音工房Zの商品は2009年の開業以来、
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レビュー商品一覧

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PDFレポートありがとうございました

Rated 5.0 out of 5
2020年10月25日

PDFレポートありがとうございました。僕は全くオーディオマニアなどではなく、20年以上前に買ったK’sというミニコンポを使い続けています。コロナの影響で土日のゴルフもなくなり、何かやることはないかとギターを買ってみたりする中で、たまたま、自作スピーカーのページをうろつくようになりました。

Netで少し話題になっていたPM-M0841CKというユニットを使い、百均のインテリアキューブをもとにして密閉型・パッシブラジエーター付きのキューブ型エンクロージャーを作って、自作第1号スピーカーを作りました。また、色々と調べていくうちに、音工房さんのページにもたどり着き、レポートを読ませていただいた次第です。

K’sのスピーカーに特段の不満があったわけではないのですが、何となく何か作ってみたくなり、いまは御社のZ701-Modenaがいいなぁと思いながら、作成レポート2のトールボーイ型を作ってみたいなぁなどと悩んでいます。

なんせ知識もなにもないので、吸音材はどうしたらいいんだろうとか、音道の角をとるにはどうしたらいいんだろうなどと考えるだけでも時間があっという間に過ぎていきます。

まだ、結論は出ていませんが、とりあえずいまの2Wayに高音部を補完してみようとAmazonで御社のスーパーツィーターキットを発注しました。変化を感じられるといいなぁと思っています。

長くなりましたが、まずは御礼まで。

sasa

例えるならOne Point Micで収録した音、ビンテージでなくボージョレーワイン

Rated 4.0 out of 5
2020年10月24日

 高評価が多いけど本当なの?低音共振出ないの?どんな使いこなししてるか知りたい。ソースはボーカルCD、Music Video、ピアノ協奏曲、TVのミュージックステーションなど。

 最初は低音の共振が気になってHi-Fi使用は止めてAV用に使用したが、TVのミュージックステーションのタモリの声がちょうど共振し、音工房のアドバイスで開口を調整したが治らなかった。使い道が無くて、買って失敗したと思っていたが、ケンウッドのミニコンポに繋いでトーン調整でバスを絞ってスーパーバスを上げると共振が納まった。その状態でツイーターを追加して聞いているが、これが音工房で言っているフルレンジ一発の音か!と納得した次第です。

 昔、会社合唱団(全国金銀銅レベル。金は住友系でした)発表会録音を依頼されて会社貸与の最高峰装置で録音しましたが、ミキサー通した音よりもセンターマイク二本(ステレオ)で録音したものが一番心地よく、不要?な音もなくて会場の雰囲気そのもの(臨場感が高い)でした。こいつはその感覚を呼び覚ましてくれます。

 例えばピアノはオンマイクだと細かい音を捉えますがグランドピアノの響きが出ないのでアップライトとの差が分かりません。オフマイクだと軽くなりますが臨場感が出て違いが出ます。

 Z701-Modena は正にオフマイクの音で、疲れなく何時までも聞いていたくなります。マニアックな重箱の隅をほじくるのでなく、コンサートのPAでなく生のような音をリビングでゆったり聞くのに適しています。おかげで別のHi-Fiのセットを聞くのが減ってしまいました

Runakuro

フルレンジ一発からの卒業 これは凄いものに出会いました。

Rated 5.0 out of 5
2020年10月24日

これまでフルレンジ一発(FE83-Sol、FE108EΣ、昨年のマークオーディオ@音工房Z)一筋でしたが、音工房Z殿の熱い商品説明/ストーリーを見て、初めて2wayにチャレンジ。音出し後、ちょっとした感動が続いています。これは素晴らしい!

<組み立て>

音工房Zとは、2019マークオーディオのMDFキット以来、2度目。ダボ付きのZ1-Livornoの方が圧倒的に組み立てが容易でした。箱組はあっさり終わりましたが、ネットワーク組み立ては、終わってみればそれ程難しくは無かったのですが、配線クロス等々何回も説明書を見直しながらの作業。

またフィンランドバーチ材は初めてだったのですが、最初はケバケバ多く、MDFの方が見た目綺麗と思った程。箱組み立て後、手持ちの紙やすりを3種類ほど番手を変えて、ゴシゴシ、手触りが激変。その後、塗装を上手く出来る自身がなかったため、一番簡単そうな蜜蝋ワックス(ターナーのAntique Wax)を塗り込み。直ぐに乾くし、色合い、手触りも良く、結構満足。

<機材他>

DCD-1600NEとPMA-1600NE、他にAudirvana経由でDSD音源を再生。主に、女性ボーカル系とクラシックのピアノ協奏曲系を聞いています。これまで、特に女性ボーカルは、フルレンジ一発の8cmがベスト、と思い込んでいたのですが。。Z1-Livornoは、何というか、音が鮮度良く分かれつつも纏まっているような音。これに比べると、(これまで澄んで聞こえていた)FE83-Solがボワボワで焦点がが合わない音に聞こえてしまいます。JacinthaのDanny Boy、テレサ・テンの空港、渡辺真知子のRainy Day等々聞いていて痺れました。

ショパンのピアノ協奏曲2番でこれまで聞こえていなかった音も発見する等、次は手持ちソースを聞き直す作業に入らざるを得ないようです。。音工房Zのお陰ですね。

そもそも2wayを持っていなかったので、もしかしたら、上記の感想は当たり前のことなのかもしれませんが、とても街のオーディオショップの陳列スピーカーでは出会えない体験でしょうから、御社のHPの誘因力と訴求力は素晴らしいですね。それ以上に製品も。

Kay

雑誌付録ユニットで実現した偉大なるモニタースピーカーZ701-OMMF4

Rated 5.0 out of 5
2020年10月23日

【Z701-OMMF4】

2020年10月17日(土)の音工房Zさんの試聴会に行って参りました。16:00からの回で試聴させて頂きました。

今回の主役は、今年のオントモムック付録スピーカーユニットのマークオーディオOM-MF4を片チャンネルに2本ずつ使い、ツィーターも追加したバーチカルツインのZ701-OMMF4と言うスピーカーでした。

他に試聴出来たのは、同じユニット1発を3.7Lの小型バスレフに収めた試作品と、音工房Zさんのオリジナルユニット1発のZ701-Modena(V5)でした。

今回は比較試聴の為の音量合わせ(能率差を相殺し各スピーカーを同じ音量で比較試聴出来るようにする調整)をしていないとの事で、能率差からくる音量差の影響で、Z701-OMMF4が有利になっているかも知れないとの事でしたが、多分そのせいだけではなく、Z701-OMMF4が圧倒的に良い様に感じました。

夾雑物無しに広い空間に音がさーっと広がっていく感じが唯一このスピーカーだけから聴けました。抜けが良いと表現していた方もいらっしゃいました。他の2機種では、楽器から発せられた音が、スピーカーの箱で引っかかる様な感じがして、別の喩えで言えば、スピーカーの箱でわんわん響いているのが少し邪魔になっていると言うか、そのせいで音場が狭くなっていると言うか、これを「こもる」と言うのでしょうか、そんな感じがしました。あくまでも比較の上での事ですが。

Z701-OMMF4では、声楽も生の声に近い、クセの無い感じで再現されました。クラシック以外のヴォーカルの一部では、Z701-Modena(V5)がハマっていい感じだったものもありましたが、全体的、総合的に言えば、人の声もZ701-OMMF4が良かったと思います。

低域のレンジはこの3機種の中ではZ701-OMMF4が最も広く、50Hz以下まで伸びていそうでした。

高域は、ツィーターを加えている事もあり、やはりこの3機種の中ではZ701-OMMF4が最も広く、聴こえる音の数が多い、表情が豊か、きらびやかな音も出せるが過剰ではなく煩くはない、良質かつ広帯域の高域を聴けました。

バッフル幅はユニットの大きさに比べてかなり広く、しかもフルレンジ2本とスーパーツィーターを有する2ウェイ3ユニットでありながら、音像定位や音場再現のいずれにも優れていたと思います。

モニタースピーカーとしての資質がある素晴らしいスピーカーに仕上がっていました。

他社さんにしてみたら、「マークオーディオさんと音工房Zさんでとんでもない事をしてくれたもんだ」と嘆き節が出てしまいそうな、クラスを超越した魅力的なモニタースピーカーの誕生だと思います。

試聴用に持って行ったCDは、生演奏に5回以上とか20回以上とか接した事がある、バリトンのヘルマン・プライ、ソプラノのエディタ・グルベローヴァ、テノールの村上敏明の各氏のCD、パイプオルガンのアレシュ・バールタのCD、そして、合唱とパイプオルガンも入ったエルガー「威風堂々」の入った「威風堂々〜イギリス音楽の祭典!」(ロンドンPOCL-1749(455 147-2)でした。

低音ソースでは、50Hzどころか、40Hzくらいの感覚まで味わえた様にも思います!

林猛

女性ジャズボーカルを楽しむために

Rated 5.0 out of 5
2020年10月23日

Z800-FW168HRを部屋の片隅に据えたのは、もう2年半ほど前の2008年4月だったと思います。早速大好きな女性ジャズボーカルを聴いてみました。ボーカルが浮き立つと言うのか、前に出てくるというのか、特に女声の低域が何か粒子が流れ出るように生々しく、中域~低域にかけての解像度の優秀さを感じています。

ツィータ領域の音も繊細で心地よく、良いスピーカを入手したと思いました。それは使い始めて2年以上経った今でも変わりません。デザインも含め完成度の高い素晴らしいスピーカであると思います。

Z800の前は、某社のモニターと呼ばれる2Way、25cmウーファ+ドーム型ツィーターを使っていました。これも気に入っていたのですが25年以上も使い続け、何時だったかウーファエッジの修理もしました。30年も経てば最近のスピーカユニットは使う材料が進歩しているだろうとか考えながらも、買い替え予定をしたのでもなく、2Wayスピーカを検索していたら、偶然にZ800-FW168HRの写真に出会ったのです。

先ずそのデザインの素晴らしさに驚き感動したものです。メーカは? 全く聞いたことがない。それでHPに詳細を見に行った所、開発経緯が掲載されていて丁寧に作られことが良く分かります。価格も手頃で直ぐにこれにしようと思いました。しかし、価格は手頃と言っても私にはそれなりの金額であり、メーカ名も知らなかった、現品も見ていない、納入は3ヶ月先になる、ネットで、クレジットカード決済で大丈夫かとも思いました。どうしたものか思案しましたが、調べているうちアマゾンでも販売していることが分かり、購入を決めました。今では笑い話です。

私の部屋へのZ800の設置ですが、前に使っていた2Wayスピーカの上に乗せました。それでウーファの高さ位置は床から60cm位になっています。

スピーカ背面は壁まで約35cm、左側壁まで25cm、スピーカ間の間隔は2.3mです。右スピーカの右側は部屋の入口が続いていてドアまで1.8mくらいあります。変則的配置ですが仕方ないのです。最初はスピーカをコーナーぎりぎりに置きましたが低域が膨らむ感じがするので、コーナーからできるだけ離すようにしました。結果、上に書いた配置になっています。

部屋サイズは3.5mx4.4m程で、スピーカから3m程離れて聴いていますが、聴取位置の背中側はベランダに出入りするための大きな全面ガラス窓になっています。残念ながら理想とはかけ離れた環境です。ガラス窓を全開にして聴きたいと思うことがありますが、閉めたままでも少し音量を上げると直ぐに1階からクレームがくるので(笑)、これも諦めてます。

ま、後期高齢に近づいた私は、5KHzは充分聞こえても10KHzは耳を近づけ何か出ているらしい程度、それ以上は全く分からないのです。これで音質を評価できるものか疑問に思うのですが、それでもこのを趣味止められないのです。

スピーカの駆動は、安物のSACDプレーヤに30年前に自作したFETパワーアンプを直結して使っています。アンプにトーンコントロ―ルはなく、出力はA級で4W、AB級で20W程度です。直流結合ですが電圧増幅段が1段だけのちょっと変わった構成になっています。

周波数特性と出力は測っていますが、歪率は測れていません。最近、スペアナをPC上に構成できるようなので、そのうち仕事を完全に止めたら試してみようか等思っています。

Z800を使い始めてから数ヶ月後、以前のスピーカの25cmウーファを活かしてみたい誘惑にかられ、サブウーファとして試してみました。以前のスピーカの内蔵ネットワークを取り外し市販の安アンプで駆動しました。2台のアンプ入口に6dB/octパッシブフィルタを付加しました。女性ボーカルの、息遣いのような低い音域までZ800に持たせるよう、クロス周波数は60~100Hzで試してみましたが、どこが良いのか確定はできませんでした。今は何となく70Hzで落ち着いています。私にとってサブウーファ付加の利点は、サブウーファだけ音量を変えられるので、ソースによる低域の過不足を調整できる所かもしれません。

音を出すスピーカが増えると違和感がでたりするので、サブウーファ付加するのが良いのか難しい所です。

最近、Z505-Trentoが発売されたので、これをいつか試してみたいと思っていますが、外形が大きいので、どうしたものかと考えています。

また、音工房Z様にはフルレンジのスピーカが種々揃っています。これらにも興味がありどこかで試してみたいとも思っています。

Z800-FW168HRについては、これを入手できて感謝しています。

音工房Z様はこれからも素晴らしいスピーカを販売されることでしょう。音工房Z様の更なる発展を願っております。

以上

TH

音は嗜好品

Rated 4.0 out of 5
2020年10月22日

Z505-Trentoのレビューを読む人は音が良いかを気になるので読んでると

思いますがオーディオの音の良し悪しは条件を揃えて評価されていないと

全く違う印象になり、音を出す空間を含めて条件を揃える事は現実的には

無理でボリュームの違いだけでも音の変化が大きく音に関しては個人的な

環境におけるレビューと捉えてください。

初めにこの製品はキット品なので音を出す前に当然組み立てが必要なので

組み立てに関して書きます。

今までも音工房様のキット品を購入されて組み立てた方でも注意する点が

あります。

注意点はその大きさと重さです。

組み立てをする場所の確保が重要でこのキットより長さが長いキットも

ありますが重さが違うため組み立て時には重いものを動かして作業できる

スペースを用意するのが良いです。

組み立て道具のクランプも大きさにあったものが必要になります。

道具と場所が確保できればダボ加工と切断精度が良いため組み立ては

それほど難しくないですがキャビネット、スピーカーユニット共に重量が

あるので落下等で思わぬ破損をしないように作業には注意が必要です。

ではこの製品の求めているのは何でしょう?

今まで音工房様のフルレンジ一発で低音がでるのキットを作成しましたが

本当にこの大きさのフルレンジででる低音にびっくりしております。

その一方で体で体験する低音が聞きたくなっていたところにこのキットの

発売を知り購入しました。

音は嗜好品と同じで好みがあるので音が良い悪いではなく自分が好きな音か

どうかだと思いますがこの音は体で体験できる低音を体験させてくれます。

サラウンドの低音のような体に響く低音という意味ではなく音楽を聴くうえで

感じさせてくれる低音です。

車で例えるならフルレンジ一発で出てくる低音は高性能スポーツカーのように

カリカリにチューニングして出てくる低音。

Z505-Trentoは運転手付きの高級車のように低音用のユニットを使用して

余裕を持たせて出てくる低音。

すごく一般的な表現化もしれませんが一般的だから忠実に再現されたキット

なのかもしれません。

聞く音楽ソースもフルレンジ一発はJAZZのボーカルに低音が効いたピアノや

チェロが演奏しているソースと相性が良く

Z505-Trentoは高音から低音までフルに入っているソース、交響楽団等

または低音がものすごく入っているソースを聞くと幸せになります。

結局このスピーカーは音がよいのかどうかは各個人の環境によって

違ってきますが私の環境では低音が出やすい空間なので少しボンボンし過ぎの

きらいがあります。この辺は空間環境が良くないので参考程度にしてください。

普段BGM的に気楽に聞くにはフルレンジ一発のZ700-FE88Sol OR Z700-FE108Sol

ですがZ505-Trentoはコーヒーを飲みながら優雅に週末に音楽を聴くときに

使いたいスピーカーのイメージです。

ふむふむ

面白かったです。

Rated 5.0 out of 5
2020年10月21日

面白かったです。まずは小さなZ601(V2)から作ってみたいと思いました。

FH

生の音に近い音が聴ける

Rated 5.0 out of 5
2020年10月20日

私の現在のスーピーカーですが、マッキントッシュLS330は少しうるさく感じましたが、このスピーカーは、うるさく感じません。長く聴く事が出来ます。組立ても素人の私でも、わかりやすく、BOXの正確さには驚きました。使用したアンプは、MA6800です。ソースとしては、オーケストラ演奏、クラシック、演歌当ですが、確認しましたが、非常に聞きやすく、疲れません。私にとっては良いスピーカーです。

今までの音とは違いました。やっと私の好きな音にめぐりあいました。

有り難うございます。

素人音好き爺

ドンがド~ンに!

Rated 4.0 out of 5
2020年10月20日

年金生活者 最後のオーディオとFW168を購入。

全体にクリアな音は良いのですが、ホテルカリフォルニア冒頭のド~ンがドンと軽いのが我慢できず、清水の舞台から飛び降りる思いでZ505が発売されたのを見て購入。

組立はFW168もですが正確な木材裁断のおかげでスムーズに出来ましたが、

初めてピアノブラック塗装に挑戦!不出来なのにとても時間がかかりました。

さて肝心の音は、期待通りにド~ンの音が出て感激!160Hz~250Hzあたりが膨らむ音は嫌いなのでFW168のバスレフポートに吸音材を詰めました。

過剰なブーミーな低音にならず必要な時に出る低音でVOを再生してもスケール感やしなやかさが加わりリッチな音になりました。

しばらく聴いていると何か不自然な違和感が感じられ、FW168とZ505の接続を説明書では

逆相接続ですが正相に変更したら私の耳には不自然さが解消されました。

後にプラスマグネットを購入低音の力強さが増した気がします。

年金生活者最後のオーディオ購入と思ったのに、今はTEACの安いプリメインアンプなので少しグレードの高いアンプが欲しい・・・オーディオは泥沼、欲望が恐い。

F.O

驚くほどのワイドレンジ

Rated 5.0 out of 5
2020年10月19日

【Z701-OMMF4】

少し前から、次の自作スピーカーはヴァーチカルツインで、と妄想していたところ、メルマガで音工房Zの新作が、ヴァーチカルツインになるということ知って、購入を即決しました。

 が、実際に試聴会に参加したらZ701-OMMF4の購入に迷いが出てきてしまいました。と、言うのも同時に試聴したZ701-Modena(V5)があまりにも素晴らしくて、朗々と弾む響きの良い音に魅了されてしまったのです。女性ヴォーカルにも艶があり音像定位も中央にポッと浮かび上がり、何を聴いても楽しく、低音も8㎝フルレンジ一発でこれかよ!と思わず心の中で唸りました。

対してZ701-OMMF4は、ニュートラルで驚くほどワイドレンジです。音像定位は、Z701-Modenaよりも当然大きいので、試聴距離を長くとる必要があり、広めの部屋でゆったりとした聴き方でより真価が発揮されそうです。

 最初に聴いた、Z701-Modenaの低音にも驚きましたが、続いて聴いたZ701-OMMF4はさらにその上を行き、低いところまで伸びながらも制動がよく効いています。全体的にややモニターライクな音の印象ですが、モニターライクといってもネガティブな要素は微塵もなく、あくまでZ701-Modenaと比較してソースに対してよりアキュレートという意味です。

今回、持参した試聴CDの一曲「ジョニ・ミッチェルA Case of You」は、自宅のシステムでいつも聴いていましたが、Z701-OMMF4からイントロのアコースティックギターの音が流れると、すぐにこのCDの録音状態があまりよくなかったということに初めて気づかされました。このように、ソースを忠実に再生するモニタースピーカー的な側面もありますが、ソースの粗をさらけ出すだけではなく、ピュアオーディオの観賞用としても十分に魅力的で響きの豊かな音を奏でてくれます。

 今回のZ701-OMMF4は、限定販売で、ヴァーチカルツインのBHBS(バックロードホーンバスレフ)という他にない形態、ユニットサイズからは想像できない低音、自作キットらしからぬモダンなフロントデザイン、市販品でこれと同等の音を出すスピーカーシステムはおそらく数倍の価格になるでしょうから、これはもう迷うことなく『買い』でしょう。

やはり、今の自分の好みとしてはZ701-OMMF4の方が合っていそうです。Z701-Modenaは【V6】が出たら、またその時に購入を検討したいと思います。

HK

箱の威力と技術力に驚愕

Rated 5.0 out of 5
2020年10月19日

【Z701-OMMF4】

Z701-OMMF4 試聴会に参加させていただきました。

視聴させていただいたのはOMMF4 4L弱の箱(比較用だと思います),Z701-Modena,Z701-OMMF4,OM-MF519(Z701に近いサイズ?),Z1-Livornoです。

現在、私も4L程度の箱に入れており、どうしたものかと思い、今回参加させていただいたのですがZ701-OMMF4は圧巻でした。ここまで化けるのかと。

Z701-Modena,OM-MF519よりも低域も出ていてレンジは広いのではないかと思います(スーパーツイーターも付いているので当然と言えば当然かもしれませんが)。ツイーターがあるとは言え基本はフルレンジの考え方だと思いますのでレンジの広さに加えて恐ろしくクリアな音です。Z1-Livornoとの比較は口径も異なるので低域ではZ1-Livornoにはかなわないか、と思いましたが全く引けは取っていないと思います。鳴り方が結構異なりましたので、ソースによってはZ701-OMMF4の方が心地よく、楽しく聞けるものもありました。

ただ、私はMarkaudioの音を非常に気に入っておりますので、「あの音自体が…」と思われている方は上記はあまり参考にはならないかもしれません。確実に言えるのは、音作りに関しての音工房Z様の技術力は本当にすごいとです。音域のバランス、音場感、透明感、このあたりは何年かかっても素人自作ではなかなか厳しいかと思います。まだ予定価格とのことでしたが6万円台程度でこの音が手に入るのかと思うと十分以上に価値はあると思います。大口径のサブウーハーを入れたマルチなどの様な下っ腹に来る低音の量感までは望めないと思いますが、一般家庭の部屋で鳴らすには十二分のレンジの広さとフルレンジのクリア感がしっかり楽しめる仕上がりだと思います。ここまでのレンジの広さとクリア感の両立はと、つくづく思いました。一番感じたのはこの点でしょうか。

今後も良い商品開発をよろしくお願いします!

Tai

自作派のリファレンス機

Rated 5.0 out of 5
2020年10月19日

用途:

現在我が家のメインスピーカーとして使用しています。

使用機材:

現在はマランツNR1200でAmazon Musicを中心に聴いています。

購入の経緯:

実はZ800-FW168HRのキット設定に大山さんが悩んでいた際に行ったアンケートでは「買わない」に投票していましたが、Z505-Trentoの開発の際に開かれた試聴会に興味を持って参加した際にZ800-FW168HR(V3) をじっくりと聴く事が出来、充分納得の上で完成品の標準ネットワーク版の購入を決めました。

B&Wのフロア型スピーカーnautilus 802とのブラインド比較試聴では10曲中8曲で802に軍配を挙げていましたが、(どちらが鳴っていたかはほぼ分かりました)実売価格差と比べてクオリティの差は少ないとの判断で、当時は値上げ前でしたのでかなりお得感もありました。

音の所感:

良く聴く定番の名演・名録音盤「アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション」の一曲目の“You’d Be So Nice To Come Home To”では、音量をアルト・サックスに合わせた場合に小型スピーカーではベースラインが寂しくなりますが、このスピーカーなら充分な音圧で再生しているので、ボリュームを絞っていても十分に各楽器の音を楽しめます。

低音ユニットはミッドバス的な性格なので制動が効いていて締まりがあり、スペック表示通り40Hzくらいまでのソースであればサブウーファー無しでも必要充分だと思います。

ユニット的に若干制動が効き過ぎていると感じた事もありますが、慣れてきた最近では、緩いよりは良いのではないかと思っています。

このスピーカーの場合は元々必要な低音はほぼ出ているのでサブウーファーの追加はソースによってはメリットがありますが、3Way化によってデメリットの出て来るソースもあると感じられました。ソースによって2Way/3Wayの切り替えも可能になっているので本音を言えば完成品が欲しかったのですが、設置スペースが厳しい事や一人で移動は難しい重さという判断もあって見送りました。

とはいえ、現状でも背面が壁に近い為もあって音量を上げて行くと低音がやや多くなる印象もありますので、バスレフポートを若干カットするかスポンジなどを軽く詰めてチューニングしてみた方が良いかな?とも思い始めています。

イーグルスのHotel Californiaのドラム音も、例えば私が使ったZensor1やSX-V1Mの様な小型ブックシェルフでは出ない量感で、しっかりと制動された低音で出て来ます。SX-V1Mの低音は結構量感はあるのですが解像感があまり良いとはいえず、オーケストラなどでも音がゴチャッと混ざった感じに聴こえました。

マグネシウムツィーターの高音は上品で煩ささも感じられず、質が高い印象です。

実は到着後、最初にアッテネーターの12時の位置がセンターだと勘違いしてわざわざ直して聴き始めたところ高音不足で、おかしいと思って聴感で+3dB程の位置に調整し直しました。後で確認したところ、丁度音工房さんの推奨位置となっていて安心しました。

Z1000-FE103Aの試聴会で聴いたB&Wのブックシェルフスピーカーの805 Diamondの記憶との比較では、エリッククラプトンのアンプラグドの”Before You Accuse Me”で聴こえる拍手の音がB&Wの805 Diamondでは”パチパチ”というより”ペチペチ”という感じになり、手拍子の音も周りの音に埋もれて小さくなりがちであまりクッキリはっきりと聞こえて来ませんでしたが、このスピーカーではきちんと聴こえます。おそらくB&Wでも新しい機種はこのあたりはきちんと聴こえる様になっているとは思いますが、価格はかなり変わって来ると思います。

その他、ライブ録音の拍手の音や指を鳴らす音の入ったソースで指を鳴らす音でも同様の違いを感じました。

クラシックのピアノやヴァイオリンも綺麗に再生されますし、宇多田ヒカルさんの”Automatic”の様な打ち込みを多用したソースの再生も音が固まらずにきちんと再生されるので相性も良いです。 

優秀録音盤のソフィー・ミルマンのアルバム「Sophie Milman」などでは、これぞハイファイというサウンドが堪能出来ます。

総じてクリアでハイファイ調な音色で、ジャンルを選びません。

質の良いフルレンジの方がフレッシュで滑らかな音を出す帯域もあるのですが、一台で何でも聴きたいならこのスピーカーは最適だと思います。

バックロードの様な付帯音や響きといったクセも無い為、バックロード派にもリファレンスとしてお勧め出来るスピーカーで、色々なスピーカーを評価する時の基準機としても最適だと思います。

ただ、完成品をいきなり買うには勇気が要ると思いますので、行ける方は試聴会を活用して聴いてみて欲しいと思います。

自作派・音重視の方であればキット品のコスパは最高なのではないかと思います。

私はデザインが気に入って完成品を購入しましたが、筐体は頑丈そのもので、特にフロント周りは市販のブックシェルフとは比較にならないレベルで、試聴室で爆音にした際はさすがに箱鳴りが感じられましたが、我が家で出せる音量では全く感じられません。 

尚、注意点としては、ユニットも重量級という事もあってかなりフロントヘビーですので、スタンドへは底面のM5のネジ穴を使って固定した方が安心ですし、音にも良いと思います。

また、重量バランスに加えて塗装がツルツルしているので、持ち運びの際は落とさない様に若干気を遣いました。

〈以 上〉

ヒロタカ

クセの少ない、音場感のある普段聞き用スピーカー

Rated 4.0 out of 5
2020年10月18日

【Z701-OMMF4】

LPがHi-Fi化された時代からのオーディオ・ファンです。

今ではホーム・シアターに38cmウーファーを含むマルチ・アンプによるオーディオ・システムを自作して楽しんでいます。

こんな大袈裟な音ではなく、普段聞き用にフルレンジ一発のサブ・システムが欲しくて何個か箱を作りましたが今だに気に入った物が出来ていません。

今回御社の Z701-Modena(V3)を知り、試聴する機会を得ました。

正直、これはいかにも「箱が鳴っています・・」という私の一番嫌いな音でしたが、その横に有った Z701-OMMF4 には驚かされました。

こちらは、女性ボーカルもピアノもはっきりと前に出て聞こえ、更にその後ろにある残響音が空気のように漂って聞こえました。

低音も8cm二本とは思えないほど出ていました。

御社で準備されたソフトでは驚くほどの超低音が出ていましたが、私の持って行ったソフトではもう少しベースが出ても良いのではないかと思いました。

クセの無い音はユニットの特性かと思いますが、もっと低音を出すために16cmに交換などをするとバランスが崩れて変な音になるのでしょうね。

同時に聞かせて頂いた Z800-FW168HR(V2.6) ですが、測定器による周波数特性などは非常に良く制御されているのでしょうが、やはり箱が小さいせいか抑圧された感じの音で長く聞くと疲れるのでは無いかと心配です。

今回のような色々なスピーカーを聞き比べる経験は初めてでしたが、ソースによってスピーカーの性格が変わって聞こえることを知り、貴重な経験でした。

有り難うございました。

QK

音工房Z-初バーチカルツインの低音にビックリです

Rated 4.0 out of 5
2020年10月18日

【Z701-OMMF4】

音工房Zさんが用意された音源の試聴で気が付いたのは、今回の新作である「Z701-OMMF4」は30-40Hz付近の低音を唯一感じ取れたことです。「Z701-Modena」を含めた他のモデルではこの帯域は明らかにレベル差がありました。恐らく、製品開発ではこの点に注力してチューニングされたのではと想像します。

続けて、試聴参加者独自音源による試聴タイム。私は2番手で試聴しました。音源は前回と同じものをCD-Rで持ち込みました。なお4番目の箱は私のオーダーで直近入手したZ1-Livorno(キット品)に変更してもらいました。

1曲目は Brian Bromberg/Come Together 

(1)Z701-Modena、(2)Z701-OMMF4、(3)OMMF4+MDF、(4)Z1-Livornoという順番で聴き比べました。バージョンは古いですが、Z701-Modena(V2)を所有していますので、それも基準となりました。8cmユニットにしては十分低音は出ているのですが、Z701-OMMF4に比べてしまうと物足りなくなります。やはりこの30-40Hz付近の量的違いはこの楽曲でも顕著でした。

2曲目は Giorgia Fumanti/Campi d’Oro

女性ボーカルで中高域をチェックしました。Z701-OMMF4は、鼻に掛かる様な変な癖はありませんでしたが、2WAY機のZ1-Livornoの全体バランスの良さと比較すると多少高域のキツさを感じます。OMMF4のキャラクターによるものなのか、スーパーツィーター(カットオフ周波数が不明の為)によるものなのかは分かりませんが、フラット指向のZ1-Livornoと比較してということになります。メリハリがある出音を好む方、ロック・ポップスを中心に聴かれる方はこちらの方が良いと思いました。

3曲目は山中千尋/Life Goes On

この曲ではスピード感、音の分離などをチェックしました。

Z701-OMMF4は、音数の多い楽曲でも団子になってしまうことなく、一つ一つの音を聴きとることができました。またスピード感についても、もたつくことなく再生出来ていたと思います。

Z701-Modenaに対して、一回りほど大きいエンクロージャーですが、フルレンジ2発+スーパーツィーター+フロントダクトがあるので、バッフル面のデザインも間延びすることなく纏まっていると思います。それと縦に2本入る溝もデザイン面ですっきりとさせるのに効果的ですね。もし、入手したら仕上げをどうしようかと大いに悩みそうです。

toby

聴いてみなければわからない、想像を絶するクオリティ

Rated 5.0 out of 5
2020年10月18日

【Z701-OMMF4】

また音工房Zさんにしてやられました。

今年のONTOMOMOOK付録のマークオーディオ製ユニットOM-MF4を2発、バーチカルツインで配したという箱が完成しその試聴会に参加しました。

初めに、用意された低域が多く入ったソースでZ701-Modenaと上記の新開発スピーカー、それにOM-MF4を1発を小型バスレフ箱に入れたものと、3種を聞き比べる試聴がありました。

新開発のバーチカルツインは6cmユニットとは到底思えない低域の再生能力と、真ん中にZ501のスーパーツイーターを加えていて、想像していたクオリティや再生可能音域を見事に超えて、空いた口がふさがらないほど。

比較に置かれたZ701-Modenaやユニット1発の小型がかわいそうになります。

Z701-modenaのときも度肝を抜かれたましが、今回はその上をいく驚きでした。

6cmユニット2発、振動板の面積では8cm1発とあまり変わらないのですが、もっとずっと大きなマルチウェイでもなかなか出せない30Hzの音を出せてしまっています。

音はバランスよく、キレの良い高分解能の好ましいもの。

我が家で最近完成させてお気に入りのZ1と比較しなら和太鼓、ボーカル、ジャズなどを聴いてみました。

今我が家ではバランスのいい音を聴かせるZ1が標準機のようになっていて、NS-100Mのツイーターやスコーカーのアッテネーター調整の参考にするほどになっていますので、Z1との比較をしたのです。

低域の伸び、ボーカルの生々しさ、この試聴で見る限りこの新しいスピーカーはZ1の上、1クラスか2クラス高価なものに感じました。

小口径故に超軽量な振動系が僅かな信号も漏らさず再生し、大山氏の練り込んだエンクロージャー設計で想像を絶する低域までカバーできています。

ただ音像の定位は2発使いのためZ1に対して優れているとは感じませんでしたが不満に感じるものではありません。

少なくとも音工房Z試聴室ではこの新しい方が好ましく、Z1は物足りない印象が残っていましたが、果たして我が家の環境ではどうなのかということで、まだ耳が覚えているうちに帰宅後我が家の部屋で改めてZ1をメインシステムにつなぎ同じ曲を聴いてみました。

部屋とドライブするアンプの違いが大きいのか、我が家の環境ではZ1で充分に満足できる好ましい鳴りっぷりでした。

もし我が家にこの新しいスピーカーを持ち込んだら、或いは少々耳障りな音になるのかも知れないと、若干心配になります。

今回のスピーカーは限定販売になってしまうのが本当にもったいない、素晴らしいクオリティのものですが、好みや環境で多少評価が分かれるかもしれません。

佐藤 正則

B&Wのロゴと取れないネットをつけて市販すれば50万円以上の価格で売れる。

Rated 4.0 out of 5
2020年10月17日

【Z701-OMMF4】

2018年のOM-MF5(8cm口径)以来恒例となったマークオーディオの付録ユニットの箱が開発されたというので、2020年10月17日(土)に視聴してきた。今回のユニットは6cm口径でOM-MF4という型番である。これを1台当たり2個垂直に並べスーパーツイーターを加えた設計のスピーカーが今回の新製品(これを2とする)である。この新製品と比較した2台のスピーカーは、今では3万円前後で販売されているBOSEのデスクトップスピーカーより少し大きめのOM-MF41発のスピーカー(これを3とする)と名だたる高級スピーカーと肩を並べるCPの高いZ701-MODENA(これを1とする)である。但し、いつもの数十万円の高級スピーカーとのブラインド比較試験は無かった。今回の視聴会でブラインド比較試験が無かった理由は、スピーカー2を聞いてすぐに理解できた。すなわち市販されているいかなるスピーカーとも異なるモニタースピカーという性格だからである。このようなスピーカーは、おそらく好き嫌いが明確に分かれるのではないか。ちなみに当方はこのスピーカーは横置きにした状態が好きなスピーカーである。

いきなり今回の新製品の結論を書いたが、今回の新製品は6cmの小口径ユニットにもかかわらず低域までよく伸びており、スピーカーの大きさからは想像できない周波数レンジである。当方は70近いので高域は悲しいかな若い人のように聞こえないが低域は十分に聞こえる。電車の中で腹をすかせた乗客の音まで気になるくらいである。また、高域は聞こえないが、スーパーツイーターがついているので、20KHz以上は確実に出ている、と目視で理解できた。ゆえに箱のサイズにおいても広い周波数レンジの驚くべきスピーカーと評価させていただく。音像定位その他の性能について、この1台だけを聞く限りにおいては不満は無いスピーカであり、B&Wのブランドと外すことのできないネットをつけて市販すれば50万円以上の価格で売れる可能性がある。

好きな人は好きになるスピーカーである。ただし、最初に書いたように当方は横に設置した状態がデフォルトとなるようなスピーカならば、購入するが、縦位置でB&Wと読ませるならば購入しない。理由は音の広がり感が今一つなのである。これを横に設置するとよくなるが、定位感が悪くなる。

このスピーカーのずば抜けた長所は、サイズから想像できない周波数レンジであるが、これも不満点はある。周波数レンジは広いが、その低域はお腹を揺さぶるようなパワフルな低域ではなく、鼓膜をかろうじて揺らす程度の低域である。しかし、その過度特性は優れており、鬼太鼓のCDを聞くと大太鼓がたたかれた余韻まで再生している。ただし、この大太鼓の迫力感はスピーカ-1が勝るのだ。スピーカー1とスピーカー2を比較すると、明らかに低い方のレンジはスピーカー2が伸びている、と誰もが理解できるのだが、迫力ではバックロードホーンのスピーカ-1が勝るのだ。

ただ、日本の家庭の居間に置くならば、スピーカー2程度の迫力でも我慢でき、B&Wのロゴでもついておれば、50万円支払っても十分に満足できるスピーカーだろうと思われる。

最後にスピーカー3について。これは、デスクトップスピーカーとして割り切ると、無印良品としてBOSEに勝るスピーカーである。これにヤマハの実売4万円前後のサブウーハーを組み合わせれば、数十万円のスピーカーに匹敵するのではないかと表現するとオーバーか?おそらくスピーカー1よりもサブウーハーとのつながりは良いように思われる。

倉地育夫

2way自作のベースキットとして良いと思います

Rated 4.0 out of 5
2020年10月17日

長岡鉄男氏の影響受けてsp工作に目覚めた一人です。最近音工房ZさんのスーパーTWキットやZ601 v2キットを購入しどちらも価格以上の満足感を得られたので

案内開始後直ぐに予約させてもらいました。

(キット作成)

まずパッケージが丁寧で良い感じです 初のフィンランドバーチ材でしたが

近所のホムセンで購入のt15シナベニヤに比べ硬さや比重、響きの質感が良いです

位置決めダボはボンド接着時の大きなずれを防ぐには有効ですが完全な面一には

ならない様です (それでも下地処理の手間は格段に軽減されますので工房の名前は伊達では無いです)

(音出し)

高級システムと同等というのは自分には比べる術(センス、経済力共に)が無いですがシンプルな構成でユニットが開放的に鳴る感じがしました。

8cm Z601-V2(DAYTON PC83-4/音工ZスーパーTWキット)に比べ低音域の伸びを

それ程感じるわけでは無いのですが室内楽のチェロサイズ感や音色でより魅力的

で大山様拘りの13cmケブラーコーン良さが出ていると思いました。

中高域のつながりも絶妙で自己流2WAYで陥りがちなネットワークの樹海に迷い込まなくて済みそうです(TWのAstiが強い自己主張せずLivornoをバックアップしている感じです)

(気になる点)

商品のコンセプトとして国産コンパクトカー的な最大限の実用性を手ごろな価格で

提供されていると思うので筋堤外では有ります(すみません)

・ケブラーコーンというより構造的な物かもしれませんがパカパカ音気になります

・ポピュラー系のリズムセクションに体幹の弱さ感じます

・中高域~高域に向かってあと一歩透明感欲しい(スーパーTWで改善されそう)

(現在の思い)

市販SPのインフレが凄く、自作に目を向けるとFOSTEXのラインナップもかなり

整理されて 価格も2倍~3倍と大変な事になっています

ネット通販の普及で中華製ユニットが手に入れやすくはなっていますが

現地発送の荷物取り扱いや製品そのものの品質等々不安がいっぱいです。

又パラメータ等は公開されているものの国内での作成レビュー等少ないので

小学生レベルの自分には開運の壺か鰯の頭なのかも判断しかねています。

・この様な状況下で国内で最も勢いの有る音工ZさんのZ1-Livornoは

間違いなく安心して買える2way自作のベースキットであると思います

老眼のaudio小学生

新作 Z701-OMMF4を聴いてきました!

Rated 5.0 out of 5
2020年10月17日

【Z701-OMMF4】

ひょんなことからブログやホームページで大山さんの記述を読み進めるうちに、スピーカー作りにかける情熱とプロフェッショナリズムにとても魅かれていましたので、初めての試聴会にワクワクしながら参加してきました。今日のメインは2020年版ステレオ誌付録のマークオーディオ製OMMF4用に設計されたZ701-OMMF4でした。このモデルは片チャンネルにOMMF4を2発+スーパーツイーターという構成。試行錯誤を重ねるうちにこのような形になったというZ701-OMMF4を定番のZ701+Z-Modena mk2及び参考品であるOMMF4用3.7ℓ小型箱との比較で聴かせていただきました。

Z701-OMMF4の印象はとにかく重点音がよく出ることです。邦楽打楽器の地を這うような重低音が鮮やかに再現されていました。もちろん中高音もとても良好で打楽器の躍動感がすごかったです。演奏の空気感というか音場が鮮やかにそして力強く再現されていた感じです。フルレンジを2発使用するとやや高音が弱くなるのでスーパーツイーターを追加されたそうですが、その効果か高音の響きもとても美しいものでした。

エンクロージャーのデザインはZ701とほぼ同じ高さでやや幅を広げた感じ。2発のMMF4の間にツイーターが配され、下部にバスレフポートというレイアウト。ユニットの両側面に引かれた縦2本のラインがエレガントな印象です。

一緒に聴いたZ701+Modena mk2の完成度の高い音に対して、Z701-OMMF4はさらに音の厚みが増し、上下とも再生レンジを広げたように聴こえました。打楽器系ソースには圧倒的にZ701-OMMF4が合うようでしたが、女性ボーカルを落ち着いて楽しむにはZ701+Modenaが個人的にはしっくりときました。参考に並んでいた3.7ℓ箱も大きさの割にしっかりと低音が再現され、他の2モデルと比較しなければ十分音楽を楽しめるもので、小型デスクトップとして極めて高品位な音質だと思いました。

私はZ601で大山ワールドにはまったばかりですが、試聴会のおかげで益々音工房Zの魅力に染まってゆきそうです。

バルサ

楽器の生々しさを感じさせる

Rated 5.0 out of 5
2020年10月17日

【Z701-OMMF4】

試聴させて頂きありがとうございます。

一見して見た目が良いです。バーチカルツインというのに加え、左右に入る縦ライン2本がデザインを締めているという感じを受けました。上手いこと表面処理を工夫すれば高級感を感じさせることも出来そうです。

 それで今回持参したCDはノブサンズin classicという様々な楽器でクラシックを奏でるというもので、比較的ダイナミックレンジが広そうな音源なので選んみました。

最初はご用意されてるかなり低音まて入っている音源での試聴。一瞬入っているウンウンというかなりの低音まで聞こえることに驚きました。ムック本の付録とは思えない、この小さなユニットでここまで聞かせるユニットは他にはそれほどないのではないかと思います。たださすがに低音の量感は大きくない感じはします。ここは大口径ユニットには敵わないかなとは思いますが、能率が高いせいかメリハリの効いた音だと思います。特に楽器の生々しさは1番ではないかと。特にアコースティック楽器はそこにいるのではないかと思わせるほどの表現力を持ったスピーカーシステムだと思います。

変に低音が出過ぎることもなく、かと言ってキチンと聞こえる。また録音されたままを再生するので誤魔化しが効かない、録音の粗がハッキリ分かる厳しさをもったシステムと言えると思います。このクラスでこのレベルというのはNo.1ではないでしょうか。アンプがアキュフェーズという高級アンプだったからかもしれませんが。安いアンプ、安いCDプレーヤーを使ったらどうなるのか興味があります。これは購入して試さねばと思います。

jimmy

さすが、音工房Z!!

Rated 5.0 out of 5
2020年10月17日

【Z701-OMMF4】

視聴会は3回目の参加となります。今回はSTEREO誌の付録(?)マークオーディオの6cmフルレンジを使ったZ701-OMMF4と発売思案中の小型エンクロージャーを目当てに、JoJonesと大塚茉莉子のCD持参で参加しました。事前にメルマガ等でユニットを2個使った大きめのボックスになったということは伝わっており、せっかくの6cmユニットという「キワモノ感」が損なわれてガッカリしていましたが、実際の品物は6cmユニット云々というより、立ち位置の確立されたひとつの完成されたスピーカーシステムで驚きました。

既に同じくSTEREO誌の付録のエンクロージャーでこのユニットを使っていたのでその優秀さはある程度分かっていましたが、想像を遥かに超えた出来でした。主に比較対象したのはZ1-Livornoでしたが、軍配はどちらとも言えず、音楽ソースによって好みが分かれると思いました。

まず、今回のZ701-OMMF4はクリアーでユニット特有のアタック音がしっかり再現され、他のスピーカーでは聞き漏らしそうな瞬間的な低音もしっかりと聴けました。音の情報量が多いというか、とにかくいろんな音が綺麗に聴けます。逆にそれゆえサクソフォンなどのコンボの音は人によって好き嫌いが分かれると思いますが、ユニットが高音域〜中音域の音をとても良い感じで再現するのでそれを十分活かした箱だと思いました。特にドラムソロの音は演奏者の耳に聴こえてくるような音でした。あと小型箱の方は他の箱と比較しては無理があり、またこのような部屋で聴くモノではないと思いますが小型のアンプでデスクトップで聴いたりするには驚異的な低域の音と素晴らしいアタック感の中高域音でした。使い方を割り切るならこれはこれで最強と思います。STEREO 誌の付録の箱の低域不足感が改善されていると思います。こちらはAmazonで安めの価格設定で出していただけるといいなあと思いました。

Shocknin