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試聴会 お客様投稿レビュー

音工房Z-初バーチカルツインの低音にビックリです

2020年10月18日

【Z701-OMMF4】

音工房Zさんが用意された音源の試聴で気が付いたのは、今回の新作である「Z701-OMMF4」は30-40Hz付近の低音を唯一感じ取れたことです。「Z701-Modena」を含めた他のモデルではこの帯域は明らかにレベル差がありました。恐らく、製品開発ではこの点に注力してチューニングされたのではと想像します。

続けて、試聴参加者独自音源による試聴タイム。私は2番手で試聴しました。音源は前回と同じものをCD-Rで持ち込みました。なお4番目の箱は私のオーダーで直近入手したZ1-Livorno(キット品)に変更してもらいました。

1曲目は Brian Bromberg/Come Together 

(1)Z701-Modena、(2)Z701-OMMF4、(3)OMMF4+MDF、(4)Z1-Livornoという順番で聴き比べました。バージョンは古いですが、Z701-Modena(V2)を所有していますので、それも基準となりました。8cmユニットにしては十分低音は出ているのですが、Z701-OMMF4に比べてしまうと物足りなくなります。やはりこの30-40Hz付近の量的違いはこの楽曲でも顕著でした。

2曲目は Giorgia Fumanti/Campi d’Oro

女性ボーカルで中高域をチェックしました。Z701-OMMF4は、鼻に掛かる様な変な癖はありませんでしたが、2WAY機のZ1-Livornoの全体バランスの良さと比較すると多少高域のキツさを感じます。OMMF4のキャラクターによるものなのか、スーパーツィーター(カットオフ周波数が不明の為)によるものなのかは分かりませんが、フラット指向のZ1-Livornoと比較してということになります。メリハリがある出音を好む方、ロック・ポップスを中心に聴かれる方はこちらの方が良いと思いました。

3曲目は山中千尋/Life Goes On

この曲ではスピード感、音の分離などをチェックしました。

Z701-OMMF4は、音数の多い楽曲でも団子になってしまうことなく、一つ一つの音を聴きとることができました。またスピード感についても、もたつくことなく再生出来ていたと思います。

Z701-Modenaに対して、一回りほど大きいエンクロージャーですが、フルレンジ2発+スーパーツィーター+フロントダクトがあるので、バッフル面のデザインも間延びすることなく纏まっていると思います。それと縦に2本入る溝もデザイン面ですっきりとさせるのに効果的ですね。もし、入手したら仕上げをどうしようかと大いに悩みそうです。

toby

聴いてみなければわからない、想像を絶するクオリティ

2020年10月18日

【Z701-OMMF4】

また音工房Zさんにしてやられました。

今年のONTOMOMOOK付録のマークオーディオ製ユニットOM-MF4を2発、バーチカルツインで配したという箱が完成しその試聴会に参加しました。

初めに、用意された低域が多く入ったソースでZ701-Modenaと上記の新開発スピーカー、それにOM-MF4を1発を小型バスレフ箱に入れたものと、3種を聞き比べる試聴がありました。

新開発のバーチカルツインは6cmユニットとは到底思えない低域の再生能力と、真ん中にZ501のスーパーツイーターを加えていて、想像していたクオリティや再生可能音域を見事に超えて、空いた口がふさがらないほど。

比較に置かれたZ701-Modenaやユニット1発の小型がかわいそうになります。

Z701-modenaのときも度肝を抜かれたましが、今回はその上をいく驚きでした。

6cmユニット2発、振動板の面積では8cm1発とあまり変わらないのですが、もっとずっと大きなマルチウェイでもなかなか出せない30Hzの音を出せてしまっています。

音はバランスよく、キレの良い高分解能の好ましいもの。

我が家で最近完成させてお気に入りのZ1と比較しなら和太鼓、ボーカル、ジャズなどを聴いてみました。

今我が家ではバランスのいい音を聴かせるZ1が標準機のようになっていて、NS-100Mのツイーターやスコーカーのアッテネーター調整の参考にするほどになっていますので、Z1との比較をしたのです。

低域の伸び、ボーカルの生々しさ、この試聴で見る限りこの新しいスピーカーはZ1の上、1クラスか2クラス高価なものに感じました。

小口径故に超軽量な振動系が僅かな信号も漏らさず再生し、大山氏の練り込んだエンクロージャー設計で想像を絶する低域までカバーできています。

ただ音像の定位は2発使いのためZ1に対して優れているとは感じませんでしたが不満に感じるものではありません。

少なくとも音工房Z試聴室ではこの新しい方が好ましく、Z1は物足りない印象が残っていましたが、果たして我が家の環境ではどうなのかということで、まだ耳が覚えているうちに帰宅後我が家の部屋で改めてZ1をメインシステムにつなぎ同じ曲を聴いてみました。

部屋とドライブするアンプの違いが大きいのか、我が家の環境ではZ1で充分に満足できる好ましい鳴りっぷりでした。

もし我が家にこの新しいスピーカーを持ち込んだら、或いは少々耳障りな音になるのかも知れないと、若干心配になります。

今回のスピーカーは限定販売になってしまうのが本当にもったいない、素晴らしいクオリティのものですが、好みや環境で多少評価が分かれるかもしれません。

佐藤 正則

B&Wのロゴと取れないネットをつけて市販すれば50万円以上の価格で売れる。

2020年10月17日

【Z701-OMMF4】

2018年のOM-MF5(8cm口径)以来恒例となったマークオーディオの付録ユニットの箱が開発されたというので、2020年10月17日(土)に視聴してきた。今回のユニットは6cm口径でOM-MF4という型番である。これを1台当たり2個垂直に並べスーパーツイーターを加えた設計のスピーカーが今回の新製品(これを2とする)である。この新製品と比較した2台のスピーカーは、今では3万円前後で販売されているBOSEのデスクトップスピーカーより少し大きめのOM-MF41発のスピーカー(これを3とする)と名だたる高級スピーカーと肩を並べるCPの高いZ701-MODENA(これを1とする)である。但し、いつもの数十万円の高級スピーカーとのブラインド比較試験は無かった。今回の視聴会でブラインド比較試験が無かった理由は、スピーカー2を聞いてすぐに理解できた。すなわち市販されているいかなるスピーカーとも異なるモニタースピカーという性格だからである。このようなスピーカーは、おそらく好き嫌いが明確に分かれるのではないか。ちなみに当方はこのスピーカーは横置きにした状態が好きなスピーカーである。

いきなり今回の新製品の結論を書いたが、今回の新製品は6cmの小口径ユニットにもかかわらず低域までよく伸びており、スピーカーの大きさからは想像できない周波数レンジである。当方は70近いので高域は悲しいかな若い人のように聞こえないが低域は十分に聞こえる。電車の中で腹をすかせた乗客の音まで気になるくらいである。また、高域は聞こえないが、スーパーツイーターがついているので、20KHz以上は確実に出ている、と目視で理解できた。ゆえに箱のサイズにおいても広い周波数レンジの驚くべきスピーカーと評価させていただく。音像定位その他の性能について、この1台だけを聞く限りにおいては不満は無いスピーカであり、B&Wのブランドと外すことのできないネットをつけて市販すれば50万円以上の価格で売れる可能性がある。

好きな人は好きになるスピーカーである。ただし、最初に書いたように当方は横に設置した状態がデフォルトとなるようなスピーカならば、購入するが、縦位置でB&Wと読ませるならば購入しない。理由は音の広がり感が今一つなのである。これを横に設置するとよくなるが、定位感が悪くなる。

このスピーカーのずば抜けた長所は、サイズから想像できない周波数レンジであるが、これも不満点はある。周波数レンジは広いが、その低域はお腹を揺さぶるようなパワフルな低域ではなく、鼓膜をかろうじて揺らす程度の低域である。しかし、その過度特性は優れており、鬼太鼓のCDを聞くと大太鼓がたたかれた余韻まで再生している。ただし、この大太鼓の迫力感はスピーカ-1が勝るのだ。スピーカー1とスピーカー2を比較すると、明らかに低い方のレンジはスピーカー2が伸びている、と誰もが理解できるのだが、迫力ではバックロードホーンのスピーカ-1が勝るのだ。

ただ、日本の家庭の居間に置くならば、スピーカー2程度の迫力でも我慢でき、B&Wのロゴでもついておれば、50万円支払っても十分に満足できるスピーカーだろうと思われる。

最後にスピーカー3について。これは、デスクトップスピーカーとして割り切ると、無印良品としてBOSEに勝るスピーカーである。これにヤマハの実売4万円前後のサブウーハーを組み合わせれば、数十万円のスピーカーに匹敵するのではないかと表現するとオーバーか?おそらくスピーカー1よりもサブウーハーとのつながりは良いように思われる。

倉地育夫

新作 Z701-OMMF4を聴いてきました!

2020年10月17日

【Z701-OMMF4】

ひょんなことからブログやホームページで大山さんの記述を読み進めるうちに、スピーカー作りにかける情熱とプロフェッショナリズムにとても魅かれていましたので、初めての試聴会にワクワクしながら参加してきました。今日のメインは2020年版ステレオ誌付録のマークオーディオ製OMMF4用に設計されたZ701-OMMF4でした。このモデルは片チャンネルにOMMF4を2発+スーパーツイーターという構成。試行錯誤を重ねるうちにこのような形になったというZ701-OMMF4を定番のZ701+Z-Modena mk2及び参考品であるOMMF4用3.7ℓ小型箱との比較で聴かせていただきました。

Z701-OMMF4の印象はとにかく重点音がよく出ることです。邦楽打楽器の地を這うような重低音が鮮やかに再現されていました。もちろん中高音もとても良好で打楽器の躍動感がすごかったです。演奏の空気感というか音場が鮮やかにそして力強く再現されていた感じです。フルレンジを2発使用するとやや高音が弱くなるのでスーパーツイーターを追加されたそうですが、その効果か高音の響きもとても美しいものでした。

エンクロージャーのデザインはZ701とほぼ同じ高さでやや幅を広げた感じ。2発のMMF4の間にツイーターが配され、下部にバスレフポートというレイアウト。ユニットの両側面に引かれた縦2本のラインがエレガントな印象です。

一緒に聴いたZ701+Modena mk2の完成度の高い音に対して、Z701-OMMF4はさらに音の厚みが増し、上下とも再生レンジを広げたように聴こえました。打楽器系ソースには圧倒的にZ701-OMMF4が合うようでしたが、女性ボーカルを落ち着いて楽しむにはZ701+Modenaが個人的にはしっくりときました。参考に並んでいた3.7ℓ箱も大きさの割にしっかりと低音が再現され、他の2モデルと比較しなければ十分音楽を楽しめるもので、小型デスクトップとして極めて高品位な音質だと思いました。

私はZ601で大山ワールドにはまったばかりですが、試聴会のおかげで益々音工房Zの魅力に染まってゆきそうです。

バルサ

楽器の生々しさを感じさせる

2020年10月17日

【Z701-OMMF4】

試聴させて頂きありがとうございます。

一見して見た目が良いです。バーチカルツインというのに加え、左右に入る縦ライン2本がデザインを締めているという感じを受けました。上手いこと表面処理を工夫すれば高級感を感じさせることも出来そうです。

 それで今回持参したCDはノブサンズin classicという様々な楽器でクラシックを奏でるというもので、比較的ダイナミックレンジが広そうな音源なので選んみました。

最初はご用意されてるかなり低音まて入っている音源での試聴。一瞬入っているウンウンというかなりの低音まで聞こえることに驚きました。ムック本の付録とは思えない、この小さなユニットでここまで聞かせるユニットは他にはそれほどないのではないかと思います。たださすがに低音の量感は大きくない感じはします。ここは大口径ユニットには敵わないかなとは思いますが、能率が高いせいかメリハリの効いた音だと思います。特に楽器の生々しさは1番ではないかと。特にアコースティック楽器はそこにいるのではないかと思わせるほどの表現力を持ったスピーカーシステムだと思います。

変に低音が出過ぎることもなく、かと言ってキチンと聞こえる。また録音されたままを再生するので誤魔化しが効かない、録音の粗がハッキリ分かる厳しさをもったシステムと言えると思います。このクラスでこのレベルというのはNo.1ではないでしょうか。アンプがアキュフェーズという高級アンプだったからかもしれませんが。安いアンプ、安いCDプレーヤーを使ったらどうなるのか興味があります。これは購入して試さねばと思います。

jimmy

さすが、音工房Z!!

2020年10月17日

【Z701-OMMF4】

視聴会は3回目の参加となります。今回はSTEREO誌の付録(?)マークオーディオの6cmフルレンジを使ったZ701-OMMF4と発売思案中の小型エンクロージャーを目当てに、JoJonesと大塚茉莉子のCD持参で参加しました。事前にメルマガ等でユニットを2個使った大きめのボックスになったということは伝わっており、せっかくの6cmユニットという「キワモノ感」が損なわれてガッカリしていましたが、実際の品物は6cmユニット云々というより、立ち位置の確立されたひとつの完成されたスピーカーシステムで驚きました。

既に同じくSTEREO誌の付録のエンクロージャーでこのユニットを使っていたのでその優秀さはある程度分かっていましたが、想像を遥かに超えた出来でした。主に比較対象したのはZ1-Livornoでしたが、軍配はどちらとも言えず、音楽ソースによって好みが分かれると思いました。

まず、今回のZ701-OMMF4はクリアーでユニット特有のアタック音がしっかり再現され、他のスピーカーでは聞き漏らしそうな瞬間的な低音もしっかりと聴けました。音の情報量が多いというか、とにかくいろんな音が綺麗に聴けます。逆にそれゆえサクソフォンなどのコンボの音は人によって好き嫌いが分かれると思いますが、ユニットが高音域〜中音域の音をとても良い感じで再現するのでそれを十分活かした箱だと思いました。特にドラムソロの音は演奏者の耳に聴こえてくるような音でした。あと小型箱の方は他の箱と比較しては無理があり、またこのような部屋で聴くモノではないと思いますが小型のアンプでデスクトップで聴いたりするには驚異的な低域の音と素晴らしいアタック感の中高域音でした。使い方を割り切るならこれはこれで最強と思います。STEREO 誌の付録の箱の低域不足感が改善されていると思います。こちらはAmazonで安めの価格設定で出していただけるといいなあと思いました。

Shocknin

全体がフラットで1音1音をはっきり聴かせるFE88Solキットといった印象を受けました

2020年2月20日

【Z700-FE88Sol】

音工房Z様の試聴会に参加するのはこれで通算5回目、Z1000-Fe108Solが初めて、その後Z700-108Sol、Z601-FE83Sol、Z800-FW168HRSと新しい商品の試聴会が案内されるたびに伺って場違いな音楽をかけさせていただいております。

今回は特に新製品の案内のない中、先日の試聴会で聴いたZ800-FW168HRSが自分が音工房Z様と出会うきっかけになったZ800-FW168HRのキットとの出音の違いを先確認するために伺いました。他の方が聴かれる音楽がどのようなものかも楽しみの一つなのでそれを期待しながら試聴会場に入るとZ1000-108Sol、Z800-FW168HRS、Z600-Modenaの横に見たことのないスピーカーにいかにも試作です、といった感じの箱のスピーカーがありました。

形状はZ1000-Fe108Solを一回り小さくしたような感じで開発中のバックロードなのかな、思いました。

大山様のあいさつから始まった試聴会でそれがフォステクスの限定モデルFE88Solを使ったキットの試作と知り一気に興味が湧いてきました。早速そのキットの試聴が始まりました。

自分の中で勝手に同じブランド、ラインナップのユニットであれば小さいほど高音寄り、大きいほど低音よりの音が出ると思っていたので自分の愛用機であるZ1000-Fe108Solがハイあがりなのできっとそれよりもさらに高音がきついのではと思っていたのですが実際の音は全くその反対でZ1000-Fe108Solのたまに気になる高音のきつさが全くなくフラットな感じの音にしっかりとした中低音が感じられ、その中にバックロードならではのフルレンジ一発のギターやボーカルのリアル感があり、気が付くとこれはいつ発売されるのだろう、Fe88Solは限定品だったのでユニットはまだあるのだろうか、という方向に思考が及んでしまっておりました。

その質問はもちろん大山様に伺い当日は発売するかどうかははっきりとお答えいただかなかったのですがユニットはまだ売り切れてなく在庫があるとのことでした。その時にFe208-Solがかなりのハイ上がりでバランスを取るために箱作りにかなり苦労をされているというお話も聞き、そのスピーカーが制作されたらぜひ聴いてみたいと思ったのですが、きっとうちの狭いリスニングルームには収まりきらないサイズになるのではと思い、それ以上深くは伺いませんでした。

他の方が順次試聴をされていく中でもFE88Solを使ったスピーカーはしっかりとした個性を出していて、ボーカルやドラムのハイハットのキレがしっかりとして高音まできっちり聴かせるZ1000-Fe108Sol、厚みのある中低音に上品な高音がのるZ800-FW168HRS、全体がフラットで1音1音をはっきり聴かせるFE88Solキットといった印象を受けました。

そのうち自分の普段聴いているCDをかけられる順番が来ました。

早速何度となく聴き尽くした音楽を聴くとそれまでなんとなく感じでいた印象はかなり確信に変わりました。

3機のスピーカーを順次切り替えながら試聴しましたがFE88Solはボーカルの声、ギターやベースの弦の音、ドラムのアタック音など一つ一つの音がとてもリアルで3台の中で一番生演奏の音に近いのではないかと思いました。低音の迫力も充分にあり、バックロードを知り尽くした大山様の箱作りが生きているのではと思いました。

また重低音に関してはZ1000-Fe108Solにも付属していた淺をキットに含まれるようでそれを縦、横、外すと3段階で出口の開口部を調整できるようになっていて視聴室では横にして取り付けた時の音がバランスよく感じました。

また調整淺は聴く環境、音楽のジャンル、音の大きさでバランスが全く変わってきますのでワンタッチで調整できるのはユーザー側の立場からするとありがたいシステムだと思いました。

音全体のイメージとしてはZ700-Fe108Solを最初に聴いた時の印象に一番近いように思いました。

しいて言えばフォステクスのFE系に耳が慣れている方には高音の物足りなさを感じる可能性もありますがそこはZ501スーパーツイーターを載せて解決できるのではと思いました。

実は試聴会の場にもZ501スーパーツイーターは置いてあり、すぐにセットしていただける環境にあったのですが自分の順番が来た時にそのことをすっかり忘れていたのが今となっては心残りです。

Z501スーパーツイーターはリボンツイーターにウッドホーンなので市販のホーンツイーターのような金属特有の鳴りもなくZ800-FW168HRにもとても相性が良いのですがFe88Solのキットにも合うのではないかと思いました。

ただスーパーツイーターはコンデンサーをいくつにするか、同相にするか、逆相にするか、置く位置、角度などによっても付加される音、キャンセリングされて減衰する音の周波数が変わってくるのでやりだすときりがなくなりますので購入後、自宅で腰を据えてやることにして楽しみを取っておいたことにしておきましょう。

まだ試作のパーティクルボードで作成された物であるためか、タイトボンドでなくねじ止めされた状態の箱であることによるためか、音全体は他のスピーカーに比べると少し硬い印象を受けましたが大山様のことですのできっと発売されるまでの間に木材の種類、厚み、音道の微調整、フェルトやミクロンウールなど様々の知識でチューニングされてキット化されることかと思います。

また、もしかするとFe88Solのユニットそのものが新しいためにそういった印象を受けたのかもしれません。

販売価格がわからないので即決できませんが発売されれば案内当日にカートに入れてしまいそうです。笑

YH

ご用意いただいた音源の機種毎の再生音比較、各参加者の方々が持ち寄った多様な音源の再生音比較はとても参考になりました

2018年3月16日

【Z700-FE88Sol】

 初めて参加いたしましたが、ご用意いただいた音源の機種毎の再生音比較、各参加者の方々が持ち寄った多様な音源の再生音比較はとても参考になりました。

 当日は主に三機種のスピーカーの比較でした。(①Z-800-FW168HRS-V3、②Z-700-FE108SOL、③Z-700-FE88SOL)

 個人的には③が最も気に入りました。他の二機種と比較すると低域では不利なものの、そのハンディを覆す再生音の自然さ、素直さ、延びやかさ、心地良さでは最も秀でていたように感じました。パーティクルボード剥き出しの試作機外観から、これほど気持ち良く音楽が流れてくることに驚きました。

・考えられる要因

1. 正面バッフルの幅の狭さによる回析での有利さ

2. 上記に関連するキャビネット全体強度の高さによる箱鳴りの抑制

3. スピーカーユニット自体の特性

4. フルレンジユニット一発、バックロードホーン、ネットワーク無しの構成

5. 適切に工夫された音工房Z様がこれまでに蓄積されてきた最新のノウハウの体現

 現在検討中の機器もあるようですので、是非より良い再生音を追求し、その商品化をお願いします。

NH

私も長年音響関係の仕事をしてきた関係で当時このスピーカーでしたらモニターに使っていたと思います。

2018年2月28日

【Z800-FW168HRS】

 最初にFW168HRSV3の音ですが、以前のバッフル形状を改善し、少し中低音のユニットを前にした効果が音質に表れていましたね、低い音から中音~高音かけて音のつながりが良くなったと同時に中低音のヌケが良くなり音に透明性が出ていました。(ネットワークはムンドルフ)

 私も長年音響関係の仕事をしてきた関係で当時このスピーカーでしたらモニターに使っていたと思います。

 私ごとですが、中高音を明瞭にすれば中低音に問題が出る(周波数により波長が違う為、音の遅れ等が生じる)事は解決できず結論として現在は3チャンネルアンプにたどり着きましたが、永遠のテーマです。・・・

 もし私がFW168HRSV3を手に入れたとしたらチャンネルアンプで使用したみたいです。

 試作のZ700FE88SO1の音を試聴し音質はZ1000の高域を少し滑らかにし、粒立ちの良い音ですね、低い方も良く伸びているという印象でした。BHの開口部から中域が少し出ているようですが、それが全体の音のまとまりにつながっているような気がします。8㎝のユニットでここまで音がまとまるのはFE-88SO1の素性がいいのですね、

KT

これて十分だ!と思いまいました。

2018年2月27日

【Z700-FE88Sol】

2018年2月17日の試聴会での感想になります。

その日の数日前に某クラフトスピーカーショップにて3種類ほどFE-88sol用のバックロードホーンのエンクロージャーを試聴してきてからの試聴会だったのですが、Z700-FE88solの圧勝でした。同じ環境での聴き比べではないので厳密なレビューはできませんがZ700-FE88solを聞いた時は、おぉここまでできるのか、この前聞いた3台よりもぜんぜんいい感じだ!これて十分だ!と思いまいました。

唯一Z700-FE88solだけが感動しました。クラシックやジャズはもちろんのこと、現代のポップスやロックでもいい感じに表現してくれました。気になっていた低音の量感も特に不満はなかったのですが、強いて言えばもうちょっとタイトでパンチのある感じにならないかなと思いました。チューニングでどうにかなるのでしょうか?バーチ材を使用したZ700-FE88solなら理想的な低音になる気がしています。

KH