Z800-FW168HR レビュー総合
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Z800-FW168HR お客様投稿レビュー
突板貼って完成! 聴く喜び+持つ喜び
去年の夏休みに組んで以来、仕上げ無しで聴いてきました。その後Z505 Trentoを追加して音の進化に満足。(Trentoのレビューで既報。)ただ木口剝き出しのキャビネットは、わたし的には「持つ喜び」がイマイチなので、今年の夏休みに思い立って、初めての突板貼りに挑戦しました。苦節6週間、秋分の日三連休の最終日に完成しました。これが完成したので、次は長女の結婚祝いに購入したZ1 Livornoキットの組立てと仕上げ、その次には組みっ放しのTrentoを突板貼りする予定です。木工は奥が深い事を思い知らされましたが、一作目のZ800-FW168の仕上げの教訓を活かせると思います。突板張りを検討中の方のご参考に、以下要点を書かせていただきます。ただ内容はほぼすべて自己流ですので、必ずしも正しいか否か。(大山社長、コメントいただければ幸いです。)
① 突板仕入れ:突板は「突板屋GIFU」さんからウォルナット・和紙裏紙付きサブロク(90cmx180cm)を仕入れました。失敗して貼り直した面もあったので、サブロク1枚をちょうど使い切りました。突板自体は高品質で満足です。
② 素地調整の失敗:「木工塗装動画セミナー基礎・クリヤー塗装編Z200」を見ながら調整しましたが、ここで稜(面と面の合わせ目)を過大に面取りしてしまった(一部は面取りの積りがRが付いてしまった)のgは失敗でした。突板を貼った時に突板の合わせ部分が上手く繋がらなくなってしまうからです。仕方なく、タイトボンドが上手く着かないことを覚悟で、一部はパテ埋めしました。しかしパテ埋めしても稜はピシッと直線にならず、結局は貼った突板が波打つ原因になりました。
③ 突板貼りの順番:突板の木目が縦に繋がるようにサブロクの突板から切出しましたが、これらを貼る順番は工夫が必要でした。特に、サブバッフルの上部の陵とバッフル面を繋ぐ25㎜の帯状の面は、貼る順番やh貼り方を間違えると、突板の木口が見えてしまったり(後述)、波打ったりします。結局は2台中の1台の前面は貼り直しました。突板の下には白い和紙が貼ってあるので、突板の木口にはどうしてもこの白い和紙が見えてしまいます。2台目は、キャビネットを正面とか斜め上から見た時にこの和紙が見えなくなるように突板を貼る順番を再考しました。それでも見る角度によってはどうしても白い和紙は見えますので、この木口には仕上げ塗の前にDIYで売っていた木製品補修用の油性の染料系タッチアップペンを薄く塗っては指でこすって馴染ませたら、目立たなくなりました。
④ 突板貼りの挫折:ボンド接着のアイロンがけ工程に使ったアイロンの底面にRが付いていたので完全に密着できない箇所が生じ、気泡が生じこれに素地調整工程まで気付かなかったために、サンドペーパーがけした時に、気泡部分の突板を削ってしまいました。都度アイロンがけで密着を試みましたが、完全には着かなかったようで、塗装工程で再び剥離。再びアイロンがけすると下塗りの塗料が軟化して表面がざらついたので塗装やり直し、etc.という悪夢の繰り返し。結局半分諦めましたが、仕上げ塗りの時点で、この部分は繰り返して削っていたために、最終的にアイロンで密着させると仕上げ面より凹んでいることに気付き、逆転の発想で、凹んでいる部分にアクリルの下塗り塗料を盛って、硬化後に#600のサンドペーパーで丁寧に平面に成型することを思いついてやってみたら、完璧とは言えませんが意外とうまくいきました!
以上、結局下地調整→突板貼り→塗装の工程を行ったり来たりで6週末かかりましたが、結果は初めてにしては満足のいく仕上がりになりました。今度の週末は、長女の結婚祝いのZ1 Livornoに取り掛かります。この箱は、プレーンな四角の箱で色気が無さすぎです。Livorno完成品のようにバッフル前面を多角形に斜めカットすることも考えましたが、これも付属のバッフル板は薄すぎるのでもう一枚積層する必要がありそうだし、機械加工しないと無理でしょうが、プロに頼みたくはない。それに形状が複雑なので突板貼りは難問。今のところ、バッフル面の左右の稜にルーターでR13程度のRを付けて、バッフルと左右側板を一続きに貼ってしまおうかと考えています。和紙付きの突板はR面にも問題なく貼れそうですので。できれば上面も一続きにしてみたいと考えます。または、組み立てる前に一部の面に突板を貼ってしまった方が簡単で仕上がりも良くできるか、とか。Livornoが完成したら次はTrentoの仕上げですが、これはZ800とお揃いのウォルナットの突板仕上げにしたいのですが、大型のため均一に突板を貼るのは至難の業かも知れません。今から突板の板取りや貼る順番をどうしようか、考えています。またサブウーハー固定リングの突板貼りは超難問。どうするか?思い切ってここだけ黒の潰し塗装に挑戦するか?・・・・ 今夜も、秋の夜長、ウイスキー片手にZ800でジャズでも聴きながら、こんなことを考えます。
最後まで読んでくださって有難うございました。
Z505-Trentoと併せて聴きたい。
約30年間スーパースワンを聴き続けてきました。
近年友人が自作した38cmウーファー+ウッドホーンのシステムを聴いた際に、やはり低音再生はそれなりの径のウーファーが必須と思うようになりました。
今回のZ800-FW168HR購入も本来Z505-Trentoと併せて購入したかったのですが、残念ながら次回の販売を待っている次第です。
Z800-FW168HR単体でも凄く音は良くC/Pは抜群だと思いますが、重低音は自分としては不満足です。
早いとこZ505-Trentoを販売して下さい。
自分はクラシックが主体ですが、ほぼ何でも聴く雑食系リスナーです。
オーディオに強いこだわりはありませんが、ラジカセなどチープすぎる音は嫌いです。
KORG Nu-1、Elekitの300Bアンプ、Z800-FW168HR、Z1-Livornoで楽しんでいます。
静かでクリアーな音
歪みのない、静かで滑らかな音が流れ出しました。
アキュフェーズDP-430、ラックスマンL-507Z、N S-1000Mの上に乗せてます。人工大理石12mmとTAOC25をインシュレータにしています。スピーカーの間隔は2.5m,2階の10畳LDKでスピーカーの距離で低音量が左右されるハンデの大きい部屋で聞いています。
音は、最初はちょっとおとなしいと言う印象でしたが、低音の量は1000M(長岡式バスレフ改造)と堂々と渡り合っています。ダクト長は推奨の83mの手前100mで止めています。今後調整予定です。比較方式で感想を書いて行くと、クラシックもロック、JAZZともにステージの真ん前、指揮台で聴いているのが1000M、Z800は20列目の特等席で聴いているようで音場がクッキリします。したがって1000Mはピアノのハンマーの打弦音が聞こえる、歌手の口の大きさまでわかってしまいますが、Z800はそんなことはなく、音楽に対峙することもなくゆったりと安心して聞いていられます。流石に1000Mのスコーカーは優秀で表現力も高く、人の声やバイオリンの胴鳴りなどは素晴らしく、負けてしまいます。しかし、テノール、バリトンなど男声歌手の倍音成分がしっかり録音されているソースはZ800のツイータが大活躍で、倍音の反響音なども音場表現豊かに&明確に表現してくれるので、聞き惚れてしまいます。
ポピュラー系の音楽ではキレのある低音、ベースの速いパッセージでも音程が明確で難なく表現してくれることが目標ですが、こちらは1000M共に今一歩というところです。ダクトを短くすることで改善を期待するところです。1000Mはこれからネットワークの改造に臨みますが、両者ともに楽しみです。
なお、800Zは長岡式の鉛インゴット、TAOCインシュレータ、人工大理石など手を入れるたびに音が良くなり非常に感度の高い完成されたスピーカーだということを思い知らされました。
ソースで特筆すべきことは、NHKの4K音楽番組をDP-430経由で聞きますが、アナウンサーの声と音楽を今まで聞いたことのない自然なバランスで聞かせてくれます。音楽番組以外、ドラマなどでも自然に聞こえてきます。
なんと素敵なスピーカーでしょう。
ちなみに塗装はサンディングシーラントのつもりでクリアーニスを使ってしまい大失敗。ただ、なんとかリカバリーして綺麗なウォルナットに仕上がっております。
最後まで駄文をお読みいただきまして、ありがとうございます。
音のバランスが自然で素晴らしい。エージング後が楽しみです。
組み立て、塗装、スピーカ実装、ネットワーク接続を含めて、2日で仕上げました。組み立てはキットの製作精度が素晴らしく全く問題ありませんでした。クランプは、多めに準備したほうがいいです。塗装は、水性オイルステイン、水性ウレタンニスで仕上げました。
音出しは、マランツMODEL30(アンプ)、SACD30n(NWCDプレイヤー)で試聴しました。かなりいいです。コンパクトなスピーカでこんな音が出るんですね。びっくりです。将来的にZ505、
Z501等追加できたらと思います。どんな音になるのでしょうか。楽しみです。
まさに、ハイエンド
数年前から、こちらのキットの購入を検討しており、やっと買えました。
fostex GX100 を使用していたのですが、比較すると・・・
いや、比較にならないくらいの歴然とした差を感じました。
簡単に言うと、GX100を大きく鳴らすと、音が歪んでくすんでしまいますが、Z800では、まったく感じません。
解像度が高く、楽器それぞれの音をしっかりと鳴らしてくれます。
音の表現、好みに関しては、アンプやDACで変わるので割愛しますが、
これだけのものだと、それなりの物にしたくなります。
個人的にはソウルノートA2とハイエンドAVアンプが欲しくなりました。
兄が以前使ってた70万のスピーカーと比較しても負けてなく、それ以上(環境やアンプは雲泥の差なのに)と感じました。
塗装は水性うるしで仕上げました。手放すことはないので、雑な仕上げです。
組み立てて感じたことは、スピーカーケーブルの皮むきは、大山さんが使ってるのと同じものを使うことをお勧めします。
電線用のワイヤストリッパーでは、より線を切ってしまうことが多く、工具とケーブルを買い直しました。後、はんだは、音楽専用のを使い、こては、温度が400度以上になるものを使用した方がよいです。
最後に、この値段で販売してくれてる音工房Zさんに感謝しますし、本当にお勧めです。
Z800-FW168HR 最高!
友人たちには
「300万円のスピーカーと同等の音で毎日音楽を聴いてるよ!」
と自慢しています。
何度も塗料を塗り、サンドペーパーでこすり、味わい深い色に仕上がった自作スピーカー。我が子のような愛着があるためか、その音にも満足しています。
詳しくは私のブログをご覧ください。
http://hmtskz.seesaa.net/article/485430484.html
バランスの良い音
楽器の音が高音から低音まで明瞭に聞こえて良いです。ギターの音などで
自分のイメージと違う(中音域を増やしたい)ので、今後工夫してみます。
塗装の説明動画は、大変参考になりました。
今回スプレー艶消し黒を7回塗りました。サンドペーパーもその都度かけて
満足の仕上がりです。(写真を添付します)
スピーカーは、7.2ch AVサラウンドアンプDENON AVR-X2500H につなげてテレビと
音楽を楽しんでいます。
DVDは、SONY BDZ-EW520 BlueRayレコーダーにて再生しています。
テレビを含めた写真を添付しました。
リアスピーカーは、2019年にSTEREO編、特選スピーカーユニットのマークオーディオ
OM-MF519(8cmフルレンジ)バスレフで天井から吊り下げています、この写真も
添付しました。
オーディオは大学生のころJBLの音をめざしてFOSTEXの20cmフルレンジ片側2つと
日立のツイーターで作ったり、4チャンネルのリアスピーカーを三角錐型で
作ったりを40年前ごろ行っていました。
スピーカー作りはずっと行っていなかったのですが、サラウンドテレビモニター
スピーカーにJBL 4312MⅡを使用していて(写真のスピーカー2種類写っている
右側)上記に記載したOM-MF519(8cmフルレンジ)バスレフを作り、こちらの方が
指向性、響き、バランス良く、その後同じOM-MF519にてその本に載っていた
バックロードを作って(写真の2種類写っている左側)、それがさらに
バランス良く、自分好みに調整して聞いていましたが、貴社のホームページ
を見てこのたび購入・制作して楽しかったです。
今後もメールとホームページを見ますので、よろしくお願いいたします。
霧が晴れた景色を見ているよう
ソース:JAZZ ソニーロリンズ 1965年7月録音
DENNON(レコードプレイヤ)→YAMAHA T-5(アンプ)→スピーカ
これまで使っていたスピーカは貰い物で小さくて音がしているだけのものといった感じでスピーカの導入を5年前から検討してました。 製品を購入しようかと情報を収集しているところに音工房さんの熱いメッセージが目に留まり、キットを製作する決意をしたのです。
2022年の1月に材料が届き組み立てに入ります。制作の90%がケースの組み立て塗装です。
自分は、染色して艶消しラッカーにしました。3月27日 音出し、今まで聞こえなかった楽器の音が聞こえます。特に高域でシンバルを触る音、音が忠実に再現されます。づっと聞いていたくなります。
今後は、スーパーツイータの導入、アンプもグレードアップする予定です。
進化は続きます。
音の透明度と定位に満足
音楽が好きで、自分でも弦楽器を弾き音に関してそれなりの感覚は持っていると思います。
定年退職後音楽鑑賞に少し贅沢をしたくて、スピーカーをネットで探していたのですが、音工房Zさんの、ウェブページを見てこのスピーカーを作ってみたいと思いました。
これまでに、長岡鉄男さんの理論の鳥形のバックロードホーンを作って聞いていたのですが、バックロードホーン特有の低音の遅れが気になっていました。
Z800-FW168HRを思い切って注文し、ほとんど木工初心者で製作に心配があったのですが、詳しい手順書やネットの動画を見て何とか作り上げることができました。
一番苦労したのは塗装で、ラッカー塗装を何とか仕上げて完成に至りました。
スピーカーの音を初めて聞いて感じたのは、打楽器の明瞭さでした。オーケストラの音の中で、打楽器、特にトライアングルやシンバルの音が生の楽器の音に近く聞こえ驚きました。次に、ピアノの音も実際の楽器が鳴っているのに近い音で満足しています。弦楽四重奏を聞くと、四つの楽器の位置がわかるような感じでこれも素晴らしいと思いました。
今使っている機材は、MarantzのM-CR612なのでアンプをグレードアップして低域を充実するためにZ505-Trentoを追加しようと考えてます。
秀逸なスピーカーキットです!
本商品は非常に評価が高いので,是非視聴してみたいという衝動にかられ25年ぶりでスピーカーの自作(前回はフルレンジPM6A-バックロードホーン)にチャレンジする事にしました。音出しをして感じた第一印象は,透明感があり高域から中低域への繋がりが良く奥行感や音色の艶やかは素晴らしいと思いました。エージング後は一体どうなるのか楽しみです(視聴時のアンプ:AH! Prolouge1という真空管アンプ,ソースはEnya CD)。人生初の染色塗装(つや有)に挑戦しようと折角組んだスピーカーですが,一旦ユニット等は全て取り外しました。特典動画を良く見て勉強すれば何とかなるかな? 塗装が上手く出来たら,写真もアップしレビューしたいと思います。コロナ禍のおり老後の楽しみを提供して頂き,音工房Z様には感謝申し上げます。