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Z1-Livorno お客様投稿レビュー
その音は優れたキットの一言に尽きます
良く出来たユニットと構成によって、サイズを超えた音を聴かせてくれます。今日完成したばかりなのでこれからエージングという時期ですが、DALIのコンパクトサイズ当たりよりはB&Wのコンパクトサイズの音に近いと思います。購入製作された先輩諸氏の評価を聴いて高域よりを心配したのですが、思っていたよりもフラットに近く、女性ボーカルあたりは聴きやすいバランスで鳴っています。
世間やショップなどでは木目と黒のスピーカーばかりなので、思い切ってイタリアンレッドを目指して塗装を行いました。赤の吹き付けを五回、クリアーを三回でその都度サンドをかけて仕上げは車のヘッドライト磨き用液で仕上げました。なかなか良い赤です。屋外で見ると結構鮮やかですが、室内だとちょっと重めの赤に見えます。
どちらかというと低域が膨らみ気味かなとも思えるシーンもあります。難を言えば実際の能率は83dB付近か、それ以下の印象をアンプのボリューム位置から受けます。
もう少し低域方向を欲張らずに引き締める方向でも良かったような気もしますが、そこは自分でいろいろやってみます。
まさかねえ(笑)→ま、まさかねえ(汗)
まず、このような商品を企画、販売していただけたことに感謝申し上げたいと思います。
現在PC、又はDACにAK4497を2基搭載のDAPを音源とし、PCからはUSB接続にて、AudioGDのディスクリートDACからバランスケーブルで。DAPからはバランス出力でアンプのSoulNote、sa3,0に接続。スピーカーはB&Wのnautilus805、そしてMusicalFidelietyの密閉型、Refarence2を使用しています。
このキットを購入するに至った経緯なんですが、以前から、既存スピーカーの検索をする度に、何度か大山様のお名前とレビューを拝見することがありました。今から数か月前、そのレビューを基にDALIのあるモデルを中古で購入するに至ったことがありまして、実際にそのレビュー通りの音が聞こえてきたときに「この人、ただもんやないなあ」と思いました。気をよくして再度レビューを拝見しようとHPを訪れた時に、ページ左上に「音工房Z」のリンクを見つけたんです。
そこでZ1-Livornoのページを見つけてしまい、悶々とした日々を送ることに(笑)
なにせ「Z1-Livornoの開発2」まで読み進めた時の衝撃は凄いものがありまして、あの805をライバルとして想定したキット?しかも安価??
そうなると、まさにそのライバル機で普段から音楽を聴いてる身としては気になるじゃないですか。とは言え、工作なんてほとんど経験のない人間がキットとは言え完成させることが出来るのか、購入したばかりのスピーカーを眺めつつかなりの日数悩むことになりましたが、自作スピーカーにハマっている友人を巻き込むことで保険とし、持っていなかったクランプと共に購入させていただいたわけです。
待っている数日間でオイルステインとアンティークワックスを購入し、おそらく使用するであろう少ない手持ちの工具を揃え準備は万端。キット到着後、即座に仮組をしたのですが、このような工作経験がない当方がダボ穴の通りにはめ込んだだけで、なんだこれ??と思うほど十数分であっけなくエンクロージャーの形にできるほど簡単なものです。
あとは動画通りにクランプで圧をかけつつタイトボンドで接着し、一晩おいて塗装。片方づつなので実際に音を出すまで1週間程度を要しました。
そして音出し。もちろん何もかも新品でエージングも何もしていない状態で視聴。
音の実在感が805より凄くないか?
横方面の広がりは805ほどはない感じ?
高域強めで中域が弱いかな?
低域は805ほどはないけどメリハリが効いて必要十分だ。
っていうかそもそもの音色が鮮やか。
確かに805と基本的な音色は似てるかも。
・・・などなどいきなり鳴らしたにもかかわらずレベルの高い音色が聞こえてきたのは驚きました。セレクターを使ってリモコンで即座に805と切り替えつつの印象です。
当方の視聴環境は若干特殊でしてL字型の部屋となっております。
各スピーカーの距離はどんなに頑張っても1メートル、リスニングポジションからは1,7メートル。
更に各スピーカーの両サイドに壁が迫ってるというもので、そのうえ立地上大きな音は出せない。なんていうオーディオ趣味にとっては好ましくないものです。そんな環境でこれだけの音を聞けるとは。
しかし半月ほどエージングが進むにつれあることが気になるようになってきました。
それは、ある一定以下の音量だと中域が息の詰まったような聞こえ方をするということです。
というのも、当方、古いソウルミュージックや比較的現代のR&Bを筆頭にJAZZやメタル、要はなんでも聞くんですがクラシックはほとんど聞かず、男性、女性問わずボーカルものの音楽が好みなためその帯域の音がやせたように感じ、どうにも息苦しそうに聞こえてしまうのです。
実は805も似たような傾向ではありますが、その辺りはかなりの年数鳴らし込んだスピーカーだけに息苦しくまでは感じません。そういう場合は密閉型で20mコーンのMusicalFidelietyのスピーカーの得意分野ですので、そちらで聞けばよいのかもしれませんが、絶対的な低域不足のため気持ちよく聞けるジャンルが限られてしまうのです。
もちろんある程度以上の音量になると、805が眠たく聞こえてしまうほどの音を聞かせてくれるので、こちらの環境に問題があるというのは間違いないんですが、せっかくのこれだけの音を何とか小音量でも聞けないだろうかと自作スピーカーにはまってる友人に相談したら、一度コイルなりコンデンサなりを変えてみたらどうだというものでした。
最初は、設計者の意図するであろう音から外れてしまうことを嫌いインシュレーターを変えたり、バスレフダクトにウレタンスポンジで〇状の輪を作り出口を狭めてみたり、思いつくことはやってみたのですがどうにも解消せず、エージング不足かもという気もしなくはなかったのですが音出しからひと月でネットワークに手を付けてみました。
その結果、友人を巻き込み試行錯誤の末、小音量も大音量も満足いく音になりました。
もちろん6dB/octは維持しつつです。極低域やノーチラスツィーターの独特の音の広がりこそ無いですがこのサイズでよくぞここまで、という音の密度感にシンバルやハイハットの響き、一番欲しかったボーカルの厚みと艶、理想としてる音にかなり近い音がこの部屋から聞こえてくることに驚きと感激が交互にやってきます。
ショップの試聴室で普及価格帯のスピーカーではちょっと聞けない音が
この価格で聞けてしまうのは、本当に大山様の耳と努力あってのものです。
上のほうでさらっと書きましたが「805が眠たく聞こえる」なんてことが本当にあるんですね(笑)
あとこれは個人的に非常に大事なことなんですが、このサイズ。
B&Wで言えばCM1とCM5の中間のようなこの絶妙なサイズ。平均的な日本の家屋で扱うのに最高なサイズだと思っています。一般的な6畳サイズの友人の部屋に持ち込んで鳴らしたときに、自分のL字型の部屋との聞こえ方の違いに唖然としました。友人も「これはハイエンドクラスの音やな」と絶賛していたほどです。
ここまで買って間違いのない、損のないものはそうないと思ってます。
フルレンジ一発から目覚めました、素晴らしい
音源はLPから落としたDSD音源でJAZZ・POP・CLASSICをLUMIN U1 MINI、DAC-A22、ディスクリートミニアンプで鳴らしていますが、フルレンジでは決して届かない広いバランスを大変きれいに再生しております。
あと是非このZ1用のサブウーハーの商品化を希望します。
Z505-Trentoより一回り小さいのが希望です、是非ご検討お願いします。
貴社の取説&動画は大変参考になりました。音はまとまりのある良い音です。
ヴィンテージの真空管アンプとデノンCDプレイヤー クラシックからポップスまで
まとまりのある音です
真空管アンプです。プリもメインも。(ヴィンテージ)CDはクラシックからポップスまで
ピアノの音が綺麗、全体にバランス良く音が出ている
クラッシク、ジャズを主に聞いています。以前はタンノイの3LZを40数年聞いていました。中高域がとてもきれいです。メンテナンスのため片側の側面は接着せずにはめ込みにしています。音に影響あるでしょうか
お買い得・お勧めNo1です。
2020.9月に購入した「Z1-Livorno」は、音工房からの10セット目(スーパーツィータも含む)の商品です。2015.5月に「Z701modena BHBS mini」を皮切りに、主だったものを挙げれば、「Z800-FW168HR」「Z700-FE108sol」「Z600-Alpair 7R」「Z701-Modena(V3)」といったところです。
私が音工房さんを知ったのは、2012年10月にPioneer S1-EXの購入を検討していた時のことです。
長年愛用してきたJBL4311BをJBL-S3900かJBL4900に買い替えようかと考えて、東京のオーディオショップまで試聴に行きました。
その時、数ある有名どころのSPより、モチロンお目当てのJBLより遥かに私好みの音を聴かせてくれたのが、S1-EXの弟分であるS3-EXでした。
展示品のS3-EXにするか新品のS3-EXにするか考える、という事でお店を後にして、その後色々調べているとS1-EXと言う上位機種があることが判明し、その評判などを調べていて大山美樹音さんがS1-EXについて書かれていた文章に出会いました。
結局その後やや予算的に厳しかったのではありますが、S1-EXを購入しました。もちろん今でも我が家のリファレンススピーカーです。
元々工作が好きだったのですが、2015年5月にZ701modena BHBS miniを購入し初めてSPキットの制作をしました。慣れない斜めの接着などあり多少苦労しましたが何とか作り上げることが出来ました。現在このSPは次女の家で、AVアンプに繋がれてTVやCDの視聴に活躍しています。
さてZ1-Livornoですが、価格と出てくる音が全く釣り合いません。これは誉め言葉です。
私はキットを購入しましたので、価格は54,800円です。仕上げはウオールナットの突板を貼り、オスモカラーのエキストラクリアーで仕上げていますので、合計金額は60,000円強というところでしょうか。
2WAYコンパクトスピーカーのバスレフタイプは、市販品の中でも超がつくほどの激戦区ですが、Z1-Livornoは価格を考慮すれば、間違いなくNo1です。
制作に関しては、今までで一番簡単に組みあがると思います。完成品との聴き比べはしたことはありませんが、キットで十分満足の行く音質です。
私が普段聴く音楽のジャンルは、JAZZが中心です。ピアノトリオ、フュージョン、女性ヴォーカル、モダンジャズ、それからブルースも良く聴きます。
好みの音は、引き締まった低音でベースのアッタック音やバスドラの迫力が伝わってくる音、高域はラテン系のパーカッションの突き刺さるような音とドラマーのスティックがシンバルを叩く時の木と金属の触れ合う音、それに女性ヴォーカルの艶やかな声の響きが伝わる音です。
Z1-Livornoは、これのどの部分も満足させてくれるものと言えます。音の定位も素晴らしいですし、目の前に演奏者がいるように感じられます。
本当にこのZ1-Livornoは大傑作だと思います。
真面目に作られたJ-POP聞くには抜群のコスパ
キット品。アナログ音源。Project、オーディオテクニカRT7, エレキット300B。タンノイ ターンべリーvs Z1 levorno。クラシック系は流石に表現力の差を感じる。が、80年代頃のニューミュージックを鳴らすとタンノイ以上かも知れない。表現力はタンノイだが、贅肉なしで上手く聞かせる。今のpopsに合うかはまだ分からない。
キレの良い音がスッと出てきます
なかなかまとまった時間が取れず、11月になってようやく組み上げることができました。
ダボ穴のおかげで組み立て自体は昨年作ったマークオーディオ専用箱よりはるかに楽でしたが、準備の時間がありすぎて突板貼りを思い立ち、下地のサンドペーパー掛けで肩が上がらなくなったのは大誤算でした。慣れないことをするものではないですね。筋肉痛で手が震えるので塗装は諦め蜜蝋仕上げになりましたが、遠目にはきれいに仕上がったと自画自賛です。
アンプに繋いでみるといきなり間の抜けた音で正直えっと思いましたが、NordostのCDでチェックすると片方の配線でLRを間違えていたことがわかり慌てて繋ぎ直しました。配線材を勝手に太めのスピーカーケーブルに変えた自分のせいも多分にあるのですが、ターミナルへのねじ止めは手探りなので結構手間がかかります。
ようやくちゃんと組みあがって音出しすると、低音過多でバランスは崩れていますがしっかりした音が出てきました。そのまま2時間ほど慣らしているうちにだんだんと落ち着いてきて、20時間ほど鳴らした現時点でもかなり良い音になっていると思います。19年のマークオーディオ専用箱は低音が遅れて響いて音場が広がるイメージでしたが、Z1-Livornoは音の立ち上がりが早く、小さい音も漏らさず鳴らして奥行のある音場を作っています。透明感が高いのにキレがあってプレゼンスもある、とても良質な音のスピーカーだと思います。
試しに森の音の環境音では背景音の中で鳥のさえずりの遠近感が自然に聞き取れます。BABYMETALのライブでは、スタッカートの効いたバスドラが小気味良く響きました。
ほかの方のレポートでは慣らしに1か月かかったとのことでしたので、これからの変化が楽しみです。
いつもながら良質な製品を安価で提供いただきありがとうございます。
現時点では、優秀なスピーカーであると評価していますが、少々苦労しました。
添付の写真のように、4台のスピーカー(いずれも音工房Z製で、それぞれにスーパーツィータ付き)を、LUXMANの切替器によって、自由に選択できる形にしています。168は完成品ですが、他は、キットを組み立てたものです。少々設置密度が高すぎるという問題があって、音質に影響している可能性がありますが、部屋の限界ですから諦めています。
Z1はやはりシングルスピーカーの製品に比較すれば、ネットワークを作ることから始める必要があって、時間が掛かりました。木工部分については、これまでの製品と特に違いはないので問題は無かったですが、何に時間が掛かったのか、というと、それは、スピーカーのエージングでした。組み立てが済んで、現時点で、1カ月半ほどが経過しましたが、余り大きな音を出せないために、長期間かかりましたが、やっと、エージングが完了したのでしょう、まともな音が出るようになりました。それまでは、どうしても音に曇りがあるのが気になって、色々と、例えばバスレフポートを閉じて密閉型にしてみたりしてみたのですが、結局のところ、エージングに時間がかかるスピーカーだった。これが結論です。ちょっと減点。
なぜ、4台もスピーカーを揃えたのか、と言いますと、168は上品な偉大な音質のスピーカーですが、やはり、クラシック向きのような気がします。ジャズやボーカルを気楽に聴くにには、前に音が飛び出してくる乗りの良い音が出るスピーカーも欲しいということです。Modenaは、女性ボーカルには100点。Z600のAlpair10は、確かに傑作だと思いますが、変わったスピーカーでして、常用という訳でもないです。Z1は、なんとなく男性ボーカル用に適しているような気がしたので購入しました。実際、その通りでしたので、満足しています。
満点にしなかったのは、やはり、組み立てやエージングに多少の苦労をしたからです。しかし、結果的に、チャレンジする価値のあるスピーカーでした。★4つ半がより正確な評価です。
写真の注:左右のスーパーウーファー(CW250D)は実働していますが、写真の真ん中にあるウーファーは、今や単なる置台です。
他の機器リスト
TEAC UD-505(w/外部電源CG-10M)、アンプはTEACの安物、505の駆動用の古いパソコン。音工房Zの音響パネルは絶対的なお奨め商品です。音楽のリアルさが倍増します。