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Z701Siena 8cmの小型箱とは思えない音でした
【Z701-Siena】
キットの音は鳴りが元気で低音も出ていて、好ましい音でした。8㎝とは思えぬ低音に驚きました。完成品の音はバランスが良く、キット品に比べると上品で穏やかな感じ。しかし低音はむしろ完成品方が出ていたと思います。完成品とキット品では全面バッフルの厚さや全体の剛性感の違いが見てとれるので、音が違うように思えるのですが、ご指摘のようにブラインドテストしないと素人にはわからない気がします。8㎝でも低音がここまで出れば、あえて10㎝/13㎝を採用する必要は無いと思いました。BHBSよりはむしろダブルバスレフに近い構造とお聞きしましたが、BHの抜けの良さが感じられました。バスレフは低音は出ているが、何か音が詰まったような閉塞感があるように感じられます。個人的にはBHの開放的な音が好みですが、時としてボンボン鳴る荒っぽさもあります。そこがBHBSの良いとこどりだと理解してました。
一聴して静寂感と透明感が別格
【Z1000-Siena/Z701-Siena】
10月19日と11月13日の試聴会に参加させていただきありがとうございました。
初回はスーパーTWの容量を0.47μFでクラシックをメインに試聴しました。
一聴して静寂感と透明感が別格でした。フルレンジSPでここまでのパフォーマンスを
示すのに出会うのは初めてでした。特にペールギュント組曲の「山の魔王の宮殿」で
はクライマックスでも混濁せずオケの各パートが目に見えるかの如くくっきりと描き分
けられているのが印象的でした。
2日目はスーパーTWの容量を0.68μFに増量されていました。小生にはZ1000の静寂感が
減じた様に感じました。
Z1000とZ701キットの差は僅かですが、自分で瞬時切り換えしながら聴くと、Z701キット
はZ1000に比べ低域が元気で豊かに聴こえ、人によってはこちらの方が好みとなるかもし
れません。しかし、僅かに中高域に響きが乗りZ1000の静寂感と透明感を味わった後では
、それがTWと相まって煩わらしく聴こえました。
パーチとMDFの差は更に小さいのですが、MDFの方が響きの帯域がより広がっている様で
した。
Z600-Cannonball100版+Z506は、Z506のみハイカットでSienaはスルーで接続されていま
したが、超低域再生の試聴ソースの大音量再生ではさすがにSienaには無理で、ローカッ
トしたくなります。しかし、Z600-Cannonball100に入ったSienaの静寂感と透明感は一層
顕著で、定位、空間の再現性に圧倒されました。特に音が消え入る消え際の生命力と美
しさが格別で、それが演奏表現に生々しさを与えていました。
Z600-Cannonball100を購入した人には是非Sienaスピーカー単体を販売して欲しいと思
います。
粒立ったバスドラの連打音が変わった
ウーファーアンプはDayton Audioの BSA-200、そしてウーファーはDayton Audioの RSS210HO-8(20㎝×2)で密閉箱としています。
今まで帯域の広いフルオーケストラではDS-5000(DIATONE)を中心に使い、Z800はボーカルなどの中音域の定位の安定さを重視して使っていました。今回Z800に重低音の充実を図ってZ507を入れたところ、狙い通りの歯切れのよい重低音の充実が実現できました。DS-5000の40cmウーファーは量感はあるものの、バスドラの連打が「ドロドロ・・」と締まりのない、いかにもバスレフ臭いものでした。今回Z507では、バスドラのアタックの瞬間の音が粒だって聞こえるようになり、とても満足しています。今回の低音域の充実により今度はスーパートゥイーターが必要になったように感じています。今後は音像がやや小さく聞こえるグランドピアノのスケール間を再現できるように調整をしていきたいと考えます。
8cmスピーカーの魔術師
【Z701-Siena】
前回のZ1000-Sienaの試聴会に続き今回のZ701-Sienaのキットと製品版の聴き比べに参加させて頂きました。Z1000の製品版の仕上げの美しさと出てくる音の素晴らしさは8cm級のシステムでは他の追従を退ける存在だと思います。音ではなく音楽を聴かせてくれる製品に仕上がっていると感じました。音の評価としてはさすがに大音量のオーケストラは音が歪んで聞こえましたがそうゆう音楽は大型のシステムにお任せですね。程よい音量で有れば十分に力を発揮してくれました。デモで聞きましたホテルカリフォルニアではギター、ベース、ドラムス、パーカッション、そしてボーカルに至るまで各楽器の輪郭がはっきりと伝わり音離れの良さが伝わります。対して女性ボーカルなどは艶やかさが有り聞き入ってしまいます。製品版とキットの聴き比べですが製品版Z1000-Sienaはユニットのエージングが済んで聴きやすく感じました。キット版のZ701-SienaのホワイトバーチキットとMDF版のキットは両者ともよくできており製品版に引けを取らない存在でした。ホワイトバーチ版の方がしっとりと落ち着いた感じがしてMDF版の方が明るい感じがしました。両者ともエージングが進めば製品版に近づくだろうと思います。
思っていたよりも音の違いを感じました
【Z701-Siena】
同じZ-SienaユニットをZ1000、Z701ホワイトバーチ版、同MDF版、Z600-Cannonballと4つの箱で聞き比べるという贅沢な試聴会に参加してきました。
現在自宅ではZ-Bergamoを入れたZ600を密閉にし、サブウーファーと合わせて音楽を楽しんでいます。クリアで奥行きのある3D的な音場がお気に入りで、Z-Sienaだと更に気持ち良い音になるのではと期待して、この組み合わせで聴けるのを一番楽しみして伺いました。
Z701-SienaはZ1-Livornoの幅を2/3にしたくらい(Z1000はもう少し大きい)のサイズのはずですが、現物を見るとずっと小さく見えます。デモではいずれもサイズに見合わない朗々とした鳴りっぷりでした。低音もキレが良く量も8センチクラスとは思えないくらい出ていますが、沈み込むような深さまではありません。Chantのバスドラが軽いです。個人的にはサブウーファー必須ですね。またデモでは少しボリュームを上げすぎだったのかオーケストラの音が団子に聞こえることがありました。
デモの後は4種類のスピーカーをじっくり試聴しました。同じユニットにもかかわらずそれぞれにだいぶ違って聞こえます。Z1000はさすがに製品版らしくきりっとまとまっていて、銀コートケーブルの華やかな高音と奥行き感が印象的でした。Z701ホワイトバーチ版に切り替えると透明感が少し薄れ大人しい音になったので、内部配線と面取りされたバッフル(と重さ)の違いが出ているものと思われます。ただ個人的にはZ1000の高音はシャリシャリしすぎで、Z701のほうが落ち着いて聞けました。MDF版はホワイトバーチ版より更に暖かい音で始めはこれが一番聞きやすいと感じましたが、よく聞き比べるとキレキレ感が減っているようにも感じました。ホワイトバーチ版とMDF版は材質以外全く同じとのことで、少し箱が鳴っているのですかね?
ホワイトバーチ版(予約注文済み)にバッフル加工やケーブル交換等を施せば(見た目以外は)Z1000にかなり迫れそうに感じられました。改造計画を練りながらキットの到着を待ちたいと思います。
私的本命のZ600-Cannonballだけは容積の関係で低音が十分に出ないためサブウーファーとセットでの試聴でした。よって単純に比較はできませんが、Z1000以上に奥行きの感じられる音が出ており、改めて点音源化の効果が確認できました。自宅で聴くのが待ち遠しいです。
音楽が楽しくなる「音」だったと私は感じました
【Z701-Siena】
私は初期のころのFW168HR のキットを2つ購入させて頂き、ネットワークを変えて楽しんでいました
それからは先日アマゾンでサブウーファーを購入し作成しました。
今も、FW168HRはメインのスピーカーとして使わせて頂いています。
本当に素晴らしいスピーカーだと思います。
そして、今日の視聴会の感想を書いてみたいと思います。
今回はFW168HRを持っている私ですが、フルレンジでのスピーカーの音の表現にも興味があり、高級機種のスピーカーのキットであるという事で興味があり、試聴会に参加して、直接その音を聞いてみたいと思いました。
音工房Zさんではもう少し、安いスピーカーのキットもとても手ごろで、きっとコスパの良い音に違いないと思いつつも、家に置けるスピーカーには数に限りがあるため、今回はフルレンジとしてはハイエンドという事もあり、興味を持ちました。
今回の試聴では、Z1000とZ700の違いを知ることが出来て、試聴会に参加して良かったと思います。
個人的な意見ですが、面取り加工による音場の広がり方がこんなに違うものかと感じました。試聴会では、キャノンボールに入れたSienaも聞かせてもらいましたが、やはり点音源に近いという事は音楽の表現に差が出来るという事が実感できました。その音が好きか嫌いかは本当に個人の好みの問題だと思いますが、音工房さんのスピーカーの購入を迷っている方は是非試聴してみると良いと思いました。
Z1000の仕上がりは、大山様が仰っているようにいつまでも聞いていたくなる「音」であり、音楽が楽しくなる「音」だったと私は感じました。
素晴らしい音でした!解像度がハンパなく良いです。
【Z701-Siena】
本日は、Z701-Siena視聴会に参加させていただきましてありがとうございました。
結論から申し上げますと、素晴らしい音に感動いたしました。
解像度がハンパなく良く、特に女性ボーカルの定位や浮き上がり立体感がすばらしく感じました。
早速、購入しようと思います。
視聴中、①完成品 ②ホワイトパーチ ③MDFの3種類を聴き比べさせていただきました。
私の中では①の完成品が一番解像度が良く、エッジの効いたとてもクリアな音に聞こえました。
いっぽう、②ホワイトパーチと③はほど近く、ややまろやかな優しい音に聞こえました。
いずれにしても、良い、悪いと言う比較ではなく、どれも素晴らしい音の中での好みの違いのような気がいたしました。
私はZ1-LivornoSを所有しておりまして、普段から満足しながら音楽を聴いております。
今回、ご厚意にて、Z1-LivornoSでの視聴もさせていただきましたが、やはりZ701-Sienaの解像度がひときわすばらしいことを確認することが出来ました。
早く製品が届いて、自宅の環境で、Z1-Serinaの解像度を感じるのがとても楽しみです。
本日は、貴重な体験をありがとうございました。
文句ないすげらしい音
【Z701-Siena】
ツァラトゥストラはかく語りきの序奏を聴いたが低音部も何も楽符どおりに鳴っていたと思う。箱林バーチ材とMDFの違いはないようなあるような面取有無や外観の差かープロ製作の完成品はやはり一寸キャパが音の深みがあるように感じたが。
音響が良くコンパクトで良い!
私は趣味でサックス演奏をします。Z103Bパネルをテーブルの下に設置しパネルに向かって演奏。すると低音域が響きさらにピアニッシモが鮮明な音になりました。演奏をされる方にお勧めします。
くせのない良いエンクロージャだった
無限大のバッフル板が理想と昔言われていた筈、この形はなんだと思っていたが案内見て¥もリーズナブルで購入。圧掛けるタイミングを大体製作動画通りで進行、ただターミナルの小円板の接着しびれ切らして少し早かったら圧でズレ生じ30分以内なのでズレ修正しようと横に力かけるとパクッと外れたのでやりなおせたが冷や汗。気温が秋でも高めだったので写真のように余ったねじ部で(手持ち巾広MDF板は棚にしてしまったので)時間後の加圧に利用。手持ちあきSPユニットはP800K、エントリーモデルなので期待しなかったがこれが以前のエンクロージャでより遙かにいい音で鳴り低音も結構出て驚く。ターミナルへは半田スピーカーへは新みのむしクリップにしていろいろのSPユニットを試せるようにした。差込式は直ぐ劣化するので。場所をとらないしいずれにしても結果に満足している。
追伸
いまは取付けスピーカーユニットを手持ちの他に取付けていたDayton AudioのDS115-8(以前Amazonnで購入)に取替、これも大変良い音が出ております。Bergamoの上に乗せておりますが、切り換えても遜色ない位です。
約150時間エージング後のZ702-Bergamoを聴いてみて
【その1】製作編
これからZ702-Bergamoを作ってみようと思っている方におせっかいなアドバイスです。
①まずBergamo は”でかい”です。Z1-Livornoと比べても高さで15cm、奥行で12cm、重さで4kgも違います。内容積で24Lと10Lと2倍以上。設置場所のスペースをよく検討しましょう。
②製作するには接着剤(Titebond)とクランプがあれば作れますが音工房Zのオリジナルクランプ(45cm)では長さが足りません。フロントバッフルが28mm厚もあるので前後を圧着するには最低50cm以上のボルトが必要になります。事前に用意しておかないと慌てますよ。ついでに写真のように蝶ナットも用意すると作業が楽です。その他クランプも300mm以上のものを数本用意した方が無難です。
タイトボンドは硬化速度の遅いTitebond3 ULTIMATE(緑ラベル)をお勧めします。クランプの取付けに手間取ると硬化速度の速いTitebond ORIGINAL(赤ラベル)では固まってしまいます。
③組み立ての順番は私も先輩方のレビューを参考にしましたが、パーツ毎に少しずつ接着していきますが毎回必ず全てのタボをはめて全体を組み立てて歪みが出ないように進めていくのがポイントです。
④慎重に組み立ててもどうしても若干の段差が出来ますが、その時はタボの先端をカッターで削り板が少し動くようにしてから接着するときれいに仕上がります。
⑤特別な工具は不要と書きましたが仕上げをきれいにするにはサンダーの使用をお勧めします。BergamoやLivornoの大きさであれば一番小型のサイズが使いやすいです。私はAmazonのセールで4000円程の物を購入しましたがこれで十分です。接着面の段差をサンダーで仕上げると格段にきれいになります。塗装や突板仕上げを考えている人には必須です。
⑥付属のスピーカーターミナルは私には小さすぎました。視力が衰え、指先の勘が鈍った老人には狭すぎるボルトはうまく回せません。太めのスピーカーコードもつけにくいです。大山様には申し訳けありませんが少し大きめの角形ターミナルに交換しました。
異常な猛暑もおさまり過ごしやすい季節になってきましたのでそろそろ「突板」の選択を始めて完成させようかと思っています。前回Z1-Livornoには「ハードメープル」を貼りましたが音の性格が違うBergamoにはどの突板が似合うかじっくり検討したいと思います。
音質については現在150時間ほどエージングしてきましたがまだまだ本領発揮とはいかないようです。ごく初期の耳障りなピーキーな高音は収まってきましたが低音はまだまだなような気がします。Z1-Livornoと切り替え試聴するとかなり性格が異り面白いです。「突板」を貼り完成させ400〜500時間ほどエージング後に両者の比較試聴をしてみたいと思います。
ドジョウ(8cm)を釣りに行ったら、ウナギが釣れました。
【Z1000-Siena(2回目)】
10月10日の試聴会に続き、10月17日のZ1000-Siena試聴会2回目に参加してきました。13時からの一番早い回で30分ぐらい早く着きました。始まるまで個人試聴OKとのことで前回の宿題を復習させて頂きました。さらに13時台は参加者は2人でしたので時間内の試聴も通常の倍時間を頂けましたので十分確認できたと思います。音の感想を文字でお伝えするのは難しいですが、前回のレビューと併せてお読み頂ければ更にイメージし易いと思います。前回の内容と異なる部分は今回の方を訂正版とお考え頂ければ幸いです。
宿題に入る前に長くなるのでZ1000-Sienaの私の結論を書きたいと思います。Z601-Modena系で私の持っているのは、2018年マークオーディオOMMF5用バーチキットにOMMF519を入れたZ601-OMMF519(Z701-OMMF519ではありません)です。板厚は12mmですがバーチ材ですのでカンカンと硬い音で強度不足は感じません。このユニットは現在でもCHN519としてレギュラー品で売れているそうです。FS : 106.25HzとSiena(W3-1878)の 75Hzと比べあまり低域を狙ったユニットではありません。それでもダブルマグネットの採用などで低域を増強、前モデルのOMMF5より10Hzぐらい下がったはずです。元々マークオーディオのユニットはシングルバスレフ推奨でBHBS/ダブルバスレフと必ずしも相性が良いとは言えないためか、あるいはOMMF519専用でないためか、このセットは中低域に盛り上がりを感じボヤケ気味の音でバランス的にはチョイ難あり?です。Z1000-Sienaは全く別物で音工房Z大山マジックでグッドバランス、低域は40Hz以下は厳しいですがそれさええ気にならなければスーパーツイーター無しのリアルフルレンジでクリアーで自然、且つ明るく艶やかな音が聴ける最高のブックシェルフスピーカーと思います。但し8cm(MAX25W)大音量には向きませんので、マークオーディオが好きで明るい音が欲しい方にうってつけです。(マークオーディオのウェットな音も捨てがたいですが)
宿題は以下の3点です。
1)スーパーツイーターは必要か?
2)中低域の違和感(バックロードホーン/BHBSのネガな部分)はあるのか?
3)他に欠点はあるのか?
この課題は大山さんが一番気にされていた点でした。前回の私の感想は「無くていいんじゃないと思いました。」でした。正直なところ私には有無が分からなかった(感じられなかった)ということです。私は現在65歳で、けして耳のよい方ではありません。完全音感どころか和音の聞き分けも怪しい老駄耳です。15kHz以上は聞こえないと思います。しかし、過去5年間に参加したした試聴会でスーパーツイーターの有無は分かりました。今回のスーパーツイーターはZ501(V2)ですが、過去はほぼZ502だった気がします。この差が影響している可能性は否定できませんが、再試聴しても今まで程の違いは感じられませんでした。
試聴位置をスピーカーの前ニアフィールドに移動すると違いは分かり易くなりました。また試聴機のコンデンサーは0.56μFでしたが、隣に1.5μFを付けた同じZ501(ウォールナットの限定品)を置いて頂き比べると一聴1.5μFの方はスーパーツイーターの有無は分かりましたが、ここまでやるとやり過ぎで煩いと感じました。音質もZ1000-Sienaのバランスを崩してしまう感じでした。最後の方に大山さんがこれなら分かるでしょうとマライヤキャリーの曲をかけてくれ、さすがにこれは分かりました。
大山さんは付属を1.0μFに変更しようかと迷われていましたが、市販のスーパーツイーターも1.0μFが多いと思います。この場合クロスは20kHzとなりますが、効果は分かるはずと云うことで採用されているようです。但し、高能率のホーンツイーターなどは0.22μF等のずっと小さなコンデンサーが使われますので、個々のツイーターとベースのスピーカーにより最適値は変わってくるので、最終的には好みで選ぶしかないようです。また、部屋の影響も大きいので推奨値を参考に前後を確認してみるのが近道だと思います。
スーパーツイーターを空気感のアップに使う場合などでは、今回の設定がハイレゾ音源などでは効果的だと思います。逆に古い音源やソロボーカルや小編成のjazzなどでは効果は感じ難いと思います。
私個人の感想ですがSiena(W3-1878)とZ501は音色がとても似ていると思います。またZ501の能率が88dB(ショートホーンで+2dB=90dB)であまり高くなくSiena(W3-1878)も88dBとほぼ同じためか、いかにもZ501が鳴っていますという感覚は皆無です。大体、スーパーツイーターを付けると音像が上に引っ張られる感じがしますが、このシステムでは音像の変化は全く感じません。
Z501の開発ストーリー(https://otokoubouz.com/z500/501.html)に「私が目指したスーパーツィーターは20KHz以上の人間の耳に聞こえるか聞こえないか分からない帯域を問題にするのではなく、 8KHz~20KHzあたりのいわゆるうるさい音と言われる帯域より上の高域をホーンで持ち上げることを第1に考え、、4KHz以下の耳につくツィ-ター帯域の音は極力でないようにする。これに尽きます。 」とありますが、Sienaとの組み合わせではこのような変化はあまり大きくありません。
また、④低音のキレがよくなる「超高域が増すと中域から低域の質感が改善することは普通に起こります。これは8KHzから15KHzあたりの可聴域の増加が音全体のバランスを変化させるためで、低音自体は一切変化していなくてもその効果は全帯域に及びます。超高域というたった一つのスパイスがスピーカー全体を引き立たせてくれます。」との部分ですが、経験されたことのない方には分かり難いですが、スーパーツイーターを追加すると超高域だけでなく低域も伸びた(厚みが出た)ように感じます。これはスーパーウーファーなどの様な迫力が増すといった類ではなく、質感が上がった感じで、音工房Zとは別の試聴会でも体感しています。今回はこちらの変化も感じませんでした。Z1000-Sienaは高さがH297mmと低いのに対し、変化のあったスピーカーは高さが2~3倍あるトールボーイタイプのバックロードホーン/BHBS系のシステムだったのが原因かもしれません。
以上、思い付いたことをつらつら書きましたが私の結論は、1000-Sienaはそれ自体非常にバランスが良くフラットで纏ったスピーカーで、スーパーツイーターを付けなくとも私には十分満足できるシステムです。スーパーツイーターの効果はありますが今回の条件の場合、大山さんには申し訳ありませんが是非にとお勧めはしません。試されたい方はAmazonで販売しているスーパーツィーターキットがユニット自体は同じはずで価格も1/3程度、コンデンサーも1.0μFが付属しますのでお勧めです。こちらで試されて納得されてからZ501を購入されても遅くはないと思います。Z501はタモ材(オスモカラーによるオイル塗装)とウォールナット(ウレタン塗装の限定モデル)が選べますので1000-Sienaと色を合わせられ見た目も魅力的です。余ったスーパーツィーターキットは予備部品や他のスピーカーと組み合わせるなど使い道はあります。
2)中低域の違和感(バックロードホーン/BHBSのネガな部分)はあるのか?
1)が長くなりましたが、2)を検証します。私の空耳ではなかったようで、音源を色々変えて聴いてみるとやはり曲によってBHBSの癖は感じられました。具体的に表現できるまで追えませんでしたが確かにアレと感じることが有りました。ただ、瞬間的な部分で曲全体に感じるようなものではなかったので、ある特定の周波数の音(楽器)にそのようなネガを感じるのだと思います。Z701-Modena(V5)を5年前に初めて聴いたときはずっとこのネガが付いて回りました。Z701-Modena(V6)になり大分緩和されましたが、Z701-Modena系に違和感を感じる人や密閉型好みの方は気になる部分と思います。
低域を伸ばすとその影響で中低域に盛り上がるなどの癖が出易いとのことですが、今回は超低域は欲張らなかったことで中低域の癖は極力抑えられているのだと思います。バックロードホーン/BHBSは今では特殊な形式です。長岡先生が亡くなられてからバックロードホーンは勢力が衰えたとの声を聞きます。この方式は科学的?に理論説明が難しく、理論の完成したバスレフなどと比較して傍流となりましたが、好きな方にはたまらない音であることは確かだと思います。(私も最初は違和感がありましたが慣れました。)
3)他に欠点はあるのか?
前回、『大山さんはメルマガで「フラットで重厚。どんどん音を上げてゆきたくなるような音でした。」と書かれていますが、音量を大小何度も変えてみましたが音量に関わらずバランスが揃っており音量をどんどん上げていっても煩くなく、下げても低域が痩せたりすることもなく同じバランスで鳴っていると感じました。』と書きました。今回は意地悪く更に音量を上げてみました。さすがあるレベルを超えると音が崩れてきて、大山さんからダメ出しが入りました。入力は RMS 12W MAX 25W ですので調子に乗って上げると限界を超えてしまいます。しかし、そこまで上げられる(上げたくなる)ユニットはそうそうないと思います。家で聴いているときの5~10倍ぐらいの音量で普通煩くて聴いていられないようなレベルです。逆に音量を下げていったときに真価を発揮します。解像度の低いユニットは音量を下げていくと、低音高音は勿論中音域も聞き取りずらくなり聴こえない音が出てきます。特に人の声などは誰でも分かります。自分の家で何時ものテスト用の肉声(私の大好きな映画の中のセリフ)を聴いてみたいです。
今回フルオーケストラを続けてかけてみましたが、スケール感はやはりマルチウェイや大口径にはかないません。しかし、音量によるスケール感はあまり変わりませんので、口径の大きなスピーカーで音量を絞って聴いたときより生き生きとしていながら聴き疲れしない音と思います。以上、なかなか欠点を見つけられませんでした。このサイズでは今まで聴いた中でトップクラスです。
欠点というより要望ですが、Siena(W3-1878)のユニット価格は42、800円でキット価格がMDF 54,800円、バーチ 64,600円ですが、ユニットをW3-2141に変更するとユニット価格が20、000円と仮定で、キット価格がMDF 32,000円、バーチ 41,800円ととても魅力的なプライスとなります。純粋に音だけで比べればSiena(W3-1878)がいいのは確かですが、入門機としてコストパフォーマンスを考えるとW3-2141のレギュラー品と云うのも捨てがたいものを感じます。MDFキット 29,800円の戦略価格を展開すればバカ売れの可能性もあるかもです。
最後にYAMAHAの9㎝フルレンジコンテストの続報です。以下のYAMAHAのホームページに入賞の10作品の他多数の作品が公開されています。
https://member.jp.yamaha.com/topics/3300?utm_source=ymmembers&utm_medium=email&utm_term=20241018&utm_content=link02&mkt_tok=MzU0LVRKQi05NDgAAAGWPctRPee4jxXvW1-XcjZh1bqyjGedNlBOPjRP-SyxWiemF1hUcHE8HwdhYMCBQdDOeZolh1uhDNyEtZ-We9G01su9Gcsf-LmtQKyYxx-B
8cmフルレンジとは思えないZ1000-Sienaの良い音に満足しました。
【Z1000-Siena】
音工房zの試聴会には初めての参加でした。
8cmフルレンジとは思えないZ1000-Sienaの良い音に満足しました。
試聴会では最初はスーパーツィーターZ501(0.47μFコンデンサ)有りでしたが、無しの試聴でも高音域の不満は無かったです。ゆったり聴いている分にはスーパーツィーター無しでもトライアングルやシンバルの音に不満は無かったです。スーパーツィーター有り無しの差は、気を付けて聞き比べをして初めてわかる程度の差でした。
中音域も明瞭で不満無し。低音域もしっかり出ています。
全般的にとても生々しい元気な音をしていました。
自分の持っている古くて安い10cmフルレンジSPとは雲泥の差でした。
ウォールナットカラーの完成品もありまして、そちらのほうが正面バッフルの集成材の継ぎ目が目立たないので、個人的にはそちらが好みでした。標準塗装だと集成材感が目立つかな、と思いました。
完成品のZ1000-Sienaと、キットのZ701-Sienaで価格差がだいぶあるのですが、試聴会後に来ました音工房Zメルマガ 2024/10/20「Z1000-SienaとZ701-Sienaの違いについて」の「プロの組み立てと塗装」のところを読み、なるほどそうだよなと価格差に納得した次第です。
それから、試聴室が自宅よりもライブ(残響多め)だったことも好印象だったのかなと少し思いました。自宅環境はカーテン有り、カーペット有りなので試聴室よりもデッドでなので自宅に音響パネルを導入してもいいかなと少し思った次第です。
オーディオ店とかの試聴でも、売り場フロアはスピーカーの外側はほぼ開放ですし天井も高いし、試聴室だとしてもそれほどライブな環境ではないことが多いですので、試聴会の部屋環境は興味深いものでした。
立ち上がりの良い綺麗な音
【Z1000-Siena】
Z1000-Sienaの試聴をさせていただきました。
音工房Z様からデモいただいた音源の全体の印象では、とても8センチとは思えない音が、立ち上がり良く鳴っていました。
持ち込んだ音源で感じたのは、特にピアノの中高音がピュアサウンドといった感じで、クセなくて聞きやすかったです。
ただ、持ち込んだ音源の音量が大きめになっていたようで、コントロールしなかったせいか、ベースの重低音が少ししんどかった箇所がありました。大音量には不向きとのご紹介が体感できたように思います。
一方、スピーカーのルックスでは、立体バッフル並びに特製の木製ダクトが、高級感あふれ、とてもいいです♪
ハイグレードコンパクトスピーカー
【Z1000-Siena】
10月19日/14:00~からの試聴会に参加いたしました。試聴室に入って見た新作のZ-1000 Sienaの第一印象は小さくてかわいい。スピーカーのセンターキャップが赤い銅色で愛嬌がある。 じっくり観察するとフロントバッフルの点音源を意識した彫りの深いカットがりりしく、又剛性の高そうなタモ集成材削り出しのダクトが高級感を漂わせている。側板のタモの板目模様も美しい。高さもA4サイズであり、ダクトの取付位置も前面配置なので本棚に置いても上手くフィットしそう。仕上げは高級家具のレベルで非の打ち所がない。音工房Zさんは一流のスピーカービルダーであると同時に一流の家具ビルダーでもあると感心致しました。
肝心の音ですが一聴すると、まず非常に音が拡がる音場の大きさ、それと生々しい臨場感がある。低音域は締まりのある立ち上がりの早いパワー溢れた気持ちの良い音質だと感じました。低音がこれほどパワフルで厚みのある8㎝フルレンジは初めてです。完成度の高いBHBSです。大山さんも説明していましたが今までのハイ上がり(高音過多)な音質とは違うスピーカーユニットのようでZ-501(スーパーツイーター)が最初から取付てありました。ただ高音が目立つセッティングではないとのことでしたので取り外しても違いは僅かでした。しかし高音の拡がりは明らかに取付時の方が良かったです。あえて弱点を上げれば中音域の情報量の多さや密度の濃さや、細かい音の解像感は少し甘いように感じました。それと重低音の体に感じる振動のような音はさすがに出ません。しかしこのような音質はニアーフィールド(狭い空間)でスピーカーに近接して聞く状況ではむしろ耳に煩わしくなく心地よいはずです。
最後にあくまで私の勝手な私見ですがこのスピーカーの性能を発揮する場所ですが例えばBHBS独特のパンチのある低音、拡がりのある中高音、しかもコンパクトであるのを生かしてTVのホームシアター用の仕様。それと同時にHiFiのステレオシステムにもなる今風な高級ホームオーディオ。 あるいはハイエンドオーディオシステムを持っているリッチな方が仕事部屋でセカンドシステムとして仕事の合間に一人静かに音楽に浸る等の様子が思い浮かびます。
一言でまとめるとZ-1000にふさわしい高級感を感じるハイグレードコンパクトスピーカーでした。
なかなか
【Z1000-Siena】
今回の視聴は有意義でした。
ルームの音響改善でスピーカーの音質、定位が確認し易く成っていた事と試聴者が3名で比較的リスニングポイントが良かった事があります。ただ背後の壁が近い為その反射音が気になります。リスニングポイントは1メートル程は前か壁の吸音処理が必要かと。床に座ってユニットの中心軸上でも試聴出来たのですが、その状態でないとSPの特性が分かりずらいのは明確です。
試聴者3名共追加ツイターを外す事を望みましたが、そこで考えたことがあります。大山さんはSPチーニング時どの様な状態で
試聴なさっているのでしょうか。SPのスタンドの高さからして椅子での試聴では身長の高い大山さんですとユニットの中心軸上
よりかなり耳の位置が高くなります。高域は指向角度が狭くなるのでユニットの中心軸上をズレるほどレベルが下がって聴こえますのでツイーターを追加していたのでは無いのでしょうか。
エージングについてですが誤解をしている人が多くいます。ユニット自体の振動による時間経過でエイジングは有りますが
それより大きいのはユニットを固定しているネジの緩みです。ウーハーなど大きなユニットが顕著ですが小さなユニットでも
起こります。ネジの緩みは一律では無くSPのLRによっても異なります。緩みによりエンクロージャーとユニットの間に不要振動が起こり音がぼやけ定位が曖昧な方向になります。各メーカーがどの程度の圧力で締めているのか興味が有りますがデータが出ている情報が無いので確認した事がありません。緩みの少ないミッドシップマウントが好みです。
SPの設置角度ですがミクシングスタジオのモニターSPは30度ほど内側に向けています。角度を付けず設置してありましたが
0度ですと仮想センターの音量が下がって聴こえます。ヴーカルものですとオケとの音量差が少なく成ります。
30度付けた状態で音楽は作られていますので収録状態の再現性で言えば角度は必要です。
さて試聴SPですがパッと聴いた感じアナログアンプのNFBを少し強めにかけた音の感じがしました。
NFBを強めにかけると周波数特性が向上しますが音の厚みが無くなります。そんなふうに聴こえました。
ただ再生機器自体の音の状態がわからない為、SP自体の音の特性は掴み切れません。
感でしか無いのですがアンプにより音楽的な方向になると思います。
使用したCDは『ウルトラ・マドンナ・グレイテスト・ヒッツ』Qサウンドを多く使用したCDで90年発売のものです。
調整されたSPで聴きますとQサウンドにより180度程度音が広がります。SPを角度30度にして正三角形頂点で床に座りユニットの中心軸上で試聴させていただきました。見事に180度広がりましたよ。やはり点定位と位相の良さが認められました。
だだマドンナのヴォーカルの低域の音が少なく痩せた音に成っていました。AADのCDなのでアナログの柔らかさが有るのですが
残念ながらその表現はあまり見受けられません。
同席した方がダイナミックレンジ、定位の確認に良いCD素材をかけてくださったので非常に参考になりました。
コストなどトータルとしてかなり優れていると思います。
ただSPスタンドをそこそこの物にしないと鳴らし切れないと感じます。
精緻で落ち着く音でありながら、パッションも光る!
【Z1000-Siena】
Z1000-Sienaを聴かせていただきました。音のバランスから、低音の周波数を下げすぎないよう箱を設計をされたとおっしゃっていましたが、とても美しい低音だとおもいました。私は、低音の周波数をさらに下げる必要を感じませんでした。低音の音圧は充分に強く、生々しさが心地よかったです。中音もとても好きな音でした。ツイーターですが、今回ご用意してくださった0.47uFのコンデンサで私は納得でした。比較しなければ、ツイーターがなくても違和感を感じない方は多いとも思いました。
私自身、近所迷惑を考えて、音量を落としてニアフィールドでスピーカーを聴くことが多くなりました。ニアフィールドでも綺麗に聞こえるような気がします。Z1000-Sienaはそこそこ小さいので、コンピュータの横にも頑張ればおけるかもしれません。
奇しくも大山さんがおっしゃっていた「長く聴いていたい音」について最近よく考えます。オーディオショウなどでも綺麗な音のスピーカーは沢山ありますが、長く聴いていたいスピーカーってどういう特性を見ればいいのですかね?音域があまり広くなくて、周波数特性もフラットとは言えないのに聴いていないスピーカーってありますよね。「聴いていたい」音の正体はなんですかね。ユニットの特性で説明できるのですかね?「聴いていたい」の正体は私にはわかりませんが、このスピーカーは1日中没頭して聞けそうです。
素晴らしい!
【Z1000-Siena】
フルレンジの印象をくつがえす、澄んでいてワイドレンジで感心しました。
こうした小さなユニットをボリューム上げて、そのユニットの能力を最大限に引き出して音楽を聴くのは楽しくて好きな時間です。組み立て式を買おうかなと思います。
Z1000-Siena 8㎝のパワーとは思えない
【Z1000-Siena】
今回、音工房zさまからの音源と視聴者持参のCDを聴く中でジャズやロック、歌ありのジャンルに合う感じしました。カメラで例えるとSONYのカメラは他社より輝度が高いと個人的に思っていますが、このスピーカーもある音域に来るとストレートのパンチを受けた感じがし、8cmのスピーカーとは思えない音圧でした。