Z1-Livorno レビュー総合
Z1-Livorno レビュー投稿フォーム
Z1-Livorno お客様投稿レビュー
低域のボンつきのこと
メルマガにZ1-Livornoの低域ぼんつきについて書かれていましたので、レビューとして書くのは少々違うかもと思いましたが投稿します。私のZ1-Livornoも低域にボンつきがあり、一時は捨ててしまおうかとも考えたほどでした。なお、現在(音出し後約1年経過)の評価は★4つです。★5つでも良いのですが、これ以上のものが無いわけはないと思っていますので。
主な機材
CDプレーヤー:パイオニアPD-50AE
アンプ:マランツPM8006
音源:CD、SACD 主に交響曲
他の所有スピーカー:Z701-OMMF4、Z601-OMOF101
スピーカーの配置:6畳和室の短辺方向に、約1300㎜の間隔でLとRを、各々600㎜の高さのスピーカー台に乗せています。スピーカーの背面は壁から約300㎜ といったところ。
音出し当初、オーケストラの中の木管楽器が非常にきれいな音だなと感じましたが、コントラバス等の低音楽器が鳴り始めた途端、ボーボーという音でびっくり。バスレフダクトからかなりの空気の出入りがはっきりと見えるようで、手をかざすと団扇に当っているような感じでした。ダクトを外したり他の長さのものと入れ替えても変化なし。
すでに諸兄のレビューを読んでいたので、ダクトにスポンジを入れると良いようなので、安い台所用スポンジを入れて見ました。効果ありで結局、音出しから1年経った今でもスポンジは入れています。今も取り外すと、当初ほどのボンつきはありませんが低域が厚く響きすぎます。使用したスポンジは厚みが十数ミリ、幅60㎜、長さ120㎜程度で、これを短方向に少し丸めてダクトに入れますが、ダクトは完全には塞がず、載せる程度にしています。
スポンジを入れることに抵抗があったので、最初はエージングで良くなると信じて20時間ほど鳴らし続けたり、エンクロージャー内に吸音材を入れてみたり、近所迷惑も顧みず少々大きな音で鳴らしてみたりしましたが、若干の改善があったように感じただけで、ついにスポンジ挿入と相成りました。
さてその音ですが、木管の音のきれいさ、金管の輝き、定位の良さ、雰囲気などZ701-OMMF4より勝っています。さらにスーパーツイーターを追加、付属のコンデンサを使用し、逆相接続し、より解像度が上がったように感じます。ただZ701-OMMF4やZ601-OMOF101より音が小さく、アンプのボリューム位置がZ701-OMMF4で10時の時、同じ程度の音量を得るにはZ1-Livornoでは11時半から12時になります。良い音なので聴きこむうちにさらにボリュームを上げたくなります。近所迷惑の前に家族迷惑ですね。
Z1-LivornoはB&Wの805を目指しそれを凌駕したとのことですが、実は小生、10数年805Sを使用していましたが使いこなせず手放し、その後Z701-OMMF4やZ1-Livornoを購入作製してきました。Z1-Livornoは805Sより良い音で安心して音楽が楽しめます。今後低域がどうなるか見ていきますが、今Z702-Bergamoを作製中です。レビューをみると相当良いようなので、完成後はZ702-Bergamoばかり使うようになり、Z1-Livornoを忘れ去ってしまうかもしれません。さてどうなることか。
ところで、ここに書くことでは無いのですが、Z701-OMMF4のユニットをOM-MF4-MICAに変えたものを大山様は85点と評されていたと思いますが、小生はMICA版の方がOMMF4より良いように感じます。Z701-OMMF4は真夏の太陽でギラギラに照らし出している感じ、MICAのほうは秋のさわやかな陽に照らされたように感じています。それでもZ1-Livornoのほうが良い音ですが。出来ましたらZ701-OMMF4のMICA版キットなど作っていただけると有難く思います。余計なことを書き失礼いたしました。以上
想像以上の音でした
初めてのスピーカー制作。
スピーカー接続部分の部品名も分からず悪戦苦闘。
仕組みが分からず、説明書をプリントアウトして何度も読み直したが、「コイルとコンデンサーがどうしてこの接続になっているのか」理解できず、迷いながら中学生以来やったことのなかったハンダごてを買ってきて作ってみた。
最初の音出しの印象は「低音不足で硬い」。しかし、二日ほどかけて音出しを続けると低音が豊かになってきた。
一月ほど使うと、30年以上使ってきたパイオニアS-99Tを上回る高音と低音を出すようになってきた。これには驚いた。コストパフォーマンスは非常に高い。
なぜ、この大きさと重さで、この音が出せるのか未だに不思議だ。
タイトボンドも余っているし、木工クランプも買ったので、ついでにZ702-Modena(V6)も作ってみたが、これも想像以上の音を出している。
欲が出て、上級機種も作りたい衝動に駆られましたが、それはまたの機会にします。
価格とサイズを超えた描写力に驚き
キットが届いてから完成まで4か月もかかってしまいました。
というのは、前面バッフルを無垢板に換えることにしたためで、30mm厚の楢材を切り売りで購入して、穴あけや座ぐりなどの加工は自身で行いました。
せっかく自分で穴加工をするのだから、と思ったら完成品とキットでツイーターの位置が違うのが気になり問い合わせたところ、大山様からは「ほぼデザイン上のところで… 」とのご回答だったので、ツイーターを10mm、ウーファーを8mm高い位置にしてみました。
また、オリジナルでは側板に挟まれていたバッフルを前面に貼りつく構造に変更して、側板の前縁を板厚分切り落としています。
箱の組み立ては正確なダボ穴のおかげで位置ずれを気にせずに済み、そしてオリジナルのクランプがとても使いやすいので、作業は楽で確実でした。
塗装はオスモのノーマルクリアを1回塗り後軽く研磨、で仕上げています。(昔、何かの記事で、スピーカーにいろいろな塗装をしたら、ニスがラッカーや突板に圧勝していたのを見たことがあるので。)
音は、B&W CM5 S2 (2016年購入)と比較しています。
Marantz M-CR612 に両方のスピーカーをつなぎ、同じボリュームで鳴らしたところ、Z1の方が音量が小さく、第一印象は、音像の焦点がとてもはっきりしていて鮮やかなことに驚きつつ、ずいぶん痩せた音だなあ、というところでした。
ところがその後、エイジングが進むにつれてどんどん筋肉質になってきて、楽器本来の響きが付き、細かいニュアンスもよく伝わってきます。
Z1は、ほんとに余分な響きがなく、スピーカー至近距離で聴いたときに付帯音がほとんど感じられず、後ろで聴いてもトーンコントロールで高音を落としただけのような音になっています。
解像度も段違いで上回っており、CM5ってこんなにもごもごした音だったんだ…と思いました。(CM5を買ったときにはまわりにいたライバルに比べて解像度で負けていなかったはずなのに。)
小さい会場でのJazzのライヴ録音では、CM5は目の前で演奏しているけど像は広くぼやけた感じで、Z1では会場の空間が少し遠くに鮮やかに再現される感じ。
フルオーケストラでは、CM5はスピーカーの間にオケが展開する感じで、旋律などは鮮やかでわかりやすいけどオケ全体の情報量はじつは少ないのですが、Z1はスピーカーの奥に空間ができてそこにオケの姿がはっきり見え、いろいろなところで何が起きているかが捉えられる感じです。
セッティングは、部屋のせいもあるかもしれませんが、めちゃくちゃシビアで、最終的に2つスピーカーから出るビートの壁がちょうど接するところに置いたのですが、この間隔を10mm変えただけで、ぶつかって尖ったビートになったり(ちょっと頭痛がします)、音の立ち上がりが2つに離れてしまったり(しまりがない感じ)、なのでミリ単位の調節が必要でした。
ここをうまく決めると、低音のつながりはきれいでありながら、立ち上がりの早い音圧をしっかりと感じることができます。
じつは、うっかり片方のスピーカーケーブルを逆接してしまったことがあるのですが、その時には強烈に頭を揺さぶられるような目にあいました。
音源によってはバスドラのビートなどが生々しすぎて圧迫感がある(壁に近いせい?)ので、ダクトの調整をしてみようかと思っています。
それと、スーパーツイーターがものすごく気になる… そういうところを自分でバージョンアップできる楽しみを得られたこともうれしいです。
しかも、音質はすでに自分が手の届く範囲の大手メーカー完成品をあっさり上回ってしまっているわけで… 音工房Zさんは魔法使いではないかと思えてしまいます。
音はきれいだが音圧が足りない
従来のシステムは6畳間長辺中央で、ベッドに腰かけて聞くしかなく、リラックスできませんでした。
椅子が短辺中央なので反対側にZ1-Livornoを設置しようと思ったのですが音圧が不足です。
本来は16cm位以上のSPが必要だったのでしょうが、79歳の年寄りには気が回りませんでした。
結局、机の上の棚に設置し、低音用アンプを購入し2.1CHにして、本来の目的に近づきました
アンプはデノンAVR X550,低音用スピーカーは50年前に買った、JBL L101です。
ソースは、TAKE FIVE, チュニジアの夜、サッチモのオチチョニア、オルガン曲、モルダウ等々。CDをリッピングしたもの、192KHzのハイレゾで購入したものです。
素人の耳でもわかる音の違い
使用機材は次のとおりです。
スピーカー:Dali ZENSOR 1
プリメインアンプ:TEAC AI-301DA
CDプレーヤー:marantz CD5005
普段はCDやBluetooth経由で邦楽などを聴いたり、テレビ(TOSHIBA REGZA 55X9400)の外部スピーカー出力端子にスピーカーをつないで、切り替えながら視聴しています。
購入のきっかけは、音作りに真摯に向き合う御社の存在を知ったことです。
初めての自作で、塗装については、木工塗装動画セミナーを参考にしました。色むらがあるなど、それなりの出来ですが、愛着が生まれました。
スピーカーのサイズはZensor-1よりやや大きい程度ですが、低音がよく出ています。オーディオについては全くの素人ですが、音声やそれぞれの楽器の音が明瞭で、明らかにZensor-1の音質を大きく上回っていました。
テレビ視聴の際は、サッカーやMLBなどスポーツ番組をよく見るのですが、風の音や観客のざわざわした音などがよく聞こえ、その場の雰囲気を感じることができます。また、音楽や映画の効果音等が生々しく聞こえてきます。
高音も満足していたのですが、スーパーツィーターキットも後日購入してしまいました。弦楽器がより艶やかに流れる印象です。
価格、音質いずれも大満足です。
目頭が熱く・・
もう熟年(還暦過ぎ)になり、昔いろいろチャレンジしたスピーカーの自作は体力的に無理とあきらめて久しいところに、前から気になっていた音工房さんのキットを改めてネットで見て、最後のチャレンジと決めて、購入いたしました。
特に、ノーチラス805との比較レポートは、半信半疑の思いで拝見していました。この最初期の805は、もう20年以上前、秋葉原のお店で聴いてショックを受け、数年後にボーナスで購入しました。10年以上愛聴してから、友人に譲りましたが、それ以来、小型ブックシェルフ(室内楽や器楽を再生する)をいろいろ聴きましたがどれも満足できるものはありませんでした(ウイーンAC、ソナス、ダリ、ハーベス・・)。
当方の再生機器は、アンプがアキュフェーズのセパレート(A-46,C-2410)、CDPがアキュフェーズDP-570とパイオニアPD-70AE、最近購入したラックスマンの真空管アンプSQ-N150,SPがメインにタンノイDT10T、サブにNS1000(リストアのものを長岡式バスレフ化したもの)。以上を8.5畳のリスニングルームで聴いています。
キットは5日ほどで完成しましたが、うち4日は塗装に時間をかけ、シーラーで3度下塗りしてから水性の工芸漆(鎌倉赤)をサンダーでの水砥ぎをはさんで4度塗りで仕上げました。
さて、いよいよ試聴ですが、2時間ほど布団をかけてエージングしたのち、ラックスマンの
アンプを使って再生しました。ここから先はちょっと表現が難しいですが・・、何ということかあのノーチラスの音が蘇ったばかりか、それ以上にというか、昔実演で何度も聴いた、あのメロスカルテットやフェルメールカルテットが眼前で演奏してるような錯覚に陥ったほどです。目頭が思わず熱くなりました。
あの試聴レポートに偽りは全くありませんでした。音工房さんには本当に感謝しています。残された人生、大きな楽しみだできました。ありがとうございました。
社長の言葉に嘘はない
プリメインアンプ:Technics SU-C700 他色々
音源:DAP(M11Plus、DX240、NewR6)からDAC→アンプ
聞くジャンル:JAZZ、ポップス、ロック
※クラシックも好きですが大阪シンフォニーホールで生を楽しみます。家の環境でシンフォニーは無理(涙)
普段はKEF LS50、JBL 4311B他、色々な自作で楽しんでいます。今回社長曰く「B&W 805D3に負けない音」と言う事で興味を持ち、リーズナブルだしキットなので少しいじれて面白そうなので購入してみました。
組み立て後早速音出しすると社長の自信に頷きました。
解像が高い良質な中高音と、響きの良いこれまた解像感ある豊かな低音で、音が瑞々しく繋がりも申し分ない感じです。
これがB&W 805D3の音?実は恥ずかしながら本家は聴いたことがないのです(笑)
現在50時間くらい鳴らし音が落ち着いてきました。
ジャンルはJAZZが似合いますね。Manhattan Jazz Quintetの奏でるトランペットなんかは脳天を突き抜けるかのようなヌケの良さ。
また手嶌葵さんのウイスパーボイスも良いし、浜田麻里さんのハイトーンボイスは高音まで綺麗に表現します。
ケイティ・ペリーやアリアナ・グランデの声も生々しくいい感じです。
箱はランダムサンダーで磨いてからオリジナルの素材を生かす亜麻仁油で仕上げてみました。また前面、上面の木口が合板バレバレで嫌なので天然木の皮シート(オーク)を貼り亜麻仁油です。
飽きたらワトコオイルのマホガニーとかにしようかと。キットは自由に色々できるから面白いですね。
良い買い物ができました。
此れはいいね‼️
現在使用中の機材は
プリメインアンプ Accuphase E 560
FM チューナー Accuphase T 109
CD プレーヤー DENON DCD 1650AL
MD レコーダー DENON DMD M7
スピーカー Fostex G 1302
スピーカー audio physic 型番不明
レコードプレーヤー TEAC
その他倉庫に保管中の機材が多数あります。
環境は15畳弱の洋間で雑多な物が置いてあります
其処に新たな仲間として、Z1 Livornoが加わりました。
通常はFM でジャンルにとらわれることなく楽曲を流しています
時々CD,昔録音したMDを聞きます
さて、今回のZ1ですが、略1週間かけて組み立てました。
特に難しいヶ所は無かったですが、何せ50数年ぶりのスピーカー製作楽しませて頂きました。
木部の精度の高さには感心しました。自作していた当時とは雲泥の差です。
完成後早速音を出してみますと、いい音で鳴っています。
私はエージングが良く解らないのですが、ある程度時間がたつと最高の状態になり、その後部材の劣化と共に下降していくのでしょうか?
Z1 は最初からいい音で鳴っています。
此の値段で此だけ楽しめるとは思いもよりませんでした。
なめらかに、艶やかに‼
使用機材 ; ➀ プリメインアンプ デンオンPMA-390SE
➁ CDプレーヤー パナソニック
音 源 ;CDでクラシック(器楽曲、協奏曲、交響曲)、ジャズ、ラテン、歌謡曲、邦楽、etc)
工 作 ; 前作のZ600(V2)Modenaから2基目の製作。その経験ノウハウと精密なプレ加工・適切な工作マニュアルのおかげで前回より更に誤差を小さく、製作開始後約3日で完成できた。細部設定はマニュアル通りのスタンダード。
試聴 ; 音道はマニュアル通りに設定し、試聴に入った。
先ず、音の出し初めはモーツアルトのバイオリン協奏曲。滑らかな艶やかな繊細なあの弦の音が・・・耳に沁み透る様に聞こえてきた。えっ最初から・・・?!
音量を抑えても心地よいバランスの音が、しっかりした定位、自然なスッキリと癖のない音像を伴って聴こえる。そして音源を器楽曲、交響曲、ジャズ、ラテン、歌謡曲、邦楽のすべてに視聴を広げてみても、好感度は変わらない。ブラインド試聴報告やレビューの評判に期待しての購入だったが、期待を大きく上回った。
圧巻は小澤・ベルリンフィルの「新世界」! 第1楽章の出だしてすぐののティンパニーの音、表皮の振動が伝わってくる・・・生音のような迫力。そしてオザワの情緒あふれる指揮を目の当たりにしているように、各パートの音像がしっかりした定位を伴って表現される。コンサートホールの雰囲気を感じさせる。今迄持っていたSPシステムでの交響曲はこう言う雰囲気が出せなかったので、このSPシステムの実力に感服してしまった。
早速、我が家のリスニングルームの首座に鎮座することになったのは、言うまでもない。ボーズ2機種とダイアトーンとをおしのけて・・・。
まだ、白木のままで活躍しているが、突板などで表装して貫録をつけさせたいと考えながら、今日も音を楽しんでいる。またも音工房Zに感謝!!
最強コスパ
Z1-Livornoは2台目のリピート購入です。
このサイズ、この値段でこの(低)音は、素晴らしいと思います。感動しました。
Z800-FW168HRのキットと比較して、低音は控えめながらも下からしっかり出ています。低音が控えめな分、女性ボーカル曲ではボーカルが良く聞こえて、Z1-Livornoの方が気持ちよく聞けます。
Z800-FW168HRから入って、Z1-Livornoを買うと感動すると思いますが、その逆はがっかりするかなと思います。それだけZ1-Livornoは良いですね。Z800-FW168HRはスーパーツイーターを付けてやっと求める音に近づいたかなと思いました。Z1-Livornoは単体でとても良いです。
組み立ては、小型、ダボ付き、シンプルネットワークでとても楽でした。
塗装は水性のホワイトを刷毛塗りにしました。
Z800-FW168HRはオイルステインで仕上げましたが、水性塗料は臭いも無く、水で薄められて楽です。染み込むオイルステインよりたれに気を使いますが、総じて簡単に塗れます。下地が透けなくなるまで10回くらいの重ね塗りしました。さらに艶出しを塗ろうと思っています。
全般に、キットは武骨なデザインですね。オプションで、完成品の様なフロントフェイスや高級ネットワークが選べると良いと思います。