Z800-FW168HRのレビューページ

Z800-FW168HR レビュー総合

4.8
Rated 4.8 out of 5
4.8 out of 5 stars (based on 49 reviews)
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Z800-FW168HR レビュー投稿フォーム

Z800-FW168HR お客様投稿レビュー

自作の楽しさを満喫しました。音はこれからが楽しみです。

Rated 5.0 out of 5
2021年8月17日

長年愛用したQUADのESL63proがついに絶命した後10年近く音から遠ざかっていました。発注していたキットが2021年6月末に到着、組み立てはすぐにできましたが、下地調整と塗装に時間をかけたため8月上旬になってやっと音出しにこぎ着けました。サラ・ヴォーンの口が小さくなって音像低位がはっきりしたことが驚きでした。エージングでこれから先が楽しみです。動画も利用した懇切な製作塗装手引きに感謝です。一つだけ反省を追加、塗装は明るいところでやりましょう。刷毛の毛1本落ちたことに気がつかず塗装を続けてしまいました。これも自作記念と思って大切にしたいと思います。塗装については、有機溶媒を使いたくなかったので、水性サンディングシーラーとアサヒペン高耐久2液ウレタンニスつや消しクリヤを使いました。

古稀老人

素晴らしい音です。

Rated 5.0 out of 5
2021年8月10日

ヤマハのNS-F700と聞き比べるのが、恥ずかしいぐらい素晴らしい音です。小生の素人耳でも、明らかに違いがわかりました。

組み立ては2日で終わりましたが、これまで作成したキットと違い、ユニットの重さにはビックリしました。

今後のエージングが楽しみです。

ヒデくん

音の良さに感動しました。

Rated 5.0 out of 5
2021年8月2日

Z800-FW168HR(キット)+Z501スーパーツイーターで、RME-DACIFSをラインアンプとしラックスキットの6500Aアンプで、主にCDやミュージィックバードのデジタル系の音を聴いています。

スピーカーはキットですが、非常に作成しやすく色もクリアにしてウレタンの2液仕上げとしました。ネットワークは外出しとして、コイルを鉄心にしたりコンデンサーも色々試しましたが、今はオリジナルにしています。今度は、6db/octにしようと思っています。

とても使いやすく、素直な音が気に入っています。大山様の記事でずいぶん勉強させていただきました。今後もよい商品を楽しみにしています。

坂東 啓男

NHKーOBの同級生が高評価、私は標準SPとして自作のFE208Sol音合わせに使した。

Rated 5.0 out of 5
2021年6月1日

鬼太鼓座CDx3枚、イウ”リー・ギトリス2枚、イ・ムジチ(四季)、日本の伝統音楽CDx10枚、高橋竹山、其の外手持ちCDの内50枚以上。DENON DCD-755RE・PMA-1600NEを常用。

SPは今月17歳下の従弟にプレゼントしました。

松川光陽

オーディオを中心とした趣味をトコトン楽しむ (音楽三昧の道連れとして)

Rated 5.0 out of 5
2021年3月10日

音工房Zキット Z800-FW168HR(V2.6)

1.発 端)) 誰かの為に日々の生活にあくせくした現役時代は突然終わり、シニア時代に突入。すると、 収入は無いのに、暇をもてあます羽目に陥りました。しかし、これは自分の為に生きる素晴らしい人生の 幕開けでした。

 今般のコロナ禍に対し、一つの解答として、  ① 手を動かす  ② 好きな音楽の興味を追求 友人と相談して、えいっとばかりに「最後の贅沢」として今回のキットに手に伸ばした次第。 完成品を単純に購入するよりもそのプロセスを楽しむこと=手間を掛け、更に何より友人と過程を話題を シェアする事にしました。友達と楽しむ大切な時を買い求めた事になります。

 2.キット到着))  届きました。まるで高級プラモデルを開梱した小学生になっての興奮状態です。素晴らしいのは滅多に  無い価格もそうですが、目の前に素晴らしいパーツが当りまえのように並んでいます。何と言う幸せ。

 ① パーツ (スピーカーユニット、本体素材、ネットワーク、配線)   スピーカーユニットは名にし負うFOSTEX/箱部材が正確に加工済み/組立に迷う事無し/   ネットワーク部品も細かい部品も含め良いモノの組合せ。上手く行く予感。

 ② 高品質の電子部品・配線   通常使用される部品より更に品質が高く/信頼性が向上しており/+部品メーカー素性が明確/   配線部材も問題無し。

 ③ 頼もしいマニュアルの存在   本体のマニュアルはP 63にも及び、更にオプションの塗装マニュアルもノウハウてんこ盛り。   大山さんの長年の智惠が詰まっているようです。

 ④ オーディオの向こうに木工組立とその後の塗装の楽しみ   本体組立はシステマティックに構想・展開されており、単なるキットの枠を超え、木工趣味の一部である   塗装までに楽しみがある事に気が付きます。

   音を楽しむという行為は音が出る以前からも、そして音が消えた後も続きます。単純な動機からのプロセス   開始ではありましたが、これは当初全く予想しなかった深化した展開です。

   塗装は手間が掛かりますが、水性・油性?何色にするのか?タッチは? これでは全ての購入者に全く同じモノを   作れと言われても全員が異なる嗜好がありますから却って出来ませんよね。      これが完成し、音を楽しんで、そこに頼もしく存在する愛器となって行く訳で、全てのスピーカー製作者の   個性が表現される器が完成するのです。

 3.製 作)) 製作には各人の技量や時間配分があると思いますが、小生の場合はゆっくりと楽しんで塗装を除いて大凡12時間ぐらい。

 Step1 箱造り   マニュアルを見ながら、縦/横それに上/下の区別が明確な手順に従い組み立てます。箱底面には耐震用の鬼目ナットを   取り付けます。   板には既にダボ穴があり、サイズの異なる二種類のダボを使用して組立を進めます。仮組みして、その後組立。

    Step2 ネットワークと配線/組み付け   部品の一覧から始まり、基盤の図解を確認して仕上げます。文系の小生にはコイルとコンデンサーの役割が初めて   判りました。ハンダ付けがありますが、それを乗り越えるとほぼ問題無し。

   配線には+が銅色、ーは銀色と分けてあり、これに端子を付ける事になります。説明通りに組み込めます。   アッテネーターを取り付けたら箱としてほぼ完成です。

 Step3 ポート取付と吸音材   ポートは特に何の問題も無くあっさりとセット出来ました。又、吸音材もすっきり貼り付け。

 Step4 スピーカーユニット取付   FOSTEXの箱に入ったウーファーとツイーター取り出して、ネットワークと結線し、完成した箱に組み込み、   はい、完成です。形としては出来ていますが、これから何を聴くのか?が購入者一人一人によって異なります。

 Step5 設置とエージング   設置場所は最初から決める必要はありません。台はどうする?等々試行錯誤を繰り返してベストな場所、   高さに設置下さい。購入者の愛器となったセットを時間を掛けて慣らし運転を行い、仕上げて下さい。     注)塗装のタイミング   塗装は後日でも良いのかも知れませんが、後戻りをする手順は怠惰な小生には難しく思えた為Step3の前に  挑戦しました。   今回はスプレータイプの油性ペイント(マホガニー)で二回塗りを行い一旦完成としました。今後はBRIWAXで  上塗りを挑戦する予定です。 4.AUDIOの楽しみ)) 動機は良い音を聴きたい一心。

 実は過日最近評判の良いスピーカーセットを試聴すべく態々東京の都心まで出向きましたが、あれ、高級?を

 謳ってもこんなもんかい?流石にシニアになり耳鳴りもするようになって聴覚が衰えたかと一瞬思ったのです。 本来の音痴で音の善し悪しは美味く表現出来ませんが、何となく自分の感じる良い音とは異なる違和感を

 覚えて帰宅しました。

 不断はAVアンプでBLディスクに記録したメトロポリタンのオペラを楽しむ位でしたが、上記の経緯から 久し振りにデジタルソースの広がりを感じるべく新らしいオーディオに好奇心が芽生えました。

 で、Z800-FW168HRの登場です。一体どれほどの音が愉しめるか? 素直な疑問と期待で、迷った挙げ句ですね。

5.Z-800をデスクトップミュージックの出口として)) Z-800という立派なシステムをデスクトップオーディオに使用して申し訳ありません。が、邪道ではありますが、 自宅とは言えども自分の好きな分野を思う存分堪能出来る場所は限られています。

 尚、単純に作業を行う机に張り付いた姿勢ではそもそも無理があります。スピーカーセットとの間は真っ当な音楽 鑑賞の距離が必要ですね。ですので、鑑賞時は当然距離をとります。

6.機器構成)) 1)メイン (PCベース)  デジタルソースの再生を想定している為、現状下記の構成です。近々SACDプレーヤーの購入を予定しております。  基本的には小音量での再生を楽しむ構成で、皆さんの本格的なオーディオとは異なります。

  Case A) Audirvana  ベース   Mac Mini  (> iTunes Library >  AIFFファイル (FLACファイル) >                       Audirvana* ) > 光接続 > YAMAHA ワイヤレスストリーミングアンプWXA-50 > Z800-FW168HR

    *アプリであるAudirvanaにはiTunes統合モードがあり、データを流せます。

  Case B) Web ベース   ストリーミングとして deezer を使用。この場合、Audirvanaが使えないのでそのままながしています。

 2)iPhone系 (所謂スマホベース)  ご参考までに記述します。  流石にオープンエアが懐かしくなりましたが、つい最近まで15年ほどイヤフォンに凝っていました。  今は懐かしいWalkmanからの転進組です。スマホ利用は場所を選ばず便利ですが、イヤフォンはピンキリで  要注意ですね。

  イヤフォンは個人空間を音楽空間に転化させる謂わば仮想現実を展開する便利な道具ですが、Z800は更に  実際の部屋を広大な音楽空間に展開し、居ながらにして実演奏が繰り広げられるイメージです。    iPhone >  アプリ ① iTunes >       アプリ ② FLAC Player >  

      イヤフォン> a. Apple / AirPods Pro インナーイヤフォン(アクティブノイズキャンセリング                        機能付きワイヤレス)              b. SONY / MDR-1RBT (ワイヤレスヘッドフォン)              c. SHURE / #535  (有線インナーイヤフォン)

試聴感想)) 完成後30時間程のエージング。以下その後慣れた曲での感想を書かせて頂きます。 音源はCDからiTunesに取り込んだAIFFファイル及びFLACファイル等です。

 オーディオは種々の要素が絡む領域なので、皆さんそれぞれのご意見として感想の受取方はお任せ します。ただ、申し上げたい事は感じられる物理的空間としての音の場がとても広くなった気がします。

 軽便なスピーカーセットでの籠もった乃至は高音ばかりが強調される癖が無く、伸びやかな音場が展開します。 普通のスピーカーユニットでは歌手があたかも本人が苦しそうに歌っていると聞こえるのにZ800では伸びやかで 楽しそうに歌っています。何のストレスも感じられず、音源が3Dとして目の前に存在し、無理が無いのです。 Classics ピアノ  音源にも依るのかと思いますが、グレン・グールドのゴールドベルグ変奏曲(録音1981年)は想像以上に  素晴らしい音で聴くことが出来ました。音の粒立ちが良い。グールド本人の鼻歌?も楽しい。

 室内楽  モーツァルトのグランパルティータ(13管楽器の為のセレナード)を聴くと、合奏する事が喜びであることが  いまさながら判りますね。昔はベームのゆったりとしたテンポのアナログディスクを楽しんでいましたが、  最近はテンポが上がっていて軽快な曲として楽しめます。音の重なりがタピストリーを鑑賞する如く  楽器の音色で重なり合う光景が展開されるのは本当に有り難いです。

 交響曲  分厚いハーモニーが、独奏楽器の響きが押し寄せてきます。又、ベートーベンの第九「歓喜の歌」を聴くと  平板に聞こえていたものが音の集合体としてより立体的に盛り上がって感じることが可能です。  ホールでの音場感がありありありです。

 オペラ  deezer でモーツアルトの魔笛を聴いて見ました。オペラハウスでの臨場感がありあり。中央席に着席し、  目の前に歌い手の独唱・二重唱から合唱までが展開されます。想像が膨らみ、音楽の陶酔に浸れますよ。  Z800では、喜劇から重厚な悲劇まで低音の伸びと高音の響きが癖の無い音質で鑑賞出来ます。

 Jazz  Instrumental   Dave Brubeckの名曲Take Five を試してみる。ハイハットが心地良いリズムを刻み、スネアドラムが快調に   運ぶ、そしてバスドラが響く。勿論、Alto Saxも良いメロディーを奏でている。良いではないですか。

  Vocal   Sarah VaughanでBe Witchedはどうだろうか?しっとりとした高音が弦との絡みも良く伸びやかに発せられる。   ああ、名演だね。スピーカーユニットが良いモノになるとサラ・ボーンの印象が平板なものから良くなりました。

 Popular  Vocal   Engelbert Humperdinckを懐かしく思い、試しに聴いてみましたが、Last Waltz の彼のハイトーンの伸びは   素晴らしい。   「君!美味いね、更に上手になったねと今更ながらに再認識した次第。」

bastian923

bastian923

Z800-FW168HRは、非常に難しいですね。

Rated 5.0 out of 5
2021年3月8日

私のシステムは、アンプはラックスのL505uxⅡ、SACDは

ヤマハのSD2100を使用スピーカーはJBL4425、ヤマハNS10mです。ハイスピードな高音のZは昔のjazz喫茶のようです。

TIGLON製のMGT-DS7060のスピーカースタンドに変えたら

ずいぶん落ち着いてきました。暫くはこれを調整しながら追い詰めたいとおもいます。

小暮保之

本領発揮!

Rated 5.0 out of 5
2021年3月5日

メインシステムを更新し2回目の投稿です。プリメインアンプDENON PMA-A110 CDプレーヤー マランツSACD-30n レコードプレーヤー テクニクスSL-1200GR DENON MC型カートリッジDL-103R の構成での試聴です。ジャズは低音の締まりと力強さが増し定位がビシッと決まった感じです。クラッシクはオーケストラの各楽器の音が判別できるようになり特に弦楽器の音が鮮明に美しく響きます。全般にダイナミックレンジが広がりこのスピーカーの解像度の素晴らしさを実感でき、非常に気持ちよく各ジャンルの音楽が楽しめるようになりました。スピーカーが持っているポテンシャルが発揮された感があります!

takuo1211

音像の立体感が素晴らしい。

Rated 5.0 out of 5
2021年3月4日

プレイヤー IO DATA SOUNDGENIC

DAC     OPPO SONICA

アンプ   PIONEER A70A   での再生です。

音工房さんは以前よりスーパーツイーターやスピーカーグリルなどを利用させて頂き

商品の取り扱い説明の丁寧さに感心していましたので、キットとしては高額な部類

でしたが不安はありませんでした。

再生音は非常にソフトな印象ですが、細かい音がよく聞こえ立体感が素晴らしいです。

部屋がかなりライブな環境でそのせいもあるのでしょうが、離れて聞くとそこに人がいるように聞こえます。これは結構癖になりますね。

試しにスーパーツイーターを加えてみましたが高音はのびますが立体感は減退するようです。

鳴らし始めてまだ2か月なので色々調整は必要かとは思いますが、このあたりは完成品にはない楽しみかと、

同じ環境で鳴らしているFE108SOLのBHとは対照的な音ですが、オールマイティーに音楽を聴くものとしてはこちらのほうが安心感があります。

いずれにせよ、個人で揃えればユニットとネットワーク部材だけで15万円近くになるものを

キャビネット含めてこの値段で販売している音工房さんに感謝します。

 

UR

人生最高の音をゲット!

Rated 5.0 out of 5
2021年1月15日

この度の購入のきっかけは大山社長が「長岡鉄男氏」の縁でスピーカー作りを始められたことを知ったことでした。私も43年前に雑誌に掲載されていた長岡鉄男氏設計のバスレフスピーカーを自作し現在まで使用していたからです。

今回はキットに加えオプションでネットワークの組付けとオリジナルクランプ、塗装編を合わせて購入しましたが、自作に不慣れな私には大変有難いものでした。非常に加工精度に優れたパーツであったため組み立てから塗装まで順調に行き、おかげさまで完成したスピーカーはまるで店頭に並んでいる商品のごとく素晴らしい仕上がりになりました。当初はつぶし塗装にする予定でしたが合板とはいえ素地調整をマニュアル通り丁寧に終えた段階で木目が大変美しいものになったので、素地を生かすため艶消しクリアラッカー仕上げにしました。自作のスピーカースタンドに設置した外観は惚れ惚れするほどです。キットを組立製作していて部材の加工精度やマニュアル、塗装工程の動画を拝見すると大山社長のスピーカー作りに対する情熱をひしひしと感じました。またモノづくりの楽しさを十分味わうことができました。スピーカーは主としてアンプDENON PMA-1600NEのDUCで聴いていますが、どのジャンルも高音から低音まで私がかつて聴いたことがない素晴らしい音質で鳴っています。スーパーウーファーも用意されているみたいですが私には十分満足できる低域ですのでその必要は感じていません。クラシックのオーケストラの各楽器は良く判別できますし、特にジャズやヴォーカルが秀逸で目を閉じて聴いているとまるで「ロバータ・フラッグ」や「美空ひばり」がそこで歌っているようでした!ジャズは生々しい楽器の音が出ていますが私には若干「おとなしい音」に聴こえます。

オプションを含め20万円を超える金額には購入について正直少し迷いましたが、今では決して高い買い物ではなく買って本当に良かったと思っています。これからもずっと聴いていけることが大変楽しみです。

大山さん!本当にありがとうございました!

製作過程を記念に残すため記録動画を作成してユーチューブに投稿していますが、購入を考えている人の参考になれば幸いです。

https://youtu.be/-R9OERIXo7U 又は「takuo98」で検索できます。

takuo98

唯一無二

Rated 5.0 out of 5
2021年1月8日

使用機材はAmp Nmode XPM100-Mk2、 DAC XDP-10 、clock XCL-3、CD Transport PS-Audio PWT 。狙いはハイスピードと、正確性+αという分かりやすいセッティング。

T250DとFW168HRという、ある意味特別なユニットを実装した、Z800の再生能力はキット品と言えども半端ではない。

緻密さと力強さに艶やかさが同居した音に素直に感動する。

ハイスピードで制動力が高いアンプのほうが、相性が良いように思うが、もちろん好みもあるだろう。このサイズにウーファーのZ505を加えて、20畳以上から、文字通り手の届きそうな1.2m程の至近距離の小中音量まで、セッティング次第で融通無碍な再生能力を発揮する。

周知のように、良い再生機での鑑賞は、視聴距離を意外に大きな問題としないものだ、ということが実感でき、ハイエンドといえど日本の住宅事情にもかなり即した能力を持っていることに気付く。

ピアノの弦のうなり、ギターの倍音、リードのびり付きからホールエコーまで、相反するような繊細さと締まった力強さを兼ね備え、精緻でしかも柔らかく艶のある音は、文字通り10倍の価格のモノを蹴散らす。これまで自分なりに、小さな工夫を積み重ねながら、Z800は筆者には唯一無二の存在である。(個人の感想です)

再生の精度を上げるほどにZ800は気持ちよく歌ってくれる。

また付帯音が少なく、入力に忠実に反応する、というモニタースピーカーの性格の側面も持つため、ユーザー個々の好みの音にたどり着くには、セッティング含めて、少しじっくり付き合う必要があるスピーカーといえるかもしれない。

tateishi-cl