試聴会 レビュー投稿フォーム (試聴会で聞いたスピーカーの名前をお書きください。)
試聴会 お客様投稿レビュー
初めてZの音を体験しました!
【Z507-Woofer700】
視聴会に参加させていただきありがとうございました。
いつ音工房Zさんを知ったのはいつのことかはっきり思い出せないのですが、いつしか毎回届くメールが楽しみとなっていました。スピーカーの視聴会に行きたくても仕事があるから平日は無理だし、土日も午前中を含めてほどよい時間帯はすぐ売り切れてしまいます。今回、土曜日のAMに空きをみつけて、後先考えずに申し込みました。Z800-FW168HR用を用いて、3wayと2way+サブウーッファーの方式を比較するという趣旨の視聴会でした。
投稿されているユーザーさんは素敵な音楽環境で楽しんでおられる方が多いですね。私の家のスピーカーは16cmのフルレンジ一発を自作の箱に入れ、妻と二人でCDの音楽やFMラジオを聴き、時にAMラジオさえ流すというごく一般的な使い方です。
視聴では2つのシステムのうち、片方が自分の好みの音色であると思いました。音の印象は音源の種類、ジャンルによってかわることがあるので、同席した人の選曲も注意して聞きましたが、印象は変わらずでした。ただもう片方の音を好む方もいらっしゃると思います。このあたりは好みですし、自宅の空間ではまた印象が変わることもあるのではないか?と考えます。
ちょっと話がずれますが、一般の人が体験する最高の音響体験としてもっとも身近なのは映画館だと思います。生の演奏会と比べて再現性がありますし、当然ながら家庭用音響装置をはるかに超えた音量で味わうことができます。しかし、劇場まで出かけてゆかなくてはならない行動の制約があります。家庭では映画のような音量は無理ですし、よほどそのつもりで設計した部屋でない限り一定以上の音量を再生することは困難であろうと思われます。私が映画館で体験する音響で最も家庭とちがうと感じるのが、部屋を震わすような低域の音です。こればかりはいかにお金をかけようとも家庭では得難いものと思っています。今回の視聴会に参加した理由のひとつが、音工房Zさんはこの超低音域をどのように再現するのだろうか、ということでした。
大山さんが自ら語っておられるように、音楽を楽しむには音量が大きく影響するという考え方に私は賛成します。私自身大音量大好きです。しかし家の中で楽しむには一定の節度が必要となります。我が家では一人きりでないとボリュームつまみ8時を超えた音量は許されません。
音量を抑えた聴き方で映画館のような低音域のティストを楽しむことができるかどうか?この点が最大の関心事でした。持ち込んだピアノトリオのJAZZ-CDよりも同席者の選曲で、ライブステージ版ホテルカリフォルニアを聴いた時に目的は達せられました。音量そのものはそれほど大きくありませんでした。それなのに、自分がライブ会場にいるような空気感、ドラムパーッカションの位置まで再現する定位の再現性、大音量でないにもかかわらず部屋を震わす超低域の音圧が感じとれたことが強く印象に残りました。商品のいくつかを見てつくりの良さを実感できたことも勉強になりました。すぐには無理でも、手の届く予算範囲で夢をかなえてくれる、これが音工房Zの魅力だと感じた次第です。ありがとうございました。あらためてお礼を申し上げます。
2発Subウーファー Vs 3way化専用ウーファーの試聴
【Z507-Woofer700】
5月18日
新しいZ800-FW168HR用の低音増強ウーファーの試聴会に行ってきました。
2発Subウーファー(以下W)と3way化専用ウーファー(以下S)の2種類の試聴で、その違いを確認したくて参加いたしました。以下の文章はあくまで少し性能が落ちた私の耳による個人的な感想です。
最初の初めにサイン波による再生周波数の確認がありました。まず20Hzからです、WもSも聞こえない。次に25Hzです、Wはかすかに気配を感じるがSは聞こえない。最後に30Hzです、Wははっきり聞こえるがSはかすかに聞こえる位。2発のSubの再生能力の高さに感心させられました。
次はサンプル音源の試聴でした。パイプオルガンの最低音部確認の定番のバッハのトッカータとフーガの感想です、WもSも両方とも低音が空間に拡がり充満する感じで最高でした。Wの方が最低音部の音にならない空気振動のような震えが良く出ていました。
次は参加者のCD再生です。印象的だったのはパイプオルガン付きの交響曲(曲名は勉強不足で不明、汗)最初にWの感想から、これは迫力が勝っていて押し出し感が強い印象。Sは音が綺麗で心地よい音色、解像感が優れていながらも歪感の無い聴き疲れしないスキャンスピークスの音色は絶品だと思いました。私を含めてクラッシックの再生がほとんどだったので、ジャズやダンスミュージックのリズム系の超低音再生は確認できなかったので総評が難しのですが、Wは押し出し感が強く迫力があるのでフュージョンやポップス、ダンスミュージック等に向いている印象ですが、やや音の滑らかさや繊細さに欠ける、たぶんZ800のウーファーが元々低音再生に優れているのでZ800の低音被りを防ぐためにSabの再生帯域が狭い為だと思います。低音の出ない小型ブックシェルフの場合は調整が楽ですが・・・ まあ超低音がない静かな曲の場合はSubをOffで使用するのも良いかも・・・
次にSはZ800のウーファーにコンデンサーを挟んでスコーカー化しておりネットワークも絶妙で各ユニットの繋がりも良くスキャンスピークスの音質の良さが十分に発揮され最高にきれいな音に感じました。元々Z800は100点満点の完成度の高いスピーカだと思っていたので3Way化により低音から超低音部まで量感たっぷりに再生されるようになり120点のスピーカーに格上げされたように感じました。そこで提案です,Sの完成品を作ってみてはどうでしょうか。Z800のみならず有名なハイエンド2Wayスピーカーにも十分マッチすると思いました。デザインはもっとかっこよくする必要があると思います(巾木はダサい),かなり高額でも売れるかもしれません。
久しぶりに良い耳の保養になりました。ありがとうございました。
鼓膜をくすぐるピュアで繊細なヴォーカル、横隔膜を揺する重低音に驚きました。
【Z507-Woofer700】
Z507-Woofer700&Z800-FW168HRの試聴
ウーハーは25cmと20cm×2の比較
どちらも想像以上の重低音に驚きました。20cm×2の方が20~25HZの重低音が出ることに驚き、パイプオルガンの圧倒的な音は圧巻でした。
女性ヴォーカルの息づかいがとてもsexyでした。
生ギターの音は、新しく弦を張り替えたばかりのフレッシュな音が再現されていました。
重低音の凄さでは20cm×2の方が良かったのですが、音楽として聴くと25cmの方がバランスが良かったので迷うところです。
デモとして準備された音源がとても良く聞こえたのですが、持参したCDの音が今一つでした。CDプレーヤーなのか?配線なのか?そもそもCDの録音自体が問題なのか?
デモの音源と持参したCDの音の差が大きくて、ウーハーのSPの比較よりも、気になり残念でした。
奥が深くて楽しいですな
【Z507-Woofer700】
に参加させていただきました。
初めてのスピーカー視聴会で大変に貴重で有意義な体験をさせていただきました。
ありがとうございました。
「3ウエイ」と「2ウエイ+サブウーファー」との比較試聴でしたが
低域のサンプル信号を聴いたときは「サブウーファー」のほうが低域が出ていて、数値的にも有利なのかなと思いましたが。
実際に音楽を聴き比べてみると「3ウエイ」のほうが良い(好き)と思いました。
スピーカーは信号を聴くためのものでなく、音楽を聴くためのものだからね。
総合的なバランスが大事!ということかな。
ってことは「2ウエイ+サブウーファー」はもっと追い込めば、さらなる期待が出来るのかしら。
また、「サブウーファー」は別途アンプが必要と言う事ですが、「3ウエイ」と「2ウエイ部」では両者、
同一アンプでの視聴ができないものか、同じアンプで同じ音圧・音量で比較できたら良いのにと思いました。
今回、ウーファーの視聴会と言うことで重低音の音源CDを持参してみました。
我が家のフルレンジスピーカーではなかなか再生出来ない音源です。
「3ウエイ」では再生できて、「2ウエイ+サブウーファー」では出来ていない印象でした。
我が家でもヤマハの30cmウーファーの「3ウエイ」では再生できて、
自作の小径フルレンジで再生できなくて、なんとか再生できないものかと悩んでいたところです。
自作スピーカーは初心者で、自作でマルチウエイにチャレンジするのはとてもハードルが高く感じています。
今のところ、自作初心者には「フルレンジ一発」で、追加でスーパーツイーター&サブウーファーが良いのではないかと思っております。
しかしながら、今回の「2ウエイ+サブウーファー」では、重低音が再生しきれていないようだったので
また悩んでしまいました。
いや~、奥が深くて楽しいですな、趣味のオーディオの世界は。
Z508-Woofer700はサブウーファーの迫力
【Z507-Woofer700】
今回はZ800と併せて使う3way化の25㎝バスレフ箱と、20㎝×2のサブウーファーの密閉箱で視聴しました。
全体のバランスは25㎝バスレフがよさそうに聞こえましたが、低域の伸びと自然なアタック感はサブウーファーの方が優れていると感じました。特にバスドラムの立ち上がりの良さはバスレフではなかなか再現しにくいものと感じました。
また、今回のサブウーファーユニットは大入力が可能とのことで比較的大音量で聞いても破綻しませんでした。大音量の低音でも歪みが耳につかず自然に聞こえました。
この低音のスピード感と音圧はDS5000の40㎝バスレフウーファーと特色が異なり、甲乙つけがたい印象です。
低音が素晴らしかったです。
【Z507-Woofer700】
両スピーカーとも低音が素晴らしかったです。
荒井由実 ひこうき雲
自宅のスピーカー(フォステクスFE16NVバックロードホン)では聞こえないベースの低音がくっきり自然に聞こえて素晴らしかったです。ボーカルの高音は少し刺さって聞こえました。もう少し柔らかいほうが好みです。
RadioHead Planet Telex, Black star
音の密度の高いロックを視聴ましたが、全体的に音(楽器)の分離が悪くガチャガチャした感じでした。一方低音は、バスレフのボアボアした感じがなく良いかったです。
音質のランクアップ可能だと思いました。
【Z507-Woofer700】
Z800-FW168HRと接続されていて3WAYスピーカーになってました。
もう一つの比較商品はZ800-FW168HRに密閉型のダブルウーハーをローパスしたサブウーハータイプでした。
3WAYのほうは繋がりが自然でおおらかな音色で高級なフロアタイプのスピーカーを聴いてるかのようでした。
ただZ800-FW168HRの切れの良い低音のイメージが薄れた感じもありました。
ダブルウーハーの方はしっかりと重低音が持ち上げられていて楽曲によっては風圧を感じるくらいの迫力でしたが
使われているウーハーの特性なのかZ800-FW168HRのウーハーが切れが良いからか
バスドラムのアタック音がサブウーハーの方が遅れて聴こえて不自然な音色でした。
それをお伝えしたところZ800-FW168HRの置いてる位置を後方に下げて頂きかなり一体感が出た感じになりました。
位相が合っていなかったのかサブウーハーに使われていたスピーカーの特性なのかもせれません。
今回の試聴会で感じたことはサブウーハータイプは煮詰めればワンランク上の音色を楽しめそうですが
チャネルデバイダーや追加のアンプなどきちんとした音色を出すために様々な機器が必要になるのが
なかなかハードルが高く感じました。
3WAYはスピーカー以外の機器が今までのまま使えパッシブネットワークを追加するだけで使えるのも良いと思いました。
Z1-Livornoあたりと組み合わせても良いように感じました。
ネックは使われていたウーハーの価格がサブウーハータイプ4個よりも3WAYタイプ2個のほうがはるかに価格が高いところくらいでしょうか。
また今回音工房Z様の試聴用機材が一新されていて今までよりもノイズフロアが下がっていて試聴がしやすい環境になっていたことでした。
とても有意義な試聴会でした。
FE108-Sol(2023年復刻型)の音質の違いが大きかったです
【Z1-LivornoS/Z600-Cannonball100/Z1000-FE108Sol/Z700-FE108Sol】
今回の試聴会の目的は【点音】Z600-Cannonball 100を聴くことが一番の目的でした。
形状もさることながらスピーカーのバッフル面がどこまで音に影響するのかがとても気になっておりました。
まず見た目がとてもユニークでまるで今にも歩き出しそうなかわいい形状でした。
実際に音を聴くと確かに濁りのない純度の高い音色に感じました。
密閉式のサブウーハーの音圧が少し物足りない感じもありましたが。
また同じユニットで同じ容量のボックス、バスレフポートで普通の箱型のものと聴き比べ出来ればもっと点音の優位性が体感できるのではと思いました。
またサブウーハーを使っていたため他の試聴機とアンプやチャネルデバイダーなども全く違う構成でしたのでZ1-LivornoSやZ700-FE108solとの音質の比較は難しかったです。
それよりも印象に残ったのが新品のユニットが搭載されたZ700-FE108solと数年前に販売された当時のユニットが搭載されたZ1000-FE108solの聴き比べでした。
Z1000-FE108solは私も当時購入したお気に入りのスピーカーなのですが、その際の試聴会でキットのZ700との聴き比べをしたときは言われなければわからないレベルの音質の違いでした。
それが今回の新品のユニットのそれは全く違うスピーカーであるかの如く音質が異なり耳を攻撃してくるかのようなかなり刺激的なものでした。
それがエージングによる違いなのかユニットの再生産で何かが変わってしまったのかは新品のユニットを使い込んでいかないと判別は難しいと思いますがエージングでこれだけ音色が変わるということであるとスピーカーの良し悪しはかなりの時が経たないと判断するのは難しいということなのかもしれません。
そんなことを思いながら音工房Z様を後にした試聴会でした。
なおZ1-LivornoSも前のバージョンのものを所有しておりますがこちらは聞き馴染んだ音色で今回のマイナーチェンジでの大きな変化はでサイン以外では感じられませんでした。
無論チェンジ前後を2台並べて聴き比べすると多少の違いは気が付けたのかもしれません。
前回より自分の好きな音になりました。
【Z508-Woofer1400】
今回は、スピーカーユニット以外は全て同じ仕様。
バスレフポートや、吸音材、ネットワークはそれぞれチューニングして有るとの事ですが純粋にユニットの比較になったと思います。
又スーパーツィーターも追加されたので、前回の試聴時にはツーウェイだった為期待していた感じでは無かったのが、今回大変良くなった。逆に低域の伸びや輪郭も良くなった。
デモCDを始めに聞いた時は、バイアスが掛かっていた中、38の方が低域が良く出ている様に感じたか、参加者が自分1人だったので同じ所を頻繁に切替えたが殆ど違いは無く、30の
方がしっかりした低域が出ている様に思えた。
持参した高橋まりこのボーカルは30の方がバランス良く此方の方が良かった。
CPも良く30のダブルウーハーを試してみたいです。
Z503+Z508すばらしい企画です
【Z508-Woofer1400】
503-Woodhorn1+Z508-Woofer1400
SB-AUDIENCE BIANCO-44CD-PK、38㎝:JBL2231A、30㎝:Dayton Audio DSA315-8
8月のウッドホーンの試聴会が旅行の日程に重なり、行けなくて残念な思いだったんですが、今回、同じホーン+ウーファーを38cmと30cmで比較試聴という企画、すぐに申込みました。
学生時代(20歳頃)、JBLに憧れ、300Lのエンクロージャを作り、2ウェイホーンシステムを楽しんでおりましたが、東京転勤になった時に持込みは無理と判断、人にあげてきた経過があります。今でも一番いい音で聴いていた時代だったな、という残念な思いが過ぎります。今回、同じ発想のシステムなので、非常に期待し、興味もあってお伺いしました。
音工房Zさんの試聴用音源での感想をまとめると
ソース 38㎝ 30㎝ コメント
1.トッカータとフーガ 〇 ◎ 30㎝の方が落ち着いて聴ける
2.ホテルカリフォルニア 〇 ◎ 低域が締っている30㎝の方が好み
3.チャント ◎ ◎ 特に太鼓の皮の音が◎
4.ジュピター 〇 ◎ ブレスの音が生々しい
5.デュークスララバイ ◎ 〇 ドラム・シンバルの音38㎝が上か
6.アフロ・バンブー ◎ 〇 竹の音~低域、38㎝床から響く
7.歌よ △ △ Voが歪っぽい
8.火の鳥 △ 〇 低域が膨らみすぎ、30㎝の方がマシ
9.ユーライクH △ 〇 38㎝打楽器が歪っぽい、空振り?
◎:すばらしい、〇:良、△:普通
f特的には38㎝の方が下まで伸びていて、いいのかもしれないが、バスレフのチューニングは30㎝の方が合っているのでは、との印象。低域のエネルギー感を感じさせる100~200Hzあたりに密度感・エネルギー感があるチューニングになっているのでは、と感じる。
38㎝の方は、ダラ下がりに下まで伸びていると思うが、ややユニットが劣化しているのかもしれない。
ほかの3人が持ち込まれた音源では、38㎝の方ががいい、と感じるところが多かった。
*上表の◎、〇、△は、(音的には良くても)音楽として楽しめるか、もう一度聴きたいと思うか、という視点で感想を評価したものです。
私の準備した音源と試聴のポイントについて
2ウェイホーンシステムがあったら、何を聴きたいか、ということで、約100枚をピックし、自分のオーディオで約10日間テストし、最終的に10枚に絞り、どこをポイントに視聴するかを検討・準備してお伺いしました。
1.Jheena Lodwick/①You Raise Me Up/(JVC XRCD)/2013
音源はアナログ・マスター・テープ、JVCのK2-24bitADコンバータ、デジタルK2を使用して製作した高音質CD【XRCD24】
今回のような試聴会や友人のシステムを聴きに行くとき、私としては外せないCD。
ポイントにしているのは、
①前奏0:20~バックのbが、メロディーの後ろでキチンと鳴っていること
しかも締まっていて膨らみすぎないこと(きちんとフォーカスしているイメージ)
②口が見えるような、舌の動きがわかるようなボーカル
➂ ボーカルとバックのバランスがいいこと
Voのバックのインストは、インストとしての主張はしながらもVoを邪魔しない。
特に、上記①がスピーカーやシステムにより、大きく鳴り方が違うところが一番のチェックポイントとして、聴いている。
2.CURTIS FULLER/BLUES ette
①FIVE SPOT AFTER DARK/SAVOY/1959
最もJazzを感じさせる曲は?と聞かれたら、私は、迷わず“FIVE SPOT AFTER DARK”を上げる。作曲したBENNY GOLSONが意識したかどうか、わからないが、私は川越しにNYの摩天楼に夜の灯のともった景色を連想する。
当時のJazz menのレベルのすごさと 60年以上前の録音とは思えない“ゴルソン・ハーモニー”を楽しむ。
ただし、リアル感のある録音は◎だが、カーティス・フラーのtbが左に寄りすぎ、B・ゴルソンのtsが右に寄りすぎ、フラナガンのpは左右に広がるという、ステレオ初期にありがちな中抜け状態がちょっと残念。私は、家では左右のスピーカーをセンターに寄せ気味にして聴いている。
⑤LOVE YOUR SPELL IS EVERYWHERE/ SAVOY1959
“超”がつく名盤“BLUES ette“の中で、”どの曲が好きか?“と聞かれれば、私は、この
”LOVE YOUR SPELL IS EVERYWHERE“これを楽しく聴けるか、自分がLiveに行ったら、どんな音で聴きたいか、の視点でチェック。
3. CURTIS FULLER/BLUES ette Part Ⅱ/SAVOY/1993
日本コロムビアが“SAVOY”の全権を買収、上記59年の録音から30年以上を経た93年、オリジナルメンバーを集めて、名盤“BLUES ette”を再演するという奇跡のような企画が実現した。
(物故したbのジミー・ギャリソンに代って、レイ・ドラモンドが採用されたが・・・)
しかも、1曲目に私の好きな“LOVE YOUR SPELL IS EVERYWHERE”を持ってきている。
ところが、音楽的にはすばらしいのだが、オーディオ的には、“うん???”という低域を持ち上げすぎたバランス、低音の出ないモニターでミキシングしたか、それとも、ミニコンポ用に音を作ったか、不思議な録音。そこを意識しながら、チェックする。
4.MILES DAVIS/TUTU①TUTU/WARNER/1986
晩年のマイルスが1986年、何か新しいことをやろうと燃えて取組み、CBSからワーナーに移籍、アートディレクターの故石岡瑛子(1938~2012)にジャケットデザインを依頼、グラミー賞音楽賞、デザイン部門賞を獲得した1枚。
このジャケット、モノクロのマイルスのアップだけ。アルバム名も“MILES”の文字もなし。この発想がすごい。
このCD、とにかく、アタマの一発”ダンッ”がカッコよく決まるかどうか、ここにかかっている。ただ、オーディオ的にはとてもハードルが高く、気持ちよく鳴らすのは難しい。
一発目のキメと、マイルスの格調高いソロがたまらない魅力のCDだが、オーディオ的には“きれいに鳴って・・・”のシステムでは鳴らない。ボリュームを上げて、爆発する感じを出したい。
5.MICHEL CAMILO &TOMATITO/SPAIN②Spain/Verve/1999
Spainは、チック・コリア作。
このトラック、普通のジャズギターとは違うTOMATITOのスパニッシュギターを楽しむ。
とかく、Duo作品はつまらない演奏になりがちだが、Duoゆえの緊張感と楽器が少ないがゆえのアタックの切れ味を感じさせる録音となっているところをチェック。
6.ALF KJELLMAN/JUNE 1999①IT’S BEEN SO LONG/REFLECT/2007
気持ちのいいテナーの後ろで、bなど低音楽器が鳴っている。
この低音が、しっかり鳴っているのが分かるか&気持ちの良いテナーを邪魔しない鳴り方をするか、に注目して聴く。
私の音源での印象
ソース コメント
1.J・ロドウィック 38,30とも〇、0:20のbは、30㎝の方が私の好みの音◎
2.BLUE ette(59) 38の方が全般に好みの音◎
3.BLUE ette(93) 38,30とも違和感のある低音にはならなかった(逆に不思議)
4.MILES もっとエネルギー感が欲しい。ドライバーもおとなしいかも?
5.Spain 38,30とも〇
6.ALF KJELLMAN 38,30ともテナーは◎、低音楽器はもっと鳴ってもよいのでは?
こういうシステムをキットで販売されたこと、大変な英断だと思います。
また、今回聴かせていただいたシステム、ここまで追い込むのに大変な苦労があったものと推察します。
今までの、Zさんのキットと違い、ユニットに何を使うか、ダクトのチューニングを何Hzにするか、ネットワークをどうするかetc・・・いろいろ自由度がある分、従来からクラフトオーディオで遊んでいる者としては、興味があります。
転勤で2ウェイホーンスピーカーを手放してから30年が経過してしまいましたが、もう一度やってみたいと考え始めています。