レビューのご投稿は商品ページごとに設置しあるフォームよりお願いします。
現行販売商品についてはお写真付きのレビューを送っていただいた場合500ポイント贈呈させていただいております。ご投稿いただいたお写真とレビューは弊社の公式Instagramに英訳投稿させていただく場合がございます。(販売終了商品、Amazon商品につきましてはポイント贈呈はいたしておりません。)
夏休みの工作
6月下旬の注文です。発送は8月末ごろになるとメールがありました。予定していた夏の欧州旅行がコロナでキャンセルになり、時間が空いたので、夏休みの工作にちょうどいいと期待して待つことにしました。待つ時は時間の経つのが長く感じられます。
予告通り8月末に届きました。すぐに解包して、パーツのチェック、パソコン画面にPDFの組立手順を表示しておいて、製作開始です。仮組が重要だと説明にあったので、2台横に並べて仮組しました。仮組の時には、ダボが役に立つような、邪魔になるような微妙な印象でした。一旦組んで、それぞれの板の端に番号を振っておきました。残念ながら鉛筆の字が薄くて汚いので、本当に役に立ったと言えるのかどうか分かりませんが、何とか間違えずに組み上げられました。接着剤のタイトボンドを付けてから焦らなかっただけでも良しとしますか。後日、バッフル板が反る事例が発生しているというメール連絡を受けましたが、幸いなことに、バッフル板は反りもなく正常に取り付いています。クランプで圧接して、接着完了まで、作業中断です。ネットワークと内部配線は、寝かせる時間は必要ないので、先に進めようと思ったら、これもMDF板との接着があるので、確実に接着するようにと、寝かせました。
塗装は、オスモカラーのエキストラクリアー1回ハケ塗りです。オスモカラーは室内で塗装出来るので気に入っています。ここでも夜は寝かせます。10年以上前に組んだビクターのSX-WD5KT(ウッドコーン2wayキット)では、塗装せずにいたら白い木部はあめ色に経年変化して、それはそれで風情があるのですが、今回はナチュラルな仕上がりで木目がきれいに出ています。個人的にはバッフルの端に少しテーパーか丸みがあった方がいいと思うのですが、ダボとの位置関係もあり、確実にコストアップ要因ですね。忘れて下さい。
ダクトやユニットを取付けて、いよいよ音出しです。DENONのPMA-CX3に繋いで、チェックCDで左右、正相、逆相の確認や、定位も調べましたが、全て順調でした。慣らし運転でも、バランスの取れたいい音で聴き疲れしません。チェン・ミンのCD「二胡の音色につつまれて」から「道」を聴いている時に、曲の中ほどで低音(太鼓?)がドンと響き渡るのには驚きました。PCオーディオとしてニア・フィールドで聴きたいという目的には贅沢すぎる音が出ています。ちなみに、ファンレスPCにSSDを組み込んで、キーボード入力とマウス操作以外は無音です。音工房Zさんのスピーカーキットも、これで数セット目になります。お陰様で夏休みの工作として楽しく組み立てることが出来ました。
音の細かいところまで表現されており、素晴らしいスピーカが出来上がった。
一昨年、本屋で「これならできる特選スピーカーユニット2018年版マークオーディオ編」を見つけて出来心で購入してしまった。どのようなエンクロージャーにするか悩んだ末、音工房Zのマークオーディオ専用バーチキットを購入した。口径8cmのフルレンジ、それも低価格のスピーカーがエンクロージャーによって素晴らしい音が出せるようになるということを経験した。
その後、2Wayスピーカーの制作に挑戦しようと考えていたとき、Z1-Livornoが発売されることを知りすぐに予約した。仕上げる楽しみがあるので、もちろんキットにした。
部品が届いてすぐに制作にかかった。今回はダボ穴が予め空けられており、マークオーディオ専用バーチキットとは違いエンクロージャーの構造が簡単で、組み立てはとても簡単であった。
完成してすぐに試聴することにした。まずは手軽なラックスマンの真空管ハイブリッドプリメインアンプLXV-OT7 mkIIに接続したところ、低音から高音までとても伸びやかに出るのに驚かされた。これから本格的にエージングするのが楽しみである。
音工房Zは設立から11年という若い会社だそうだが、いい音を徹底して追求することを謳っておられるだけに、製品の品質の高さにはさすがと唸らされる。突き板を貼ったり、塗装したりする楽しみもあり癖になりそうである。
音の重心が低く全体のバランスが非常に良い、優れたコスパのスピーカ
製品の組立・塗装は2日間でした。ダボ構造が秀逸で、精度よく仮組も本組も行えました。同社の商品は今回含めて6台目ですが、製作の都度、加工・製造技術が向上しているのを実感しています。過去購入した同社製オリジナルクランプが今回も大いに活躍しました。 なお塗装は、ワトコのオイルステイン・ナチュナル色で全製品統一しています。匂いが取れれば、塗膜が経年変化での汚れや日焼けなどによる色ムラから板材表面を守ってくれるので愛用しています。
製品の試聴システムは、CDやハイレゾ音源等のデジタルソースを取り込んだノートPCからUSB経由でシリアル信号化したものを、バッテリ駆動の自作金田式DACでアナログ信号にし、自作の金田式#257準拠SiC-MOSFETパワーアンプで本スピーカをドライブする構成です。
一聴した本製品の感想は、半端でない低音とつながりのよいすっきりした中高音が再生される「音の重心が低く全体のバランスが非常に良いスピーカ」と言った所です。
以下ジャンル毎の再生音の印象を記します。
①オーケストラ:コープランド/市民のためのファンファーレ(RR-93CD) これは非常にダイナミックレンジの広い演奏と録音で、途中にはさまるグランカッサの強烈な衝撃音が舞台の奥から飛んでくる感じも見事に再生され、スピーカを直設置した床面を通して超低域音の振動が伝わってきました。音場の奥行き感もあり、定位も良くオケの楽器の水平方向の配置も見えるようでした。また瞬発力もあり、オケの立ち上がりの鋭い演奏にも追従しており、ダイナミックレンジの広い音源にも対応できそうです。
②JAZZ:JAZZ AT THE PAWNSHOP(PRCD7778) これはレストランでのライブ録音の優秀盤で、ビブラフォンの木の響きやサックスの音の突き抜けなど演奏者の汗と熱気が感じられる一方で背後の人の話し声や食器の触れ合う音などがリアルに再生され、目の前に録音会場が再現されるようでした。音の重心の低いことがJAZZ再生では重要で全体の安定感につながっていると思えるし、またサックスなどの高音の突き抜け感もほどよく、本製品の音の再生バランスの良さを感じました。
③コーラス:These Bones/The Fairfield Four(HDS-278) これは男性4人の無伴奏の四重奏曲で、4人個々の息遣いを含めた絶妙なコーラスが現場の空気感と共に生々しく録音されているもの。再生音はリアルそのもので、うっとりと聞き入ってしまいました。4人の舌や喉の動きが手に取るように再現されており、人の声である中音域がしっかり再生されている証なのかも知れないと感じました。
7年前に購入した同社製品で2Way方式の「Z800-W130D」と比較しても、本製品は音の質とバランスにおいて1ランク上に置けるコスト・パフォーマンスに優れた2Wayスピーカと言えます。
現在のメインシステムはTADの38㎝ウーハー+1インチホーンにFostexのホーンツィーターを組合わせた3Wayで、おもにLP再生を軸に再生系機器は金田式の自作アンプで構成しています。このメインシステムは今後も改良を継続するとして、そのサブスピーカとして本製品を追加する予定です。LPのアナログ再生でも本製品が活躍できればと期待しています。その際には、専用スピーカスタンドや音響パネルなども必須になりそうなので、早速キット製品の調査を始めます。
エージングがほとんど進んでいない初期段階でこれだけの音を再生することに大満足で、エージングが進んだらどのように改善するのか今後の大きな楽しみです。 他社スピーカユニットを活用したスピーカ開発から、自社ユニット開発に踏み込まれた同社の新しい事業展開、そして今回の製品を軸にさらにコスパに優れたシリーズ新製品キットの継続開発に期待致します。今回のZ1-Livorno、素晴らしい製品です。本当にありがとうございました。
追伸 月刊雑誌「無線と実験」2020/11月号の貴社の取材記事も興味深く拝見しました。
なんとなく 聴き心地 がよくなる Z800-FW168HRS といっしょに(より一般の方向きのレビュー)
Z800-FW168HRSとともに、たいていは大きめの音量で聴いています。
背面にあるアッティネーターは、よく覚えていないのですけれどなんとなく-3db (あたり)に設定してあります。
私の耳では、 0 〜 -15db の間で動かしてみても、すぐにはそれほどはっきりとした差は感じられず、たぶん、最初に視聴したときの大山さんのお話しよりは(歳よりなので)少し強めの高音がでればよいというくらいの気持ちだったと思います。
このスーパーツイターは、注文後、納品前に音工房Zさんの視聴会(単独)にうかがって、そこでスピーカーを切り替えたり足したりしながら最初に拝聴しました。
そのときは、Z502の追加とZ800-FW168HRの向きの両方を同時に変更していただいて聴き比べたので、スピーカーの向きの影響もあったのかもしれませんが、聴いたピアノ協奏曲(ベートーベンの第5)が、私にも、Z502が無しと有りでは、はっきり異なって聞こえました。一言でいうと、あったほうが音が心地よい (より心地よくなる)というのが感想でした。
納品していただいて、自宅のZ800-FW168HRSに追加して、アッティネーターは真ん中の -4db ぐらいにして聴いたときは、あれ、というくらい、すぐには変化がわかりませんでした。このレビューを書く前に改めて、はずすのは面倒なので、Z502を横向きにしてぬいぐるみの熊(2つ)で前を塞いで聴き比べてみましたら、最初の視聴のときの印象と同じ印象をそれなりにはっきり持ちました。やはり効果はあると、私にも思えます。
Z800-FW168HRS単独でも、聴き心地は大満足でしたので、Z502を足してもすべてに完璧ということはありませんし、私が音楽を聴く部屋にはセキセイインコ(現在3羽)と文鳥がいて、音楽をかけるとなおさらのって歌いだすので、鳥の声といっしょに音楽を聴いているような環境での印象です。
視聴しているダイニングキッチン(天井の高さはだいたい2.4mぐらい、和室も隣接して、ふすまは半分開けてあります。全体で20畳余りで、家具は薪ストーブ、がっしりしたテーブル、椅子などいろいろ置いてあります)は、静かで、人家の密度も低い場所です。電源は普通ですが、メディカルグレードをつけてもらっているコンセントからとっています。電柱のトランスは、家のそばにあります。
人それぞれに音の聞こえ方は異なりますし、私はオーディオマニアではないので、星1つ少ないのは、一般性の高い、正確な判断として情報発信(レビュー)できる実力が自分にはないと思う分の星1つ引きです。
年配の私たちは、高音が歳とともに聞き取りづらくなるので、効果はみなのものかどうかわかりませんが、私は視覚が弱い反面、聴覚(など)は多くの方よりは敏感なのかなと思うことが多くあります。
スピーカー購入前から、長年、音工房Zさんのメルマガを愛読していて、納得できることが多かったところで、Z501 の説明を読んだ限りでは自分には必要ないように感じていたところ、Z502が出て、説明、とくに自然の音がより自然に聞こえるという説明が、経験とも一致することに思えて、ほとんど迷いなく購入を決めました。Z800-FW168HRSは、そちらのレビューもさせていただきましたように、交響曲や協奏曲などを聴くときに主に使っております。その中で、Z502があると特によい楽曲などを見つけるにはまだ至っていません。
きっとあると思いますので、今後、それが見つかったら、また追加で書き込みしたいと思います。
いいと思います
評価できるほどの技量は持ち合わせてもちあわせておりませんが、現時点で感じましたことを記載させていただきます。
現在の環境は下記に記載しますが、ラジカセよりは多少ましかなという程度ですが、現在聴いているLE8Tの場合、音が前面に出てまいります。確かにジャズやポップスをきいているといいのですが、クラシックを聴くと何か物足りなさを感じておりました。御社のZ800-FW168HR(自作キット)の購入でずっと悩んでおりましたが、今回のクラシックでいい音を出すコンセプトと価格に惹かれまして購入させていただきました。完成してからさほど時間が経っておりませんが、音がスピーカーの後ろの方で展開されるように思われ、前後の広がりを感じることができます。LE8Tの前面にでてくるチャラチャラしたのも捨てがたいので当面は2種類のスピーカーを切り替えながら使っていこうかと考えております。
ジャズはLE8T、クラシックはZ1-Livornoで当面対応する予定です。
技術的なレビューを書く能力がありませんので、この程度ですが、お許し下さい。
(現在の環境)
アンプ:DENON PMA-1500RⅡ(20年程前に購入)
CDプレーヤー:Pioneer PDR-D5(これも20年程前に購入)
スピーカー:40年前に購入しましたサンスイのLE8T(ツィーター付)を愛用しておりました。約20年前にエッジ部分がボロボロになりましたので、鹿のなめし革を代用して修理したものを今でも使っております。
エンクロージャーは部屋の広さの制約もあり、縦長のものを自作しており、その時の吸音材を購入したのが貴社からの最初の購入となりました。
今回のZ1-Livornoでは吸音材を下側2センチほどカットして制作しております。
現在はCDをパソコンに取り込んで(原ソースのまま)パソコンからの出力(サウンドカードを通して)でアンプに入力しています。
ただ、同じ曲を聴いてもCDプレーヤーの方がいい音がするのではないかと感じております。
尚、小生昭和28年生まれで現在67歳でございます。昨年の人間ドックで4KHz以上が聞こえていないと言われショックを受けておりますが、LE8Tとスーパーツィーターの2ウェイでクロスオーバーは9kHzに設定しており、フルレンジ(LE8T単体)で聴いた時と比較しましたが、2ウェイの方が小生の好みに感じました。4KHz以上は身体でかんじているのでしょうか。疑問です。
大きめの音量で力量発揮 〜 管弦楽を中心に、やや「ふつう」の人向きのレビューとして
一言でいうと、大満足しております。
どのくらい満足するかは、その人の立場や状況(経験や経歴)次第だと考えますので、その説明をあとにつけます。長文ご容赦ください。最初だけ読んでいただけば、レビューのだいたいの役目は果たすと思います。
このスピーカーでは、多数の楽器、とくに弦楽器を交えた交響曲や協奏曲を聴くときにはほとんどこのスピーカーを使っています。ネットワークは、オプションのMundorf製にしました。別途そちらにレビューしますけれど、このところZ502スーパーツィーターといっしょに聴いております。
あくまでも比較としての感想になります。
分解能がとても高いと言えるのかもしれません。弦を中心に、その気になってある1つの音に集中すれば、構成する一つ一つの音がそれぞれ聴き取れそうに思えるような繊細さはあります。かつ、音に力があって、繊細さと強さが両立しているというような印象です。
ときどき、音量をかなり上げて(Z工房さんで視聴させていただいたときに「上げすぎ」と大山さんに諭されたくらい)みても、全体の音のバランスが崩れず、不快に感じる要素が出てこないと思います。逆に、小音量での視聴には本領を発揮していないようで、不快ではありませんが、届いてこない音が残っているような物足りなさを感じます。
小音量で聴くときには、別のスピーカー、あるいはヘッドフォンで聴きます。
1つの曲の中でも、中音(コントラバス、ビオラ、ティンパニーの低音を含むような)が多い部分では、中低音がやや過剰に私には感じられるときがあります。たぶん、スーパーツイーターを追加することで、その落差は少し解消しているのだと思います。あとは、部屋の広さや構造、そのときの気分、音量などさまざまなことが程度に影響すると思います。
実際は、聴いているうちに、自分の聴覚のほうでも調整するので、一定の音量で聞きづづけていれば不快というようなことはありません。
< 評価に関係する付随情報 >
表題にも書きましたように、私はいわゆるオーディオマニア(音響機器で音楽を聴くことが人生の最優先課題の1つのような)ではありませんので、多数のほかのスピーカーなどとは聴き比べた経験がありません。総合評価で星ひとつ落としているのは、このスピーカーをしっかりそこまで評価する実力が自分にないと思う分の1つマイナスです。
高校生の頃から、オーディオには興味を持ち続けて、自分でも録音をオープンリールデッキから始まって、カセットテープ、ミニディスク、ICレコーダーなどで今も続けています。主に自然の音です。その経験から、音は入口と出口がいちばんだいじで、自分にとってはほとんどがそれで決まる、という観念も持っています。
退職が近くなって、オーディオを愉しむ時間もいくらか増えるときになって、改めてインターネットで調べていましたら、音工房Zさんのブログに行き当たり、さっそくメルマガを配信していただくようになりました。説明の多くが、私の経験や感性に照らしても納得のいく内容でしたのと、熱心でかつとても親切な姿勢にも感激して、こちらのスピーカーを購入することはある時点で決心していました。
結果として、今は販売されていない、Z1000-FE103Sol を2015年に初めて購入しました。自作は、最初から私には無理と思っていました。本製品は、退職した年に改良した完成品が発売されましたので、それを機に購入しました。わずかながら自分の2つ「必要か」ためらいはありましたものの、結果オーライというのが今の気持ちです。
その後、ユニットのFE103A(これはやや衝動買い)、Z502スーパーツィーター、Z1000-FE103A(箱)を入手して、メインスピーカー3台を横に並べて、ピアノ曲や声楽は主にFE103A、チェロ、ベースギター、和太鼓などの低音を体感で楽しみたいとき、小さめの音で気楽にポピュラー音楽や自然音を聴くときは103solというような感じで使い分けています。ピアノ協奏曲でもピアノをメイン聞きたいときはFE103Aのほうが好みです。
そのほかの機器(アンプ、再生装置、DACなど)は、ごく普通の製品なので、書くのが少々はばかられます(ここでは?)。アンプは、このところずっと、真空管ものものです。
もうしばらくして、音楽鑑賞により多くの時間を割くようなときになったら、また、部屋の模様替えも含めて、バージョンアップしようと思っています。
ハイレゾのソースを聴く時にはZ505-Trentoの実力を実感出来ます。
2020年1月下旬にキットの納品がありましたが、某耳鼻咽喉科医様のブログを何度も見て頭の中でシミュレーションして準備していたため、のべ3日約20時間程度で組み立ては完了しました。
板材のカッティング精度も良く、何の手戻りもなく完成に至りました。
音の方は普通のCDを聴くだけならZ800-FW168HRだけでも十分満足でしたが、低域の充実したソースの場合はZ505-Trento+Z800-FW168HRに軍配が上がるようです。
たとえば、Hi-Res Reference Check Discに収録されているPercussionを聴くとぞくっとする瞬間が何度もあります。
現在使用中の機材はHi-Res対応のPCとDENON PMA-2500NEをUSB接続して使用しています。
ソースは主にジャズ、ラテン、たまーにクラシックを聴きます。
最後に、Z-TrentoユニットがFostexのレギュラー品ないこともあり、故障した時のことを考えていましたが、百均で、目の粗い餅焼き網状の物体を見つけて使用しています。
偶然その網とTrentoの取り付けビスの位置関係が良かったのでしょうか、案外がっちりと取り付き、ラグビーボールをぶつけても全く問題なさそうです。(笑)
価格で判断してはいけない底しれぬクオリティ
Z1にはキット番号と完成品版がありますが、このレポートはどちらでもないことをはじめにお断りしておきます。
と言っても、キット版を完成品版に近づけたバッフル形状で作っただけですので、ほぼキット版のレポートになります。
音工房Zでの試聴会ではB&Wの90万もする製品と比較試聴をし、同等以上のクオリティと認識しました。
気になったのは、すでにキット版の購入手続きをしていたので届くのが待ち遠しい思いでしたが、果たしてキット版と完成品版の違いはどうか? という点でした。
私の思い込みもあるとは思いますが、ユニット両側のバッフル面を削ぎ落とした完成品の方が音像がシャープで定位で勝ると感じ、一方でキット版の方がボーカルに厚みが出ていて一長一短と感じました。
そこで、定位に影響するバッフル面の反射音はリスナーに向かって内側だけ、外側はさほど影響しないのではという仮説を立て、外側バッフルの反射は室内に拡散してボーカルの厚みを増してくれるのではと期待したため、バッフルを30mm 追加して片面だけ完成品に似せた作りにしました。
中身はキット版ですが、上記のようにバッフル形状はキット版と完成品の合いの子になっています。
前置きが長くなりましたが、我が家での試聴結果は期待を大きく上回るものです。
まずはセカンドシステムでビクター製のSX-500DolcheIIとの比較です。
当時のSC-500DolcheIIはペアで10万程度ですが、恐らく今同等のものを作ったら一桁上がると思います。当時は高評価のスピーカーです。
Z-1は見事にサイズの小ささを感じない鳴りっぷりで、低域も負けていません。
勿論、解像度も定位感も。
耳障りな音を出さないのに、しっかり明瞭感のある音です。
比較を忘れて聴き続けてしまいます。
次にメインシステムでヤマハのNS-1000Mと比較しました。
このNS-1000MをドライブするアンプA-2000はNS-1000M用に開発されたと言ってもいいもので、低域が出にくいNS-1000Mの低域を増強するモードが付いています。クオリティはセパレートアンプ並みと、ヤマハは言っていましたが、このアンプで鳴らすとオンキョーのD-500などても目が覚めるようなリアリティのある音を出してくれます。
Z-1を、NS-1000Mとこのアンプで比較するのは少し酷かと思いきや、セカンドシステムで鳴らした時より一皮剥けてNS-1000Mにも負けない音を聴かせてくれました。
このZ-1、ひょっとしたらCDプレーヤーやアンプなどのクオリティが上がれば上がるほど、そのクオリティを表現できるスピーカーなのかもしれません。
我が家ではメインシステムに繋がれていたD-500はセカンドシステムに格下げされ、代わりにZ-1が居座っています。
SX-500やNS-1000Mに劣る点は、ウーファー径の小ささからくるもので、やはりフルオーケストラの曲では雰囲気感で見劣りしてしまいます。
ただ決して大きな差ではありませんし、小編成でしたら負けはしません。
改めて購入してよかったと思っています。
バランスの良い鳴りっぷりです。
音を出した機器は入力からCDプレーヤーはデノンデノンのDCD-DS10Ⅱ、
プリアンプがラックスマンのCL-38U,メインアンプが自作の2A3ppで聞いています。普段聞いている音楽のジャンルは、クラシック、ジャズ、ロック、からポップスや演歌など気分で色々です。楽しいものは楽しいのです。
部屋は16畳のリビングダイニングです。オーディオを持ち込みたくて天井と壁は石膏ボード+クロスの上に15ミリ厚の板貼りを追加、床は30ミリの断熱材+30ミリの針葉樹合板+25ミリの無垢のパイン材を張り強化しました。又スピーカーの後面と側面は左右の条件を近づける為に、音工房Zさんの音響パネルを設置してあります。レビューを書いている人は12000Hzが聞こえるか聞こえないかギリギリの耳を持った前期高齢者で、このような環境下でのレビューですが。
1週間ほど聞き込んだところでのレビューです。一聴して感じたのは中高域のバランスが良くきれいに鳴っているが、低域はこのスピーカーのサイズでは驚くほどが量感は多いのですがしまりに欠ける感じがしました。現在はバスレフポートにウレタンを丸めて詰めて、径を狭めて長くして聞いています。2~3ヶ月聞き込んでからポートを変更するか吸音材を調整するか考えようと思っています。(現在の箱の吸音材は説明書通りに入れてあります)
私がスピーカーを含めたオーディオ機器に求めるものは色々なジャンルを楽しく聞かせる事です。価格から考えると驚きの鳴りっぷりでジャンルを選ばず、スピーカー調整時の基準の一つになり得るクオリティだと思います。
今後の調整が楽しみなスピーカーだと思います。
素晴らしい
わたしはオーディオマニアではありません。年間60〜70回ほどコンサートホールに通う音楽好きシニアです、
今年はコロナ禍で演奏会が次々に中止になり、家での鑑賞が大幅に増えました。
年間のチケット代金をリスニング環境の改善に、ということでZ800を注文。
10月1日待ちに待ったZ800が到達、直ぐにセッティング。早く聴きたい気持ちを抑え、先ずはエージングの意味で、パソコンのiTunesを使い二日間連続でボリュームを絞って音出し。
で、最初の視聴はモーツァルトのレクイエム、クルレンティス/ムジカエテルナ、2017年ザルツブルク音楽祭の録画映像です。
2年前に我が家に来たZ700-FE88SolSを初めて聴いて、先ず音像の定位感に感動しましたが、今回は更に更に。
オーケストラの楽器が鮮明に分離して内声部まで聴き取れます。声楽ソリストも合唱も横の広がりと奥行き、音場再現、臨場感が見事に表現されます。
わたしはクラシックのオーケストラものが中心ですが、ギターソロやピアノ曲など奏者のタッチや息づかいまでもが実に生々しく聴こえて来ます。
なおソースは、LP、CD、DVD やBlu-rayといった市販のもの、他にはテレビ録画をしたものをBlu-rayで再生しています。追加でパソコンのiTunesをネットワークで聞き流しする事もあります。
部屋は木造住宅の7帖程の洋間、道路に面しているため、外部からの騒音で最悪のリスニング環境ですが、めげずに音楽鑑賞に浸りきる毎日です。
貴社ますますのご発展をお祈りいたします。
良い低音です。
大きさから低音がかなりあると思いましたが、少ない感じでした。
ただ、私にはピッタリのウーハーでした。
締まりがあり、バスドラの中に毛布をいれた感じです。
重低音を期待している方にはお勧めしません。
私は満足でした。
これは凄い
音工房zの完成形ですね。この価格のスピーカーではないですね。バックロードは自然な低音と聞き心地よい中音でスーパーツイーターを着けたら最強にコスパがよいと思ってましたが、これは凄いです。私は以前メーカーのスピーカーを使ってましたが、今では処分し音工房zのみとなってます。ただ今回はバスレフなのでバックロードでは特徴が違うので比べられませんが、このバスレフは中音質にとことんこだわってるようにみえて聞き疲れしにくく、また長所の低音の反応が良くこのサイズでは最強です。価格は敵無しですが、スーパーツイーターz501をコンデンサを変えて0、86ufにしてウーファーにfostex cw200b2台でシステムを組んでみました。日本の6~8畳の部屋でしたらちょうどよいサイズだと思います。繰り返しですが、いつも期待を裏切ってくれることを待ってます。
やっぱり最高
Z800との組み合わせで昨年6月レビュー入れさせてもらいました。今年、強化マグネットを装着したのでその後のレビューを書きます。強化マグネットで低音の反応、しまりが向上しました。満足しています。
スケール感というか空間感は他の私の持っているスピーカの中で群を抜きます。といっても他も音工房さんのスピーカが多いのですが。。
オーケストラは絶対です。目の前に本当に舞台が浮かびます。大太鼓の音、これじゃないと出ないです。ラヴァルスの最後の大騒ぎの大太鼓、実演そのままです。
BHBSも好きです。コルトレーンやエミリー・クレア・バロウ、ホリーコールなど、ソロ楽器、ボーカルは、そちらの方が良いと思うこともあります。あけっぴろげな感じで、ぐっと迫ってきます。Z800+Z505だと、決してそれはそれで悪くないのですが少し上品になります。それも面白いので違いを楽しんでます。
キットではないスピーカを作りますが、やはり音工房さんの精度と、ダボ対応がとても助かります。自作だとダボできない、ダボ穴の精度がそもそも出せない、結局ダボなしでクランプ、クランプでずれちゃうです。手直し大変です。
Z505のようなキットが有ってよかったです。音工房さんのようなメーカが在って良かったです。
臨場感が一変!
オーディオプレイヤーHAP-Z1ES 、プリアンプAccuphase C2150、パワーアンプAccuphase A36、スピーカーは、z505-TrentoSに、z800-FW168HR、z501を積み上げて4WAYで利用。A36のスピーカー出力のAにz800-FW168HR、z501を繋ぎ、Bにz505-TrentoSを繋いで、曲によって3WAYと4WAYを切り替えて楽しんでいます。Bの出力だけで聴くとz505-TrentoSからはあまり音が出ていないように感じますが、Aのみの場合と、A +Bを比較するとその効果は絶大。音場が大きく広がり、ホールの空気感が漂ってきます。z800-FW168HRのバスレフポートを塞ぐことによって低音がダブつくことなく、クラシックは空間の広がりを感じさせ、またジャズではスピード感のある低音が、全体の力感を向上させてくれています。以前はB&WのCM9を使っていましたが、全く聴く気にならなくなって倉庫で眠っています。 まさにz800-FW168HRの良いところを引き出しながら、さりげなく低音を強化してくれている感じで、音工房さんの狙い通りに仕上がっています。z800-FW168HRを持っておられる方には絶対おすすめします!
音質、高級感、ともに見事の一言!
JBLランサー101、JBL SA600と合わせて使っています。この組み合わせであれば不要かなと、当初思っていましたが、妙に外観に惹かれ購入。いざ、合わせて見て、素晴らしいの一言です・・・。女性Voとピアノのduetを好んで聞いていましたが、その他の音源も色々試してみたくなりました。楽しんでいます。
同価格帯のメーカー製スピーカー(エントリークラスやその1クラス上) との比較だと、かなり良い所まで行くんじゃないですかね。
【組立直後のレビュー】
コンパクトなので、パソコン用のデスクトップスピーカーとして使うために購入しました。
ウーファー用のネットワークが6dB/octなので、ウーファーから濁った中域音が出るのではないかと心配したのですが、そのような事は全くありませんでした。
まだ蜜蝋での塗装が終わったばかりで、表面の樹脂化もユニットのエージングも全く進んでいないので、今後さらに音が変化するかもしれませんが、今の状態でも音場感、定位や空間表現力は悪くないです。
低音は質感の高い引き締まった音で、13cmのウーファーとしては、量もしっかりと出てます。
小型ユニットらしいスピード感も感じられます。
オリジナルウーファーの開発は、材質( ケブラーコーン )にこだわり
長い期間、試作と試聴を繰り返したようなので、その甲斐あって、コストパフォーマンスの高い優れたユニットになっていると思います。
中域は音量を上げるとちょっとうるく感じました。
音工房Zさんではあえて中域を厚くしたようなので、人によっては好ましいと思うかもしれませんが、当方はもう少しすっきりしている方が好みです。
高域はクリアでキレもあります。
ただ、ニアフィールドで使っているせいか、音源や音量によっては、ちょっとキツく感じる事もありました。
Z1-Livornoをセットする直前まで、音が柔らかく響きが豊かなELACのDebut B5を使っていたのでZ1-Livornoの高音が少しきつく感じたのは、Debut B5の高音に耳が慣れていたせいかもしれません。
今回の感想は、出来上がってすぐの物なので、ユニットのエージングや箱の乾燥などが進むと変わる可能性があります。
【組立1週間後のレビュー】
この1週間は、出来るだけ時間を作ってZ1-Livornoを鳴らしましたが
まだ20時間未満なので、ユニットやネットワークのエージングはもう少しかかりそうです。
しかし、箱(接着剤や塗装)の乾燥はこの1週間でだいぶ進みました。
今回は蜜蝋塗装だったので、水性ニスでの塗装の時ほど劇的な変化ではありませんでしたが、それでも音が変化していくのを感じられ、この1週間は楽しめました。
組立直後の音と比べ、音場・音像感・定位などが向上し音の見通しが良くなったように感じます。
これは接着剤がしっかり乾き、箱の剛性が上がった事と塗装で箱の響きが変わった為だと思います。
比較のために、手元にあり音の似ている、FostexのGX100BJと聴き比べてみましたが、音質的には決して負けてないレベルに仕上がっていると思いました。
(新品の実売価格は約3倍)
中高域はどちらもクリアで華やか。
低域はZ1-Livornoはキレがあり打ち抜くような低音。
GX100BJは力を貯めてハンマーでたたきつぶすような低音。
前後の音場感や定位は、Z1-Livornoの方が良いです。
ただGX100BJには、また聴きたくなるような中毒性のような物があります。
Z1-Livornoは同価格帯のメーカー製スピーカー(エントリークラスやその1クラス上)との比較なら、かなり高いポテンシャルを秘めていると思います。
ベースが豊かに鳴る
前回レビューに追加です。コロナ中聴き込みました。Z800に今までサブウーファーを加えていたがTrentZ505をくわえて力強い低域になった。磁石を追加してさらに歯切れが良くなったようでほとんどこのシステムで聴くようになった。
ミシェルペトロチアーニのカンタービレのベースの響きは別のシステム(アバンギャルドをマッキントッシュMA9000で鳴らしているより歯切れがいい。
初心者に基本的なことがよく理解出来て参考になりました。
Bluetoothで音楽を聞きたいと言うことからオーディオを初めてまだ分からないことばかりで、色々な情報を収集して、アンプ、スピーカー等購入やエンクロージャー作成等を少しずつしてきましたが、ハイエンドな音楽オーディオは幅く興味がいっそう湧いてきます。今回レポート拝見して初心者に基本的なことがよく理解出来て参考になりました。些細なことで悩んだ時に相談できれば幸いです。今後とも宜しくお願いしたいです。
PDFレポート大変参考になりましたなりました。
PDFレポートを送っていただきありがとうございました。私は、昨年退職し時間の余裕ができたので、趣味としてスピーカー製作をしています。今年2月より始めて7割くらいできたところです。材料は父の代から家にあるケヤキの板、松の板で、製材しただけで面が仕上げてないものを、鉋やサンドペーパーで仕上げて板厚約38ミリメートルにして作っています。内容積は約36リットル。スピーカーユニットはFE225WK、まずは密閉式で音を確認し、状況によりバスレフを考えています。ミクロンウールを使用し、他の吸音材も併用しようと思っています。このような課程で今回のPDFレポートは大変参考になりましたなりました。
学生時代に購入した長岡鉄男さんの “図解スピーカ” を参考にもしています。
ありがとうございます、参考になりました。
ありがとうございます、参考になりました。エンクロージャー作って45年、長岡鉄男氏設計のスワンやマトリックスシリーズ、BRHも作りましたが、なかなか思うようにできないのがスーパーウーハーです。BOSEのカノンのようなヘルムホルツ共振器を応用したマルチ型も試作しましたが、パンチ力やメインSPとの位相差等、難しい課題があるようです。昔のユニットとネットワーク部品があるのでそのうちに何か作りたいと思います。