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Z501 レビュー総合

4.6
Rated 4.6 out of 5
4.6 out of 5 stars (based on 55 reviews)
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Z501 お客様投稿レビュー

スーパーTWというよりはフルレンジの高域を改善するTWとしての位置づけです。

Rated 3.0 out of 5
2016年7月3日

このオーディオ不況の中、社業が増々発展されていますことを大変うれしく思っています。

まずは、結論から

○製品コンセプトは能率がさほど高くないスピーカーを中心に、最もシンプルなネットワークで高品位の超高域を追加ですが、このコンセプトは、基本的にフルレンジ対象と思います。

○長岡式の超高能率バックロードホーンであれば、コンデンサー一発でつなぐためには能率的に金属ホーンタイプしか選択肢がないということだったと思いますが、御社のメイン商品であるバスレフタイプの小口径フルレンジの場合などには能率的にはベストマッチのTWとして必須のオプションになると思います。

・スーパーTWというよりはフルレンジの高域を改善するTWとしての位置づけです。

○フルレンジの小型SP用途としてはこのデザイン(形状、大きさ)は秀逸で、仕上げももはや一流メーカー製品といってよいレベルに仕上がったと思います。

(もちろんすでに一流メーカーなのではありますが言葉の綾とお受け取りください。)

・薄っぺらの突板ではないリアルウッドの素材の良さがオスモと相まってTW単体の武骨な外観をナチュラルな風合いに変身させています。(子供がなめても安全!)

次は発展性

1.御社のメイン商品(最多販売)の小口径フルレンジについて、各々測定室を活用したデータを整備して必須TWオプションとして販売

○機種ごとにバッフル面との位置合わせを厳密に行ったF特データを購入サービスとして提供し、位置合わせ位置と位相を推奨する。

・コンデンサーとして、標準、おとなしめ、派手めの容量をセットで販売し、切り替えできるようなSWを付ける。(マニア向けというより一般向けかも)

○プアマンズの長岡派としては、単体の重量不足は否めず(デザイン上はまずいのですが)鉛などを重しに使うことになります。

・TWといえども音響エネルギーは馬鹿になりません。10㎏級のSP本体に付加するなら1㎏位の重量は最低ほしい。

(リアル長岡派ならSP本体100㎏、TW10㎏という感じでしょうか)

・小口径フルレンジ製品の必須オプションとしての発展的アイデアとしては、ウェイト(金属は鳴くので、鉛か)を仕込む。あるいはキットSP本体にねじ止めできるねじ穴加工を施し、そのフルレンジSP専用のTWポジションとして製品の周波数特性上の品質を保証します。

○超高域の指向特性改善として、ちょうどこのSTWを横に2個並べた形状で楕円ホーン(加工できるかどうか知りません?!)として高級感とプレミアム感を出すのもよいと思います。向きをバッフル面一にできるのでトールボーイタイプのSPトップに設置する場合のデザイン性も向上するかと思います

更なる欲望:スーパーTWの効果考察とマルチユニット向けの商品化

○コンデンサー容量を極端に小さくして、聴感上は聞こえないような15kHz以上の超高域を付加する音質改善に高額なTWを使用することがハイエンドマニアに知られていますが、なぜ聞こえないのに音がよくなるのかという物理的、生理学的な説明は聞いたことがありません。

・これには御社のSP製品よりはるかに高額なTWが正式オプションも含め使用されているようですがが、それは50kHz位までの周波数特性が低ひずみで得られる製品が高級TWにしかないからでしょう。

・当方もヤマハのJA0506を0.3μF以下の小容量コンデンサーでつないでみたりしましたが、本来のTWがあって、追加TWは(ほとんど)音は聞こえないのに品位が上がります。(最も分割振動させていないので15kHz以上はあまり期待できてはいないはずですが)

・ちょうどサブウーファーをつなぐと高域の品位まで向上するのと同じような感じです。

・実際には高域のインピーダンス補正にはなっていると思いますから、可聴域にも影響が出てくるのかと思います。

・おそらく実物のTWでなくスチコンを入れるだけでもいいような気もしています。(だって実際には音はほぼ認知できないのだから)

・御社のコンデンサー容量をパラメータにしたF得などのSP技術データに今後はインピーダンス特性も加えてほしいと強く希望いたします。(切に)

・データを提供いただくと(製品コンセプトから外れますが)高品位の大型コンデンサーの外付け使用も可能になります。(Fosのコンデンサー製品などの販売も可能かと)

○前述のような考察が必要と考えたのは、小生の場合Z501がベストフィットするSPがスワンくらいしか見当たらなかったからです。

・10㎝ウーファー+8㎝コーンTWの長岡設計では珍しい密閉式などTW付きのSPでは、現状のコンデンサー容量は少し大きいと感じました。

・TWと帯域が被り、大げさに言うと超強力磁気回路の限定ユニットを使った長岡式のように高域に向ってF得が上昇しているような聴感になります。

・鮮烈な感じが好みの人には良いと思いますが、録音が悪いと長時間試聴には少しきつい。

・ただ、これも好みになりますが、シンバルのブラシワークと外国語の子音はきわめて明瞭になります。

・能率が100dB近い長岡式のFE206系20㎝ダブルのバックロード+ヤマハ0506Ⅱでは圧倒的な能率の違いから聴感上の違和感が少ないですが、厳密な位置合わせができていないとF特には悪影響も出ているはずで、精神的にはつらいものがあります。

・そこで希望オプションとしてはコンデンサーの容量をさらに小さくして(アッテネーションしているだけですが)、8kHzというより15kHzくらいのちょうどウッドホーンで持ち上げた帯域を狙うとマルチのSP(要は市販を含む全てのSP)に対しても必須のオプションに化けると思います。

・特に0506のように高域共振を排除していて特性上15kHz以上急降下している金属ホーンにはマッチすると思いますし、Fosの超高級金属ホーンにも付加できるような予感がします。(実際の音圧を期待するものではないから、効果が体感できない人には詐欺に近いけれど、品位向上が分かるリスナーにはコストパフォーマンスはとても良い)

・御社のオプションのコンデンサーの追加バージョンに超高域付加用を期待したいと思いますが、もっと大柄で高級なコンデンサーを外付けするケースも考慮いただき、容量とカットオフ及び音圧のデータや聴感テストデータを提示いただけるとありがたいと思います。

以下は夢想の領域になります。(最近オーディオで夢想できるネタは少なくなってきました)

○長岡式では高能率金属TWは、晩年は鉛板で抑え込んでダンプされていましたが最初期はべニア合板くりぬきの積層ケースにはめ込んでありました。

・これを自作でうまく仕上げるのはなかなか大変でした。特に0506はバッフル内側取り付け仕様のため外周に段差があり、ジグソーで板材の穴あけ加工しましたが積層するとセンターがずれて接地面ががたがたになり往生しました

・もし、御社の高級板材で所定の口径がくりぬかれた素材を何枚かセットでTWケースセットとしてキット販売されたらそれなりのニーズはあるような気がします。

・特に、一番外側の開口部の板材は18㎜2枚くらいの厚みで専用ホーン加工したらデザイン的にもばっちりでバッフル面とも面一になり化粧っ気のないTW直置き(ポン置き)のユーザーは飛びつくような予感がします。

・フォスの高級重量級TW(900や500)でもやはり筐体は確実に鳴き、完全なダンプも難しので、合板取り付けできたらダンプ効果で余分な輻射音がなくなり、重量効果も加わって全域にわたって品位が上がります。

・能率も2~3dBは上がってF特の暴れも減ることが期待できます。

・特に、廉価な(といっても高価ですが)軽量級金属TWは超高級TW並に変身するのではと思います。

・イメージとしてはちょっとしたウッドブロック並みの形状と重量を有し、背面にはコンデンサーを固定し、コンデンサーに直列接続するSPケーブルの端子台が取り付けられていて、コンデンサーもいくつか切り替えできるようなデザインです。

・きっと御社経由でのFosの900や500シリーズも売れます!??

○夢の続き:スワンの開口部専用オプション開発

・今回のZ501は標準コンデンサーでは当方手持ちSPではスワンにはマッチしましたが、大山様のレポートにあるようにスワンの低域はもともとドンシャリのドンの帯域が盛り上がっているように感じます。

・小生は大山様のリポートとは若干好みが分かれるのかFEの紙系コーンの限定ユニットでは強力になればなるほどハイ上がりでドンシャリ傾向が強まるように感じ、写真のようにMg系のユニットに変えました。

・これで高域の歪っぽさが消えて(おとなしくなって)聴けるようにはなったのですが低域の癖は(当たり前ですが)相変わらずです。金属系の鈍い色合いでマッチするヤマハ0506オリジナルのパラ使用によって広域は切れ込みと高品位化がほぼ両立できましたが、全体としては低域とアンバランスで悩みの種となっています。

・そこで御社が開発中のバックロードホーンの開口部にバスレフダクトを付けて特性改善するようなメール記事を拝見しますと、スワンにベストマッチしたバスレフダクト付きの開口部の締め切り蓋キットをオプション販売していただけたら、低域の平坦化と最低域の伸長ができるのではと夢想してしまいうのです。

・スワン愛好者はものすごい数だと思いますが、うまくいけばデファクトオプションになるような気もします。(後面開口でもあるし、オリジナルがベストという結果にもなるかもしれない)

・これも無響室での測定による客観的なデータが得られる音工房ならではの強みが期待でいるからです。(オーディオ業界は神話に近い詐欺が跋扈し過ぎで、結局市場は縮小してきました)

余分なことも書かせていただきましたが、プアマンでも今後もささやかな夢を見続けられるように、ますますの製品拡充とご発展を期待します。

IK

音のリアル感が伝わって来ました、高域の伸びが素晴らしい、音の暖かさ音の艶音の豊かさ音のバランス等、リボンツィーターの追加でAV関係の再生等実にリアル感を感じています。

Rated 5.0 out of 5
2016年6月30日

初めましてオーデォ歴は50年以上の道楽爺です。

今回Z501を2セット購入致しました。50年以上大型システムばかり追求してきましたアルテック38+マルチセルラホーン+ゴトウ・ファイナルオーディオ・JBL等々無駄な浪費をしてきました、長年住み慣れた3階建て専用オーデォルーム付から老後の為マンションに住み替えを契機にシンプルなシステムにしようと考えて居たところに、大山様の記事3万円のアンプと100万円のアンプを聞き比べるなる記事に遭遇、大山様のスピーカに出会いました、昨年引っ越しを前に7月末Z800-168HR完成品を購入音を出した瞬間今迄の考えを変えざるを得ませんでした、大型システムでなければNOの私でした、音の暖かさ音の艶音の豊かさ音のバランス等大型システムの無駄に気ずかされました現在15畳のリビングの片隅にセットしています、昨年12月Z601-Modena完成品を購入音を出した瞬間耳を疑いました、思わず耳で確認しました、Z800-168HRに負けていません 小さな巨人です。

楽しみにしていたZ501が6月14日に届きました、スピーカケーブルは前もって準備、すぐに接続音を出した瞬間感動しました。音のリアル感が伝わって来ました、高域の伸びが素晴らしい、音の暖かさ音の艶音の豊かさ音のバランス等、リボンツィーターの追加でAV関係の再生等実にリアル感を感じています。今レビューを書きながら、東大法学部卒業の異色のジャズボーカリスト 鈴木 重子のマイ・ベスト・フレンドを聞きながら最高の気分です。高音の伸びが実に素晴らしい。写真の中のミキサーは若いころの名残です、売り出し前の歌手等ミキサーを担いで色々奮闘してきました、常時入力の為リアルタイムの操作ができます、便利です。

AV関係はDA変換器を使っています。我が家のメインシステムは現在オーバーホール中です。仮のシステムでも素晴らしい音を出してくれます。一生ものです。大山様の益々のご発展をお祈りいたします。浮気するような製品開発を期待しています。有難うございました。

松崎 定勝

高音の伸びが素晴らしく、リスニングの直ぐ近くまで 届く感じです。エージング後の変化が楽しみです。

Rated 4.0 out of 5
2016年6月30日

高音の伸びが素晴らしく、リスニングの直ぐ近くまで

届く感じです。エージング後の変化が楽しみです。

城川原 修

音域が拡がり、特に弦楽器の音がよりクリアーでかつ奥行きも感じられるようにました。

Rated 5.0 out of 5
2016年6月29日

Z800-FW168HRに載せて使っております。Z701Modena-BHBSminiをサイドスピーカーにしたサラウンド音場で、TV録画したコンサートやPCに取り込んだ音楽をKORGのDAC経由で聴いております。これまで200時間位鳴らしており、エージング後の感想になると思います。

半年前から左耳が耳鳴りするようになり、治療で衰えた8KHZ以上の高音域だけを上げる補聴器をつけていますが、そのためか、Z-501の有無よる違いがはっきり分かります。音域が拡がり、特に弦楽器の音がよりクリアーでかつ奥行きも感じられるようにました。

Z-800ーF168はクリアーですが硬い音に感じてましたので、Z-501の追加とZ701Modena(サイドスピーカ)との組み合わせで、部屋全体がピュアーな音で包まれるようになり大満足です。

アンプはヤマハのAVアンプ((RX-A1050)とマランツのPM8004です。

”The Beatles/1967-1970”(CD)を聴くと、改めて彼らの音楽の素晴らしさを感じさせてくれます。ヴァイオリンやギターなどの弦楽器が、今まで以上により生々しく聞こえるようになりました。

FT

中低域の改善という副産物を得ることができて満足しています。

Rated 4.0 out of 5
2016年6月26日

いつも楽しく拝読させていただいております、商品、無事届きました。

早速、取り付けて鳴らしました。写真のスピーカシステムはバブル真っ盛りの頃に作ったもので、その後15年位まえに写真のスーパートゥィータを追加しました。大分前のことですので、記憶は定かではありませんが、当時、下の方がなかなかカットできず、結局14kHz、12dB/octで繋いだことを思い出しました。今回、新旧ユニットを比較しました。従来の組み合わせは、高い周波数でクロスさせたにも関わらず、結構下のほうまで出ていることに改めて気がつきました。高域を伸ばすというよりは、高域にエネルギバランスが寄り中低がマスキングされた感じです。これに対して、新ユニットは全体のバランスがとれ下のほうもしっかり聴き取れるようになりました。

では、無と新ユニットとの比較はどうかというと、スーパートゥィータを追加する際、必ず悩むのが、追加することの必要性です。もともと無くても成立しているものに、追加するわけですから、余計なことをしている可能性もあり、この答えは現時点ではわかりません。時間をかけて判断するしかありません。もともと今回の購入動機は、音質のへ不満からではなく、以前から仰々しいデザインに違和感を覚えており、新製品の紹介を見てすっきりかつかわいらしいフォルムに魅了されてのことでしたが、中低域の改善という副産物を得ることができて満足しています。ヴァーティカルツインの場合、天面に置くとトゥィータから離れてしまいますので、苦肉の配置です。紐で中吊り状態でお見苦しいですが、近いうちにしっかり固定するつもりです。

GY