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音と空間の高精度な再現性
【Z701-OMMF4】
今回の試聴会を開催してくださった音工房Z様に感謝いたします。
試聴会では、(1)Z701-Modena(V5)、(2)Z701-OMMF4、(3)OMMF4バスレフ3.7ℓ箱、で実施さ
れました。(1)はバランスの良く取れた音で低域の再現性も驚く程高かったです。音にフ
ルレンジらしい軽やかさと活きの良さがあり市版の30㎝3Wayより好ましい音楽を奏でて
くれています。(2)の本機になると唖然とするくらいの別格の音で、その感想の委細は後
述します。(3)はSTEREO誌の試作記事にあった箱に単独1個使いのみで使用されたもので
、いかにも小型SPという帯域とスケール感でした。しかし、音の出方、高域の音質は、
ほぼ(2)と同質でした。
(2)は(3)をスケールアップ、高精度化した上に空間再現能力が超高級機並みになった再
生音と言えます。(3)に有った喧しさは影を潜め清澄静謐ながら(3)の持ち味であるキビ
キビとしたキレの良い再生音が保たれています。
高域がやや強調されていて、Amazonのレビューではガラスの様な硬い音質と言う記載も
ありますが、硬く突き当てるというよりは光を浴びせかけるという感覚で、全体を統一
する生音の自然な空気感は一毛も損なわれてはいません。
サイズとか価格等の一切のエクスキューズ無しに、このSPシステムの際だった特徴を言
語化すると音と空間の高精度な再現性と表現したく思います。
再生帯域の広さと共に大音量でも崩れたり混濁しない点には驚嘆させられます。無音の
間の静寂感も抜群で妙なザワツキが感じられません。本当に静かな佇まいを感じさせて
くれます。それでいて微弱音の再現性も抜群でホールエコーの最後の一滴まで再現して
います。
空間再現性も音の定位だけでなく奥行きや高さなど空間の広がりまで再現しており、コ
ンサートホールステージ上の位置関係が目に視える様でした。スーパートゥイーターと
の絶妙な繋がりが成功しているように思いました。
難点を強いて挙げれば、ゆったりと寛げる雰囲気ではない事で、(2)の本機は人によっ
ては合わない人がいるかもしれません。楽曲や演奏に聴取者を真摯に向き合わさせると
ころがあって気安く聞き流させない磁力があるのです。
特筆すべきは、古い録音(ミュンシュ/ボストン響/ダフニスとクロエ)であっても鮮やか
に再現し汚く醜く再生する事がありませんでした。再生音を変形したり余計な物を付加
する事が殆ど無いのでしょう。入手したら当分の間は在庫レコードを聴きまくる羽目に
なりそうです。本気で向き合うメイン機器になる事と思います。
以上
低音の量感驚きです。
【Z701-OMMF4】
低音重視の、音を楽しむには最適なスピーカーです。
繊細な弦楽器(室内楽)のピアニシモの焦点がボケるのが気になりました。
欲を言えばの話です。
トータル充分楽しめる音だと思います。
細かな要求に対してはセッティングで追い込み好みの音にする。
Z701-OMMF4はそんな高いポテンシャルを持ったスピーカーだと感じました。
購入を検討してみたいと思います。
大山様スタッフの皆様の熱意を感じ取れました。
ありがとうございました。
Z701-OMMF4は6センチユニット・ツインのマジック・ボックス
【Z701-OMMF4】
すでに購入予約した後でしたが、Z701-OMMF4の試聴会に参加しました。これが6センチユニットから出る音かと驚くばかりの、一言で言って、期待を裏切らない、素晴らしい出来だと思いました。
試聴会は三度目になりますが、今回もアキュフェーズの伊藤社長から頂いた、こういった試聴にピッタリのSACDを持参。
1曲目はいつものツァラトゥストラ。パイプオルガンのC音の連続とティンパニの連打を難なく再生。広がりや奥行きも感じられる。ブラインドで聴いたら、6センチ2発と当てられる人はいないだろう。さすがに比較した6センチシングルでは、箱の容積が小さいこともあり、二次高調波より上しか鳴ってない感じで、音色も違って違う楽器に聴こえるほど、はっきりとした差がある。もうひとつ聴いたのは、グノーのマリオネットの葬送行進曲。ファゴット、クラリネット、オーボエ、フルートと木管楽器の音色の違いをきっちりと描き分け、管の口径の違いを髣髴するものでした。
トランペットにブラスを代表させて聴いた響きも、金管らしさをつぶさに表現して満足のいくもの。
CDをかえて、ノーマルながら、武久源造さんのチェンバロの繊細な響きと、ビオラダガンバの艶やかな音もあますところなく鳴らしきっていました。短い時間ながら、マーク・オーディオ製6センチユニットをツインにしての20ℓ箱に入れた時の底知れない能力の高さと、ここまで追い込んだ音工房Zの技術を実感できた試聴会でした。
キラキラと前に出る音
【Z701-OMMF4】
20/11/5 15:00の試聴会に当日予約で急遽参加させていただきました。
試聴させていただいたのは以下の機種です。
1番:Z701-Modena
2番:Z701-OMMF4
3番:OMMF4 3.7Lバスレフ試作機
他の方は、多分、Z1-Livornoキット・多分、Z800-FW168HRあたりも聴かれていました。
当日急に参加したため試聴のための音楽ソースを持参しておらず、スマホに入れてあるMP3を聞いてみようとしたら、USB-C to 3.5mmの変換ケーブルも家に忘れ、仕方なくiPad miniのイヤホンジャック経由のamazon musicで男性ボーカルのJ-POPを試聴させてもらいました。1人10分の持ち時間なので、聞きたい部分をぱらぱらと聞く感じです。
藤井風 なんなん
久保田利伸 LA・LA・LA・LOVE SONG
角松敏生 I can’t stop the night(イントロのベースを聞いてみたかった)
米津玄氏 馬と鹿
平井大 Life is Beautiful(イントロのウクレレを聞いてみたかった)
清水翔太 My Boo
全体の印象を書きますが、僕は全くオーディオに詳しくはなく、音楽はたまに聞く程度であることを差し引いてご覧ください。
Z701-Modena:全体的に優しく、柔らかい音がします。このスピーカーを買う目的で聞いていたら、これだけで満足していたように思います。普段聞いているのは20年以上前の「Kenwood A-1001+LS-1001」ですが、フルレンジ1発のスピーカーも良いなぁって素直に思いました。ただ、後に聞いた「Z701-OMMF4」と比べると、低音部分の出方がゆっくりというか、ふわっとしているように感じます。
Z701-OMMF4:とにかく音が。特にボーカルがポーンと前に飛び出してくるように聞こえます。全体に音がキランキランしていて、「Z701-Modena」とは全く別の音源であるかのように聞こえます。ウクレレのコロンコロンした感じはとても強く出ますし、一方でベースの音もしっかりと聞こえます。それぞれの音がくっきり、はっきり聞こえてくる感じです。
リラックスするために聞きたいのならば「Z701-Modena」、聞きこみたいのなら「Z701-OMMF4」、長時間聞くなら「Z701-Modena」、短時間なら「Z701-OMMF4」かなぁ。
OMMF4試作機:2台と一緒に聞くのは可哀そうかと。多分、大きさの割に十分な音がしているように思うのですが、どうしても物足りない印象になってしまいます。ただ、多分、低音もそこそこ出ているように思いました。
あとの2台の2way、とにかく安心して聴ける音だなぁと感じました。特にZ800-FW168HRは悪い印象の部分がなかったです。
「Z701-Modena」と「Z701-OMMF4」については、全く印象の違う2台ですが、買えるのが1台だけだとすると、意外にもどちらにすべきなのかかなり迷ってしまいました。色んな音が聞こえる感じ、立体感と音の広がりを感じるところとか「Z701-OMMF4」は派手な魅力があります。ただ、ちょっと耳につく曲もあるように思いました。
「Z701-OMMF4」は、うちにあるFX-AUDIOのTUBE-04Jという真空管プリメインアンプにつなぐと音が和らいで、むしろ聞きやすさが出るのかもしれないなぁと思いました。あるいは、コンデンサを変えてもう少しカットする周波数を上にするのも聞きやすさには繋がるかもしれません。
試聴後には工房も見せていただきましたが、こちらも興味深く見学させていただきました。ありがとうございました。
「聴こえないはずの音」が。
スーパーツィターZ502をZ800-FW168HRに追加しました。
FW168HR単独でも十二分に臨場感のある音楽を楽しんでいました。何故、追加したかといいますとその前にスーパーツィターZ2501を繋いでいる時にこんなに音の奥行というか瑞々しい説明しきれない音楽が耳に届いていました。そこで、バージョンアップしたというZ502を導入した次第です。
先ず追加して感じたことは、もうZ502を外して聴くことが出来ないということです。その他、私は主にジャズを聴くのですが聴いているうちに心地よさから居眠りをしていることも多くなりました。よく年齢を重ねると超広域の音が聞こえないといわれていますが、まさに、「聴こえないはずの音」が聴こえてくるような気がするから不思議です。きっとこれが空気感というものだと思います。
特にオーディオマニアではありませんが、スピーカースタンド、スピーカーカーケーブル、インシュレーターには気を使っています。Z502には黒檀のインシュレーター、オヤイデのスピーカーケーブルを使っています。
使っているオーディオについて
ラックスマンプリメインアンプL507U
ラックスマンSACDプレイヤーD-06
トライオードプリメインアンプ。プリアンプ、CDプレイヤー
現時点では、優秀なスピーカーであると評価していますが、少々苦労しました。
添付の写真のように、4台のスピーカー(いずれも音工房Z製で、それぞれにスーパーツィータ付き)を、LUXMANの切替器によって、自由に選択できる形にしています。168は完成品ですが、他は、キットを組み立てたものです。少々設置密度が高すぎるという問題があって、音質に影響している可能性がありますが、部屋の限界ですから諦めています。
Z1はやはりシングルスピーカーの製品に比較すれば、ネットワークを作ることから始める必要があって、時間が掛かりました。木工部分については、これまでの製品と特に違いはないので問題は無かったですが、何に時間が掛かったのか、というと、それは、スピーカーのエージングでした。組み立てが済んで、現時点で、1カ月半ほどが経過しましたが、余り大きな音を出せないために、長期間かかりましたが、やっと、エージングが完了したのでしょう、まともな音が出るようになりました。それまでは、どうしても音に曇りがあるのが気になって、色々と、例えばバスレフポートを閉じて密閉型にしてみたりしてみたのですが、結局のところ、エージングに時間がかかるスピーカーだった。これが結論です。ちょっと減点。
なぜ、4台もスピーカーを揃えたのか、と言いますと、168は上品な偉大な音質のスピーカーですが、やはり、クラシック向きのような気がします。ジャズやボーカルを気楽に聴くにには、前に音が飛び出してくる乗りの良い音が出るスピーカーも欲しいということです。Modenaは、女性ボーカルには100点。Z600のAlpair10は、確かに傑作だと思いますが、変わったスピーカーでして、常用という訳でもないです。Z1は、なんとなく男性ボーカル用に適しているような気がしたので購入しました。実際、その通りでしたので、満足しています。
満点にしなかったのは、やはり、組み立てやエージングに多少の苦労をしたからです。しかし、結果的に、チャレンジする価値のあるスピーカーでした。★4つ半がより正確な評価です。
写真の注:左右のスーパーウーファー(CW250D)は実働していますが、写真の真ん中にあるウーファーは、今や単なる置台です。
他の機器リスト
TEAC UD-505(w/外部電源CG-10M)、アンプはTEACの安物、505の駆動用の古いパソコン。音工房Zの音響パネルは絶対的なお奨め商品です。音楽のリアルさが倍増します。
高価なユニットを使ったスピーカと比べても遜色のない出来栄え ~スピーカ作りへの情熱と確かな知識・経験に基づく設計の妙~
【Z701-OMMF4】
2020年10月17日(土)雨 Z701-OMMF4の試聴会に初めて参加しました。
私は、約9か月前Z800-FW168HRキットを購入し、さらに25センチユニットを使用したウーファーを自作し、この組み合わせをメインのスピーカとして、非常に満足して音を楽しんでいます。一方、机の上に置けるブックシェルフ型程度の大きさで、中高音がクリアで豊かな低音が出る第二のスピーカが欲しいと思っていました。これは、在宅勤務が増え、勤務中でも良い音で音楽を流しておきたいという欲求があったからでした。そんな時、今年のONTOMO MOOKに採用された6cmフルレンジの特長やスペックを確認し、特に小型であるにも関わらず低音が良く出るとの特長があるので、机上に置いても楽しめるような小型のスピーカが作れないかと個人的に検討していました。しかし、大山様のブログの“ワイドレンジでハイエンドスピーカとガチンコ勝負できるものになった”という記事が飛び込んできた時、ぜひ音を聞いてみたいと思い、試聴会に参加させていただきました。
試聴会では、(1)Z701-Modena(2)Z701-OMMF4(3)OM-MF4を 3.7ℓエンクロージャに入れた3機種と、お願いして接続していただいたZ800-FW168HRの4台を切り替えて試聴することができました。(1)はバックロードホーン型のスピーカですが、8 cmのフルレンジ1個でこれだけの低音がでていることに、まず驚きました。ですが、何曲か聞き比べていると、初めて、このタイプのスピーカを聞いたせいか、その出方が独特で、少々、低音の切れに物足りなさを感じるようになりました。(2)は6 cmフルレンジ2個にツイータの構成ですが、高域から低域まで幅広くカバーされており、中高音はきれいにのび、ほどよく深みのある低音が出ていることに驚きました。ツインにしたことで低い方にシフトするところをツイータがうまくカバーしており、曲によっては、多少、気になる時もあったと記憶していますが、素晴らしい出来栄えだと感じました。定位についても、いろいろと試行錯誤されたとのお話がありましたが、私は気になりませんでした。これらのデメリットをカバーして余りある出来に、再び感激した次第です。正直なところ、私のレファレンスとなっているZ800と比べても遜色のないものに仕上がっており、もしブラインドテストをやったら聞き分けができるかな?とも思いました。まさに、情熱を持ってスピーカ作りをされ、確かな知識と経験、そして発想力による設計の妙だと思いました。ちなみに(3)は机の上に置くことはできますが、私が期待していた音とは違っていましたし、このままの状態で販売しても音工房Zの味付けが無いので、面白くないと思いました。ここからは、私の都合で無理な話になるかもしれませんが、Z701-OMMF4の音が、机の上に置ける程度の大きさで実現できれば最高です。また、音質を徹底的に追及していく姿勢は変えてほしくはないのですが、さらにラインアップを充実させ、多様性への方向性も考慮していただければ幸いです。私は、今まで通り大山様のスピーカ作りを楽しみにしております。
良い意味で想定外の音!
私の4畳半の趣味部屋にはL-A1とPD-TO5という環境があるのですが稼働時間は少なく、職場以外で多くの時間を過ごすLDKでは利便性からMarantz M-CR610を使用しています。ソースはCD、CDをiTunesでリッピングした音源、インターネットラジオとなります。ジャンルとしては交響曲やプログレッシブロックをゆっくり聞く時間が中々取れないので、最近はもっぱら70年代ブリティッシュロック、70年代アメリカンロック、80年代から今に至るヘヴィメタルをメインに聞いています。
LDKに鎮座するスピーカーは、昔のミニミニコンポ付属の物や、某ウッドコーンの時期もありましたが、「2018年Stereoマークオーディオ専用MDFキット」で音工房Zデビュー。工作も楽しめて音も良かったので次に「Z701-Modena Ver3」に手を出し、それまで自宅では聞いたことの無かった豊かな低音にノックアウトされました。そこで「Z701-OMMF519」にも手を出すのですが、個人的な好みとしては「Z701-Modena Ver3」の方が上。「Z701-OMMF519」は前述の4畳半部屋の主であった「長岡鉄男設計仮想同軸ホーンスピーカー(名称失念)」の後継者となります。
そんな状況の中「Z1-Livorno」の案内を頂きました。狭い我が家は既にスピーカーだらけなのに我慢できずに購入。届き次第組み立て。塗装はまじめにやると音を聞くまでに時間がかかるのが耐えられずWATCOオイルのナチュラルでさっさと仕上げ、毛布を上からかぶせて音漏れを減らした状態で夜通しエージング。翌日から家族の迷惑にならない時間を選んで少し大きめの音でエージングを進めた結果、はっきりとは覚えていませんが1か月程度でエージングという言葉が頭に浮かばなくなりました。
肝心の音の感想ですが、上から下までバランスが良く自然。品の良い音で聞き疲れしません。それよりも想定外だったのは音の活き活き感です。音の粒立ちが良く、小音量でも弾力感があり、隣の部屋に居ても活きの良さと迫力を感じます。今まであちこちの視聴室で聞いた高級オーディオの組み合わせでも感じたことのない想定外の良い音が狭い我が家の狭いLDKで味わえて驚いています。自分の表現力を棚に上げて言わせてもらうと、この音は測定値として表すことができないので、実際に体験しない限り分からないと思います。音工房Z様には今後もこのような個性豊かな製品開発を期待しています。あっ、でも置き場所が…。
落ち着きとスケール感が魅力の小型ブックシェルフ
音工房z製品は「OM-MF5+Z601(V2)」、「Z600-Alpair7R+スーパーツィーターキット」を利用していて、
高音が明瞭な明るい音色が気に入っておりますが、楽器数の多い曲は騒々しい感じがして落ち着きがないと感じます。
楽器数の多い曲は「FineAudio F501」で聞いていますが、トールボーイのためサイズが大きく、視聴場所が限られてしまいます。
小型でサイズがちょうど良いブックシェルフ型のZ800-FW168HRのキットの購入をずっと悩んでいたところ、
楽器数の多い曲に最適化されていることが期待できるブックシェルフ型の「Z1-Livorno」が廉価で販売されるということで予約購入しました。
材料のカット精度、ダボ穴の位置の精度が高く、過去に制作したZ601、Z600-Alpair7Rに比べると圧倒的に簡単でした。
ダボ穴があると圧着の時に全くズレないため確認作業もほとんど必要なくサクサク作れました。
組み立て工程は数時間で完了しましたが、黒の鏡面塗装をしたため製作開始から音出しまで2週間くらいかかってしまいました。
早く聴きたいのを我慢してじっくり塗り込んだので、外観についてはまさに高級スピーカーそのものとなりました。
24時間ほどピンクノイズを再生したのち、様々なジャンルの音楽を聴いてみました。
楽器数の多い曲については「OM-MF5+Z601(V2)」、「Z600-Alpair7R+スーパーツィーターキット」と比較して、
余裕のある落ち着いた音色となり騒々しい感じはありません。
トールボーイの「FineAudio F501」と比較すると、高音から低音の幅、スケール感は小さいですが、
デスク上や寝室などにおけるサイズ感を考慮すると、十分なスケール感です。
今後さらに鳴らし込んで、どのような状態に収束するのか楽しみです。
事前に開発記録やレビューを見ていたことや、塗装に時間をかけ見た目にこだわったことによる思い込みの要素はあると思いますが、
高級スピーカーに負けないとの言葉通りの品質の高いスピーカーだと思います。
Z1-Livornoを聴くと、もともと購入しようか迷っていたZ800-FW168HRはどんな音だろうと逆に期待が大きくなり、
またまたZ800-FW168HRのキットの購入に悩み始めた次第です。
【再生環境】
パソコン:Mac Book Pro(光出力)
再生ソフト:Audirvana
DAC:DENON PMA-800NE内臓DAC(MacBookから光入力)
アンプ:DENON PMA-800NE
※比較した「FineAudio F501」も同じ再生環境で再生し視聴しています。
かなり良かった!騙されたと思って聴いてみてほしい
【Z701-OMMF4】
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かなり良かった!騙されたと思って聴いてみてほしい
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今回の視聴会が初めての参加で、ある意味、音工房Zの音に触れる初めての機会でもあった。
自分は大山さんとはほぼ同い年なので、自作スピーカーに興味のあるユーザーの中では比較的若い方なのではないか?
まず、B&Wなどの高級スピーカーは最先端の素材を使い、最新のR&Dを行っている。
またはソナス・ファベールなど贅を尽くしたスピーカーを作っている。
自作スピーカーなんて個人の自己満足で、高級スピーカーには逆立ちしたって対抗できる音質ではない。
…と2年ぐらい前までは信じて疑っていなかった者である。
Webで音工房Zのことを知り、興味を持ち、今日にこの試聴会に参加できる運びとなった。
Webで、読んで、見る限り、まだ自作スピーカーの音に疑問がある。
まずは自分の耳で聴いてみろ、ということで試聴会に参加したのである。
持ってきたCDはMariah CareyやTLC、Destiny’s Childなどの女子ボーカル色が強いR&B。
R&Bを好んで聴くが、普段はクラシックなども聴く。
1. Z701-Modena(V5) 39,800円
8cm Z-ModenaMK2 フルレンジ一発 BHBS(バックロードバスレフ)
バックロードホーンは聞いたことがあるが、BHBSをちゃんと聴いたのは初めて。
確かに8cm一発のフルレンジとは思えないほどの低音感。
全体的なバランスもいい。
ただ、少しポコポコと箱鳴りしている感じはする。
バックロードっぽいというよりはフルレンジっぽい音と言えばいいのか…。
しかし、低音は50Hzあたりもしっかり出ていて全体的な完成度は高く、音工房Zのベストセラー商品として納得できるクオリティだと感じた。
2. Z701-OMMF4 39,800円(ユニットとスーパーツイーターは別売)
Mark Audio OMMF4 6cmバーチカルツイン BHBS
今回の試聴会のメインスピーカー。
Z701-Modena(V5) にはフルレンジ1発の良さがあるとは思うが、全体的にZ701-OMMF4のほうがワンランク、ツーランクの上のクオリティと感じられた。
単に低音が出てるという感じではなく、音に厚みがある。
40Hz〜50Hzあたりも充分に出ている。
これは、バーチカルツインの効果か?
スーパーツイーターの効果か?
エンクロージャーの作りか?
ユニットの差か?
と、どの要素がこのスピーカーの良さに強く効果を与えているのかはわからないが、なかなか凄い。
スーパーツイーターがどれぐらいの効果を発揮しているかは、正確にはスーパーツイーターありなしでしっかりと比較しないとわからないが、音工房Zはスーパーツイーターを使うことで20KHz以上のハイレゾ領域を強化するのではなく、8KHz~20KHzまでの可聴域の音質が向上すると考えているそう。
Z701-OMMF4はスーパーツイーターを使っているとは言え、「これならできる特選スピーカーユニット 2020年版マークオーディオ編: 特別付録:マークオーディオ製6cmフルレンジ・スピーカーユニット」という雑誌の付録で、2本で5,995円という値段のスピーカーユニットを使っていてここまで良い音質を実現できることにかなり驚いた。
Z701-OMMF4は
・エンクロージャー 39,800円
・スーパーツイーター 5,980円
・OM-MF4 2ペア 計4本 11,990円
となり、スピーカーペアとするには合計57,770円となる。
れは値段以上の価値があると断言できる。
完全ブラインドテストだと、ペア50万円以上の高級スピーカーと言われても自分は正解を答える自信がない。
スタッフさんにお願いして聴かせてもらったZ1-Livorno(S) ペア54,800円と比較すると、音の新鮮さがZ701-OMMF4のほうが音が新鮮…というか音圧が高く、全体的にはZ701-OMMF4のほうが音質が良いように感じた。
Z1-Livorno(S)だと、ちょっと全体的にべールのような膜がかかったように聞こえてしまった。
もう少し、Z1-Livorno(S)を聴いてみないと正確な答えは出ないが…。
まだ自作は未体験だが、V601(V2)を実験的に組み立てる予定で、 Z701-Modena(V5)→Z1-Livorno(S)と進む予定だったので、計画が狂ってしまった。
また、Z800-FW168HR V2.6という自作キットでペア199,400円もする高価なスピーカーも聴かせてもらった。
Z800-FW168HR V2.6とZ701-OMMF4も比較視聴したが、明らかにZ701-OMMF4が負けている、とは決して言い切れない。
確かにZ800-FW168HR V2.6は全体的な音質も、全体的なバランスも良く、ネットワークも含めてうまく調教されているのがわかる。
Z701-OMMF4と比べてみてどちらが上かと言われると、自分が短い時間で視聴した感じだと「どっちを選ぶかということ、好みでいいんじゃない?」と感じてしまった。
3.3.7リットル小型エンクロージャー & Mark Audio OMMF4
Mark Audio OMMF4 6cm + BHBS
ユニットは2と同じマークオーディオ製6cmフルレンジ・スピーカーユニット
中高音は良いが低音が出ないのは、3.7リットルのエンクロージャーであれば仕方ないか。
箱のサイズから考えれば十分。
ありきたりの回答だが、ニアフィールド、デスクトップオーディオであれば満足できそうである。
音工房Zには若年層の取り込みも考えて、PCオーディオやネットワークオーディオの組み合わせだけでも紹介してもらえると良いと思う。
ただ、今回の視聴会で聴いたスピーカーはどれも定位が弱い気がする。
目を閉じると、左右のスピーカーのド真ん中からボーカルが立って見える…みたいな感じはあまりしなかった。
いや、フルレンジ1発は定位感が悪いっていうのは無いはず…。
左右スピーカーの距離を縮め、もう少し近くに寄ったりと自分が納得できる環境で聴いてみたい。
結論、Z701-OMMF4に関しては欲しいとは思うが、組み立てに自信がなく、家庭の事情もあって11月15日までの決断は難しい。
自作に抵抗が無い先輩方、特にZ701-Modenaなどを持っている方で、フルレンジ1発至上主義者、またはバーチカルツインに嫌悪感がある方以外のユーザーにはぜひぜひ試して、聴いて頂きたいと思った。
この先、自作スピーカーは長く付き合える趣味として、慌てずにやっていこうと思う。
いつか機会があれば、他社を含めたブラインドテストの試聴会などあれば是非参加してみたい。
今回はありがとうございました。
これを待っていました。
初めて購入しました。
こんな庶民のスピーカーを待っていました。完成までいろいろな御苦労だったと思います。
添付画像では孫のいたずら対策で、市販のガードを付けています。
自己紹介
普段は木材加工をしています。
昔、上京して学生の頃、石丸電気とラオックスに通っていたある先輩がいました。
部屋に行くとnakamichiのドラゴンとか冷蔵庫かと思うような3wayスピーカーとか
ラジオを聴くために7連バリコンチューナーが置いてありました。
目に焼き付いたのはドラゴンの操作スイッチ。伝説の竜のうろこのようでした。
いろいろショックでした。
自分の部屋には1980というラジカセだけでしたから。
電気的な知識は皆無ですが。9500ヘルツまではまだ聞こえる60歳です。
遠隔地のため視聴会があっても参加できずに地団駄踏んでいます。
アンプの3倍、スピーカーに投資する。。。と どなたかおっしゃっていましたが
その通りになっている現在です。
購入のきっかけ
他の人の評価にもあるように、天下のB&W805D3と「互角の実力を備えたスピーカー」
と聞きつけました。2wayの小型ということ。製品化に二の足を踏むのも当然です。
世の中で一番競争の激しいグレードであり、ピンからキリまであるカテゴリ。
庶民が手を出せる価格。たとえ かみさんの了解がなくても・・・手に入るものがそこにある。
余談ですが天下のB&Wの構造解析で書いておられたことで
『 船のような構造。。』その仕切り板と丸穴は、
周波数の打ち消しあいを狙ったものかもしれません。箱の外には出てこないかもしれませんが。
キットの製作・感想
ダボ接続で狂いが最小で、寸法に余裕を持たせてあるとのことでしたので研磨をしても安心の
寸法採りです。PC画面を見ながら工程を進めました。ほかの方もやってらっしゃいましたね。
塗装をするために 研磨は150番から順番に240、280、400.水性塗料ー7回塗り。つや消し仕様。
これだけで10日以上かかりました。湿度の高い日は塗装できないためです。
据え置きの時の全体のバランスから、○○ノイの台座をまねて載せてみました。
奥行きと高さはある程度引き締まった低域に貢献していると思いました。
材質
加工しやすく、しかも音質には最大の貢献をするとのことで
普段使っているアカシヤの集成材のような硬さはなく、鉋の刃も飛ばない道具にやさしい。
今回はしていませんが木目を生かすこともできそうですね。
音質
20時間をやっと超えたところなのでまだ慣らし中ですが
『特定のクラシックソースに関して明らかに音が優れ。。』
と制作者の大山さんのコメントがあるように、オーケストラ、室内楽ですでに力を発揮しています。
この13センチウーハーとソフトドームツイーターなのにです。
加えてこのコンパクトな容積と重さです。
設置の部屋が12畳の鉄筋長方形なので、低域は出すぎかもしれません。
以前書いておられたとおり、音量と部屋の構造と設置場所は真剣に考えないといけませんね。
高域は耳に刺さるようなものではないと感じました。これからどう変化するでしょうか。
今の段階でも能力は高く、夜に弦楽器やピアノ独奏を小音量で流すのに、
周波数は上から下まで聞こえます。
落ち着いたころに周波数特性も確認しようと思います。
最初に考えたスーパーツイーターは見直しが必要になりそうです。
機材
アンプ onkyo A-9070 CDプレーヤー onkyo C-7070
CD DAVID OISTRAKH チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 OP。35
FUSION BEST コレクション フォープレイ
ストラビンスキー 春の祭典 オランダ放送フィル
完成したキットを見ながら思います。
『日本のスピーカーメーカーがイマイチぱっとしないのは、
音を決める最終決定権をもっているエンジニアが
周波数特性をフラットにすることばかりに気をとられているから』
この言葉は刺さります。同じことを思っていましたから。
おわりに
収益的にもきつい商品なのによくぞ決断してくださいました。
シンプルな形なのでアレンジにも心が動きます。
繰り返しますが、私のようなものはこれを待っていました。
ですが気になることがあります。どなたか書いておられましたが
『しばらくは幸福だろうが、やがて次の機種に目がうつってゆくような気がする』
ここを先途と音工房の世界に引きずり込まれる、悪い予感が・・・
肩の力を抜いてサラッと音を出している感じが疲れなくて快適です。
シンプルなネットワークに魅力を感じてキットを購入し早速組み立てました。通常であればじっくり塗装をしてからスピーカーユニットを組み込んで完成させるのですが、今回は早く音を出してみたかったので塗装せずにスピーカーユニットを組み込んでしまいました。
さっそく今まで使っていたZ701-Modena(V3)からスピーカーケーブルを差し替えて音出しをしてみました。最初はエージングが全くされていないのでギョッとする音がでましたが、5分も鳴らしていたら安定してきました。エージングの収束が小型フルレンジスピーカーZ-Modenaよりもかなり早いように思いました。1週間ほど聞いた感想ですが、あまりにも自然で癖のない音に驚いています。情緒的な言い回しになりますが、Z701-Modena は BHBSという複雑な音道のなかで 8cmのフルレンジスピーカーを無理やり駆動してめちゃくちゃ頑張って音を出している感じがありました。とにかく、毎日毎時毎分ず〜っと頑張っている感じに愛着を感じる反面聞いていてちょっとつらい感じもします。ところが、Z1-Livorno は上から下までさらっと音を出している感じ、才能のある優秀なやつが、肩の力を抜いて一切ムリをせずきっちりと仕事をしている感じと言えばいいのでしょうか。聴く方も肩の力を抜いて聴いていられるので長時間鳴らしていても疲れないようです。
私が40年前に初めて買ったスピーカーがダイヤトーンのDS-37Bという3Wayスピーカーで、1本59,800円でしたから物価上昇を無視しても Z1-Livorno 2本セットよりも高価な製品でした。ウーファーも32cmもあって、ものすごい低音が出るかと思いきやZ1-Livornoと同等、Z701-Modenaの足元にも及ばないものでした。しかも大きなスピーカーユニットを使っているせいか、定位も甘く全体にボケた音が出ていた記憶があります。スピーカーのような枯れた技術が40年経ったからといって飛躍的に進歩するとも思えないのですが、こんなに低価格小型であるのに、32cmウーファーを使った3Wayを軽くねじ伏せてしまう実力に感激しております。
とまあ、良いことばかり書きましたが、超優秀な優等生はつまらない気もしています。音工房Zのキットはカッティング精度も良く組み立ても非常に簡単に出来てしまうのですが、Z1-Livornoを聴いていると、良い音をあっさり簡単に出しているように感じてしまいます。もちろん開発者の大山社長とスタッフの皆さんはもの凄く苦労されたとは思うのですが、出来上がった製品は軽々と結果を出しているようです。
その点、Z701-Modenaは組み立てもちょっと面倒でしたし、出来上がった後も常に全力で頑張って音を出している感じはあるのですが、あの箱とあの8cmユニットから、こんな凄まじい低音が出てくるのかと驚きとともに嬉しくなってしまいました。40年前に友人の家で遭遇したBOSEの901SS、凄まじい低音とジェットエンジンの空気取り入れ口のような場所からシューシュー空気が出てくるのを見たときの感動を思い出してしまいました。何か今までの自分の経験を遥かに超えた凄いものに触れた感動がZ701-Modenaにはあったのです。
Z701-ModenaとZ1-Livorno、どちらが好きかと聞かれたら私ならZ701-Modenaと答えると思います。でも、これから毎日聴くのはZ1-Livornoの方になると思います。素晴らしいスピーカーです。
Z701-OMMF4は私の好みにドンピシャ!
【Z701-OMMF4】
今回試聴会で聴き比べをしたのは下記の3セットでした。レベル合わせはしていないとのことで、音量的にはZ701-OMMF4が有利な点を差し引いてお読み下さい。
1番:Z701-Modena(8Ω)
2番:Z701-OMMF4(4Ω)
3番:OMMF4-市販検討中3.7Lバスレフ(8Ω)
1番は音工房看板バックロードホーンシステムで説明の必要はないと思います。2番は今回の真打で大山さんのメルマガでも絶賛のシステム、正直私は試聴会で実際の音を聴くまでは半信半疑で一寸大げさではないのか、悪く言えば自画自賛かなとも思っていましたが、いい意味で裏切られました。6㎝フルレンジ2発パラにコンデンサーローカットのみのスパーツイーターをあまり背圧のかかっていない BHBS 20L に収めたと云う変則システムです。3番は3.7Lの普通の小型バスレフで今のところ音工房マジックはなし。という各システムでしたが音の違いはレベル合わせをしなくても十分に分かりました。
音質や特徴は既に皆様が色々書かれていらっしゃいますのでなるべく重複しないよう、私の独断と偏見?で感じたままを書きたいと思います。なお、私は40年ぶりのリターンリスナーで現在まともに音のでるスピーカーがなく、若いころ P610、LE-8T、TANNOY K3808(未完)と自作の王道(1番人気)を追った経験から久々に自作のSPを物色していたところ、ネットで音工房さんに出会い何にしようか迷っていたところ今回の企画を見て試聴会に参加しました。よって私はベテラン諸氏の様な経験に基づいた感想ではなく、あくまで自分の好きな音と云う観点からの意見であることをご承知おき下さい。
さてまずデモの音源を聴きZ701-OMMF4の帯域の広さ、低音の迫力、自然な癖のない音、適度な広がり感などを感じました。比べるとZ701-Modenaは低域を無理に盛ったような感じを受け私には違和感が感じられました。これは良い悪いと云うよりは目指す音の方向性が全く違うと解釈すべきなのかもしれません。Z701-OMMF4は既に書かれた商品レビューでもモニター的と云われる方が多かったですが、全帯域のバランスが良いためそう感じるのかもしれません。音量を上げ下げしてもバランスは保たれておりスピーカーの癖や色付けをほとんど感じません。低域はかなり低い音までサラッとでます。とても6㎝フルレンジ2発とは思えず後ろにサブウーファーが隠れているのでは思えるほどです。これを音が軽い物足りないと感じる方もいらっしゃるようですが、私の家では普通の音量でも十分近所から苦情が出るでしょう。ボーカルなどのメインの中音部は1発のZ701-Modenaに比べると定位はぼやけるのですが、逆に音離れが良くスピーカーの存在を感じさせない自然な鳴り方に思えました。私の場合ほとんどがヘッドホンでのBGM的ながら試聴ですので自然で疲れない鳴り方が好みのせいもあります。
今回私が持参したCDは徳永英明のライブ物(Concert Tour 2015 VOCALIST & SONGS 3 FINAL at ORIX THEATER)ですが、それほど観客の雑音?は入っていない音源で彼のや柔らかな声とライブならではの自然な演奏を堪能できました。他の方のクラッシックやジャズなどジャンルを問わずキッチリ再生したのはZ701-OMMF4で、セレクターで切り替えると違いがよくわかりました。この聴き比べなら駄耳の私でもブラインドテストで9割ぐら正解できるのではと思いました。Z701-Modenaが一番と感じたのは、他の方が掛けられた太鼓のCD、特にバチの音はこのスピーカーでないとと思わせるものがありました。3.7Lバスレフは全然触れませんでしたが、前の2セットと比べることに無理があると思いました。小型セットの中では十分低音も出ているとの説明を頂きましたが、比べてしまうとスッパリ低域をカットしたように感じられ比較試聴としては同サイズと比べてみたかったというのが本音です。デスクトップとしてのサイズとコスト(売価)の問題があると思うので、大山さんがこちらの市販を迷われているのも分かる気がします。私も試聴に行く前は6千円(2セット4個で1万2千円)のユニットベースのシステムを半完成品で合計6万円のスピーカーとして売るのは如何なものか、お手頃価格で音工房ならではのスパイスを効かせたキットも出してほしいと要望するつもりでした。しかし、このユニットが昨年モデルの様にカタログモデルとして再販売されるのであればそれもありかもしれませんが、ムック本限定数のみなら音工房で出す意味はあるのか試聴後は私も?です。因みにAmazonでOMMF4を買われた方のレビューでは、ムック本の「ラビリンス・バスレフ」他小型箱の評判はあまり芳しいものではないようですね。
試聴後の雑談でこのユニットの料理のコツを伺いました。低域は出ますが決して強力なマグネットにより制動を効かせるタイプではないとのことです。背圧が高くなるとコーン紙が動きづらくなり低音が出なくなるそうです。そのため強力なバックロードを掛けるような使い方には向かず、箱も大きめの方が良いとのことでした。小口径のメリットであるコーン紙の軽さとこのユニットの長いストロークを生かし、コーン紙の動きを邪魔することなく素早く正確に動かすような箱が向いているとのことです。Z701-OMMF4も浅めにロードを掛けたBHBSで、Z701-Modenaが17Lに対しひと回り大きい20Lです。定位はダブルユニットのデメリットで1発のシステムと比べるとどうしても甘くなる傾向が出てしまうが、シングルユニット、ダブルユニット、マルチユニットそれぞれに長所、短所があるのは止むを得ないこととおっしゃっておられました。
話が低域に行きがちですが高域について少し触れます。曲によって高域がうるさく(きつく)感じられることが若干ありました。低域とのバランスをとるため追加されたスーパーツイーターが原因かもしれません。コンデンサー1個の交換で調整は可能ですので、容量やメーカー、素材のタイプなど色々試してみるのも楽しい作業だと思います。
さて、だいぶ長くなりましたのでそろそろ締めにしたいと思います。以上お読み頂いた方はまるで悪い所が無いように感じられてしまうかもしれませんが、決して提灯広告的に褒めちぎっている訳ではありません。たまたま、私の好みにドンピシャだったと云うことで、別の方のレビューには色々なご意見も拝見しますので多くのレビューをお読みになり、可能であれば実際にご試聴なさることをお勧めいたします。私も音工房さんの他のスピーカーも聴きたくなりました。
最後に大山様に提案ですが、取り外し不可のサランネット云々と書かれておられた方がいらっしゃいましたが、私は逆で折角の縦スリットこれを生かして取り外し可能なネットをオプション設定されたらどうかと思います。先ず音を聞かせてそのあとネットを取ったらちっこいユニットが顔を出す。なんか楽しそうな気持になりませんか。
それからもう1つ、「200セットの限定生産」などと云わず受注生産でもいいので様子を見ながら追加生産をご検討下さい。可能であればマークオーディオに今年のユニットもカタログモデル化をプッシュして下さい。勿論、音工房専用モデルでもOKです。
kochan
部屋の影響を受けやすいがハマった時の音は最高
オプションの強化マグネットを付け、Z800-FW168HRとペアで使っています。
大きさの割に控えめの低音です。部屋の音響特性の影響を受けやすいものの、使いこなし甲斐のある製品だと感じました。
■低音について
量感、レンジともに見た目のインパクトからすると大人しめです。
地を這うような「ズゴゴ」といった重低音は出ません。片鱗は聴こえるものの「ズココ」という感じで体を揺さぶられる感じはありません。大抵の音楽ソースでは影響ない部分でしょうが、鳴れば新たな発見があって面白い部分でもあります。比較機種として挙がっているCW250や802では再生可能でZ800にも同様の期待をしていたため、私としては物足りなさがあります。RX-A3080での印象なので、より駆動力のあるA-S2000では違った印象になるかもしれません。
とはいえ、通常使用の範囲では必要十分な低音が出ます。こういった点で、本品はサブウーファーではなく正統派のオーディオ用ウーファーと言えます。
■使いこなしについて
部屋の音響特性に極めて敏感だと感じました。
引っ越し前の部屋ではポン置き+推奨構成でそれなりに鳴っていましたが、現在の部屋との相性は当初最悪で、お世辞にも良い音とは言えませんでした。あれこれ試したところ、以下の構成でかなりいい具合となりました。
Z505:逆相接続
バスレフダクト自体を外しニードルフェルトを追加充填したほぼ密閉型
(エア抜き用に追加のワッシャで蓋を少し浮かせて穴を閉じた状態)
Z800:正相接続
バスレフポートを塞いだ状態
イレギュラーな構成ですが、自分の好きなように試行錯誤できるのも自作キットならではの楽しみ方と思います。ちなみに、両方とも正相接続とした場合は定位が若干不明瞭になる代わりに低域が結構持ち上がる感じでした。さほど不自然さはないので、ソースによって使い分けるのもありかなと思いました。
■全体的な音について
セッティングがハマれば、Z800単体の定位の良さはそのままに、自然とローエンドが繋がった非常に気持ちのいい音がします。
製品コンセプトどおりZ800を上手く補っており、中低音域の目立った音被りは感じられません。細かい事を言えば、Z800単体と比べれて低音のキレが落ちたり、一部の帯域でボンつくように感じられるものの、メリットの方がはるかに大きいです。
ネットワークの定数変更やチャンデバ利用で、もうワンランク上の音が目指せそうな気がします。
当初は全く垢ぬけない音で、正直買ったのは失敗かなと思っていましたが、今は非常に満足しています。セッティングで音が激変するので、出音に納得行かない際は多少面倒ではありますが色々弄ってみると解決するかもしれません。
オーディオやDIYに縁がなかった方々にも是非!
Z800-FW168HRを生んだ大山さん渾身の2way廉価版、ということで期待を持って購入いたしました。9年前、同じくらいの価格帯だったZ700-DCUF122Wの苦労を全く忘れるくらいの組み立ての容易さは、もはや洗練の極みと言っていいでしょう。
完成版と比べると何の変哲も無い素朴なデザインなのですが、出てくる音はDCUF122Wよりずっと明るく押し出しも強い一方、無理のない透明さも兼ね備えているという、欠点の少ない2wayだと思います。今年リリースされた小島弥寧子さんのオルガン「聖月夜」のCDを聴くと、手に届くところに楽器が存在しているかのようなリアリティが感じられます。ただ、非常に酷なことだとは思いますが、Z800-FW168HR+Z505-Trentoで同じソースを比べてみると、デビューしたてのタレントと大女優ほどの格の違いが歴然と露わなのは、まあ仕方の無いことなのでしょうか。あと、スピーカー自体の調整要素はあまり多くありませんが、同じような価格帯の完成品と比べれば素材としては格段に良いものですので、オーディオやDIYに今まであまり縁がなかった方々には是非ともオススメしたいモデルですね。まだ製作して1ヶ月ですので、これからエージングが楽しみです。
【Z・百科事典】は、これからのスピーカー製作と調整にとって大きな宝物
音工房Zさんは、Z800_FW168HRスピーカーキットの購入がきっかけで知りました。
この制作と、様々なメールセミナー等を通して、物つくりの楽しさと音楽の素晴らしさをより深く知ることが出来ました。
スピーカー開発は、音工房Zさんのレポートを見て本当にすごいことだと思っています。
狙い通りの音となるまで様々な工夫と努力を重ねられ、そのノウハウを込められたものがキットとして販売していただけることは、本当にありがたいです。
今回の【Z・百科事典】は、これからのスピーカー製作と調整にとって大きな宝物となります。
ありがとうございました。
Z1000-FE108Solで受けた衝撃を6cmのユニットでもう一度.
【Z701-OMMF4】
6cmのユニットはサイズ的に無理だと思っていましたが、
音工房Zのメールマガジン「2020年ステレオ付録OM-MF4の箱開発2」を読んで、
6cmのOM-MF4の可能性と、音工房Zなら6cmのユニットでも素晴らしい箱を
作ってくれると思い、すぐにOM-MF4を購入しました。
バーチカルツインは、低音はよく出て言うことなしですが、
ユニットを2つにしたことにより、フルレンジの良さが
なくなっていると感じました。
6cmバーチカルツインで、これだけの低音を実現したことは、
すごいことですが、やはりユニット1つで追求してほしいと思います。
そのほうが、マーク・フェンロン氏も喜ばれると思います。
6cmのユニットで、私がほしいスピーカーは、Z1000-FE108Solを
そのままスケールダウンしたものです。
初めての音工房Zの試聴会でZ1000-FE108Solの音を聴いて、
10cmのユニットのどこから、その低音が出てくるのかと衝撃を受けました。
今の我が家では、スピーカーを置くスペースがないので、
6cmのユニットに合わせて、Z1000-FE108Solをそのまま小さくしたような
Z1000-OMMF4?を作ってください。ダクトはテーパー付きで。
Z1000-FE108Solで受けた衝撃を6cmのユニットでもう一度、お願いします。
バッフルによって全く違った音になると思います。
共立電子株式会社の共立プロダクツ事業所さんの背面バスレフエンクロージャーを使用しました。
長岡鉄男さんの薦めていたタイプのエンクロージャーでH:450mm、D:300mm、W:140mmの箱にZ-Modena MK2を取付ました。想像以上の低域(25cmクラスにも引けを取らない)と高域もトィータを足してもアンバランスにならないと思われました。
入力を入れれば入れただけの押し出しが出てきます。
奥行きのある箱とのマッチングが素晴らしかったのだと思います。スピーカー本体性能の良さが一番ですが、それを生かし切る最良の組み合わせだと思います。
自分で作る喜び
私は仕事柄大ホールの音響に接することが多く、たまに録音現場に立ち会うこともありますので、音響装置についてはステージ上の音が家庭でどれだけ再現できるか、という観点で考えております。Z800-F168HR(V2.5)購入後、音工房Zさんの試聴会でZ505-Trentoを聴かせていただき、低音の圧倒的な魅力に惹かれて即購入を決めました。
待つこと暫し、大きくて重い段ボール箱が4つ届き、先ずびっくり!これは、工作に取り掛かる時間場所が無いと家中大変なことになると思い、着手に1年以上も躊躇しておりました。ところが今年になってコロナ禍で仕事が全部飛び、することも無くなったので幸か不幸か工作を始めてみて大変、今までトライしたキットのどれよりも大きく重く、作業台に乗せたり降ろしたりするだけでも初期高齢者の身には大変こたえました。ただ、9年前のZ700-DCUF122Wの時に経験した、自分で何十箇所も穴をあけてそれぞれダボで隠す面倒さが全く無くなっただけでも、大変ありがたく思いました。製作スタッフの皆さんには大感謝です。それにしても、自分で作る喜びというものは、何物にも代え難いですね。
数々の難儀を経て完成後、最初はオススメの逆相で聴いてみましたが私の部屋だと明らかに効果が薄かったので、正相に繋ぎ変えてみて正解、逆相よりスピード感は少々減るものの、大ホールのステージで聴ける音場に近く感じられました。このモデルは色々工夫できるパラメータが多いので、エージングしながら育てていく楽しみが増えました。ありがとうございます!
派生音再生の重要性
他のユーザーさんのレポートを読んでみると、STWを使用した印象として、超高域が伸びるというより、雰囲気や立体感が増した、というコメントが多く見られますし、私も同じ印象を受けます。これは何故なのか、自分なりに考察してみました。
弦楽器の調弦をする時、隣の弦と同時に重音で5度(または4度)を合わせますが、5度をピタゴラス的に(周波数の整数比で)正確に合わせると、低い方の弦の1オクターブ下が差音として鳴るのが聴こえます。原理的にはもちろんそうなのですが、下手な奏者ではなかなかそうはいきません。これは、実は数字上の周波数の差が技術的な問題で聴こえにくくなることを意味しています。スピーカーの世界ではよく倍音のことだけが議論になりますが、現実は正しく高次倍音が鳴っていないと、差音、倍音との差音…(=派生音)も正しく聴こえにくくなる。もっと言うと、可聴範囲外までスピーカーが鳴っていないと、派生音として聴こえるはずの可聴範囲内の情報量も少なくなる、または情報にエラーが生ずる、と私は考えています。(CDというメディアが初めて登場した頃にも、似たような議論がありました。)この辺りは作曲家のヒンデミットが「作曲の手引」1という著作で詳しく書いています。(あまりに詳しすぎるので読んでいく途中で頭がクラクラするほどです。)
音工房Zさん主催の試聴会で体験したZ501とZ502の裸状態の比較については、Z502単体の再生帯域が可聴範囲までよく広がってしかもその中で音と音との関係が繋がっていることがわかりますし、音圧もかなりあるように思えます。それに比べるとZ501の方は、「音を並べている」 ような詰まった感覚を覚えます。(あくまでも比較すると、という条件でですが。)
次に通常のシステム+Z502有無の比較試聴については、同じ音源をZ502無しで聴くと、音程が若干ですが下がったような錯覚を覚えます。これは、先ほど述べた差音の周波数がずれてしまったからかもしれません。Z502有りですと、可聴域の音色に細かなニュアンスが加わります。ただし、必ずしも艶がある方向というわけでは なく、原音はこのようだと想像できる音色に近く思えます。また、距離感も立体的で、奥行き、音場の空気を感じます。普通なら雑音のように聴こえる音にも存在感があり、情報量の多さがよくわかります。 これらは、Z502を購入後、自宅で試聴した印象と同じです。
という訳で、耳に至るまでの伝送経路の音域は可聴範囲を超えて広い方が原音を忠実に再現しやすい、ということが体験できるSTWだと私は思います。
(使用機材:conrad-johnson PV-5/MV-50, Pioneer PD-70, Z800-FW168HR(V2.5)、ソース:色々)
1 https://www.amazon.co.jp/作曲の手引-1953年-パウル・ヒンデミット/dp/ B000JB8DEK