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試聴会 お客様投稿レビュー

Z1000-FE108Solで受けた衝撃を6cmのユニットでもう一度.

2020年10月25日

【Z701-OMMF4】

6cmのユニットはサイズ的に無理だと思っていましたが、

音工房Zのメールマガジン「2020年ステレオ付録OM-MF4の箱開発2」を読んで、

6cmのOM-MF4の可能性と、音工房Zなら6cmのユニットでも素晴らしい箱を

作ってくれると思い、すぐにOM-MF4を購入しました。

バーチカルツインは、低音はよく出て言うことなしですが、

ユニットを2つにしたことにより、フルレンジの良さが

なくなっていると感じました。

6cmバーチカルツインで、これだけの低音を実現したことは、

すごいことですが、やはりユニット1つで追求してほしいと思います。

そのほうが、マーク・フェンロン氏も喜ばれると思います。

6cmのユニットで、私がほしいスピーカーは、Z1000-FE108Solを

そのままスケールダウンしたものです。

初めての音工房Zの試聴会でZ1000-FE108Solの音を聴いて、

10cmのユニットのどこから、その低音が出てくるのかと衝撃を受けました。

今の我が家では、スピーカーを置くスペースがないので、

6cmのユニットに合わせて、Z1000-FE108Solをそのまま小さくしたような

Z1000-OMMF4?を作ってください。ダクトはテーパー付きで。

Z1000-FE108Solで受けた衝撃を6cmのユニットでもう一度、お願いします。

mkoba

雑誌付録ユニットで実現した偉大なるモニタースピーカーZ701-OMMF4

2020年10月23日

【Z701-OMMF4】

2020年10月17日(土)の音工房Zさんの試聴会に行って参りました。16:00からの回で試聴させて頂きました。

今回の主役は、今年のオントモムック付録スピーカーユニットのマークオーディオOM-MF4を片チャンネルに2本ずつ使い、ツィーターも追加したバーチカルツインのZ701-OMMF4と言うスピーカーでした。

他に試聴出来たのは、同じユニット1発を3.7Lの小型バスレフに収めた試作品と、音工房Zさんのオリジナルユニット1発のZ701-Modena(V5)でした。

今回は比較試聴の為の音量合わせ(能率差を相殺し各スピーカーを同じ音量で比較試聴出来るようにする調整)をしていないとの事で、能率差からくる音量差の影響で、Z701-OMMF4が有利になっているかも知れないとの事でしたが、多分そのせいだけではなく、Z701-OMMF4が圧倒的に良い様に感じました。

夾雑物無しに広い空間に音がさーっと広がっていく感じが唯一このスピーカーだけから聴けました。抜けが良いと表現していた方もいらっしゃいました。他の2機種では、楽器から発せられた音が、スピーカーの箱で引っかかる様な感じがして、別の喩えで言えば、スピーカーの箱でわんわん響いているのが少し邪魔になっていると言うか、そのせいで音場が狭くなっていると言うか、これを「こもる」と言うのでしょうか、そんな感じがしました。あくまでも比較の上での事ですが。

Z701-OMMF4では、声楽も生の声に近い、クセの無い感じで再現されました。クラシック以外のヴォーカルの一部では、Z701-Modena(V5)がハマっていい感じだったものもありましたが、全体的、総合的に言えば、人の声もZ701-OMMF4が良かったと思います。

低域のレンジはこの3機種の中ではZ701-OMMF4が最も広く、50Hz以下まで伸びていそうでした。

高域は、ツィーターを加えている事もあり、やはりこの3機種の中ではZ701-OMMF4が最も広く、聴こえる音の数が多い、表情が豊か、きらびやかな音も出せるが過剰ではなく煩くはない、良質かつ広帯域の高域を聴けました。

バッフル幅はユニットの大きさに比べてかなり広く、しかもフルレンジ2本とスーパーツィーターを有する2ウェイ3ユニットでありながら、音像定位や音場再現のいずれにも優れていたと思います。

モニタースピーカーとしての資質がある素晴らしいスピーカーに仕上がっていました。

他社さんにしてみたら、「マークオーディオさんと音工房Zさんでとんでもない事をしてくれたもんだ」と嘆き節が出てしまいそうな、クラスを超越した魅力的なモニタースピーカーの誕生だと思います。

試聴用に持って行ったCDは、生演奏に5回以上とか20回以上とか接した事がある、バリトンのヘルマン・プライ、ソプラノのエディタ・グルベローヴァ、テノールの村上敏明の各氏のCD、パイプオルガンのアレシュ・バールタのCD、そして、合唱とパイプオルガンも入ったエルガー「威風堂々」の入った「威風堂々〜イギリス音楽の祭典!」(ロンドンPOCL-1749(455 147-2)でした。

低音ソースでは、50Hzどころか、40Hzくらいの感覚まで味わえた様にも思います!

林猛

驚くほどのワイドレンジ

2020年10月19日

【Z701-OMMF4】

少し前から、次の自作スピーカーはヴァーチカルツインで、と妄想していたところ、メルマガで音工房Zの新作が、ヴァーチカルツインになるということ知って、購入を即決しました。

 が、実際に試聴会に参加したらZ701-OMMF4の購入に迷いが出てきてしまいました。と、言うのも同時に試聴したZ701-Modena(V5)があまりにも素晴らしくて、朗々と弾む響きの良い音に魅了されてしまったのです。女性ヴォーカルにも艶があり音像定位も中央にポッと浮かび上がり、何を聴いても楽しく、低音も8㎝フルレンジ一発でこれかよ!と思わず心の中で唸りました。

対してZ701-OMMF4は、ニュートラルで驚くほどワイドレンジです。音像定位は、Z701-Modenaよりも当然大きいので、試聴距離を長くとる必要があり、広めの部屋でゆったりとした聴き方でより真価が発揮されそうです。

 最初に聴いた、Z701-Modenaの低音にも驚きましたが、続いて聴いたZ701-OMMF4はさらにその上を行き、低いところまで伸びながらも制動がよく効いています。全体的にややモニターライクな音の印象ですが、モニターライクといってもネガティブな要素は微塵もなく、あくまでZ701-Modenaと比較してソースに対してよりアキュレートという意味です。

今回、持参した試聴CDの一曲「ジョニ・ミッチェルA Case of You」は、自宅のシステムでいつも聴いていましたが、Z701-OMMF4からイントロのアコースティックギターの音が流れると、すぐにこのCDの録音状態があまりよくなかったということに初めて気づかされました。このように、ソースを忠実に再生するモニタースピーカー的な側面もありますが、ソースの粗をさらけ出すだけではなく、ピュアオーディオの観賞用としても十分に魅力的で響きの豊かな音を奏でてくれます。

 今回のZ701-OMMF4は、限定販売で、ヴァーチカルツインのBHBS(バックロードホーンバスレフ)という他にない形態、ユニットサイズからは想像できない低音、自作キットらしからぬモダンなフロントデザイン、市販品でこれと同等の音を出すスピーカーシステムはおそらく数倍の価格になるでしょうから、これはもう迷うことなく『買い』でしょう。

やはり、今の自分の好みとしてはZ701-OMMF4の方が合っていそうです。Z701-Modenaは【V6】が出たら、またその時に購入を検討したいと思います。

HK

箱の威力と技術力に驚愕

2020年10月19日

【Z701-OMMF4】

Z701-OMMF4 試聴会に参加させていただきました。

視聴させていただいたのはOMMF4 4L弱の箱(比較用だと思います),Z701-Modena,Z701-OMMF4,OM-MF519(Z701に近いサイズ?),Z1-Livornoです。

現在、私も4L程度の箱に入れており、どうしたものかと思い、今回参加させていただいたのですがZ701-OMMF4は圧巻でした。ここまで化けるのかと。

Z701-Modena,OM-MF519よりも低域も出ていてレンジは広いのではないかと思います(スーパーツイーターも付いているので当然と言えば当然かもしれませんが)。ツイーターがあるとは言え基本はフルレンジの考え方だと思いますのでレンジの広さに加えて恐ろしくクリアな音です。Z1-Livornoとの比較は口径も異なるので低域ではZ1-Livornoにはかなわないか、と思いましたが全く引けは取っていないと思います。鳴り方が結構異なりましたので、ソースによってはZ701-OMMF4の方が心地よく、楽しく聞けるものもありました。

ただ、私はMarkaudioの音を非常に気に入っておりますので、「あの音自体が…」と思われている方は上記はあまり参考にはならないかもしれません。確実に言えるのは、音作りに関しての音工房Z様の技術力は本当にすごいとです。音域のバランス、音場感、透明感、このあたりは何年かかっても素人自作ではなかなか厳しいかと思います。まだ予定価格とのことでしたが6万円台程度でこの音が手に入るのかと思うと十分以上に価値はあると思います。大口径のサブウーハーを入れたマルチなどの様な下っ腹に来る低音の量感までは望めないと思いますが、一般家庭の部屋で鳴らすには十二分のレンジの広さとフルレンジのクリア感がしっかり楽しめる仕上がりだと思います。ここまでのレンジの広さとクリア感の両立はと、つくづく思いました。一番感じたのはこの点でしょうか。

今後も良い商品開発をよろしくお願いします!

Tai

クセの少ない、音場感のある普段聞き用スピーカー

2020年10月18日

【Z701-OMMF4】

LPがHi-Fi化された時代からのオーディオ・ファンです。

今ではホーム・シアターに38cmウーファーを含むマルチ・アンプによるオーディオ・システムを自作して楽しんでいます。

こんな大袈裟な音ではなく、普段聞き用にフルレンジ一発のサブ・システムが欲しくて何個か箱を作りましたが今だに気に入った物が出来ていません。

今回御社の Z701-Modena(V3)を知り、試聴する機会を得ました。

正直、これはいかにも「箱が鳴っています・・」という私の一番嫌いな音でしたが、その横に有った Z701-OMMF4 には驚かされました。

こちらは、女性ボーカルもピアノもはっきりと前に出て聞こえ、更にその後ろにある残響音が空気のように漂って聞こえました。

低音も8cm二本とは思えないほど出ていました。

御社で準備されたソフトでは驚くほどの超低音が出ていましたが、私の持って行ったソフトではもう少しベースが出ても良いのではないかと思いました。

クセの無い音はユニットの特性かと思いますが、もっと低音を出すために16cmに交換などをするとバランスが崩れて変な音になるのでしょうね。

同時に聞かせて頂いた Z800-FW168HR(V2.6) ですが、測定器による周波数特性などは非常に良く制御されているのでしょうが、やはり箱が小さいせいか抑圧された感じの音で長く聞くと疲れるのでは無いかと心配です。

今回のような色々なスピーカーを聞き比べる経験は初めてでしたが、ソースによってスピーカーの性格が変わって聞こえることを知り、貴重な経験でした。

有り難うございました。

QK

音工房Z-初バーチカルツインの低音にビックリです

2020年10月18日

【Z701-OMMF4】

音工房Zさんが用意された音源の試聴で気が付いたのは、今回の新作である「Z701-OMMF4」は30-40Hz付近の低音を唯一感じ取れたことです。「Z701-Modena」を含めた他のモデルではこの帯域は明らかにレベル差がありました。恐らく、製品開発ではこの点に注力してチューニングされたのではと想像します。

続けて、試聴参加者独自音源による試聴タイム。私は2番手で試聴しました。音源は前回と同じものをCD-Rで持ち込みました。なお4番目の箱は私のオーダーで直近入手したZ1-Livorno(キット品)に変更してもらいました。

1曲目は Brian Bromberg/Come Together 

(1)Z701-Modena、(2)Z701-OMMF4、(3)OMMF4+MDF、(4)Z1-Livornoという順番で聴き比べました。バージョンは古いですが、Z701-Modena(V2)を所有していますので、それも基準となりました。8cmユニットにしては十分低音は出ているのですが、Z701-OMMF4に比べてしまうと物足りなくなります。やはりこの30-40Hz付近の量的違いはこの楽曲でも顕著でした。

2曲目は Giorgia Fumanti/Campi d’Oro

女性ボーカルで中高域をチェックしました。Z701-OMMF4は、鼻に掛かる様な変な癖はありませんでしたが、2WAY機のZ1-Livornoの全体バランスの良さと比較すると多少高域のキツさを感じます。OMMF4のキャラクターによるものなのか、スーパーツィーター(カットオフ周波数が不明の為)によるものなのかは分かりませんが、フラット指向のZ1-Livornoと比較してということになります。メリハリがある出音を好む方、ロック・ポップスを中心に聴かれる方はこちらの方が良いと思いました。

3曲目は山中千尋/Life Goes On

この曲ではスピード感、音の分離などをチェックしました。

Z701-OMMF4は、音数の多い楽曲でも団子になってしまうことなく、一つ一つの音を聴きとることができました。またスピード感についても、もたつくことなく再生出来ていたと思います。

Z701-Modenaに対して、一回りほど大きいエンクロージャーですが、フルレンジ2発+スーパーツィーター+フロントダクトがあるので、バッフル面のデザインも間延びすることなく纏まっていると思います。それと縦に2本入る溝もデザイン面ですっきりとさせるのに効果的ですね。もし、入手したら仕上げをどうしようかと大いに悩みそうです。

toby

聴いてみなければわからない、想像を絶するクオリティ

2020年10月18日

【Z701-OMMF4】

また音工房Zさんにしてやられました。

今年のONTOMOMOOK付録のマークオーディオ製ユニットOM-MF4を2発、バーチカルツインで配したという箱が完成しその試聴会に参加しました。

初めに、用意された低域が多く入ったソースでZ701-Modenaと上記の新開発スピーカー、それにOM-MF4を1発を小型バスレフ箱に入れたものと、3種を聞き比べる試聴がありました。

新開発のバーチカルツインは6cmユニットとは到底思えない低域の再生能力と、真ん中にZ501のスーパーツイーターを加えていて、想像していたクオリティや再生可能音域を見事に超えて、空いた口がふさがらないほど。

比較に置かれたZ701-Modenaやユニット1発の小型がかわいそうになります。

Z701-modenaのときも度肝を抜かれたましが、今回はその上をいく驚きでした。

6cmユニット2発、振動板の面積では8cm1発とあまり変わらないのですが、もっとずっと大きなマルチウェイでもなかなか出せない30Hzの音を出せてしまっています。

音はバランスよく、キレの良い高分解能の好ましいもの。

我が家で最近完成させてお気に入りのZ1と比較しなら和太鼓、ボーカル、ジャズなどを聴いてみました。

今我が家ではバランスのいい音を聴かせるZ1が標準機のようになっていて、NS-100Mのツイーターやスコーカーのアッテネーター調整の参考にするほどになっていますので、Z1との比較をしたのです。

低域の伸び、ボーカルの生々しさ、この試聴で見る限りこの新しいスピーカーはZ1の上、1クラスか2クラス高価なものに感じました。

小口径故に超軽量な振動系が僅かな信号も漏らさず再生し、大山氏の練り込んだエンクロージャー設計で想像を絶する低域までカバーできています。

ただ音像の定位は2発使いのためZ1に対して優れているとは感じませんでしたが不満に感じるものではありません。

少なくとも音工房Z試聴室ではこの新しい方が好ましく、Z1は物足りない印象が残っていましたが、果たして我が家の環境ではどうなのかということで、まだ耳が覚えているうちに帰宅後我が家の部屋で改めてZ1をメインシステムにつなぎ同じ曲を聴いてみました。

部屋とドライブするアンプの違いが大きいのか、我が家の環境ではZ1で充分に満足できる好ましい鳴りっぷりでした。

もし我が家にこの新しいスピーカーを持ち込んだら、或いは少々耳障りな音になるのかも知れないと、若干心配になります。

今回のスピーカーは限定販売になってしまうのが本当にもったいない、素晴らしいクオリティのものですが、好みや環境で多少評価が分かれるかもしれません。

佐藤 正則

B&Wのロゴと取れないネットをつけて市販すれば50万円以上の価格で売れる。

2020年10月17日

【Z701-OMMF4】

2018年のOM-MF5(8cm口径)以来恒例となったマークオーディオの付録ユニットの箱が開発されたというので、2020年10月17日(土)に視聴してきた。今回のユニットは6cm口径でOM-MF4という型番である。これを1台当たり2個垂直に並べスーパーツイーターを加えた設計のスピーカーが今回の新製品(これを2とする)である。この新製品と比較した2台のスピーカーは、今では3万円前後で販売されているBOSEのデスクトップスピーカーより少し大きめのOM-MF41発のスピーカー(これを3とする)と名だたる高級スピーカーと肩を並べるCPの高いZ701-MODENA(これを1とする)である。但し、いつもの数十万円の高級スピーカーとのブラインド比較試験は無かった。今回の視聴会でブラインド比較試験が無かった理由は、スピーカー2を聞いてすぐに理解できた。すなわち市販されているいかなるスピーカーとも異なるモニタースピカーという性格だからである。このようなスピーカーは、おそらく好き嫌いが明確に分かれるのではないか。ちなみに当方はこのスピーカーは横置きにした状態が好きなスピーカーである。

いきなり今回の新製品の結論を書いたが、今回の新製品は6cmの小口径ユニットにもかかわらず低域までよく伸びており、スピーカーの大きさからは想像できない周波数レンジである。当方は70近いので高域は悲しいかな若い人のように聞こえないが低域は十分に聞こえる。電車の中で腹をすかせた乗客の音まで気になるくらいである。また、高域は聞こえないが、スーパーツイーターがついているので、20KHz以上は確実に出ている、と目視で理解できた。ゆえに箱のサイズにおいても広い周波数レンジの驚くべきスピーカーと評価させていただく。音像定位その他の性能について、この1台だけを聞く限りにおいては不満は無いスピーカであり、B&Wのブランドと外すことのできないネットをつけて市販すれば50万円以上の価格で売れる可能性がある。

好きな人は好きになるスピーカーである。ただし、最初に書いたように当方は横に設置した状態がデフォルトとなるようなスピーカならば、購入するが、縦位置でB&Wと読ませるならば購入しない。理由は音の広がり感が今一つなのである。これを横に設置するとよくなるが、定位感が悪くなる。

このスピーカーのずば抜けた長所は、サイズから想像できない周波数レンジであるが、これも不満点はある。周波数レンジは広いが、その低域はお腹を揺さぶるようなパワフルな低域ではなく、鼓膜をかろうじて揺らす程度の低域である。しかし、その過度特性は優れており、鬼太鼓のCDを聞くと大太鼓がたたかれた余韻まで再生している。ただし、この大太鼓の迫力感はスピーカ-1が勝るのだ。スピーカー1とスピーカー2を比較すると、明らかに低い方のレンジはスピーカー2が伸びている、と誰もが理解できるのだが、迫力ではバックロードホーンのスピーカ-1が勝るのだ。

ただ、日本の家庭の居間に置くならば、スピーカー2程度の迫力でも我慢でき、B&Wのロゴでもついておれば、50万円支払っても十分に満足できるスピーカーだろうと思われる。

最後にスピーカー3について。これは、デスクトップスピーカーとして割り切ると、無印良品としてBOSEに勝るスピーカーである。これにヤマハの実売4万円前後のサブウーハーを組み合わせれば、数十万円のスピーカーに匹敵するのではないかと表現するとオーバーか?おそらくスピーカー1よりもサブウーハーとのつながりは良いように思われる。

倉地育夫

新作 Z701-OMMF4を聴いてきました!

2020年10月17日

【Z701-OMMF4】

ひょんなことからブログやホームページで大山さんの記述を読み進めるうちに、スピーカー作りにかける情熱とプロフェッショナリズムにとても魅かれていましたので、初めての試聴会にワクワクしながら参加してきました。今日のメインは2020年版ステレオ誌付録のマークオーディオ製OMMF4用に設計されたZ701-OMMF4でした。このモデルは片チャンネルにOMMF4を2発+スーパーツイーターという構成。試行錯誤を重ねるうちにこのような形になったというZ701-OMMF4を定番のZ701+Z-Modena mk2及び参考品であるOMMF4用3.7ℓ小型箱との比較で聴かせていただきました。

Z701-OMMF4の印象はとにかく重点音がよく出ることです。邦楽打楽器の地を這うような重低音が鮮やかに再現されていました。もちろん中高音もとても良好で打楽器の躍動感がすごかったです。演奏の空気感というか音場が鮮やかにそして力強く再現されていた感じです。フルレンジを2発使用するとやや高音が弱くなるのでスーパーツイーターを追加されたそうですが、その効果か高音の響きもとても美しいものでした。

エンクロージャーのデザインはZ701とほぼ同じ高さでやや幅を広げた感じ。2発のMMF4の間にツイーターが配され、下部にバスレフポートというレイアウト。ユニットの両側面に引かれた縦2本のラインがエレガントな印象です。

一緒に聴いたZ701+Modena mk2の完成度の高い音に対して、Z701-OMMF4はさらに音の厚みが増し、上下とも再生レンジを広げたように聴こえました。打楽器系ソースには圧倒的にZ701-OMMF4が合うようでしたが、女性ボーカルを落ち着いて楽しむにはZ701+Modenaが個人的にはしっくりときました。参考に並んでいた3.7ℓ箱も大きさの割にしっかりと低音が再現され、他の2モデルと比較しなければ十分音楽を楽しめるもので、小型デスクトップとして極めて高品位な音質だと思いました。

私はZ601で大山ワールドにはまったばかりですが、試聴会のおかげで益々音工房Zの魅力に染まってゆきそうです。

バルサ

楽器の生々しさを感じさせる

2020年10月17日

【Z701-OMMF4】

試聴させて頂きありがとうございます。

一見して見た目が良いです。バーチカルツインというのに加え、左右に入る縦ライン2本がデザインを締めているという感じを受けました。上手いこと表面処理を工夫すれば高級感を感じさせることも出来そうです。

 それで今回持参したCDはノブサンズin classicという様々な楽器でクラシックを奏でるというもので、比較的ダイナミックレンジが広そうな音源なので選んみました。

最初はご用意されてるかなり低音まて入っている音源での試聴。一瞬入っているウンウンというかなりの低音まで聞こえることに驚きました。ムック本の付録とは思えない、この小さなユニットでここまで聞かせるユニットは他にはそれほどないのではないかと思います。たださすがに低音の量感は大きくない感じはします。ここは大口径ユニットには敵わないかなとは思いますが、能率が高いせいかメリハリの効いた音だと思います。特に楽器の生々しさは1番ではないかと。特にアコースティック楽器はそこにいるのではないかと思わせるほどの表現力を持ったスピーカーシステムだと思います。

変に低音が出過ぎることもなく、かと言ってキチンと聞こえる。また録音されたままを再生するので誤魔化しが効かない、録音の粗がハッキリ分かる厳しさをもったシステムと言えると思います。このクラスでこのレベルというのはNo.1ではないでしょうか。アンプがアキュフェーズという高級アンプだったからかもしれませんが。安いアンプ、安いCDプレーヤーを使ったらどうなるのか興味があります。これは購入して試さねばと思います。

jimmy