※Z702-ModenaはV5以前はZ701-Modena,V3以前はZ701-ModenaBHBSminiという名称でした。内部の基本設計は同じため、2つともこちらのページにレビューをお願いいたします。
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Z702-Modena お客様投稿レビュー
高音はModena、低音はBergamo
1 Z-Modena制作
Z800-168HRの組み立て以降、Z702-Modenaの組み立ては添付資料の組み立て手順とは異なる方式に変更しました。
部材の貼り付け、クランプはすべてのダボを打ち込んで全6面組み込んで行い、クランプは直交2方向で締め付ける方式に変更しました。
この結果、出来上がりの部材間の段差・ギャップはほぼゼロでした。
1 すべてのダボを打ち込んで全6面組み込んで、口形4面を貼り付け、クランプします。
2 側板1に口形4面を貼り付け、側面2を組み込んでクランプします。
3 音道板を貼り付け、側板2を組み込んでクランプします。
4 吸音材を貼り付け、側板2を貼り付けてクランプします。
5 ダクト、ターミナル、スピーカーを取り付けて完成。
高い加工精度とダボのおかげで、接着剤の養生2時間を確保しながら、丸2日で苦も無く出来上がりました。
願わくば、前面パネルと背面板にもダボがあれば完璧です。
2 Z-Modena音出し
エージング1週間後、Z800-168HR、Z702-Bergamo、Fostex GX100と聴き比べました。
CDプレーヤーはSONYの557ESD、アンプは300Bシングル無帰還アンプ。
まず低音。
EaglesやEuropean Jazz Trioなど、バスドラ、ベースギター、コントラバスが際立つ曲で聴き比べました。
例のHotel California。大音量ではFW168HRはドンと突き上げ、Z702-Bergamoはドォンと轟きますが、両ユニットともバスドラの迫力は互角です。Z702-Modena、GX100 は迫力が1ランク落ちます。Z702-Modenaは過大入力で箱鳴りが生じ音が濁ります。板厚15mm欲しいところです。
コントラバス・ベースギターについては、FW168HRはボンと弾けますが、Z702-Bergamo、Z702-Modenaはボォンと残響音が柔らかく響いて余韻が残り、むしろ過剰と思う時があります。
しかし、低音の少ない音源や夜間小音量で聴く時はむしろその残響音が心地良く感じられます。
次に、高音。
オーケストラ、ボーカルや、バイオリン、ピアノ、ギタ―のソロなど普段の音量で聴き比べました。
結果は、一番心地良かったのはZ800-168HRですが、次いで、Z702-Modena、Z702-Modenaの高音域は意外にもZ702-Bergamoよりも上です。
総合的には、Z800-168HRが一番ですが、低音ならZ702-Bergamo、高音ならZ702-Modenaと割れたので、低音重視ならZ702-Bergamoを、低音よりも高音重視ならZ702-Modenaを選択ということになります。
GX100は低音の迫力が1ランク落ちるものの高音はT250Dに次ぐ心地良さです。なかなか立派な製品です。
まとめ
1 soundもmusicもcomfortable(心地良い)が第一、との視点から感想を記しました。
2 長年にわたり聴き慣れてきた音は、staxのイヤスピーカーやZ800-168HRの音です。BHBSの音はこれらの音とは異質です。今回の聴き比べでもBHBSの音はシングルバスレフとは異質であると認識しました。
シングルバスレフのZ800-168HR、GX100の音は類似していて、ユニット本来の音であると推察します。
一方、BHBSのZ702-Bergamo、改造Z702-Modenaの音は類似していて、ユニットの能力を100%引き出すために音道の形状や長さなど木工技術により色付けして加工された音と考えます。
BHBSは高音から低音まで柔らかく響くのが特徴です。低音から高音まで共鳴という名のベールを1枚被っている印象です。この点が異質と感じた理由だと思います。
3 BHBSの低音は心地良く感じましたが、高音はどうしても心地良く感じられず、馴染めませんでした。高音ではこのベールが心地良く感じなかった理由だと思います。
4 音作りのコンセプトに隔たりのある2つのスピーカーシステムの今後の進化に期待します。
低音の締まりがもう一歩
アンプ:テクニクスSU-V7,プレーヤー:パイオニアPL-570・・・40年前の骨董品です。
ソース:アナログレコード、80年代J-ROCKなど BRUETOOTH接続でアマゾンミュージックも。
バスレフポートをゴム板で調整してみましたが、低音の締まりがもう一つです。何か良い方法ありませんか。
完成度が高いサウンドに感動‼
Z701-ModenaBHBSminiを試しに導入してから早6年、Z702-Modena(V6)となり成熟期と思い更新導入いたしました。まだエージング途中ですが、思ったとおり完成度が非常に高い仕上がりに大満足です。ひとつだけ低音の出過ぎ感がありますが何とか調整できそうです。音楽ソースはアナログLPだけですが、再生音の分解能がアップして音の重なりがハッキリ、リズムが明確になりライブ感アップです。私のオーディオライフに心豊かな時を与えていただき音工房Zスタッフ皆さんに感謝です。
ターンテーブル:DP-80 トーンアーム:SMR3012R ピックアップ:DL-102/DL-103
プリアンプ:PRA2000 パワーアンプ:HMA-9500mk2
その他:Z101オーディオラック Z102スタンドV2.1以前ジルコンサンド入り
スーパーツイーター追加:FT-90H
エージングすればサブシステムには十分
前から、音工房 Z さんに興味がありましたが、メインはほぼ現行で満足していたのと、場所的な制約から購入する機会がありませんでした。(現行:SP Monitor Audio GS10、AMPU marantz PM8003)書斎のサブシステムの調子が良くなくなったので、次の物を探していました。Z702-Modena (Ver6)がちょうどよいサイズにリサイズされましたので、良い機会だと、昔の自作SP制作の虫が疼き、購入しました。購入前に現システムに効果があるかを確かめる為、Amazonで御社のスーパーツイーターを購入していましたが、大きな効果は得られず、これを使う機会も狙っていたことも購入の動機の一因です。さてクランプも一緒に購入し制作しました。カットが正確なので大きなミス(小さなミスはありましたが)はなく組みあがりました。音道の位置がミリ単位以下なのでボスがあるほうがより親切かなとお思います。クランプのおかげで組み上げは比較的容易ですが、やはり仕上げと塗装、特にペーパー掛けが大変で、工数がかかりました。さて音出しですが、メインのアンプに繋いで音出ししました。え!!て感じでした。酷かったです。100~150ヘルツぐらいにボンつきがあり低音がひどく不自然に感じられました。やってしまったかと思いつつこんなはずはないだろうと、エージングにかけることにしました。3日間ジャズ系の音楽を鳴らし続けたところ、ボンつきはかなりなくなり低音も素直に出てくるようになりました。10日位ならすと非常に素直な低音が出るようになりました。高音はフルレンジではやはり物足りず、スパーツイッターを追加し、2μ、0.82μ、offを切り替えられるように回路を作り、今のところ0.82μで聞いています。
これでかなりレベルがあがり、書斎のサブシステムとして非常にいいレベルとなり毎日堪能しています。小音量でしか聞かないのでサブシステムはクラスAの中華製パワーアンプにDAC(s,m,s,l su8)をつなぐ構成に変更しました。
これは個性のレベルなのですが、メインシステムと比較すると中高音の透明感が足らないこと、大きい部屋でのスケール感がどうしても不足する感じがあります。しかし、書斎のような小さい部屋では、中抜けがなく、少音量での表現力が気に入って毎日楽しんでいます。
満足です。(口径8cmでこんなに低音が出るなんて驚き!)
1.組立
各部材の寸法精度がかなり良いので、そんなに気を使わなくても短時間で問題なく組立できました。
2.塗装
仕上がりが良くなく、失敗です。初心者には難しい。経験が必要。
3.音出し
3.1 機材
アンプ ビクター EX-AR3
音源 Youtube(スマホ)
3.2 試聴の感想
a. 仲道郁代 「ショパンバラード1番」
ホールの響きが聞こえてくる。
b. Mischa Maisky 「バッハ無伴奏チェロ組曲1番」
目の前で弾いているような低音の響き。
c. ロレンツォ・ギエルミ 「バッハトッカータとフーガ」
パイプオルガンの最低音とは言わないが、100Hzくらいは十分聴こえてくる。
d. Beegie Adair Trio 「Autumn Leaves」
解像度良し。ジャズバーで聴いているような。。。バーボンが飲みたくなった。
コスパは最高。素人の感想です。
ミニコンポのスピーカーよりかなり良い音が出ています。
20年ほど前に購入したONKYOのミニコンポ、スピーカーユニットが壊れたので、当商品を購入制作、音といい形といいかなり良いです。満足しています。
【商品名】Z702-Modena(V6) 中音域から低音域の再生音がいい
【商品名】Z702-Modena(V6)
amp:FOSTEX AP 20D
DAC:FX-AUDIO FX04J+
USBから再生
ツィータ:エミネンスAPT30
JAZZ:ROCK(1960-1980年代 )
PCオーディオ
アンプ Nobsound ST-01 PRO 6K4
パソコン
もともとDIYが好きで、パソコンのスピーカーを自作を考えていました。
そう考えているときに音工房ZのHPを拝見し、とても一からの自作は無理と断念。
Z702ーModena(V6)自作キットを購入して組立音出ししました。
学生の時にはオーディオにハマっていましたが40年ぶりにまたそろえようかな~
今現在PCしか音源がありませんが非常に満足しています。
アンプの違いを明確に鳴らしわけるスピーカーです
Z701(V5)を購入してから約5カ月。エージングも落ち着きましたし、V6が発表されたのでこれ以上レポートが遅くできないことからレポートです。
Z701を購入したのはアンプのテスト用です。メインシステムがマルチアンプなので1台の新作アンプをテストするのには不都合で、シンプルなサブシステムでテストをしています。
テスト用ですので、不要な時には撤去できるよう小型であることが必須です。また、個人的な見解ですが、アンプのテストにはネットワークを通さないほうが分かり易いと感じており、フルレンジを使ったSPになります。
これまでは、FOSTEXの8cmや10cmを使った独自設計のBHでテストしていましたが、ご存じのように長岡式BHは小型化すると低音が出ません。スワンやD100程度の大きさであれば低音も確保できますが、そんなに大きなサブシステムを置いておけません。
音工房ZさんのHPを見る限り、そのような条件にピッタリなのがZ701でしたので使ってみることにしました。
結論としてはアンプの違いをよく表現します。終段やドライバ段の石を変えたときや、定数を変更したとき、そしてアンプのエージングによって変わっていく音もよく鳴らします。これに関しては目的を達成したので満足です。
特徴
・小型なのに低音の量感が大きい。
・ゆったりとした低音とそれに似あったまろやかな高音の音質。
・音道がミリ単位の精度の設計。何度もカットアンドトライを繰り返した証拠
良いところ
・板のカット精度がすばらしくとても作りやすい。
・低音をベースにしたゆったりとした音のバランス。BBC風で音楽を聞くには好都合。
・中低域の谷が小さい(125~200Hzあたりに出る谷)
悪いところ
・ターミナルが小さすぎてすごく使いにくい。
・板厚不足。箱鳴りがする。パワーを入れて天板を触るとビリビリ震えます。
もう少し板厚がほしいところ。
・男性のナレーションが籠る
150Hzくらいか?軽い共鳴のようなものを感じます。Z701の動作が分かっていませんが、BHならスロート、DBなら第一ダクトを計算すると約141Hzと計算できましたのでこれかもしれません。箱を接着して閉じてしまったので、試すことは難しいですがスロート部分に吸音材を入れれば抑えられる感じですが、ユニット開口部が小さく作業しにくいかな。