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試聴会 お客様投稿レビュー
Z1000-Bergamoの発売が楽しみです
【試作最終段階Z1000-Bergamo】
Z1000-Bergamoの視聴会に参加させていただきました。
今回はブラインド比較とフリー視聴合わせて以下4機種の聞き比べさせて頂きました。
①Z1000-Bergamo(テーパーダクト100mm仕様)
②Z1000-Bergamo(テーパーダクト130mm仕様)
③Z800-FW168HR+Z505-Trento
④Z1-Livorno
・Z1000-Bergamoのブラインド比較
①と②はテーパーダクトのみの違いとのことですが、聞き比べると明確に違うことに驚きました。ただ不思議なことに私のブラインド比較結果では好みがどちらか一方になることはなく曲によって分かれる結果になりどちらがいいか迷う形になりました。
・持ち込み音源での比較
他の参加者の楽曲も合わせて楽しく聞かせて頂きました。
③Z800-FW168HR+Z505-Trentoと比較すると①,②Z1000-Bergamoは鳴り方の傾向が全然違う印象があり、①,②よりも③の方が迫力と広がりがあるように感じられました。
④Z1-Livornoと比較するとZ1000-Bergamoはどちらの仕様でも一段と元気に聞こえてくる印象でした。
肝心のテーパーダクトの仕様違いについては130mmの方が特にボーカルが一段引き立ち、100㎜の方が落ち着いた印象を受けました。
Z1-Livornoを所有する身としては純粋にZ1000-Bergamoは音楽楽しく聞けていいなと感じましたので発売が楽しみになりました。
Z1000-Bergamo サイズからは信じられないような低音に驚きました。
【試作最終段階Z1000-Bergamo】
#1(ダクト100mm),#2(ダクト130mm)はダクトの違いで中高音に差が出ることを初めて知りました。自分でダクトを調整するときは低域の肩特性が滑らかに変化し、聴感上違和感がないか確認していましたが、中高音も気を付けたいと思いました。シベリウスのフィンランディアでは#3と比較し#1,#2共、レンジ感は狭く感じました。トライアングルの音やスケール感は#3が良いと感じました。WES MONTGOMERYのA DAY IN THE LIFEでは#1,#2共、サイズを考慮すると、超低音の雰囲気も素晴らしかった。
繊細で綺麗な癖のない音
【Z601-OMOF101】
書いているうちに随分長くなってしまいました。前半がZ601-OMOF101、後半がZ800-FW168Hについてですので興味のない方は読み飛ばして下さい。尚、他の方のレビューを読んでしまうと自信がなくなって書けなくなりますので、恥を承知で感じたままを書き連ねました。おかしいだろ!とのご意見がございましても素人の感想と受け流してもらえると幸いです。
音工房Zさんを知ったのは去年の夏頃だったと思います。久しぶりにオーディオに復帰しネットで情報収集していた時、例のキャッチコピーに目が留まりました。丁度「Z701-OMMF4」の開発ブログが始まり、特別な興味はありませんでしたがコロナ下で外出も減り気分転換を兼ねて試聴会に申し込みました。MOOK本付録スピーカーの存在は以前から本屋で時々見かけましたが、所詮オマケでPCスピーカーの様なチープな音しかしないだろうと勝手に思い込んでいました。しかし、ブログの記事を読むとなんか様子が違う実際に聴いてみる価値は大であると確信するようになりました。当日のショックは大変な物でした。若いころ作ったテクニクスの10㎝自作スピーカー(メーカー推奨仕様)はナローレンジで特に低音が出ないものでしたので、現代のユニットの進歩には目を見張るものがあり、箱だけで4万円ユニットと合わせて6万円と(私には)高額でしたが我慢しきれず購入してしまいました。
前置きが長くなりましたがそんな経緯で音工房Zのファンになった私は今回懲りずに4回目の試聴会にお邪魔してきました。去年の限定モデルが最高と思っていた私は最初は行かないつもりでしたが、大山さんの誘い文句とブラインドテストの誘惑に負けて参加申し込みをしてしまいました。
今回のお題は「Z601-OMOF101(12Lダブルバスレフ)とONKYO設計者が設計したエンクロージャー(3.8Lシングルバスレフ)の聞き比べ」と、「Z800-FW168HR(V2.7)のツィーターのクロスが6dB/octの参考仕様と12dB/octの製品仕様とを10曲づつ20回聴きブラインドテストで聞き分けができるか」の2点でした。
Z601-OMOF101やOM-OF101ユニットについてはブログやネットの情報を参照頂くとして聴き比べのみについて個人的な感想を書きます。最初に感じたのはバスレフ方式の違いもさることながら、3.8Lと12Lの容量が原因と思われる音の違いです。Z601-OMOF101はしっかり低域まで出ていて音量を上げても煩くなく勿論、音の潰れなどは感じられませんでした。「繊細で綺麗な癖のない音」と云うのが私の印象で余分な音は出さないオールマイティーな性格で、どんな音楽でも過不足なく聴けると思います。一方ONKYO設計者が設計の方は中音域(ボーカル)等はZ601-OMOF101と同傾向の音ですが、低域の伸びが足らず音量を上げると音が潰れるような印象があります。因みに、前出の私の10㎝自作スピーカーは8.2LですがこれにOM-OF101を入れてみると、只ポン付けしただけですので音質云々は別としてONKYOさんのより低域は伸びてますし、音量を上げても音の潰れは感じません。また、ONTOMOの専用箱は7Lぐらいだったはずです。(但し、サイドパネルが5.5mmと薄く設計者は響きをプラスしたとのことですが私は聴いたことが無いので?と思っています。)大山さんもブログで拝見する限り16Lに良い印象を持たれたようですので、方式に依らず最低7L以上は必要と思います。(私なら選びませんが)小型のエンクロージャーはニアフィールドで小音量で使用するか、サブウーファーと組み合わせるなら有りかもしれません。
ダブルバスレフとシングルバスレフについては同容積の聞き比べをしないと判断しかねますが、大山さんのブログを拝見する限りダブルバスレフに分があると思います。ブログを見ればお分かりになると思いますが、Z601-OMOF101以上のものを個人で作るのは現実的ではなくZ601-OMOF101を素直に購入するべきです。ご自分で設計するなら大き目のシングルバスレフでしょう。限定品であと1日しかありませので興味のある方は後悔の無いように買っといたほうがいいにでは。
蛇足ですがONKYOさんについて触れさせて頂きます。このユニットの発売の少し前にONKYOの上場廃止のニュースが駆け巡りました。私はOMOF101が本屋さんに並ばないので不思議に思いネットで調べて不覚にも初めてこの情報を知りました。私は幸い定価で購入することができましたが、現在は3千円以上のプレミアがついています。大山さんには怒られそうですが、FOSTEXなどに比べて元々の設定価格が安いと思います。過去の雑誌の価格からの流れか、ONKYOが宣伝効果を狙って低い販売価格に承諾したかは分かりませんが。定価1万円以上でも十分売れそうな製品だと思います。今の価格なら買いだと思います。何故ならもしかするともう手に入らなくなるかもしれないからです。
恥ずかしながら私も某K社の元社員で債務超過に陥った会社がどの様な経緯を辿るかを経験しました。会社が傾くと儲からない部署は問答無用で切り捨てられ儲かる可能性のある部署のみが残されます。銀行からもなかなか資金を借りられなくなります。MOOK本の再発売をするのはかなりハードルが高いと思います。ONKYOはOEMで車載用スピーカーの供給は続けるようですが、市販オーディオはPioneer共々アメリカの会社に売られた模様で国内営業はONKYOがこれまでどうり担当するようですが先行きは分かりません。去年までのマークオーディオの様にカタログモデルとして販売するということは多分無理だと思います。
さて、話が暗くなりましたがもう一つのお題Z800-FW168HR(V2.7)のツィーターのクロスが6dB/octの参考仕様と12dB/octの製品仕様とを10曲づつ20回聴きブラインドテストで聞き分けができるか」ですが、正直違いを感じられなかったらどうしようというのが本音というか不安でした。結論から言うと差はほぼ分かりました。テストは勿論どちらのスピーカーが鳴っているのかは分かりませんし、6dB(1番)と12dB(2番)の鳴らす順番もランダムです。前もって聞いたりもしないぶっつけ本番的なテストです。但し、6dB(1番)と12dB(2番)を当てるのではなく、1回目のスピーカーと2回目のどちらのスピーカが「好き」か選ぶという形式です。私の結果は6dB(1番)が3回と12dB(2番)が7回で圧倒的に12dB(2番)の方が「好き」を選んでいました。更に6dB(1番)の3回の内の2回は、6dB(1番)ではなく12dB(2番)が鳴っているように思えるが音的にはこちらが「好き」と感じたため、あえて6dB(1番)を選択しました。1曲のみ全くどちらかわかりませんでした。つまり9曲は聞き分けられたことになります。これは私の耳が良いと言いたい訳ではなく、誰でもこれに近い結果になるぐらい差は分かるということを言いたかったのです。
では私の感じた違いは何かというと、ボーカル等のセンターの定位と複数楽器の等の広がり感の差です。製品仕様の12dB/octはきっちり定位しボーカルはぼやけることなく人の口から発せられたように声を感じます。広がり感は少なめですがサイドの楽器までボヤケたりせず直接音が中心に感じました。一方6dBの方は前に張り出すような感じで音の広がり感がありオーケストラなどの大箱物では迫力が増した感じでした。半面ソロボーカルや小編成の楽曲では口が大き目になり定位も少しフワッとした印象でした。音質はほぼ同じと言っていい印象ですので好みや曲で変えてもいいレベルだと思いました。自宅に2セット並べて曲ごとに切り替えるなんて贅沢ができれば最高ですね。購入された方は是非両方試すことをお勧めします。尚、今回のマイナーチェンジでバスレフポートがテーパータイプに変更され更にバスレフポートの影響を軽減する改良がされているそうです。12月からユニットの値上げでZ800-FW168HRも値上げになるとのこと、木材も値上げになるとのことですので更に値上げになると益々手が届かなくなってしまいます。CPの高いZ1-Livornoを買うことも考えていましたが、今回の試聴でZ800-FW168Hがやはりほしくなってしましました。
Z601-OMOF101の音は期待以上でした
【Z601-OMOF101】
昨年コロナで在宅時間が長くなったこともあり、音工房ZさんのZ601(V2)+Z-Modena MK2を入手し、初めてスピーカーの自作をしてみました。その後リアスピーカーとサブウーファーを加えて、マルチチャンネルで音楽を楽しんでいます。音源が限られますので、最近は必然的に聴くのはクラシックが多くなります。
音楽好きですが、オーディオに関する専門知識は持ち合わせておりませんで、今回のような試聴会に参加するのも初めてです。自分の部屋(6畳程度)では聴けない音を聴きたくて参加しました。
朝一番の会で少し早めに到着しますと、まだ準備をされている最中でしたが、流れていたドナルド・フェイゲンがなんとも心地良い音でした。
試聴会の最初は、Z800-FW168HRのTW12dB/octと6dB/octの聴き比べからでした。
Z800-FW168HRは音工房Zさんの最上位機ということで大きなスピーカーをイメージしてましたが、実際に見ると想像よりもコンパクトでした。ブラインドテストで、それぞれのスピーカーから20秒ずつ様々なジャンルの音楽が流れ、好みの方を選ぶというもの。
バッハのパルティータはこれ以上ないリアルなヴァイオリンの響さ、キャロル・キングの歌声もなんだか上品に聴こえます。
どちらもとてもいい音で選べと言われても困るのですが、なんとなく違いは感じました。あえて言うと、一方が華やかで派手目な音、もう一方がすっきりと落ち着いた音のように感じます。パッと聴いた感じは前者、じっくり聴きこむと後者を選びたくなるような気がしますが、曲によっても変わりそうです。
後で自分が選んだ結果を見ますと、10曲中12dB/octが7曲、6dB/octが3曲となってました。
なんとなく女性ヴォーカル系が6dB/oct、それ以外は12dB/octを選んでいたようです。
次は、ONKYO OM-OF101のメーカー推奨箱と音工房Zさんが製作されたZ601-OMOF101との聴き比べでした。
最初に推奨箱の音を聴きましたが、箱の小ささを感じさせないパワフルな音で、これで十分ではないかという気がします。
その後にZ601-OMOF101を聴くと、音場が大きく広がり、低音も伸び、音全体に余裕を感じます。これは差が歴然としていました。推奨箱も十分いい音なんですが、比べてしまうと何を聴いてもZ601-OMOF101が上回ります。チャイコフスキーの1812の大砲は大迫力でした。
最後に持参したCDを聴く時間で、ジェフ・ベックのWiredからGoodbye Pork Pie Hatをかけてもらいました。この曲を最高の音で聴いてみたいというのが本日参加した目的の一つでもありました。
チャーリー・ミンガスの曲で、ギター、ピアノ、ベース、ドラムという編成、ギターの音に魂が揺さぶられる名曲です。
Z800-FW168HRでゆっくり聴き浸りたかったのですが、試聴会という場を考え途中でスピーカーを切り替えてみますと、Z601-OMOF101が思いのほかよく、Z800-FW168HR(12dB/oct、6dB/oct両方)と交互に変えてみましたがそん色ない、むしろ良いのではないかとも感じるほどです。
両者の価格差を考えると、Z601-OMOF101は相当優秀なスピーカーであるように感じました。他の方はそれぞれ比較試聴用に編集したCDを持参されてましたが、それらを聴いても同じように感じました。(あくまで私の耳での感想ですのであてになりませんが…)
一度オーケストラを大音量で聴き比べてみたい気がします。
OM-OF101はすでに売り切れのようですね。手に入れておかなかったこと、少し後悔しています。
個人的には、Z601-OMOF101をフロントに、小さいONKYO推奨箱をセンターとリアにしたサラウンド構成を組んだら面白いんじゃないかと妄想しています。
大変楽しい時間でしたので、次回また機会があれば参加したいと思います。
サラウンド環境での試聴会を実施していただけると嬉しいですね。
ありがとうございました。
10センチリファレンス
【Z601-OMOF101】
自作パイン箱(トランスミッションライン)にOM-OF101を入れて聴いています。
大山様のダブルバスレフに興味があり参加しました。
部屋や再生機器が異なるので聴き比べが難しいですが、一言で言うと力強く感じました。
自作箱(トランスミッションライン)は帯域が広いですが薄味なので一般受けはしないと思います。
これは希望ですが、大山様と一般人自作箱の聴き比べ試聴会など企画されてはと思っています。
現在のメインスピーカーはFE-208ES-R自作トランスミッションライン+自作ウッドホーンです。
Z601、音楽を楽しめるスピーカーです
【Z601-OMOF101】
11月18日、貴社の試聴会に3回目の参加をさせていただきました。
8月、ステレオ誌の特別付録、ONKYOのユニットが発売されたんですが、私の部屋はスピーカー10機種、アンプ20台、置き場所もないため、”今年は、まぁいいか”と思ってました。ところが、発売後の評判がどんどん上がり、”わたしもやってみようかな”と9月に本屋さんで購入しました。本に書かれているデータや各種エンクロージャーキットの情報を見ながら、いろいろ検討した結果、8Lでダクトを60Hzにチューニングしたエンクロージャーを作成することに決め、図面を引き、材料を集めて、約10日間かかって、完成させました。
10㎝という小型のユニットなので、あまり期待していなかったのですが、音楽を聴くのが楽しい魅力的なスピーカーに仕上がり、毎日楽しんでいます。
そういった中で、音工房さんが同じユニットで、アマチュアにはなかなか難しいダブルバスレフを開発されたということで、これはぜひ試聴したい、と試聴会に応募しました。
以下、その印象をレポートします。
1.Z800-FW168HR TWを12dB/octカットと6dB/octカットの比較試聴
同じ曲をどちらが鳴っているかわからないようにして、試聴者はどちらが好きな音か、記入するブラインドテスト
(1)最初に音が出た瞬間、非常にきれいな音で、”これは、高級機の音だな・・”というのが第一印象です。(最近、家で10㎝フルレンジを中心に聴いていたことも影響していると思います)
(2)1曲目は、楽器は6dB/oct、コーラスは12dB/octが良くて、両方どちらもいいな、と思ったのですが、全体の印象で僅差で12dB/octを選んでました。
(3)2曲目、3曲目のクラシックは、どっちがストラディのような高級なヴァイオリンの音がするかな、という視点で好きな音色の方を選択しました。
(4)あとで、結果を紙でいただいたんですが、私は2曲目、3曲目のクラシック(弦中心)は、6dB/octを選択、あとのPOP系、ヴォーカル系は全部12dB/octを選択してました。
基本、私の場合は、TWを12dB/octでカットした方が好きな音なんだ、ということがわかって、おもしろかったです。
2.次に、音工房さんが準備された音源で、③ONKYOユニット/ONKYOエンクロージャー④Z601-OMOF101の切り換え比較試聴
私の印象
(1)適度に締まった低域の音質、中域の密度感とも③より④Z601-OMOF101の方が明らかに上、ユニットの最良の音を出すためのエンクロージャー開発の効果が出ている。
(2)わたしが作ったシングルバスレフに比べ、Z601はエンクロージャーの振動が抑えられた締まった低音という感じがした。
理由は以下の2点か?
-1.わたしのアンプは、真空管(300B)なので、ダンピングが小さく、低域f0近辺では実際の音源より低音の余韻が鳴る感じ、よく言えばラウドネスがかかったようなふくよかな音、悪く言えば、締りの悪い低音となりがち。
-2.ONKYOのユニット、小型のわりに低域がしっかり鳴る分、特に側板が振動し、歪みっぽく鳴る傾向があるが、Z601は、ダブルバスレフの一段目の板材が側板を固定する補強材の役割をし、無駄な振動を押さえる効果をもたらしていると考えられる。
(3)クラシック(たぶん、チャイコフスキーの1812年)、大砲の音はZ601がよく出ていたと思うが、オーケストラ部分は、ONKYOエンクロージャー、Z601とももうひとつ、ONKYOのユニットそのものがクラシック、特にオケは苦手と思います。
わたしの作ったシングルバスレフもオケは苦手です。
3.各自が持参した音源で試聴
スピーカーは、①Z800-FW168HR(TW6dB/octカット)②Z800-FW168HR(TW12dB/octカット)③ONKYOユニット/ONKYOエンクロージャー④Z601-OMOF101の4機種切り換え
(1)セリーヌ・ディオン
4本それぞれ、それだけを聴けば満足するレベルと思うが、予想以上に音の違いがある。
グレードを評価すると②>①>④>③
②が私の一番好きな音
①は②と比べると一部の楽器の音がベールをかぶったような音になったり、ボーカルがヒステリックな感じになるところがある。
③は中域がうるさく感じるところがある。
168からONKYOに切り替えるとVoの重心が上がる。
(ONKYOも、十分に低音が出ているように感じるが、168の方がレンジが広い)
(2)私のかけた音源について
ほぼ1週間、時間があったので、約20枚の候補を挙げて、先月作ったばかりの8Lのバスレフでチェック、どこをポイントに試聴するかを検討して、下記2枚に絞ってお伺いしました。
-1.Jheena Lodwick/You Raise Me Up(JVC XRCD)
今回のような試聴会や友人のシステムを聴きに行くとき、私としては外せないCD。
ポイントにしているのは、
①ボーカルとバックのバランスがいいこと
Voのバックのインストは、インストとしての主張はしながらもVoを邪魔しない。
②口が見えるような、舌の動きがわかるようなカワイイボーカル
③前奏0:20~バックのbが、メロディーの後ろでキチンと鳴っていること
しかも締まっていて膨らみすぎないこと(きちんとフォーカスしているイメージ)
■①②は、どのシステムもそれぞれ◎
③については、168はもう少しbの音が鳴って欲しい。Z601は、bが膨らみ気味だが、
なんとか崩れず、○
*自作の8Lバスレフはこれからチューニングでこのbの音を締めたいと思ってます。
-2.MILES DAVIS/TUTU
晩年のマイルスが1986年、何か新しいことをやろうと燃えて取組み、CBSからワーナーに移籍、アートディレクターの故石岡瑛子(1938~2012)にジャケットデザインを依頼、グラミー賞音楽賞、デザイン部門賞を獲得した1枚。
とにかく、アタマの一発目”ダンッ”がカッコよく爆発しないことにはサマにならない、オーディオにとってかなりハードルが高く、なかなか鳴らすのが難しいCD。一発目のキメと、マイルスの格調高いソロがたまらない魅力。(言葉にするのは難しいですが)きれいに鳴って・・・ではダメ。
■168は、きれいに鳴るが、TUTUはもっと爆発する感じが欲しいと思う。Z601は、中域中心に密度感があって、十分に楽しめる鳴り方をした。
Z601-OMOF101の印象のまとめ
10㎝フルレンジながら、しっかりと密度の濃い中域が再生され、サイズ以上の低音が出て、非常に音楽を楽しんで聴けるいいスピーカーシステムだと思います。
ダブルバスレフは、アマチュアにはトライしづらいシステム、音工房さんのノウハウが活かされているんだろうと思います。
非常に楽しい催しでした。
本当にありがとうございました。
Z601-OMOF101は空間に響く完成度の高いスピーカー
【Z601-OMOF101】
ONKYOのOMOF101をONKYO推奨箱と音工房Z製ダブルバスレフ型のZ601-OMOF101の聴き比べをさせていただきました。Z601ーOMOF101と推奨箱との差ですが、高音域では余り差を感じませんでしたが、箱の大きさも違いますがZ601-OMOF101の方が中低音の厚みがあり聞きやすかったです。大きな違いは、音の広がり感をZ601-OMOF101で感じたことです。
また、今回の試聴会では、Z800-FW168HRのネットワーク12dB版と6dB版の聴き比べもさせていただきました。多少の音のつややニュアンスに違いは聞き取れましたが、どちらも良い音でいずれでも良いとの判断になりました。結果としては6:4で12dB版ネットワークのZ800-FW168HRを選ばせていただきました。
現在は、Z701-FE168SSHPを組み立て中でしばらくはこちらに集中いたします。機会がありましたらZ800-FW168HRとサブウーファーありなし、メーカー製のアクティブサブウーファーとの比較をお聞かせいただきたいです。
このような機会をいただいて感謝しております。
Z601-OMOF101 バランスが低域に偏っていて、再生音に力が足らない印象でした。
Z601-OMOF101とムック本でメーカー設計のボックスとの比較でしたが、試聴の音源は、ほとんど低域の比較用の音源で全体のバランスは分からないのが残念でした。
Z601-OMOF101は伸びのある気持ち良い低域の再生音でしたが、ご説明でも苦労された点とのことでしたが、中域が少し引っ込みバランス的には物足らない感じでした。
メーカー設計のボックスは音も前に出てバランスはとれていた印象でした。
しかし、持ち込みの音源で女性ヴォーカルを何人か聞いてみましたが、
どちらのボックスからも素直な美しい声は出てきませんでした。???。
戸惑いながら先ほど聞いていたZ800-FW168HRの2wayシステムに切り替えると
普通に美しい声で聞こえてきました。
OMOF101のユニットの問題かもしれません。
ちょっと残念な印象でした。
低音は不足無しです。よくを言えばスパーツイーターが欲しくなります。
【Z601-OMOF101】
6dBと12dBの比較よかったです
自分の好みが明解になりました。
クラシック系は12dBが好でした。そのほかはソースによりばらけました。
ありがとうございました。
元気なジャジャ馬
【Z601-OMOF101】
音工房Zさんの試聴会参加は今回で三回目です。
ブラインドテストは初めての経験でしたので参加を希望しました。
Z800のネットワークの差による音の違いを聞き分けると言うものでしたが 、正直言って良く判りませんでした。
事前の情報が不足していたので、6デシベル・カットはトゥウィーターにコンデンサー一発のみ、12デシベル・カットは正式なネットワークが組み込まれている物・・と、理解していました。
私の予想では、コイル特有の反響音のようなものが出るので簡単に判断出来ると思っていたのですが、どちらも非常に良く似た音で全くお手上げでした。
後で解ったのですが、どちらにも立派なコイルが入っており、しかも、ネットワークからユニットまで長いリード線があり、あれでは本来の音が出ないのでは無いかと心配になりました。
次にONKYOのユニットによる箱の差を聞くモノでした。
初めて聞くユニットですので、基本的な音の傾向が判りませんが、おそらくコーン紙を叩くとカツカツと言う堅い音がして重めでfoの低いユニットかと思います。
元気に跳ねるような明るい音でJBL系を思わせる音でした。
試聴会では大音量で鳴っていましたが、ピアノやボーカル等の比較的小編成の音楽は得意かも知れませんが“大序曲1812年”などは限界を超えたのか音が濁って聞こえました。
大砲の音は勿論ダブルバスレフの方が良く出ていましたが、箱さえ大きければ低音が出るのか、ダブルバスレフの効果なのかは解りません。
小さいユニットから超低音を引き出すことがスピーカーBOX作りの生き甲斐ですが、このユニットを使って、バックの音道が4m以上(40Hz程度が同位相で出てくる)となる箱に入れて鳴らしてみたい気がします。