバも自作、メーカー品も試しました。(この間、何十年と最初のFE103の指定バスレフのはっきりとした音を忘れたことはありません)

趣味で?音楽祭をやっている関係でPA 機材はかなりの量があり、自作の大型スピーカーも多数あります。ですから何がいい音?ってのは未だに未解決のままです。

何しろ、ホールでガンガンに鳴らすロックの音量と、部屋で聴くCDの音は別物です。ここからすごく長くなりますが、大山さんの記事へのお礼になればという気持ちで自分の考え方をお伝えしておくべきかな?と。

部屋でコンプレッサーを効かせて録音されたソースはレコード、CDともに、オーディオマニアと呼ばれる人たちの嗜好品です。もちろん、自分も普通にそれで満足していると思います。その部屋の特性に合わせて好みに、アンプ、スピーカー、その他ケーブルから何からチューニングしていく楽しみと、それを語り合う友人。そこにシフトしたメーカー製品の数々。もちろん、世界的にもオーディオってのはそうだと思います。悪いことではありませんし、非難するつもりももちろんありません。自分もそうやって何十年やってきました。

オーディオメーカーの新製品発表会なんかも数知れず足を運び、開発者と議論を交わした恥ずかしい思い出もいっぱい・・・。

生のコンサートでの、特にオーケストラのあのダイナミックレンジがなぜラジカセでも鳴るのか?疑問に思ったことがきっかけになり、かなり考えが変わりました。レコードのEQの曲線を知ったのがそのヒントでしたが。生音=ダイナミックレンジ。エクスパンダーもいろいろ回路的に試した時期もありました。ノイズこそありますが、2トラ・38にこだわり、生録をずっとやっておられる諸兄には、ですから頭が下がります。ノイズさえなければ一般人が手に入れることのできる圧縮なしの音です。ハイレゾでなくても20000Hz以上入っていますから。CDだけを聴いていれば感じることがないのに、何故か同じソースのレコードを聴いた後にCDを聴くと5分で気分が悪くなる・・・これはアルファ波の出る出ないらしいですが。これも経験しました。

人は思い込みと勘違いの動物だそうで、オーディオってのは特にそれが著しいと思っています。高ければいい?のか? そんなことから大山さんのレポートにもありましたがある読者から「そのスピーカーはそのアンプでは鳴らないでしょう?!」とおっしゃる方が、まぁ、たくさんいますよね。これぞオーディオマニア!って感じの・・・。私に言わせれば(大変失礼ですが)そんなことあらせんわ!です。スピーカーユニットを分解してボイスコイルを見てごらんなさいよ!です。コーン紙はずして、ボイスコイルとマグネットの状態で9Vの乾電池繋いでみたらどうですか?ボイスコイル、飛び出しますよ!それに100Wのアンプ?30V近くがこの細いボイスコイルに流れるんですよ!、ツィーターのボイスコイルなんか、髪の毛より細いのもありますよ、え?ここに29V!え!・・・です。ボイスコイルの焼けたユニットは唸るほど見てきましたし、リコーン、あるいはボイスコイルの巻き直しまでやってきました(ツィーターを除く)。アンプのドライブ能力は内部抵抗で決まりますよね。ただ、一概にそうとも言えない現象は確かにたくさん経験してきました。でも、「そのアンプじゃ鳴らないでしょ!」ってのは思い込みの極致です。PA屋さんもかなりこのパターンが多いです。38・2ウェイに500Wのアンプとか・・・。で、スピーカーを飛ばす。やたらとこのパターンは多いです。私はJBLの38ダブルでも100Wのアンプしか使いません。音量を稼ぎたいときは更にスピーカーの数を増やし、アンプも同様です。アンプの出力で音量を稼ぐ方法はダメ!と、最初に述べた友人にもそのように伝えてあります。ですから自分の音楽祭で(オールジャンルです)スピーカーを飛ばしたことはありません。

ただ、PA用のアンプはホームオーディオの比ではないほど、音質がそれぞれ違います。これはかなり極端で、RAMSAとYAMAHAでは誰が聞いてもすぐにわかります。

私の音楽祭ではミキサーからGEQを通すだけでコンプレッサーは入れていません。普通、入れます。スピーカーやアンプが飛ぶからです。確かにコンプレッサーをかけた方が音は「飛びます」が、それは中域がどんどん上がっていくからリアルに音が「飛んできた」と感じる錯覚です。ギターアンプはその究極ですね(ユニット自体がコンプレッサーの役目をする)。

フルオーケストラで主席バイオリン奏者のソロ、それもピアニッシモから、一気に全員でドワーっとフォルテッシモで演奏しても、うるさくない、それでいて圧倒される音量、5絃コントラバスの地を這うような低域、バイオリンの倍音・・・超高域。コンプレッサーはもちろん生演奏ならかかっていません。これは自分の経験として大いに参考になりました。つまり、生のダイナミックレンジで、低域から超高域までバランスよく鳴っていると、大音量でも「うるさく」感じないのだと。

さて、それでもCDラジカセでもこのフルオーケストラが聴けてしまう不思議さ・・・。

これがホームオーディオの正体?かなとも思います。一生懸命チューニングをしていく楽しさ。私は音響機器には詳しいことは自負していますが(笑)結局、オーディオマニアではないみたいです。でも実にたくさんの機器の音は聴いてきました。

スピーカーで最も印象に残っているのはフィーストレックスです。理論値が半端なく、気絶するぐらいびっくりしました。あるオーディオマニアのお宅で聴かせてもらったのですが・・・。現存する「マグネットの磁界の中をボイスコイルが動く」形式のスピーカーでは私の知る限りでは究極(現時点の製品群のなかで)だと思いました。その方の部屋には名だたるスピーカーの名器と言われるものがたくさんありましたが、その方がこれを聴いてみてください!と言われ、よくあるピアノジャズトリオをCDで、デカいナス管の特注アンプ(出力は20W)で。もちろん、アキフューズ、マッキン、他、ウン百万のアンプもずらりとありましたが。そのナス管とフィーストレックスのフルレンジのバスレフの音はまさか!でした。私は感動のあまり「もう、他に何もいらないですね!」と思わず行ってしまいましたが、その方もそう、次元が違う音でしょ!と満足しておられる様子でした。あれ以来、もう10年以上前ですが、超リアルなあのユニットの音に毒されたままここまで来ています。あの音はないなぁ~ちょっと買えないなぁ~(それ相応の値段です、当たり前、あのユニットならその値段はかかる)。自分はそのころ、JBLの4343もどき(オールアルニコ、自分で制作、マルチアンプ駆動)で普段CDやレコードを聴いていましたが・・・次元がちがいました。たった一発のフルレンジに負けたどころか、音楽信号をここまで忠実に再現するユニットが存在するなんて知らなかったからです。

サラウンドについてですが、長岡先生のマトリックスはそれ以前からアマチュアの間では普通にありました(結線方法)。特許の関係でメーカーでは出来ないのですが(当時)、ドクター・ポーク・マシューのポークオーディオの初期の製品が完成形です。自分でも実験しました。通常のステレオスピーカーの配置に(内向きにしない)マトリックスのユニットをユニット中心を16.5㎝で外側に配置して製品化したものです。SDAといっていました。もちろん、アンプの負荷を考えて16センチユニットはすべて16Ωです。この方式の最高級器が当時のホワイトハウスに納入されたことで有名になりましたが。低域を補うために30センチ?のパッシブラジエターがついていました。自分もやってみました。これでレコード聴いた後に普通の2チャンネルには戻れませんでした。まるでヘッドホンで聴いているかのような音の広がりがあり、さらに、実験で普通の2チャンネルスピーカーの間に3×6合板を立てていたの端で顔をくっつけて聴いてみました。つまり、空間のクロストークを疑似的に板で遮断したのです。これもかなりリアルに広がりを感じました。録音はマイク1本で各楽器をモノラル録りで、それをマルチトラックで各楽器を同期させ、音楽ソフトになっていますよね。本来、各楽器、バイノラール録音でマルチトラックに録音してくれれば、楽器の奥行き感は出るはずなのですが、単に左右、中間にPANで位置決めをして「ステレオ」にしているだけですから、本来の空気感なんて嘘です。*クラッシックの一発録どりを除く。

だから空気感を出すためにビミョーにディレイや、リバーブが録音の際にかけられています。それがSDAで聴くと、もう、その録音状態がわかってしまいます。

ただし、SDA方式はスピーカー正面中央で聴かないと効果がうすれます。

パッシブラジエターについてはパイオニアのPE16を38ダブルのダクトに取り付けて38ダブルをパッシブラジエターにしてして鳴らしたことがありますが、低域が信じられないくらい伸びます。(遊んだだけですが)

フィーストレックスではないけれど、MFB《モーショナルフィードバック》もやってみました。これはのちにソニーやアイワがミニコンポで回路を精査して製品化していました。もとはオンキョーかナショナルです。ボイスコイル正面にもう一組巻き数の多いボイスコイルとマグネットを配してその発電をアンプにフィードバックさせるもので、16センチのフルレンジでも低域限界が1オクターブ下に伸びました。もちろん歪もグッと減ります。聴感上、ウーファーにしか効果がないため、いつの日か消え去りましたが、濁りのない重低域が得られました。ラックスで確か瞬間的でしたが真空管アンプで普通のウーファーにMFBをかけるアンプが出ていました。ナイショですが当時のこの回路図を数十年後にソニーのコンポの開発担当の一人にコピーをあげたら・・・2年ぐらいしてミニコンに採用したと思われる製品が出ました・・・。余談でした(全部か!(笑))

バックロードホーンについてはスピーカーユニットの穴に口をつけて叫んでみたら、中で声がワンワンと響きます。この時点でウ~ン?・・・です。でも音楽を鳴らせば豊かな鳴りっぷりですから、これはこれで人は満足できるのですね!もちろん、何本か作りましたが、当時は口をつけて叫んだことはなかったので解っていませんでした。あるときに試しにやってみたら、リバーブがかかったように中で響くので、これではどんなに制動力のあるユニット、アンプを使ってもなぁ・・・。でした。最初に書きましたが普通の友人はこれでも連休に作った物で大満足でしたから(りっぱにいい音でした)それでいいのです。

送っていただいたアンプの技術のPDFはもう、自分にはかなり難解なレベルでした。特にD級アンプの原理は知りたかったのでものすごくありがたいものです。

理に適っていると思います。

ただ・・・一度壊した正弦波(アナログ生音)は決して元の波形ではないので基本的にデジタルアンプは好きではない、でもCD聴いているし・・・これが嗜好品の趣味なんだと自分では理解しているつもりです。

自分では不可能ですが、決してアナログのノスタルジーではないのですが、ルボックスかアンペックスの78㎝アナログテープでマイク2本・バイノラール配置でトリオでもクワルテッドでもいいので生演奏を記録し、管球A級シングルアンプで(せいぜい3段増幅まで、自分はシンプルな回路しか信用していません、つまり、安いアンプ)フィーストレックスで聴いてみたいと、無理だからそれを想像して音作りをするかな~ってところです。でも、38、46、56、80cmのデカいウーファーも数持っているので倉庫でこいつらで遊んでみたいとも思っています(PA機材倉庫)。

それとは別に、Z-Modena Mk2で何がしてみたいかと言うと、何十年も昔のFMファンに掲載されていた長岡先生のテーブルタイプの(ステレオ)バックロードホーンでリヴィングのテーブルを作り、カミさんが映画を観るのに使ってもらおうかと!ユニットは若干上向きに取り付ければいいかな!初代FE83も数もっていますがたぶんモデナのほうが性能は良いのは記事から充分に伝わってきていますので。大山さんの原点?の音を聴いてみたいと思ったからです。きっと誠実な再生音だと想像しています。

まだまだ語りつくせないのですが、毎日送られてくるメールに心を動かされました。

またお話をする時があるやもしれません。(ホームオーディオに関しては化石のようなオジサンです!)ありがとうございます!

IH

オーディオの奥深い世界まで分かりやすく解説されており、大変勉強になりました。

Rated 5.0 out of 5
2020年6月1日

スピーカの自作はほぼ50年前、未だ学生時代にP610を平面バッフルにつけて部屋の両隅に天井から吊るして以来やっていません。その頃からのJazzファンですが、自作は初心者です。普段は小音量でJazzを聴いています。あまり音そのものへのこだわりはないのでオーディオファンではありませんが、最近ふと思い立って、小音量でも気持ちの良い低音が聴きたいと思い、ネットで調べているうちに、バックロードホーン に興味を持ち、その流れで御社のHPに辿り着き大変惹かれました。レポートは自作初心者に必要な基本的なことから、オーディオの奥深い世界まで分かりやすく解説されており、大変勉強になりました。今、最も関心があるのはZ701-Modenaですが、レポートを読むうちに是非作りたいという思いがますます強くなりました。近いうちに始めたいと思っています。その折にはよろしくお願いします。

Naoki

大変興味深く読みました。

Rated 5.0 out of 5
2020年5月31日

大変興味深く読みました。本当は20万のものを買うつもりですが、取り敢えず練習用に1万円のものをAmazonn を通して買いました。。色々、細かな作業が必要そうなので、最高のパフォーマンスが出せるようになるまでご指導をお願いしたいと思っています。

NUKU

これまでいかにいい加減な製作だったと反省しきりです。

Rated 5.0 out of 5
2020年5月29日

音工房Z 大山様

この度はスピーカー自作のためになる有用な情報をたくさんいただき,まことにありがとうございます。

私じしん,これまで長岡さんの影響を受けて,D3-Mark II,MX-1,スワン等4台自作してきました。それなりに満足いく音出しができ,不満はありませんでしたが,いただきました情報を拝見して,これまでいかにいい加減な製作だったと反省しきりです。これからぼちぼちD55を製作しようとしていますので,集大成としてごまかしのない作成に心がけていきたいと思っています。機会があれば御社のスピーカーも体験したいと願っています。

重ねて,ありがとうございました。

mandril

一番好きな所は高域の美しさです

Rated 5.0 out of 5
2020年5月27日

Z1000-FE103Aファーストインプレッション

凛々しい、透き通った空気を感じる。柔らかい、自然な音、とにかく美しい。

フルオーケストラ、器楽曲、ピアノソロ、ジャス、J-pop、ハードロック、ボーカルなど、全て質感、量感バランス、雰囲気とも素晴らしいです。もっとも、所謂高級SPとは無縁でしたので、今まで聞いていた音のレベルが低すぎたのかも知れません。

直近のSPはFF105wk(バスレフ自作)とDALI MENUETですが、10秒ほど聞いただけで勝負有りでした。

一番好きな所は高域の美しさです。上と同じ言葉になりますが、透き通った空気感、自然感、凛々しく且つ柔らかい。ピアノの繊細感、シンバルの抜け感、最高です。こんな感動体験は初めてです。エイジングによって音が丸くならないで欲しいと思います

その高域を支えるのが、中域の充実感。ぎっしり詰まった強靭さを感じます。これが有るから高域が映えるのでしょうね。

低域は出過ぎず、WELLバランスです。音域はかなり下まで出ており、音楽に余裕感が有ります。

半日ほど聴いて、家内にうるさいと言われないのに気が付きました。普段より大き目の音で聞いていたにも関わらずです。これには嬉しかった!あと、音量が少なくてもバランスが良く音楽が崩れません。これも重宝します。

このZ1000-FE103Aは一生のお付き合いになると思います。買って良かった。

ありがとうございました。

KN

音出しの感想ですが、正直に申し上げれば「まさか!」(笑)と思うほど強烈な印象でした

Rated 4.0 out of 5
2020年5月17日

先日Z701-Modenaを購入しました八木沼です。現在TannoyのTurnberryとST-200をメインスピーカーとしていますが、これまで3-wayばかりでしたので、一度噂に聞くフルレンジ一本でドライブする良質なスピーカーを自分の部屋で聴いてみたいと思っていましたが、良質な完成品の販売はないようで、ネットで御社を知って、昨年仕事を引退して時間もありますので自分でやってみようと思い立ちました。

初めてのスピーカー組み立てでしたが、御社の製作解説PDFを見ながら慎重に作業を行い、一週間ほどで完成することができました。丁寧なご説明、有難うございます。お蔭様で結構巧くできたと(自分では)思っております。

て、当家のリスニングルームは先のタンノイや様々な機器などがひしめき合い、スピーカーを設置する場所が限られていますので、専用スタンドを置くことができません。古いブラウン管型重量級テレビの台の上に乗せました。しかしこの台は長年重量物を乗せていたため上板の中央部が僅かに反っていましたので、近くのホームセンターで一番硬いアカシア集成材の板を購入し上板の上に乗せました。反っている部分は一応ゴム板を噛ませてあります。

まずはこの板の上に直置きして音を出してみました。因みに私はオーディオマニアでは決してなく、音楽マニアです^^; ピアノは今でも時々弾いていますが、そのほかにはオーボエとチェロを主にアマチュアオーケストラで弾いていました。従いまして聴く音楽のジャンルは99%クラシックです。それもモーツアルトとバッハを中心に室内楽と古楽、そしてオルガン(パイプオルガン)を聴きます。

そこで音出しの感想ですが、正直に申し上げれば「まさか!」(笑)と思うほど強烈な印象でした。中音域は美しいですし、高域も低域もこれほど見事に出てくるとは思いもよりませんでした。フルレンジですので、中音域が美しいだろうとは想像ができ、正にそれが導入の主目的であったわけですが。しかし高域がよく伸び、低域もこれほど豊かで迫力があるとは・・・。驚きました。

最初はよく聴くモーツアルトの弦楽四重奏を、そしてエージングを兼ねてバッハのオルガンと普段はあまり聴かない大オーケストラの演奏をいくつか大音量で次々に聴いていきました。フルオーケストラも大迫力で大満足でした。そして昨夜はリストやショパンのピアノ曲をいくつか。ピアノは素晴らしい。

まだエージング途中ですので、安定するのはまだまだこれからだと思いますが、アカシア集成材の上に直置きでは高域が硬く低域が少し鈍い感じがしました。これは予想していましたので、御社の木製インシュレーターを予めアマゾンで買って用意していました。まずは一枚ずつ四隅に置いてみると、高域の鋭さはある程度緩和され、低域も締まってきました。低域はこれでいいのですが、まだどうしても高域の硬さが気になり、もう一枚ずつインシュレーターを追加しました。そうすると高域は柔らかい音色となり満足しましたが、今度は低域の豊かさが多少減衰してしまいました。また一枚ずつに戻そうかとも思いましたが、高音域の美しさを殺すのは惜しいので、そのまま二枚ずつで固定しました。

それから、これはあくまで個人的な印象に過ぎませんが、このスピーカーは打楽器に強いと思います。オーケストラの打楽器(ティンパニや大太鼓)が強打すると、大オーケストラの中でも突出して聞こえてきます。弦楽器のピチカート(弦をはじく)音も強調されるようです。そしてピアノが素晴らしいということは、このスピーカーは叩いたりはじいたりが得意なのではないかなと思います。ギターなどの撥弦楽器も良さそうです。(今のところ)

ご参考までに、ドライブしたアンプはLuxmanのL-505uXIIでした。

長々と素人の戯言を述べ申し訳ございません。大山様のメルマガは内容が濃く、とても参考になります。今後共ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。

八木沼 信二

70の手習いになりますが、チャレンジ意欲がメラメラと沸いております。

Rated 5.0 out of 5
2020年5月15日

20~40年以上前のオールドオーディオファンですが、最近(ここ20年)は古いシステムが劣化し、AmazonPrimeMusicとウォ―久マンを簡単なブルートゥ―スSP接続しお茶を濁していました。

たまたま拝見した広告を拝見し、自作ハイエンドスピーカー大百科辞典のレポートを拝見させていただきましたが、一々納得することばかりで興味津々でした。特に本音が節々に現れるレポートは感銘ものでした。

70の手習いになりますが、チャレンジ意欲がメラメラと沸いております。ただ、長岡式の手作りSPこそ知ってはいましたが、木工経験がゼロなので試しにAmazonで、御社のZ601とZ-ModenaMk2を注文し、本日届いたばかり(未開封)です。

美味く組み立てられれば、更に上位SPにチャレンジしていきたいと思っております。

尚、お願いしたいことがあります。川上のアンプもリーズナブルなものを御社ホームページ等で紹介していただければ幸いだと思っております。

明日は、木工ボンドやクランプ・ハタガネ等をホームセンターに買いに行く予定で、いよいよ作業に取り掛かろうと思います。

FH

pdfを参考にして、自作にチャレンジしてみたいと思います。

Rated 5.0 out of 5
2020年5月14日

音工房Z 大山さま

御社の完成品には強い関心を持っています。現在、サブウーファボックス作成に挑戦したいと思います。

「25cmサブウーファボックスと、Z600との組み合わせの試聴。デジタルマルチチャネルデバイダ(ベリンジャー)」を参考とします。

百科事典3は特にR間で記載されているには驚きましたが、Rの効果をもう少し記載してほしかったと思います。

是非、御社のpdfを参考にして、自作にチャレンジしてみたいと思います。

Air

Z502に繋ぎかえて鳴らした途端、音の質そのものだけでなく音像も奥行きも空間表現も変わり驚きました。

Rated 5.0 out of 5
2020年5月9日

オーディオ歴は中学校から始めて半世紀のなります。最初に買ったスピーカーは当時の人気オーディオ評論家長岡さんがバックロードホーンを推薦していたことことからコーラルのBLー20Dでした。その後自作アンプに挑戦し金田式アンプにはまり、スピーカーもアルティック系のメイドインジャパン マクソニックのドライバーにホーン、38cmウーハーで長い間聴いていました、特に励磁型ドライバーに大型ホーンの音はトランジエントが良く米製のような癖が少なく気にいりました。残念なことに日航機事故で社長でエンジニアの方が亡くなりメンテナンスに不安がありましたが、大事に最近まで使用していました。

年齢も上がり孫も自宅にくるようになり大型ホーンSPに不安を覚えるようになったため小型のSPを探しましたが気に入った物に出会えず困惑していたところ貴社の存在を知り元々オーディオはアマチュアイズムが大切と思っていましたので試聴もせずZ800-FW168HR(完成品は木目の仕上がりが品良く部屋に馴染みます。)を購入しました。購入後大型SPを処分しセッテイングして視聴するまでに1年近くかかりました。音が出た瞬間に求めていた音がそこから紡ぎ出されてきたので大型ホーンSPの未練は消えました。

その後、Z1000-FE168NS、Z501とラインナップを揃えました。Z502の試聴した感想です。現行システムは、上記のスピーカーにフォステクス スーパーウーハーCW 250Aを追加したりしています。PL ヤマハGT-5000、カートリッジはデンオン、オルトフォン、オーディオテクニカ、SACD PLはエソテリック K-05x、アンプはエソテリックのプリメインアンプ F-03a、その他真空管アンプです。Z800-FW168HRにZ501を乗せて聞いていてホーン効果なのか音像が前に出るチューニングで満足していました。

次に、Z502に繋ぎかえて鳴らした途端、音の質そのものだけでなく音像も奥行きも空間表現も変わり驚きました。また、それまでは低音は少し硬く感じエージング不足かな思っていましたが、高域、超高域の質が向上したことにより低域の伸び質とも大きく改善し中低域の量感もアップしました、特筆すべきは、全域に渡って歪感が大幅に減少し見通しが良くなったことです。今までカチッとした歯切れの良い音に好感を持っていましたが、追加したことでエソテリック アンプのA級アンプが持つ角をほんの少し丸めた高解像像度なのにマイルドな音作りが生きてきました。最初のインプレッションはこんな感じです。

Z1000-FE168NS(長いので愛称を考えています。)の方は、フォステクスの指定のホーンツイーター を繋いで専ら真空管アンプで駆動してJAZZや邦楽を楽しんでいます。今般は、コロナウィルス対策でゴールデンウィークも家で自粛でしたが502スーパーツイーターのおかげで楽しめました。これからもアマチュイアズムのある素敵な作品を期待しています。

SK

自分でも体感したいと深く感じました。

Rated 5.0 out of 5
2020年4月23日

ブラインドテストは今まで自分が感じていた通りの結果であり、説得力がありました。一方、あまりに思っていたのに近いので自分でも体感したいと深く感じました。ありがとうございます。

SR

スーパーツィーターを追加してみたいです。

Rated 5.0 out of 5
2020年4月22日

スーパーツィーターを追加してみたいです。

たくりー

自作の世界の深さを垣間見る思いがしました。

Rated 5.0 out of 5
2020年4月21日

三度メールをいただき恐縮です。興味本位で申し訳ないなと思いつつもまことに面白く読ませていただきました。ありがとうございました。自作の世界の深さを垣間見る思いがしました。また、起業し、ご苦労の上に得られた貴重なデータや情報、ノウハウを惜しげもなくオープンにされる姿勢は素晴らしいです。今後もますます発展されることと思います。とりあえずお礼まで。

TF