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試聴会 お客様投稿レビュー

さすがの音工房Z製Z600-OMMF4

2021年4月9日

【Z600-OMMF4】

Z600-OMMF4の発注後ではあったので、試聴会の募集が始まってからも遠慮して静観していましたが、少し経ってまだ空きがあったので、強いて参加してきました。

携帯端末などを音源にして音楽に接する機会が増えましたが、やはりヘッドフォンでなく、ニアフィールドであってもちゃんとした音で聴きたいものですね。

さすが音工房Z!期待に違わず、6センチ径の音のまとまりの良さがとても好感を持てました。

驚いたのは、パソコンのディスプレイ横に並んだ幅10センチ足らず、高さ25センチほどの小ぢんまりしたボックスに入った6センチシングルコーンから、ツァラトゥストラの冒頭のオルガンとコントラバスのC音が聴こえてきたことでした。

アキュフェーズ社の伊藤前社長から頂いたアキュフェーズ特製のデモSACDで、音工房Zの視聴会にはいつも持参してかけて頂いているので、自分にとって比較しやすいのです。(オケはオランダ放送フィルですが、比較的新しい音源です。)もちろん高調波が鳴っているだけに違いないのですが…

どうせ無理だろう、ほとんど音としては聴こえないと思っていたものが,オルガンらしいそれなりの存在感で聴こえたので、この6センチの低域再生能力の高さを実感できました。

このCDにはニニ・ロッソの夜空のトランペットも入っていますが、艶やかなトランペットは期待通りでした。

もうひとつ、思いつきで持参した、Miles DavisのLive音源

“We want Miles”で、冒頭Jean Pierre はMarcus Miller のベースのスラップ奏法がどんなふうに鳴るかと思ったのですが、ニアフィールドで聴くと、スタジオ音源と違って新宿西口広場と言うロケーションのせいか、CBSのセパレーションの良さが却ってアダとなった感じで、ステレオ感の違いが耳について、思ったほど良くなかったものの、ベース音の再生能力としては、十分力を発揮してくれたと思います。、

Z800やZ1とは比べるべくもありませんが、

可能な限り小型化目指して設計したとのこと。箱のサイズと径6センチと言うユニットサイズに対して十分なパフォーマンスだと思います。

なにより6センチシングルコーンの音のまとまりの良さ、コンパクトさが、デスクトップリスニングを見直させてくれると思いました。

Mookの箱のキットを入手しようかと思っていたのを見送って待った甲斐がありました。

たっつあん

スラント形状と底をバスレフのアイデア◎です

2021年4月9日

【Z600-OMMF4】

昨日、貴社の視聴会にはじめて参加させていただきました池田と申します。

私は、2018年に発売されたマークオーディオOM-MF5をバスレスエンクロージャーで使用しており、シャープでさわやか系の音と感じております。リビングのTV台の中にセットして、時々鳴らしています。

今回、貴社でニアフィールド使用を前提としたZ600の開発意図・過程・ご苦労された点等、ネットで情報読ませていただきましたが、小型&ニアフィールド用であっても低域もしっかり出したいというところがポイントであることがわかりました。

構造というか、形状で”なるほど”とそのアイデアに感心したのが、スラント形状と底をバスレフ構造にうまく利用されている点です。グッドアイデアだと思います。

今回、一度に4名の視聴会ということで、私以外の方がお持ちになった音源を聴かせていただいてのレポートから記述させていただきます。

一番良かったのが、低域成分が多いので難しいのでは、と思った”ツァラツゥストラ”いいバランスで鳴っていて、私は◎と思いました。

音源を持ってこられた方が、録音が古いのでもう一つとおっしゃっていた”ボサノバのボーカル”これも私としては良く鳴っていると思いました。

ちょっと驚いたのが、小型システムではとても無理だろうと思ったエレキ・マイルスの”WE WANT MILES”、イメージしていたより、はるかにバランスのとれた鳴り方をしたのでびっくりでした。(私の中では、エレキ・マイルスは爆音でないと楽しめない、という考え方に変わりはありませんが・・・)

私のかけた音源について

 実は、何を持っていこうか、リストをチェックし、候補を選んで実際にいろいろなセットで鳴らしてみて、どこをポイントに視聴するかを検討して、7枚準備してお伺いしました。

1.Jheena Lodwick/You Raise Me Up(JVC XRCD)

 今回のような視聴会や友人のシステムを聴きに行くとき、私がポイントにしているのは、

 ①ボーカルとバックのバランスがいいこと

 ②口が見えるような、舌の動きがわかるようなカワイイボーカル

 ③前奏0:20~バックのbが、メロディーの後ろでキチンと鳴っていること

  しかも締まっていて膨らみすぎないこと(きちんとフォーカスしているイメージ)

 ②③は、スピーカーやシステムにより、大きく鳴り方が違います。

2.MILES DAVIS/TUTU

晩年のマイルスが1986年、何か新しいことをやろうと燃えて取組み、CBSからワーナーに移籍、アートディレクターの故石岡瑛子(1938~2012)にジャケットデザインを頼み、グラミー賞音楽賞、デザイン部門賞を獲得した1枚。

とにかく、アタマの一発目”ダンッ”がカッコよく爆発しないことにはサマにならない、オーディオにとってかなりハードルが高く、なかなか鳴らすのが難しいCD。一発目のキメと、マイルスの格調高いソロがたまらない魅力。

2014年7月、一ノ関ベイシーで聴いて、この音楽のすごさに開眼、いつかその感動を再現したいと思っている。

3.BRIAN BROMBERG/The saga of Harrrison Crabfeathers

bソロではじまり、シンバルが左から、そのあとpが合流。bに負けないバランスできちんと鳴るかどうかが、”音”ではなく、音楽として楽しめるかどうかのカギ。

3本のスピーカーの印象

・Z800‐FW168HR

 高域の余韻が特に素晴しく、素性の良さを感じる。

 今回、持って行かなかったが、クラシック、交響曲はもちろん、弦楽四重奏とか、ちょっとデリケートな楽曲を聴いてみたい、と感じた。

・Z1-Livorno

 見かけは小ぶりだが、しっかりと中低域が再生され、上記2.のMILESもかなりいい線の鳴り方をする。次回、視聴会に参加出来たら、50年代のJAZZなども聴いてみたい。

・Z701-Modena

 私は、締まっていて、しかしそこそこ量感のある中低域が好みのため、ちょっと膨らみすぎに感じた。たぶん、もう少し小ぶりな部屋でもう少し小さめの音量で鳴らせば、本領を発揮できたのかもしれない。次回、視聴会に参加出来たら、別の音源で聴いてみたい。

感想は以上です。

はじめて貴社視聴会に参加させていただきましたが、非常に楽しい催しでした。

本当にありがとうございました。

池田晶生

勉強になりました。

2021年4月8日

【Z600-OMMF4】

今回、興味有る3種のユニットの視聴が出来て良かったです。

普段、コンサートPAの手伝いやら、レコーデングに携わっていますが、視聴距離による違い、空間の違い等を痛感致しました。

ベンツで時速100kmで走っている車、軽自動車で同じ速度、余裕の有る音を聴けた気がします。

御社のユニットや、フォステックのユニットの違いもこれからも聴き比べて行きたいと思っています。

これからも、宜しくお願い致します。

金子 勧

聴きたいスピーカーが聴けました

2021年4月7日

【Z600-OMMF4】

最初に、1/2/3スピーカーを聴きましたがわたくしが持っていったCDでは差が小さくてびっくりしました。その後、他の方のCDに変えると1-2-3の順になり、納得しました。Z1-LivornoSとそのキットの音質の差にも驚きました。ただZ800と比較すると、多少金額上がっても、Tweeterの質は上げたいですね。Desktop Speakerはいいと思いますが、我が家では大きすぎます。左右よりはモニターの上下に設置するサウンドバーの方が使いやすいかな。音はユニットサイズ、箱の割には良かったです。スーパーウーファーもあった方がいいですがおおきさが購入者に合うかどうかだと思います。我が家はですくしたはPC本体なので無理です。

mickh

抜群の定位の良さ!

2021年4月7日

【Z600-OMMF4】

初めて試聴会に参加しました。Z701-OMMF4を製作済みで、OM-MF4の凄さは分かっていたため、シングル・ユニットの超小型箱でどこまで鳴るのか楽しみにしていました。PCモニターの左右に設置されたZ701はBose Companion 2をさらにひと回り大きくしたぐらいのサイズで、世間一般の「超小型」より大きいですが、バランスの良さを追求したら、これより小さくは出来なかったのだろうと想像します。

今井美樹のI love a piano(低音成分はピアノの低音弦だけ)という優し目の曲をかけましたが、中高域はOM-MF4の魅力を完全に引き出し、抜群の定位の良さに、まず、驚かされました。試聴会では、開発中の3DウーファーがPCデスクの下に置かれて、その音量も調整が可能でした。重低音の多いソースを持ち込まれた、他の参加者の試聴では、流石にウーファーの効果大でしたが、Z600がPCスピーカーだ、と思えば期待以上に豊かな低音が出ていたと思います。Companion 2の持ち上げ過ぎの低音に比べれば、はるかに自然で、バランスの良い音です。

Z600キットの到着が待ち遠しくなりました。小学1年生になった孫のデスクトップに置くつもりにしていましたが、自分用に使うかもしれません。

GCC Hobby

相当悩んだ結果だと思います

2021年4月7日

【Z600-OMMF4】

楽しみにしていた試聴会でした。すでに音ムック他で箱がリリースされている中、音工房Zとしてどのような箱がリリースされるのか? 製作者側としてはどこに立ち位置を置くか、相当ご苦心なさったと思います。結果デスクトップのスピーカーとして立ち位置を決めたようですが視聴会ではスーパーウーファーと組み合わされていました。結果SWとセットされた音はPC用もしくはデスクトップスピーカーとしてはさすが!!の出来でした。

単体としては小容積BOXの限界なんでしょうね。今後の音工房Zに期待です。もともとダントツのスペックを持つスピーカーを十分に活かしたボックスだったと思います。

Shocknin

思いの外良い鳴りっぷり!

2021年4月7日

【Z600-OMMF4】

そもそもがZ600の試聴会故に最初にお聴きしたが、予想以上にオールマイティに鳴る。低音もそれなりに出ていて、用意されていたサブウーファーが鳴っているのか?と思ってしまうほど。再生系(PCのプレイヤーで中華DAC)の問題か、高音がギラついていたが、スピーカーのCPは高いと思う。

その他、(本命の)聴き比べ。Z800 、Z1、Z701。良くも悪くも優等生はZ1。オールマイティに鳴ってくれる。Z800は当初は?が3つくらいついたが、曲によって大はまり。全体的に余裕があり、高音はキツめだが、ハマるとスケール感はピカいち。最も予想以上だったのはZ700。この口径とは信じがたいスケール感で音のつながりも一発だけに良い。

今回、一人12分で自由に聴いて、というパターンだったが、焦ってしまい、切れ切れになるし、ゆったりと聴きたかったなという印象でした。初めて伺いましたが、また聴かせてください。ありがとうございました。

AKA

小型モデルもさすがの音でした

2021年4月7日

【Z600-OMMF4】

Z600-OMMF4の発表会でしたが、Z800-FW168、Z1-Livorno、Z701も聴かせて頂きました。

今回は敢えて試聴CDは二枚のみとし普段聞き慣れている音源をじっくりと聴き比べました。まずはチャーリーヘイデンのシェナンドアから。熟年のしわがれて渋いヴォーカルとパットメセニーのアコギの再現具合が聴きどころです。

Z800はいずれの曲もワイドレンジに楽々と鳴らせますので、爽やかな印象。アコギの音の粒が綺麗で、ヴォーカルは少しだけ若い声になる印象。とにかく上質の音がゆったりと流れていました。

Z1は、Z800よりかなり小型なのに、中域の厚みが重厚でヘイデンの熟年の声にピッタリ。メセニーのアコギの雰囲気もしっかりと鳴らすので、そのまとまりの良い音場に引き込まれました。Z800よりレンジは少し狭いのでしょうが、音数が少ない音源では上級機に負けていません。聴き疲れしない大人の音でした。

Z701は低音がよく出るのに驚きました。上位に2モデルと比べると質感が少し粗くなる印象はありましたが、このスピーカーだけを聴いていれば十分満足できるクオリティです。

新製品のZ600-OMMF4ですが、ニアフィールドでは十分な質感で、低音も寂しくはありませんでした。聴き疲れのなさそうないい音です。

既に注文済みでしたが、間違いないものでした。到着が楽しみです。

バルサ

視聴レビューです、型番はZ701-OMMF4だったと思いますが、なかなか良かったです

2021年1月20日

【Z701-OMMF4】

個人的な事情のために試聴会レビューが随分遅くなってしまいました。お詫びいたします。

2020年10月17日の試聴会で聴かせていただいたZ701-OMMF4(の型番だったと思います)のインプレッションを3ケ月遅れ!で以下書かせて頂きます。

当方が持ち込んだ試聴用ソース(USBメモリー)はすべてLPレコードからの48kHz16bitPCMによるPC取り込み物です。録音時期はいずれも1960年代の古い物、ピアノ曲だけが1975年頃(実は世界最初期のDENONによるPCM録音、ただし当時はLP発売)の物です。

みな半世紀も前に録音された古いソースですが、アナログLP音源は分厚い中低域とみずみずしい高域が持ち味で、そういったものをどれだけ出してくれるか興味もあり持っていきました。

LPレコードの欠点は、RIAA補正を持ち込んでもなおダイナミックレンジが狭いという厳しい限界、パチパチノイズなど劣化が不可避である点、ちゃんとした再生には物量がかかる、といった所でしょうか。

なお、試聴にあたってUSBソースからのPCMファイルの再生環境を準備していただき有難うございました。

今回の試聴は当方の音量操作でおおよそ小~中音量での試聴でしたが、その範囲でZ701-OMMF4は先述したLP音源の美点を中々良く出している印象でした。

また、6cmフルレンジのバーティカルツインという小型スピーカでありながら、低域の雰囲気も良く出していると感じました。これは箱のデザイン/チューニングの賜物でしょうか。

中~中高域は変な癖のない素直なもので定位感の揺らぎなども特には感じられず、これは使用しているメタルコーンユニットの素性の良さ、ばらつきの少なさによるものかもしれません。

実は当方も小口径メタルコーンフルレンジで中域おおよそ600Hz~13000Hzという超広帯域をカバーさせる3wayシステムをこの30年来変ることなく使用しておりますので、このバーチカルツインのメタルコーンユニットにはなんとなく親近感を覚えました。

視聴したソースの中で最も良い再生をしていたのは、唯一のポピュラーソースのビートルズのイエスタデイだったように思います。

ポピュラーの大半特に当時のポピュラーはダイナミックレンジが狭い物がほとんどですので、そういう意味ではLPレコード向きです。

イエスタデイのボーカルの実体感のある豊かさ、弦楽の暖かで深みのある音が良く再生されていたと思います。

一方で今回は試聴できませんでしたが、フルオーケストラ作品など優秀なデジタル音源の広大なダイナミックレンジの音楽ソースをpppからfffまで音色などの破綻なく余裕を持って再生する場合は、500Hz以下あたりを良質なウーファーでつなぐことなどが有り得ます。ウーファとの能率差の問題が出る場合にはCHデバイダー経由マルチアンプ方式等が良いと思います。

以上、限られた試聴の中での感想です。私もそうですがメーカー品に飽き足らないファン層にとっては、音工房Zさんの作品は砂漠の中のオアシスの緑ようなものでしょう。今後も引き続き頑張って頂きたいと願っております。

いっしゅう

たったの6センチ口径とは信じられない! (11/5 試聴会)

2020年11月8日

【Z701-OMMF4】

比較試聴会は初めての経験で、各スピーカーの詳しい仕様を

メモしなかったので、付番された1から3の番号で記述することにいたします。

3は、外形がごくふつうのデスクトップスピーカーという印象ですが、

大音量でもビビらず、再生音はクリアで、聴き疲れしない音でした。

机上で仕事をしながら聞いたり、休憩時に気安く聴くにはこれで十分です。

エンクロージャー容積が低音再生に貢献すると言われているのを

体現しているように、3と比べて1は一気に再生の音域と音場が広がり、

BGMではなく、楽曲を鑑賞するにはこの位の容積が必要と思わせるものでした。

しかし、1から2〔Z701-OMMF4 〕に切り替えたとき、低音だけでなく、

女性ボーカルや大編成シンフォニーの高域の伸びと艶やかさが感じられたともに、

楽器の位置がより鮮明になり、音場の奥行きまで広がる思いがしました。

とりわけ、持参したメロディ・ガルドーの声が艶かしく、目の前で囁いている錯覚に陥りました。

このキットが届いたら、組み立てるのが楽しみになってきました。

定年退職後の断捨離で処分するつもりで箱詰めした千枚ほどのCDも、

このスピーカーで聴いてから処分しても遅くないな、と思ったほどです。

この種のスピーカーの比較試聴は初めてでしたので、機会があれば、

貴社のZ1-Livorno、Z800-FW168HRをはじめ、他社新作のSONY SA-Z1

なども交えて、ブラインドテストをしていただければ嬉しいと思いました。

Sarsky