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面白かったです。
面白かったです。まずは小さなZ601(V2)から作ってみたいと思いました。
生の音に近い音が聴ける
私の現在のスーピーカーですが、マッキントッシュLS330は少しうるさく感じましたが、このスピーカーは、うるさく感じません。長く聴く事が出来ます。組立ても素人の私でも、わかりやすく、BOXの正確さには驚きました。使用したアンプは、MA6800です。ソースとしては、オーケストラ演奏、クラシック、演歌当ですが、確認しましたが、非常に聞きやすく、疲れません。私にとっては良いスピーカーです。
今までの音とは違いました。やっと私の好きな音にめぐりあいました。
有り難うございます。
ドンがド~ンに!
年金生活者 最後のオーディオとFW168を購入。
全体にクリアな音は良いのですが、ホテルカリフォルニア冒頭のド~ンがドンと軽いのが我慢できず、清水の舞台から飛び降りる思いでZ505が発売されたのを見て購入。
組立はFW168もですが正確な木材裁断のおかげでスムーズに出来ましたが、
初めてピアノブラック塗装に挑戦!不出来なのにとても時間がかかりました。
さて肝心の音は、期待通りにド~ンの音が出て感激!160Hz~250Hzあたりが膨らむ音は嫌いなのでFW168のバスレフポートに吸音材を詰めました。
過剰なブーミーな低音にならず必要な時に出る低音でVOを再生してもスケール感やしなやかさが加わりリッチな音になりました。
しばらく聴いていると何か不自然な違和感が感じられ、FW168とZ505の接続を説明書では
逆相接続ですが正相に変更したら私の耳には不自然さが解消されました。
後にプラスマグネットを購入低音の力強さが増した気がします。
年金生活者最後のオーディオ購入と思ったのに、今はTEACの安いプリメインアンプなので少しグレードの高いアンプが欲しい・・・オーディオは泥沼、欲望が恐い。
驚くほどのワイドレンジ
【Z701-OMMF4】
少し前から、次の自作スピーカーはヴァーチカルツインで、と妄想していたところ、メルマガで音工房Zの新作が、ヴァーチカルツインになるということ知って、購入を即決しました。
が、実際に試聴会に参加したらZ701-OMMF4の購入に迷いが出てきてしまいました。と、言うのも同時に試聴したZ701-Modena(V5)があまりにも素晴らしくて、朗々と弾む響きの良い音に魅了されてしまったのです。女性ヴォーカルにも艶があり音像定位も中央にポッと浮かび上がり、何を聴いても楽しく、低音も8㎝フルレンジ一発でこれかよ!と思わず心の中で唸りました。
対してZ701-OMMF4は、ニュートラルで驚くほどワイドレンジです。音像定位は、Z701-Modenaよりも当然大きいので、試聴距離を長くとる必要があり、広めの部屋でゆったりとした聴き方でより真価が発揮されそうです。
最初に聴いた、Z701-Modenaの低音にも驚きましたが、続いて聴いたZ701-OMMF4はさらにその上を行き、低いところまで伸びながらも制動がよく効いています。全体的にややモニターライクな音の印象ですが、モニターライクといってもネガティブな要素は微塵もなく、あくまでZ701-Modenaと比較してソースに対してよりアキュレートという意味です。
今回、持参した試聴CDの一曲「ジョニ・ミッチェルA Case of You」は、自宅のシステムでいつも聴いていましたが、Z701-OMMF4からイントロのアコースティックギターの音が流れると、すぐにこのCDの録音状態があまりよくなかったということに初めて気づかされました。このように、ソースを忠実に再生するモニタースピーカー的な側面もありますが、ソースの粗をさらけ出すだけではなく、ピュアオーディオの観賞用としても十分に魅力的で響きの豊かな音を奏でてくれます。
今回のZ701-OMMF4は、限定販売で、ヴァーチカルツインのBHBS(バックロードホーンバスレフ)という他にない形態、ユニットサイズからは想像できない低音、自作キットらしからぬモダンなフロントデザイン、市販品でこれと同等の音を出すスピーカーシステムはおそらく数倍の価格になるでしょうから、これはもう迷うことなく『買い』でしょう。
やはり、今の自分の好みとしてはZ701-OMMF4の方が合っていそうです。Z701-Modenaは【V6】が出たら、またその時に購入を検討したいと思います。
箱の威力と技術力に驚愕
【Z701-OMMF4】
Z701-OMMF4 試聴会に参加させていただきました。
視聴させていただいたのはOMMF4 4L弱の箱(比較用だと思います),Z701-Modena,Z701-OMMF4,OM-MF519(Z701に近いサイズ?),Z1-Livornoです。
現在、私も4L程度の箱に入れており、どうしたものかと思い、今回参加させていただいたのですがZ701-OMMF4は圧巻でした。ここまで化けるのかと。
Z701-Modena,OM-MF519よりも低域も出ていてレンジは広いのではないかと思います(スーパーツイーターも付いているので当然と言えば当然かもしれませんが)。ツイーターがあるとは言え基本はフルレンジの考え方だと思いますのでレンジの広さに加えて恐ろしくクリアな音です。Z1-Livornoとの比較は口径も異なるので低域ではZ1-Livornoにはかなわないか、と思いましたが全く引けは取っていないと思います。鳴り方が結構異なりましたので、ソースによってはZ701-OMMF4の方が心地よく、楽しく聞けるものもありました。
ただ、私はMarkaudioの音を非常に気に入っておりますので、「あの音自体が…」と思われている方は上記はあまり参考にはならないかもしれません。確実に言えるのは、音作りに関しての音工房Z様の技術力は本当にすごいとです。音域のバランス、音場感、透明感、このあたりは何年かかっても素人自作ではなかなか厳しいかと思います。まだ予定価格とのことでしたが6万円台程度でこの音が手に入るのかと思うと十分以上に価値はあると思います。大口径のサブウーハーを入れたマルチなどの様な下っ腹に来る低音の量感までは望めないと思いますが、一般家庭の部屋で鳴らすには十二分のレンジの広さとフルレンジのクリア感がしっかり楽しめる仕上がりだと思います。ここまでのレンジの広さとクリア感の両立はと、つくづく思いました。一番感じたのはこの点でしょうか。
今後も良い商品開発をよろしくお願いします!
自作派のリファレンス機
用途:
現在我が家のメインスピーカーとして使用しています。
使用機材:
現在はマランツNR1200でAmazon Musicを中心に聴いています。
購入の経緯:
実はZ800-FW168HRのキット設定に大山さんが悩んでいた際に行ったアンケートでは「買わない」に投票していましたが、Z505-Trentoの開発の際に開かれた試聴会に興味を持って参加した際にZ800-FW168HR(V3) をじっくりと聴く事が出来、充分納得の上で完成品の標準ネットワーク版の購入を決めました。
B&Wのフロア型スピーカーnautilus 802とのブラインド比較試聴では10曲中8曲で802に軍配を挙げていましたが、(どちらが鳴っていたかはほぼ分かりました)実売価格差と比べてクオリティの差は少ないとの判断で、当時は値上げ前でしたのでかなりお得感もありました。
音の所感:
良く聴く定番の名演・名録音盤「アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション」の一曲目の“You’d Be So Nice To Come Home To”では、音量をアルト・サックスに合わせた場合に小型スピーカーではベースラインが寂しくなりますが、このスピーカーなら充分な音圧で再生しているので、ボリュームを絞っていても十分に各楽器の音を楽しめます。
低音ユニットはミッドバス的な性格なので制動が効いていて締まりがあり、スペック表示通り40Hzくらいまでのソースであればサブウーファー無しでも必要充分だと思います。
ユニット的に若干制動が効き過ぎていると感じた事もありますが、慣れてきた最近では、緩いよりは良いのではないかと思っています。
このスピーカーの場合は元々必要な低音はほぼ出ているのでサブウーファーの追加はソースによってはメリットがありますが、3Way化によってデメリットの出て来るソースもあると感じられました。ソースによって2Way/3Wayの切り替えも可能になっているので本音を言えば完成品が欲しかったのですが、設置スペースが厳しい事や一人で移動は難しい重さという判断もあって見送りました。
とはいえ、現状でも背面が壁に近い為もあって音量を上げて行くと低音がやや多くなる印象もありますので、バスレフポートを若干カットするかスポンジなどを軽く詰めてチューニングしてみた方が良いかな?とも思い始めています。
イーグルスのHotel Californiaのドラム音も、例えば私が使ったZensor1やSX-V1Mの様な小型ブックシェルフでは出ない量感で、しっかりと制動された低音で出て来ます。SX-V1Mの低音は結構量感はあるのですが解像感があまり良いとはいえず、オーケストラなどでも音がゴチャッと混ざった感じに聴こえました。
マグネシウムツィーターの高音は上品で煩ささも感じられず、質が高い印象です。
実は到着後、最初にアッテネーターの12時の位置がセンターだと勘違いしてわざわざ直して聴き始めたところ高音不足で、おかしいと思って聴感で+3dB程の位置に調整し直しました。後で確認したところ、丁度音工房さんの推奨位置となっていて安心しました。
Z1000-FE103Aの試聴会で聴いたB&Wのブックシェルフスピーカーの805 Diamondの記憶との比較では、エリッククラプトンのアンプラグドの”Before You Accuse Me”で聴こえる拍手の音がB&Wの805 Diamondでは”パチパチ”というより”ペチペチ”という感じになり、手拍子の音も周りの音に埋もれて小さくなりがちであまりクッキリはっきりと聞こえて来ませんでしたが、このスピーカーではきちんと聴こえます。おそらくB&Wでも新しい機種はこのあたりはきちんと聴こえる様になっているとは思いますが、価格はかなり変わって来ると思います。
その他、ライブ録音の拍手の音や指を鳴らす音の入ったソースで指を鳴らす音でも同様の違いを感じました。
クラシックのピアノやヴァイオリンも綺麗に再生されますし、宇多田ヒカルさんの”Automatic”の様な打ち込みを多用したソースの再生も音が固まらずにきちんと再生されるので相性も良いです。
優秀録音盤のソフィー・ミルマンのアルバム「Sophie Milman」などでは、これぞハイファイというサウンドが堪能出来ます。
総じてクリアでハイファイ調な音色で、ジャンルを選びません。
質の良いフルレンジの方がフレッシュで滑らかな音を出す帯域もあるのですが、一台で何でも聴きたいならこのスピーカーは最適だと思います。
バックロードの様な付帯音や響きといったクセも無い為、バックロード派にもリファレンスとしてお勧め出来るスピーカーで、色々なスピーカーを評価する時の基準機としても最適だと思います。
ただ、完成品をいきなり買うには勇気が要ると思いますので、行ける方は試聴会を活用して聴いてみて欲しいと思います。
自作派・音重視の方であればキット品のコスパは最高なのではないかと思います。
私はデザインが気に入って完成品を購入しましたが、筐体は頑丈そのもので、特にフロント周りは市販のブックシェルフとは比較にならないレベルで、試聴室で爆音にした際はさすがに箱鳴りが感じられましたが、我が家で出せる音量では全く感じられません。
尚、注意点としては、ユニットも重量級という事もあってかなりフロントヘビーですので、スタンドへは底面のM5のネジ穴を使って固定した方が安心ですし、音にも良いと思います。
また、重量バランスに加えて塗装がツルツルしているので、持ち運びの際は落とさない様に若干気を遣いました。
〈以 上〉
クセの少ない、音場感のある普段聞き用スピーカー
【Z701-OMMF4】
LPがHi-Fi化された時代からのオーディオ・ファンです。
今ではホーム・シアターに38cmウーファーを含むマルチ・アンプによるオーディオ・システムを自作して楽しんでいます。
こんな大袈裟な音ではなく、普段聞き用にフルレンジ一発のサブ・システムが欲しくて何個か箱を作りましたが今だに気に入った物が出来ていません。
今回御社の Z701-Modena(V3)を知り、試聴する機会を得ました。
正直、これはいかにも「箱が鳴っています・・」という私の一番嫌いな音でしたが、その横に有った Z701-OMMF4 には驚かされました。
こちらは、女性ボーカルもピアノもはっきりと前に出て聞こえ、更にその後ろにある残響音が空気のように漂って聞こえました。
低音も8cm二本とは思えないほど出ていました。
御社で準備されたソフトでは驚くほどの超低音が出ていましたが、私の持って行ったソフトではもう少しベースが出ても良いのではないかと思いました。
クセの無い音はユニットの特性かと思いますが、もっと低音を出すために16cmに交換などをするとバランスが崩れて変な音になるのでしょうね。
同時に聞かせて頂いた Z800-FW168HR(V2.6) ですが、測定器による周波数特性などは非常に良く制御されているのでしょうが、やはり箱が小さいせいか抑圧された感じの音で長く聞くと疲れるのでは無いかと心配です。
今回のような色々なスピーカーを聞き比べる経験は初めてでしたが、ソースによってスピーカーの性格が変わって聞こえることを知り、貴重な経験でした。
有り難うございました。
音工房Z-初バーチカルツインの低音にビックリです
【Z701-OMMF4】
音工房Zさんが用意された音源の試聴で気が付いたのは、今回の新作である「Z701-OMMF4」は30-40Hz付近の低音を唯一感じ取れたことです。「Z701-Modena」を含めた他のモデルではこの帯域は明らかにレベル差がありました。恐らく、製品開発ではこの点に注力してチューニングされたのではと想像します。
続けて、試聴参加者独自音源による試聴タイム。私は2番手で試聴しました。音源は前回と同じものをCD-Rで持ち込みました。なお4番目の箱は私のオーダーで直近入手したZ1-Livorno(キット品)に変更してもらいました。
1曲目は Brian Bromberg/Come Together
(1)Z701-Modena、(2)Z701-OMMF4、(3)OMMF4+MDF、(4)Z1-Livornoという順番で聴き比べました。バージョンは古いですが、Z701-Modena(V2)を所有していますので、それも基準となりました。8cmユニットにしては十分低音は出ているのですが、Z701-OMMF4に比べてしまうと物足りなくなります。やはりこの30-40Hz付近の量的違いはこの楽曲でも顕著でした。
2曲目は Giorgia Fumanti/Campi d’Oro
女性ボーカルで中高域をチェックしました。Z701-OMMF4は、鼻に掛かる様な変な癖はありませんでしたが、2WAY機のZ1-Livornoの全体バランスの良さと比較すると多少高域のキツさを感じます。OMMF4のキャラクターによるものなのか、スーパーツィーター(カットオフ周波数が不明の為)によるものなのかは分かりませんが、フラット指向のZ1-Livornoと比較してということになります。メリハリがある出音を好む方、ロック・ポップスを中心に聴かれる方はこちらの方が良いと思いました。
3曲目は山中千尋/Life Goes On
この曲ではスピード感、音の分離などをチェックしました。
Z701-OMMF4は、音数の多い楽曲でも団子になってしまうことなく、一つ一つの音を聴きとることができました。またスピード感についても、もたつくことなく再生出来ていたと思います。
Z701-Modenaに対して、一回りほど大きいエンクロージャーですが、フルレンジ2発+スーパーツィーター+フロントダクトがあるので、バッフル面のデザインも間延びすることなく纏まっていると思います。それと縦に2本入る溝もデザイン面ですっきりとさせるのに効果的ですね。もし、入手したら仕上げをどうしようかと大いに悩みそうです。
聴いてみなければわからない、想像を絶するクオリティ
【Z701-OMMF4】
また音工房Zさんにしてやられました。
今年のONTOMOMOOK付録のマークオーディオ製ユニットOM-MF4を2発、バーチカルツインで配したという箱が完成しその試聴会に参加しました。
初めに、用意された低域が多く入ったソースでZ701-Modenaと上記の新開発スピーカー、それにOM-MF4を1発を小型バスレフ箱に入れたものと、3種を聞き比べる試聴がありました。
新開発のバーチカルツインは6cmユニットとは到底思えない低域の再生能力と、真ん中にZ501のスーパーツイーターを加えていて、想像していたクオリティや再生可能音域を見事に超えて、空いた口がふさがらないほど。
比較に置かれたZ701-Modenaやユニット1発の小型がかわいそうになります。
Z701-modenaのときも度肝を抜かれたましが、今回はその上をいく驚きでした。
6cmユニット2発、振動板の面積では8cm1発とあまり変わらないのですが、もっとずっと大きなマルチウェイでもなかなか出せない30Hzの音を出せてしまっています。
音はバランスよく、キレの良い高分解能の好ましいもの。
我が家で最近完成させてお気に入りのZ1と比較しなら和太鼓、ボーカル、ジャズなどを聴いてみました。
今我が家ではバランスのいい音を聴かせるZ1が標準機のようになっていて、NS-100Mのツイーターやスコーカーのアッテネーター調整の参考にするほどになっていますので、Z1との比較をしたのです。
低域の伸び、ボーカルの生々しさ、この試聴で見る限りこの新しいスピーカーはZ1の上、1クラスか2クラス高価なものに感じました。
小口径故に超軽量な振動系が僅かな信号も漏らさず再生し、大山氏の練り込んだエンクロージャー設計で想像を絶する低域までカバーできています。
ただ音像の定位は2発使いのためZ1に対して優れているとは感じませんでしたが不満に感じるものではありません。
少なくとも音工房Z試聴室ではこの新しい方が好ましく、Z1は物足りない印象が残っていましたが、果たして我が家の環境ではどうなのかということで、まだ耳が覚えているうちに帰宅後我が家の部屋で改めてZ1をメインシステムにつなぎ同じ曲を聴いてみました。
部屋とドライブするアンプの違いが大きいのか、我が家の環境ではZ1で充分に満足できる好ましい鳴りっぷりでした。
もし我が家にこの新しいスピーカーを持ち込んだら、或いは少々耳障りな音になるのかも知れないと、若干心配になります。
今回のスピーカーは限定販売になってしまうのが本当にもったいない、素晴らしいクオリティのものですが、好みや環境で多少評価が分かれるかもしれません。
B&Wのロゴと取れないネットをつけて市販すれば50万円以上の価格で売れる。
【Z701-OMMF4】
2018年のOM-MF5(8cm口径)以来恒例となったマークオーディオの付録ユニットの箱が開発されたというので、2020年10月17日(土)に視聴してきた。今回のユニットは6cm口径でOM-MF4という型番である。これを1台当たり2個垂直に並べスーパーツイーターを加えた設計のスピーカーが今回の新製品(これを2とする)である。この新製品と比較した2台のスピーカーは、今では3万円前後で販売されているBOSEのデスクトップスピーカーより少し大きめのOM-MF41発のスピーカー(これを3とする)と名だたる高級スピーカーと肩を並べるCPの高いZ701-MODENA(これを1とする)である。但し、いつもの数十万円の高級スピーカーとのブラインド比較試験は無かった。今回の視聴会でブラインド比較試験が無かった理由は、スピーカー2を聞いてすぐに理解できた。すなわち市販されているいかなるスピーカーとも異なるモニタースピカーという性格だからである。このようなスピーカーは、おそらく好き嫌いが明確に分かれるのではないか。ちなみに当方はこのスピーカーは横置きにした状態が好きなスピーカーである。
いきなり今回の新製品の結論を書いたが、今回の新製品は6cmの小口径ユニットにもかかわらず低域までよく伸びており、スピーカーの大きさからは想像できない周波数レンジである。当方は70近いので高域は悲しいかな若い人のように聞こえないが低域は十分に聞こえる。電車の中で腹をすかせた乗客の音まで気になるくらいである。また、高域は聞こえないが、スーパーツイーターがついているので、20KHz以上は確実に出ている、と目視で理解できた。ゆえに箱のサイズにおいても広い周波数レンジの驚くべきスピーカーと評価させていただく。音像定位その他の性能について、この1台だけを聞く限りにおいては不満は無いスピーカであり、B&Wのブランドと外すことのできないネットをつけて市販すれば50万円以上の価格で売れる可能性がある。
好きな人は好きになるスピーカーである。ただし、最初に書いたように当方は横に設置した状態がデフォルトとなるようなスピーカならば、購入するが、縦位置でB&Wと読ませるならば購入しない。理由は音の広がり感が今一つなのである。これを横に設置するとよくなるが、定位感が悪くなる。
このスピーカーのずば抜けた長所は、サイズから想像できない周波数レンジであるが、これも不満点はある。周波数レンジは広いが、その低域はお腹を揺さぶるようなパワフルな低域ではなく、鼓膜をかろうじて揺らす程度の低域である。しかし、その過度特性は優れており、鬼太鼓のCDを聞くと大太鼓がたたかれた余韻まで再生している。ただし、この大太鼓の迫力感はスピーカ-1が勝るのだ。スピーカー1とスピーカー2を比較すると、明らかに低い方のレンジはスピーカー2が伸びている、と誰もが理解できるのだが、迫力ではバックロードホーンのスピーカ-1が勝るのだ。
ただ、日本の家庭の居間に置くならば、スピーカー2程度の迫力でも我慢でき、B&Wのロゴでもついておれば、50万円支払っても十分に満足できるスピーカーだろうと思われる。
最後にスピーカー3について。これは、デスクトップスピーカーとして割り切ると、無印良品としてBOSEに勝るスピーカーである。これにヤマハの実売4万円前後のサブウーハーを組み合わせれば、数十万円のスピーカーに匹敵するのではないかと表現するとオーバーか?おそらくスピーカー1よりもサブウーハーとのつながりは良いように思われる。
2way自作のベースキットとして良いと思います
長岡鉄男氏の影響受けてsp工作に目覚めた一人です。最近音工房ZさんのスーパーTWキットやZ601 v2キットを購入しどちらも価格以上の満足感を得られたので
案内開始後直ぐに予約させてもらいました。
(キット作成)
まずパッケージが丁寧で良い感じです 初のフィンランドバーチ材でしたが
近所のホムセンで購入のt15シナベニヤに比べ硬さや比重、響きの質感が良いです
位置決めダボはボンド接着時の大きなずれを防ぐには有効ですが完全な面一には
ならない様です (それでも下地処理の手間は格段に軽減されますので工房の名前は伊達では無いです)
(音出し)
高級システムと同等というのは自分には比べる術(センス、経済力共に)が無いですがシンプルな構成でユニットが開放的に鳴る感じがしました。
8cm Z601-V2(DAYTON PC83-4/音工ZスーパーTWキット)に比べ低音域の伸びを
それ程感じるわけでは無いのですが室内楽のチェロサイズ感や音色でより魅力的
で大山様拘りの13cmケブラーコーン良さが出ていると思いました。
中高域のつながりも絶妙で自己流2WAYで陥りがちなネットワークの樹海に迷い込まなくて済みそうです(TWのAstiが強い自己主張せずLivornoをバックアップしている感じです)
(気になる点)
商品のコンセプトとして国産コンパクトカー的な最大限の実用性を手ごろな価格で
提供されていると思うので筋堤外では有ります(すみません)
・ケブラーコーンというより構造的な物かもしれませんがパカパカ音気になります
・ポピュラー系のリズムセクションに体幹の弱さ感じます
・中高域~高域に向かってあと一歩透明感欲しい(スーパーTWで改善されそう)
(現在の思い)
市販SPのインフレが凄く、自作に目を向けるとFOSTEXのラインナップもかなり
整理されて 価格も2倍~3倍と大変な事になっています
ネット通販の普及で中華製ユニットが手に入れやすくはなっていますが
現地発送の荷物取り扱いや製品そのものの品質等々不安がいっぱいです。
又パラメータ等は公開されているものの国内での作成レビュー等少ないので
小学生レベルの自分には開運の壺か鰯の頭なのかも判断しかねています。
・この様な状況下で国内で最も勢いの有る音工ZさんのZ1-Livornoは
間違いなく安心して買える2way自作のベースキットであると思います
新作 Z701-OMMF4を聴いてきました!
【Z701-OMMF4】
ひょんなことからブログやホームページで大山さんの記述を読み進めるうちに、スピーカー作りにかける情熱とプロフェッショナリズムにとても魅かれていましたので、初めての試聴会にワクワクしながら参加してきました。今日のメインは2020年版ステレオ誌付録のマークオーディオ製OMMF4用に設計されたZ701-OMMF4でした。このモデルは片チャンネルにOMMF4を2発+スーパーツイーターという構成。試行錯誤を重ねるうちにこのような形になったというZ701-OMMF4を定番のZ701+Z-Modena mk2及び参考品であるOMMF4用3.7ℓ小型箱との比較で聴かせていただきました。
Z701-OMMF4の印象はとにかく重点音がよく出ることです。邦楽打楽器の地を這うような重低音が鮮やかに再現されていました。もちろん中高音もとても良好で打楽器の躍動感がすごかったです。演奏の空気感というか音場が鮮やかにそして力強く再現されていた感じです。フルレンジを2発使用するとやや高音が弱くなるのでスーパーツイーターを追加されたそうですが、その効果か高音の響きもとても美しいものでした。
エンクロージャーのデザインはZ701とほぼ同じ高さでやや幅を広げた感じ。2発のMMF4の間にツイーターが配され、下部にバスレフポートというレイアウト。ユニットの両側面に引かれた縦2本のラインがエレガントな印象です。
一緒に聴いたZ701+Modena mk2の完成度の高い音に対して、Z701-OMMF4はさらに音の厚みが増し、上下とも再生レンジを広げたように聴こえました。打楽器系ソースには圧倒的にZ701-OMMF4が合うようでしたが、女性ボーカルを落ち着いて楽しむにはZ701+Modenaが個人的にはしっくりときました。参考に並んでいた3.7ℓ箱も大きさの割にしっかりと低音が再現され、他の2モデルと比較しなければ十分音楽を楽しめるもので、小型デスクトップとして極めて高品位な音質だと思いました。
私はZ601で大山ワールドにはまったばかりですが、試聴会のおかげで益々音工房Zの魅力に染まってゆきそうです。
楽器の生々しさを感じさせる
【Z701-OMMF4】
試聴させて頂きありがとうございます。
一見して見た目が良いです。バーチカルツインというのに加え、左右に入る縦ライン2本がデザインを締めているという感じを受けました。上手いこと表面処理を工夫すれば高級感を感じさせることも出来そうです。
それで今回持参したCDはノブサンズin classicという様々な楽器でクラシックを奏でるというもので、比較的ダイナミックレンジが広そうな音源なので選んみました。
最初はご用意されてるかなり低音まて入っている音源での試聴。一瞬入っているウンウンというかなりの低音まで聞こえることに驚きました。ムック本の付録とは思えない、この小さなユニットでここまで聞かせるユニットは他にはそれほどないのではないかと思います。たださすがに低音の量感は大きくない感じはします。ここは大口径ユニットには敵わないかなとは思いますが、能率が高いせいかメリハリの効いた音だと思います。特に楽器の生々しさは1番ではないかと。特にアコースティック楽器はそこにいるのではないかと思わせるほどの表現力を持ったスピーカーシステムだと思います。
変に低音が出過ぎることもなく、かと言ってキチンと聞こえる。また録音されたままを再生するので誤魔化しが効かない、録音の粗がハッキリ分かる厳しさをもったシステムと言えると思います。このクラスでこのレベルというのはNo.1ではないでしょうか。アンプがアキュフェーズという高級アンプだったからかもしれませんが。安いアンプ、安いCDプレーヤーを使ったらどうなるのか興味があります。これは購入して試さねばと思います。
さすが、音工房Z!!
【Z701-OMMF4】
視聴会は3回目の参加となります。今回はSTEREO誌の付録(?)マークオーディオの6cmフルレンジを使ったZ701-OMMF4と発売思案中の小型エンクロージャーを目当てに、JoJonesと大塚茉莉子のCD持参で参加しました。事前にメルマガ等でユニットを2個使った大きめのボックスになったということは伝わっており、せっかくの6cmユニットという「キワモノ感」が損なわれてガッカリしていましたが、実際の品物は6cmユニット云々というより、立ち位置の確立されたひとつの完成されたスピーカーシステムで驚きました。
既に同じくSTEREO誌の付録のエンクロージャーでこのユニットを使っていたのでその優秀さはある程度分かっていましたが、想像を遥かに超えた出来でした。主に比較対象したのはZ1-Livornoでしたが、軍配はどちらとも言えず、音楽ソースによって好みが分かれると思いました。
まず、今回のZ701-OMMF4はクリアーでユニット特有のアタック音がしっかり再現され、他のスピーカーでは聞き漏らしそうな瞬間的な低音もしっかりと聴けました。音の情報量が多いというか、とにかくいろんな音が綺麗に聴けます。逆にそれゆえサクソフォンなどのコンボの音は人によって好き嫌いが分かれると思いますが、ユニットが高音域〜中音域の音をとても良い感じで再現するのでそれを十分活かした箱だと思いました。特にドラムソロの音は演奏者の耳に聴こえてくるような音でした。あと小型箱の方は他の箱と比較しては無理があり、またこのような部屋で聴くモノではないと思いますが小型のアンプでデスクトップで聴いたりするには驚異的な低域の音と素晴らしいアタック感の中高域音でした。使い方を割り切るならこれはこれで最強と思います。STEREO 誌の付録の箱の低域不足感が改善されていると思います。こちらはAmazonで安めの価格設定で出していただけるといいなあと思いました。
調整テクニックの回はまさに”神回”(笑)知りたかった情報が満載でした。
調整テクニックの回はまさに”神回”(笑)知りたかった情報が満載でした。
オーディオ歴40年程になり、アンプ、スピーカーの自作数多やってきましたが、未だに納得できる状態になっていませんでした。このレポートを元にシステム全体の調整を行いたいと思います。(長岡先生設計のスピーカーの自作もしたことがあったので、どぶ板、鉛のインゴット等による制震を思い出しました。)
このサイトに出会えてよかったです。
スピーカーを熱愛している知り合いから急にスピーカーに興味が出てきた時に、たまたまこのサイトを何故か知りました。頂いたメールを読んで、自分もスピーカーを手作りできるチャンスがきたと思っています。さて、最初に何から始めようかな?今そのような状態です。内容は、非常にわかりやすく解説して頂いて全くの素人がやってみようかと思わせる感じです。このサイトに出会えてよかったです。
1/10のコストでハイエンドスピーカーのスケール感
Z800-FW168HRは一つの完成形ですが、サブウーファ領域までの周波数の伸長はありません。ほとんどのソースでは全く問題はないのですが、特定の重低音が入ったソースやナマロクなど会場の暗騒音などの付帯音が入ったソースではSWの追加は有効です。ギターや弦楽器など重低音は入っていないはずのソースでも中域まで雰囲気が違って聞こえニュアンスがよくわかるようになるのが不思議です。
Z800-FW168HR専用ウーファとしてのZ505-Trentoのカットオフ周波数はコイル容量からすればクロスは100Hz以下ではないので厳密にはサブウーファではなくウーファでしょうが、200Hz以上の音声領域にクロスが被らないのでウーファとしてはハイエンド仕様で市販にはほとんどないユニット構成となることが最大の魅力になります。(これまで長岡教に徹し市販SPを一切使ってこなかった最大の理由がウーファクロスが300Hz以下のリーズナブルなSPがなかったことです)ただ、FW168の特性からすれば本来のサブウーファとしてクロスをもっと低くした方が低域の被りが少なくなると思います。その場合はマルチアンプ駆動となりFW168駆動のアンプとの共用はできないデメリットが生じるので難しいところかもしれません。使いこなしレポートのようにチャンデバで対応するのが正解なのでしょう。(実のところレポートにはなぜか言及のないZ800-FW168HRの場合の本当の正解クロスを知りたいと思っています)
Z505は原価的には極めて高くつく高価なダイキャストフレームなどを省いた設計なのでとてもコスパが良いと思います。当初木製のサブバッフルフレームでは強度が落ちることも懸念しましたがかえって金属の鳴きもなくデザイン的にもユニークでサイドカットのバッフルともよく調和しています。個人的に取り付けねじのワッシャーには2㎝程の幅広ワッシャーを採用してねじ込みでワッシャーが木製フレームに食い込むことを防いでいますがデザイン的にもいいアクセントになっています。
Z505の最大の魅力は公称24㎜のバーチ合板の存在感です。実際の板厚は22㎜程度なのが残念ですが、自作上まず市販のSPでは6面24㎜バーチはありえないのでこれだけでも所有する喜びは増します。ただ補強材は随所につくとは言えSWとしては絶対板厚が不足していることは否定できないと考え、個人的な徹底補強を考えました。単純に板厚を6面40㎜以上にすると内容積が減ることと重量が倍増して持てなくなる恐れがあるので、まず端材を活用して奥行きを40㎜、約1割伸長しました。またバッフルだけは12㎜の合板を張り合わせて40㎜のバッフル厚を確保しました。補強はこれまでたまっていた端材を活用し重量増を避けつつ前後や左右の連結など効果的な補強及び乱張りに徹しました。併せて裏板は補強に合わせて取り外し可能な構造としました。オリジナルの補強は定在波防止効果を狙ったコストがかかったものですが、個人的には安い材料で隅木やバッフルセンターなどの補強に徹したほうがコスパが一層上がると思います。
Z505は若干Z800-FW168HRのウーファーに比べ音の締まりは緩いようですが、キャンセルマグネットによって締まりは多少なりとも改善しました。量感と締まりはなかなか両立しませんがZ800-FW168HRの組み合わせではバスレフでバランスは採れています。
Z502+Z505キャンセルマグネット付きのZ800-FW168HRシステムはエンパイヤステートビルのごとくそびえ立ち設置スペースの割には存在感が際立つのですが、Z505追加でスタンドも不要となり全体重量も付加されZ800も安定するためZ800単体とは別物といったスケール感のある音調になります。音工房の掲げるハイエンドの追求がすでに到達している感があります。一体型の大型ハイエンドシステムは重量があり高齢者にはハンドリングが難しくセッティングも容易ではありませんが、分割できるこの組み合わせは設置に関する障害がほとんどありませんし、もちろんコスト的にも財布にやさしいシステムです。
メインアンプはSUNVALLEYVP-3000SEですがZ800-FW168HRには雑誌の付録のデジタルミニアンプを取り付けパワードSPとしても使えるようにした結果、SPケーブルレスでも楽しめます。DAGもMOOK付録24ビット96kHZを使いノートパソコンでWAVデータを再生するとラックも不要でSP以外にほとんどコストも電力もかけずとも高音質再生が可能なことに隔世の感を覚えます。
Z800-FW168HR単体のネットワークもバランスの良いものですが、Z502にムンドルフをおごった以上、Z505との組み合わせた場合のネットワークのファイナルアンサーをご提示いただき、オプションで販売してもらいたいと思います。購入の際の取り扱いサポートではいくつかオプションのネットワークが提示されていますが、Z502+Z505キャンセルマグネット付きでのZ800-FW168HRのネットワークのファイナルアンサーは提示されていないと思います。自分でNWを試行錯誤するのも自作の楽しみではありますがムンドルフを取り換えながら12dB減衰のNWを試行錯誤することは個人的には経済的にほぼ非現実的です。コイルも単線口径の太いものに変えてやりたいと思っています。
今後も一層のコスパと高音質の二兎を追求されますことを期待しております。
音工房のハイエンドの追求も最終章に到達か?
Z502はZ800-FW168HRに追加したZ505-Trentoと組み合わせるスーパーツィーターとしての購入でしたが、音出しでの第一印象は「能率高!!!」でした。
これなら長岡式バックロードホーンのSTWとしても十分使用可能です。長岡式バックロードではFosのホーンツィーターを使用していますが、コンデンサー一発でアッテネートは不要なシンプルな構成が可能です。しかしZ800-FW168HRの能率は一般的なものですからZ501はともかくZ502では絶対的に能率オーバーなのでアッテネータが必要です。基本長岡イズムに染まっているので絞るとか減らすとかいう言葉は嫌いなのですが、Z502接続後速攻でアッテネータを絞りました。固定抵抗の組み合わせが音質的にはベストでしょうが、外付けで抵抗やコンデンサーがぶら下がっているのは見た目が悪く、ネットワークが本体に組み込まれているのは製品として正解だと思います。またコンデンサーはとても高価なムンドルフで、もはや自分で手を入れる要素はほぼ皆無で、ネットワークとしては完ぺきでしょう。(その分高価ですが・・・)
Z800-FW168HR単体でのTWは質もいいのであまり絞る必要もなくSTWを単独で追加するメリットもほとんどないと思いますが、Z505を導入すると不思議にSTWがほしくなってしまいます。音響エネルギーのバランスなのでしょうか。STW追加のメリットも不思議なものです。もともと加齢で7000Hzの聴音テストが聴こえない耳になり下がっていることに加えメインアンプに真空管を使用しているため超広域再生はオカルトの世界のはずですが、STW追加で中低音にSW追加だと高音にも影響が出てきます。質が良くなるというか雑味が減るというか雰囲気が上質になる感じがあります。また全体に奥行きと余韻が感じられ立体感が増して聞こえます。追加した音域が目立って強調されるという場合はバランスが悪くアッテネートが必要なので、よいバランスの場合は一聴では追加のメリットはほとんどないのですが、不思議なことに音の構造というか骨格がしっかりしてきて生演奏に近づく感があります。アンプからみて並列負荷が増えることで何らかのメリットがあるのかもしれません。
Z800-FW168HRに追加したZ505-Trentoとの組み合わせだとZ502は縦置きではなく横置きにした方が見下ろされる感じが減ってすっきりします。Z502はFosの金属STWのような重量はなく存在感は今一なのですが、音の勢いというか浸透感は金属ホーンに劣ることはなくこれは新たな発見でした。ムンドルフ採用もあるのでしょうがピーキーな感じが一切なくごく自然な音調です。Fosの金属TWも最近は金属的な響きが減ってきていることもあり、周波数特性も伸長して振動板の種類というより素材そのものの質が重要視されてきているのでしょう。しかし何よりも高価すぎて手が出せない世界に行ってしまいました。FosのSTWは重いとはいえ金属は多少なりとも鳴くので重量付加による音質向上効果が確実にありますが、Z502も横置きにして滑り止めのためコルクシートを敷いて重量付加しております。超高域だけではありますが音響エネルギーは結構大きいものです。個人的には奥行きを増やして更なる重量増加もありかなと感じますがウォルナットの木質は硬質感が漂っていい雰囲気ですね。
いいね!!
納品後、早速、10/12、13の2日で完成させ、真空管アンプでクラシックを聴いてます。小さいけど、まだエイジングもしてないけど、グッド・サウンド 買って良かった これで 音工房Zスピーカー4台目、ずべて、満足!!
Z800はオーケストラなどの大規模な構成の音楽を正確に表現する貴重な機種。
実は、現時点で、音工房Zのスピーカーを4セット(Z800ーHRS、Z700、Z600、最近のZ1)に、加えて、サブウーファーとしてFOSTEXのCW250Dの2台を、自由に組み合わせが可能なシステムにして楽しんでおります。ただ、女性ボーカルの生々しさなどは、Z800より、むしろ、シングルコーンのZ700、Z600が勝る場合もあります。また、最新のZ1も、小型でありながら、なんでこんな音がでるの?、という機種で、いたく感心しました。まだ、エージングが完了しておりませんので、さらに良くなるかもしれません。また、音工房Zのスーパーツウィータも、音質の改善に極めて有効です。やはりそれぞれ1台、計4セットを使用中です。
以上、要するに、Z800はほぼ万能な高性能機種なのですが、ときに、よりシンプルなシングルコーンの音が聞きたくなるのも事実なのです。やはり、オーディオに完全な万能というスピーカーは存在しないのかもしれない、と思うこともあります。
シングルコーンの特徴としては、なかでも、Z600(alpair)は音が前に出てくるので、ボーカルを聴くときには、最高です。Z701は、オケ以外は、ほぼ万能で、なんとなくあらゆる音楽を気楽に聴く場合の必須のスピーカーになっております。それと同時に、小型シングルコーンの特徴ともいえる定位の良さによって、スピーカーの間に、歌手が存在するような再生を得意としていて、これも、非常に貴重品だと言えます。
いずれにしても、音工房Zのスピーカーは、聞き込めば聞き込むほど、それぞれの特徴が分かってしまって、まあ、極端に言えば、一度聴いたら、特異な目的、例えば、Diana Krallを聴くために、このスピーカはもう手放せないという状況になります。その意味では、皆様、このようなことが起きることを、充分にご注意の上、購入されることをお奨めします。
最後に、結論の繰り返しですが、フルオーケストラは、Z800以外の選択はあり得ません。