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試聴会 お客様投稿レビュー
スゴイの一言!!!
【Z800-FW168HR、Z702-Modena、Z703-FF125WK】
Z703-FF125WK VS B&W805 D3 ブラインドテスト
10曲聴いて好きな方という採点では5対5のドローでした。
私の耳では甲乙つけ難い戦いでした。
B&W805 D3というハイエンドスピーカーと比べて
Z703-FF125WKが定価5万円の自作キット(しかもMDFの試作品)が遜色ないほどの音を出せることに驚愕しました。
Z703-FF125WKの完成が待ち遠しい
【Z800-FW168HR、Z702-Modena、Z703-FF125WK】
音工房Z様の試聴会
今回はZ800-FW168HRとZ700-Modenaが終売になるとのことで聴き納めという意味合いで参加いたしました。
特にZ800-FW168HRはオーディオから離れていた私をこの世界に引き戻してくれた思い出の商品なので特に思い入れがあるスピーカーです。
といっても私が購入したのは10年以上前の初期モデルですが。
そこから幾度のバージョンアップされても本質は変わらず相変わらず聴き馴染んだ最上の音色でした。
それよりも驚いたのはZ703-FF125WKという全く予備知識のなかったスピーカーが鎮座しておりいきなりB&W 805D3とどちらの音色が好みかというブラインドテストが始まりましたことです。
フルレンジ一発のBHBSタイプのスピーカーと2WAYのバスレスポート型スピーカーでは音色の違いは明らかでした。
805D3は上品にまとまった優雅な音色なのですが細かいニュアンスが聴き分けられない感じ(音工房Z様のZ1-LivornoSが似た雰囲気)でしたがFF125WKはメーカーではバスレフ専用ユニットと謳っているようなのですがポートから発せられる低音は豊かでメリハリがあり中高音はフルレンジならではのはつらつとした音色を奏でとても好印象でした。
試聴会が終わってからFF125WKの音色はとても良かったのですがボックスが振動に負けて鳴っているのが気になってとスタッフの青木様にお伝えしたところなんとボックスがまだ試作段階でMDFの各所がねじで止まっているだけでボンドでの接着が全くされてない状態なんで…と言われ腑に落ちました。
この音色ベースでしっかりとした箱が出来ればスピーカーユニットが7000円/本であることを考えるとかなり楽しみな商品になるのでないかと感じました。
また【Z】スーパーツィーターキットが上部にセットされてましたがFF125WK自体が高音までしっかり表現されていたのであまり必要性は感じませんでした。
この先の楽しみがまた増えたように思います。
Z703-FF125WKが仕上がった頃にまた聴きに伺います。
ありがとうございました。
追伸Z700-Modenaは単体で聴くにはとてもお値打ちなのですが今回の3台のスピーカーと同列で比較するのはちょっとかわいそうな気がしました。
またまた凄いリトルジャイアントが誕生しました
【Z701-Siena】
11月24日のZ701-Sienaの試聴会に参加しました。
会場には4種類のスピーカーがございましたが…文書起こしはせずで、写真をご確認下さいませ。
最近実家に戻る事が多くなり…12畳で気兼ねなく鳴らす為のスピーカーを探しておりまして…2番のバーチ版スーパーツイーター付)を既に申込致しました。その同じ条件の2番と、都内に有るZ701-OMMF4に今後付けたいサブウーハーに興味があり4番、の2つに集中して試聴致しました。
大山様の準備された音源でも、先に持参音源を披露された先輩方のクラッシック、男性ボーカル(角松敏生)、女性ボーカル(ダイアナクラール?クラーク?)とても素晴らしい再現をしていました。
自分の嗜好するビッグバンド物の音源は果たしてどうなることかと…。
今回のスピーカーはフラットな特性との事で、いつもの意地悪的なバリトンサックスの発音を特に意識する音源は外しまして、楽器の分離再現を確認しましたが、分離はしっかり出来ておりました。実家で聴く音量に近づけましたが、あと少しボリュームを上げようとしましたが大山様の視線を感じて無理は致しませんでした。中低音の再現も予想以上にしっかり出来ておりそこはこのサイズでと驚いてしまいました。当方の目的にまさに合うスピーカーでございました(買って良かったと強く思いました)。
(今回テスト用の音源は吉田治さんのビッグバンドBATTLEJAZZBIGBAND,ボブミンツァービッグバンドのSPECTRUM,村田陽一ソリッドブラスのDOUBLE EDGE)
こちらはサブウーハーを併用しなくともかなり満足出来る中低音と感じました。
最近当方の所有するZ701-OMMF4の中低音が満足出来なくなり卒業させて、4番のスピーカーセットの昇格を期待致しましたが、今回のセッティングはサブウーハー仕様なので、その周波数帯域が音源になければ特にボリュームをあげたとて何ら変化も感じられない訳でございますが…当方の音源にも該当周波数がある物もあったようで面白いと言えば面白い体験をする事も出来ました。
このZ506-Livornosub2かなりのポテンシャルで可能性が期待出来そうです。
Z701-OMMF4は卒業させずにLivornosub2をマルチウェイでの利用目的で次回の購入候補に検討したいものと強く感じました。
Z701-Siena完成おめでとうございます。
キットは未完の大器と思います。
【Z701-Siena】(2回目)
今回はZ701-Siena試聴会2回目に参加してきました。Sienaシリーズはついに4回目となります。前回はキットエンクロージャーにおけるフルレンジ(スーパーツイーター無し)Sienaの素の実力を味わいましたが、今回はスーパーツィーターの有無の音の違いをメインに試聴してまいりました。また、前回はパスしたZ600-Cannonball100+Z-Sienaも他の方の試聴時に確認させて頂きました。なお、今回のレビューはかなり主観が入っていますので、あくまで一個人の感想とお考え下さい。
前回はキットのユニットが「まだエージングが十分でないのか完成品に比べ低域から中域にかけて癖が感じられ、良く云えば元気な音ですが余分な音が乗っているような感じがして、完成品の様なクリアーさが今一出ていないと思いました。なんか余分な音が付加されたように感じてしまいます。」と書きましたが今回はエージングが進んだようで癖はほぼ感じられないレベルになっていました。これで完成品との違いもより明確になりました。やはり違いは結構ありました。
音質的には中低域の鳴り方の違いは前回感じたように、キットの方が多く出ているように感じたため元気な印象ですが、完成品のフラットな鳴り方の方がスッキリしていて私の好みです。
この原因が構造の違い、容積の差、板厚の差、ポート形状の違いの何れなのか、それとも総合的になのかは分かりませんが、25日のメルマガの「Z701-Sienaキット版 グレードアップ」に記載の「第2ダクト調整」で書かれているように、ダクトを延長すると低域が伸び中低域がスッキリするならばはやってみる価値は高いと思います。
もう1点の違う点は音場で、完成品の方がスケールが大きく音離れが良く、Cannonball程ではありませんが点音源の立体感が良く出ていてスーパースワン的な鳴り方に感じられました。キットの方はZ1-Livornoキットに似た感じで奥行き感は今一足りない感じがしました。オプションで完成品の様な集成材バッフルを用意していただけたら立体感のある音が期待できるのですが、バスレフポートは樹脂で構いませんので大山さんいかがですか?
さて、スーパーツィーターの有無での音の違いですが前回までのレビューでは私にはあまり分からないといった感想で避けてきましたが、今回は個人試聴時間はこの点に集中して試聴しました。時間が短めのためソースはEAGLESのアルバムhell freezes overからhotel california (ライブ版)、音工房Z定番の試聴曲です。スーパーツイーター有から外してもらうと奥行き感の差があることが分かります。今回は標準コンデンサーは0.68μFとなり最初の頃の0.47μFよりクロスが下がってスーパーツイーターの被る帯域が広がったことが効いているのだと思います。前回は確か0.56μFでしたがあまり分かりませんでしたので、0.68μFより大きなコンデンサーの方が効果は分かり易いと思います。
このシステムを聴く以前はスーパーツイーターを追加すると音(音質)に変化があるものと期待していたのかもしれません。確かに今まで聴いてきたシステムでは変化ははっきりと感じられました。今回は音(音質)の変化は極めて少なかったのですが、奥行き感や音の繊細さが増すことが分かります。音(音質)が非常に似ているため付加しても変化に気付き難いのだと思います。市販のスーパーツイーターは1. 0μFぐらいが多いかと思いますが、あまりスーパーツイーターの音が聴こえるのも如何なものかと思ってしまいました。ま、コンデンサーの銘柄でも音が変わりますので買われた方はお試しあれですね。
以上で4回にわたるSiena試聴会は制覇しました。最後に私の纏めを書きたいと思います。
20万円の予算があるなら迷わず完成品をお勧めします。メルマガにもう1回生産予定の旨記載がされていますが、ユニットの7割ぐらいが売れてしまったとのこと次がもしかすると最後のチャンスかもしれません。
キットは未完の大器と思います。完成品とは音の傾向が多少違います。しかし、曲によってはキットの方が合う場合もありますし、工夫次第で完成品に肉薄させることも可能と思います。バーチとMDFの比較は私ならバーチを選びます。理由は完成品に近い音と外観です。MDFは完成品とは違う路線で行く方が賢明と思います。MDFを選ぶ理由を見つけるとしたらコスパに尽きると思います。色々言ってきましたが高いレベルでの比較で、MDFキットのSienaの音が悪いと云うわけではありませんのでご安心ください。(因みに世の中のエンクロージャーキットの大半はMDFですから!)
スーパーツイーターは予算があれば買った方が楽しめますが、迷われているなら後からでもいいと思います。ハイレゾやオーケストラなどは効果が大きいですが、ニアフィールドでの使用、古い音源やボーカル中心、小編成JAZZなどは無くても不足は感じないと思います。
オマケ的になりましたがCannonballについて書きます。
Cannonballについてはあまり触れてきませんでしたが、決してCannonballとSienaユニットの相性が良くないと感じたからではありません。Cannonball+SienaはZ-Sienaとは全く違う魅力的な音を出します。澄み切ったクリアーな音はハイエンドスピーカーとも戦える能力があると思います。高域だけならこれが1番かもしれません。しかし、低域が不足しているため量感が表現しきれていないように感じてしまいます。低音を諦めたフルレンジスピーカーとして聴くならこのままでもいいかと思いますが、音工房Zのスピーカーにはやはり低音を期待してしまいます。
Cannonballは容積が4Lしかないシングルバスレフの上、点音源のためバッフル効果は得難い構造です。対してZ701-Sienaが7.7L、Z1000-Sienaが9.6Lと2~2.5倍の容積の違いがあり、更にBHBS(ダブルバスレフ)のため低域の量&質が全く違います。Cannonballの容積がせめて今の倍ぐらいあればサブウーファー無しでも低音に不満は出なかったかもしれません。
以上の理由でCannonballにはサブウーファーは必須ですが、低域があまり出ないためクロスポイントが高目となります。そうすると本来フルレンジスピーカーがカバーすべき低域の一部をサブウーファーが受け持たなければならなくなります。その場合フルレンジとサブウーファーの音質が似かよっていないと繋がりが気になります。また、今回の組み合わせシステムはデジタルチャンネルデバイダーではないため低域をシーャプに切ることができず、サブウーファーがフルレンジの帯域に大目に被ってきます。残念ながら今回のZ506-Livornosub2との組み合わせは相性が必ずしも良好とは思えなかったのです。Z1-LivornoとZ506-Livornosub2の試聴会の時はサブウーファーを追加した違和感は皆無でしたので相性の問題と思われます。Cannonball+Sienaの音に合うサブウーファーを探す、Cannonballの容積を大きくする、デジタルチャンネルデバイダーを使うなどやれることは多々ありますので、Cannonball200?に期待します。
大山さん2回(計4回)にわたる試聴会お疲れさまでした。同じユニットでエンクロージャーの違いによる聴き比べはなかなか無い機会大変ありがとうございました。来年はどんなスピーカーが出てくるか楽しみにしております。
唯一無二の心奪われる音色のスピーカー
【Z701-Siena】
11月24日(日)14:00~の試聴会に参加いたしました。
Z1000-Siena (完成品)とZ701-Siena (キット)の音の印象の違いはZ1000-Siena(完成品)は中高音の繊細な音の解像力や透明感が優れている。クラッシク音源の弱音部再現性等が高いと感じました。キットのZ701-Siena(MDF版)はBHBFらしい、勢いよく飛び出しれ来る音色で元気の良い印象でした裏を返せばエンクロージャーの共振が強いとも言えます。Z701-Siena(バーチべニア版)はその中間的な感じでした。
Z1000-Siena (完成品)は音工房Zの技術の全てを投入した最高の音と最高のデザインを兼ね備えた商品で尚かつ大山さんがチューニングをして仕上げたスピーカーであり、他のメーカーのコンパクトスピーカーには無い個性的な音色が魅力的なスピーカーだと思います。既存有名メーカーのスピーカーに満足できない、又は飽きた人向けのマニアックな商品だと私は思います。 片やZ701-Siena (キット)の方は、音も見た目も完成品には及びませんが、リーズブルな価格で購入でき自分で工夫しながらデザインや音作りを育て苦労して完成させる楽しみがあります。又、Siena 以外のスピーカーを取付けて音の違いを楽しむことも可能です。大人のホビーとして夢のある楽しさ満載の商品だと思います。私もキット派のホビー好きの一人です。
私が今回の試聴会に参加した目的はZ600-CannonbollのユーザーとしてZ-Sienaを取付けたZ600-Cannonbollがどんな音色を奏でるのかを確認するためでした。現在私はZ600-Cannonbollに10㎝のマークオーディオMAOP7を取付けています。又自作のサブウーファーも一緒に使って鳴らして楽しんでいます。MAOP7は柔らかい音色で決して悪いユニットではありませんが少し中高音のキレや明瞭感が物足りない気がします。甘い音色が良くもありますが曲によってはノリの悪い印象です。無いものねだりなのは十分わかっているのですが、もう少し改善できればと、あがいているわけです。中高音のキレだけならむしろZ-601v2に取付けて使用している8㎝のMAOP5の方が上だと私は感じます。今回試聴したZ600-Cannonboll+Z-Siena+スーパーツイーター+Z506-Livornosub2の印象は、余裕を感じる重低音に透明感がある中高音が上手くブレンドされたリラックスして聴けるラグジュアリーな音色が印象的でした。 サブウーファーと上手くマッチしたペアリングだと感じました。
透明感のあるリアルな音色でした
【Z701-Siena】
11月24日音工房Z様の試聴会に参加いたしました。
試聴室に入るとZ1000-SienaとZ701(ホワイトバーチとMDF)Z600-Cannonball100 4種類のボックスに限定ユニットZ-Sienaが納まってました。
初めて見るそのユニットはまず見た目が良くそそられました。
試聴が始まった瞬間見た目以上にその音色の透明感と音像のリアルさにびっくりしました。
重低音を求める曲には合わないのかもしれませんが試聴で掛けられた曲や他の参加者が持ってこられた曲を聴く限りそんなの関係ないくらい音楽に没頭出来ました。
自分の番になったときにスーパーツイーターを外してZ-Siena単体での音色を確認したのですが高音に関してはフルレンジ1本で充分に思いましたがスーパーツイーターが入ったほうが余韻と中低音のふくらみが出て全体がスケールアップするように感じました。
ボックスに関してはやはりZ1000がダントツに完成度が高く、Z701シリーズとの聴き比べは一聴で判別できましたがホワイトバーチとMDFの違いは瞬時に切れ換えるとわかりますがブラインドテストでは判別できない程度の差でした。
見た目はZ600-Cannonballが好みでしたが単体ではやはり私の聴くジャンルでは厳しくサブウーハーを付けると位相のズレが気になりなかなかセッティングが難しそうに感じました。
それにしてもこの限定品のユニットは定番商品にしないともったいないくらいにずっと聴いていたい音色でした。
終のスピーカーに出会ったかも。。
【Z701-Siena】
2度目の試聴です。スピーカーユニットはもちろんですが、箱そのものもかなり繊細な表現力を持っているのでしょう。材質の違う同じ箱2種を聴き比べても明らかに違いがわかる。どちらが良いではなく、どちらも良いんだけど音源によってどちらの方がいい!がかなりはっきりしているんです。試聴会への参加をお勧めします。今回はついで?に聞かせていただいたキャノンボールにも感服しました。ホームシアター用に購入する事を決定しました!今後も期待しております。
贅沢な楽しさ
【Z701-Siena】
11月24日、視聴会に参加してきました。同じユニットを四つのエンクロージャーで比較視聴するという、マニアックなものでした。完成品、キットのホワイトバーチ版、MDF版、キャノンボールにスーパーウーファーの4種類。個人的には、ホワイトバーチ版を発注済みなので、キャノンボール以外の3種類の比較に集中しました。同じユニットでありながら3種類微妙に異なるのです。完成品は全体に上品な響き。バーチ版は落ち着いた響き。MDF版は元気な響きに聴きとりました。持参したCDは、マーラーの交響曲第1番。ワルター指揮、コロンビア交響楽団による演奏です。待ち時間は7分。第一楽章の冒頭から、主題の提示くらいまでの時間でした。序奏の弱音に耳を傾けました。完成品で描く世界は素晴らしい。オーケストラの奥行きを感じさせます。バーチ版も大健闘。もしかしてブラインドだと切り替えを気付かないかもしれません。MDF版は、高域の勢いは一番。ポップス系には強そうです。なお、他の方がキャノンボールを試聴されてるとき気づいたのですが、響きの広がり方がフルレンジ一発とは音場感がかなり違いました。スーパーウーファーの威力かと思います。しかし、スペースに恵まれない私は設置は不可能。入荷待ちのバーチ版、聴き応えありで、飼い慣らせば、完成品に大きく当たるものではないことを確信した次第です。
キットの成長に期待します。
【Z701-Siena】(1回目)
今回はZ701-Siena試聴会1回目に参加してきました。Z1000-Sienaに2回伺っていますので、Siena系としては3回目となります。Z1-Livrono系、Bergamo系に次いで多い回数です。Z1-Livronoは他の機種の試聴会でも比較用に登場することが多く一番多く聴いた機種です。最初の頃この機種は音が平面的(奥行き感が希薄)でBHBSの機種と比べ音に色気が感じられず、原音忠実再生を目指していない私には向かないと思っていました。しかし、聴く度にドンドン音が良くなりました(特にキットの方)。エージングが効いたのでしょうか音の繋がりが良くなりBHBSほどではありませんが奥行き感が出てきました。Z1-LivornoS(V2)は完成の域に達していると思います。キット派の私は迷いましたがBergamoの方を購入したため、残念ながらZ1-Livornoは持っていません。
今回も前置きが長くなりましたのでそろそろ本題に入ります。多くの方がメールマガジンもお読みになられていると思いますので、時短のため重複する内容は以下を参照ください。
メールマガジン
【Z】スピーカーと楽器の板厚の違いによる音への影響
2024/11/16 土曜日 02:36
【Z】Z701-SienaとZ601-Modenaの違いについて
2024/11/13 水曜日 19:10
【Z】試聴会&Z600-Cannonball100+Z-Sienaについて
2024/11/09 土曜日 19:13
※但し、大山さんと意見の異なる部分は都度記載させて頂きます。
Z701-Sienaも2回視聴会があるので、今回は素のSienaの比較に専念するため、個人試聴時は早々にスーパーツィーターは外してもらいました。次回2回目で再度スーパーツィーターの有無の音の差は確認予定です。因みに、大山さんはスーパーツィーターの効果は大とのことで、オプションを1つ選ぶならバーチよりスーパーツィーターの方が音には効果的との見解ですが、高域があまり聞こえない駄耳の私は見た目重視でバーチがお勧めです。オーディオは部屋の一部、やはり外観は重要だと思います。美しいスピーカーはいい音がしそうなオーラが漂います、多分。迷われたら両方ポチッた方が後悔がないかも、ユニットの半分は捌けたそうで限定品ですので売り切れたらお終いですよ。
試聴機の並びは左から
(1)Z1000-Siena (完成品)
(2)Z701-Siena (ホワイトバーチキット)
(3)Z701-Siena (MDFキット)
(4)Z600-Cannonball100 +Z-Siena
と案内とは逆順でした。まずはスーパーツィーター有でデモと試聴曲(EAGLESのアルバムhell freezes overからhotel california (ライブ版)と image 2 からオーケストラものシンドラーのリスト)を聴いた後は、(1)~(3)をスーパーツィーター無しで繰り返し試聴しました。(4)は確かに点音源のクリアーな音は魅力的ですが今回の意図から外れることと、サブウーファーとの繋がりが気になるため除外させて頂きました。
完成品とキットは外観もさることながら、内容的にも結構違います。購入ページに比較表が有ります。同形式のエンクロージャーとはいえサイズ、内部構造、板厚が違いますので別物と云った方がいいのではと思います。実際、音ははっきり違いが感じられます。キットの方のユニットはまだエージングが十分でないのか完成品に比べ低域から中域にかけて癖が感じられ、良く云えば元気な音ですが余分な音が乗っているような感じがして、完成品の様なクリアーさが今一出ていないと思いました。エージングが進めば差は縮まると思いますが、第2ダクトも違いますので好みにチューニングをする価値はありそうです。キットの第2ダクトはカットすることで、バスレフダクトの共振周波数を変化させられます。ブログの「ダブルバスレフの動作を容積可変式BOX&可変ポートで検証」を参照されることをお勧めします。こちらを読めばわかりますが、第2ダクトの方が変化量が大きいそうですし完成後でも、接着するまではいじれます。また、詰め物をするのもアリとのことでした。
さて、比較試聴の感想ですが、完成品の音はおとなしく聴こえますが、クリア-で余分な音がしないためそう聴こえるようです。40Hz以上はきちんと出ておりピーク、ディップが少なく各楽器が埋もれずに綺麗に聴こえます。ボーカルは勿論オーケストラも十分楽しめます。これはBHBSと点音源を考慮したバッフル形状が、奥行き感と音離れの良さ、音の広がりを醸し出しているためと思われます。唯一の注意点は対入力は高くないので、調子に乗ってオーケストラをかけるとユニットの限界を超えてしまうことです。ガンガン鳴らすのではなく、適度な音量で聴くには疲れず飽きの来ない心地よい音色です。口径からは意外なほどの十分な低域をベースに、充実した中域が音に厚みを加え、伸びやかで美しい高域がスッキリとした音に雰囲気をプラスしてくれています。変な言い方ですが音工房ZのBHBSスピーカーとしては今まで聴いた中で一番癖のないスピーカーです。
次にキットの2機種の方ですが、MDFとバーチの素材の違い以外は同じです。今回瞬時切り替えでしたので違いが分かりましたが、ブラインドテストでしたら何問当てられるか自信は有りません。強いて云えば、MDFの方が柔らかい音がします。対してバーチは締まった音がします。しかし、差は少なく好みや曲によっても評価は変わるレベルです。予算と外観で選ばれてもかまわないと思います。(両方買われる方はあまりいらっしゃらないと思いますので、個人では比較する機会はないと思います。)
完成品との比較ですが、高域の音質はほとんど差は無く、違いは中低域にあると感じました。先に書きました通りなんか余分な音が付加されたように感じてしまいました。大山さんも完成品の音とキットの音はある程度変えるとおっしゃられていましたので差があって当然なのですが、もし自分がキットを買ったら完成品に近づけたいと思うはずです。(Z601-OMMF5バーチ版を持っているので、1月にSienaのユニットが来たらスリットダクトを塞いでパイプダクトに改造しようかななどと計画しています。)私はこのユニットの肝はバランスだと思います。完成品がベストのバランスとすると、キットの方はベターの状態なのではないかと考えています。
もう1点大きな違いは音離れが完成品に比べて弱めに感じました。このためかスケール感が一回り小さく感じられ、奥行き感も浅めになります。これはフロントバッフルの形状の違いが原因と睨んでいます。Z601-Modena のスリットダクトと違い Z701-Siena はパイプダクトですので、大山さんには怒られそうですが思い切ってフロントバッフルを立体形状に改造するのも面白いと思います。
以上がSienaの素の感想ですが言葉で伝えきれたかが心配です。今まで聴いてきた音工房ZのBHBSは良くも悪くも低音のド迫力が特徴ですが、Sienaは超低音は欲張らない代わりに40Hz以上で最高のパフォーマンスを目指したスピーカーだと思います。一言で云うと全ての帯域でバランスが良く癖は皆無なのですがモニター的な音では無く、艶のある魅力的な音でリラックスして聴ける最高のリスニングスピーカーです。この大きさで40Hz迄低音は出て、充実した中域、スーパーツイーター無しでも不満のない高音と隙が見当たりません。決して飛び抜けた部分は有りませんが何時までも聴いていたい音です。
最後にキットの応援を書きます。今まで読ん頂いた方は完成品に比べキットは今一かなと感じてしまうかもしれませんが、価格が3倍違うことを考えるとキットの存在意義は大いに有ります。私は全てをカバーできるスピーカーには出会ったことがありません。どんなスピーカーでも必ず得手不得手は有ると考えています。同じ金額で特徴の違うスピーカーが3個買えるとしたら楽しくないですか。安価?な自作でハイエンドスピーカーを手に入れると云う音工房Zの初心を応援します。
Z701Siena 8cmの小型箱とは思えない音でした
【Z701-Siena】
キットの音は鳴りが元気で低音も出ていて、好ましい音でした。8㎝とは思えぬ低音に驚きました。完成品の音はバランスが良く、キット品に比べると上品で穏やかな感じ。しかし低音はむしろ完成品方が出ていたと思います。完成品とキット品では全面バッフルの厚さや全体の剛性感の違いが見てとれるので、音が違うように思えるのですが、ご指摘のようにブラインドテストしないと素人にはわからない気がします。8㎝でも低音がここまで出れば、あえて10㎝/13㎝を採用する必要は無いと思いました。BHBSよりはむしろダブルバスレフに近い構造とお聞きしましたが、BHの抜けの良さが感じられました。バスレフは低音は出ているが、何か音が詰まったような閉塞感があるように感じられます。個人的にはBHの開放的な音が好みですが、時としてボンボン鳴る荒っぽさもあります。そこがBHBSの良いとこどりだと理解してました。