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試聴会 お客様投稿レビュー

Z701Siena 8cmの小型箱とは思えない音でした

2024年11月20日

【Z701-Siena】

キットの音は鳴りが元気で低音も出ていて、好ましい音でした。8㎝とは思えぬ低音に驚きました。完成品の音はバランスが良く、キット品に比べると上品で穏やかな感じ。しかし低音はむしろ完成品方が出ていたと思います。完成品とキット品では全面バッフルの厚さや全体の剛性感の違いが見てとれるので、音が違うように思えるのですが、ご指摘のようにブラインドテストしないと素人にはわからない気がします。8㎝でも低音がここまで出れば、あえて10㎝/13㎝を採用する必要は無いと思いました。BHBSよりはむしろダブルバスレフに近い構造とお聞きしましたが、BHの抜けの良さが感じられました。バスレフは低音は出ているが、何か音が詰まったような閉塞感があるように感じられます。個人的にはBHの開放的な音が好みですが、時としてボンボン鳴る荒っぽさもあります。そこがBHBSの良いとこどりだと理解してました。

寺田勇紀

一聴して静寂感と透明感が別格

2024年11月18日

【Z1000-Siena/Z701-Siena】

10月19日と11月13日の試聴会に参加させていただきありがとうございました。

初回はスーパーTWの容量を0.47μFでクラシックをメインに試聴しました。

一聴して静寂感と透明感が別格でした。フルレンジSPでここまでのパフォーマンスを

示すのに出会うのは初めてでした。特にペールギュント組曲の「山の魔王の宮殿」で

はクライマックスでも混濁せずオケの各パートが目に見えるかの如くくっきりと描き分

けられているのが印象的でした。

2日目はスーパーTWの容量を0.68μFに増量されていました。小生にはZ1000の静寂感が

減じた様に感じました。

Z1000とZ701キットの差は僅かですが、自分で瞬時切り換えしながら聴くと、Z701キット

はZ1000に比べ低域が元気で豊かに聴こえ、人によってはこちらの方が好みとなるかもし

れません。しかし、僅かに中高域に響きが乗りZ1000の静寂感と透明感を味わった後では

、それがTWと相まって煩わらしく聴こえました。

パーチとMDFの差は更に小さいのですが、MDFの方が響きの帯域がより広がっている様で

した。

Z600-Cannonball100版+Z506は、Z506のみハイカットでSienaはスルーで接続されていま

したが、超低域再生の試聴ソースの大音量再生ではさすがにSienaには無理で、ローカッ

トしたくなります。しかし、Z600-Cannonball100に入ったSienaの静寂感と透明感は一層

顕著で、定位、空間の再現性に圧倒されました。特に音が消え入る消え際の生命力と美

しさが格別で、それが演奏表現に生々しさを与えていました。

Z600-Cannonball100を購入した人には是非Sienaスピーカー単体を販売して欲しいと思

います。

IT

8cmスピーカーの魔術師

2024年11月18日

【Z701-Siena】

前回のZ1000-Sienaの試聴会に続き今回のZ701-Sienaのキットと製品版の聴き比べに参加させて頂きました。Z1000の製品版の仕上げの美しさと出てくる音の素晴らしさは8cm級のシステムでは他の追従を退ける存在だと思います。音ではなく音楽を聴かせてくれる製品に仕上がっていると感じました。音の評価としてはさすがに大音量のオーケストラは音が歪んで聞こえましたがそうゆう音楽は大型のシステムにお任せですね。程よい音量で有れば十分に力を発揮してくれました。デモで聞きましたホテルカリフォルニアではギター、ベース、ドラムス、パーカッション、そしてボーカルに至るまで各楽器の輪郭がはっきりと伝わり音離れの良さが伝わります。対して女性ボーカルなどは艶やかさが有り聞き入ってしまいます。製品版とキットの聴き比べですが製品版Z1000-Sienaはユニットのエージングが済んで聴きやすく感じました。キット版のZ701-SienaのホワイトバーチキットとMDF版のキットは両者ともよくできており製品版に引けを取らない存在でした。ホワイトバーチ版の方がしっとりと落ち着いた感じがしてMDF版の方が明るい感じがしました。両者ともエージングが進めば製品版に近づくだろうと思います。

CV1040林修

思っていたよりも音の違いを感じました

2024年11月15日

【Z701-Siena】

同じZ-SienaユニットをZ1000、Z701ホワイトバーチ版、同MDF版、Z600-Cannonballと4つの箱で聞き比べるという贅沢な試聴会に参加してきました。

現在自宅ではZ-Bergamoを入れたZ600を密閉にし、サブウーファーと合わせて音楽を楽しんでいます。クリアで奥行きのある3D的な音場がお気に入りで、Z-Sienaだと更に気持ち良い音になるのではと期待して、この組み合わせで聴けるのを一番楽しみして伺いました。

Z701-SienaはZ1-Livornoの幅を2/3にしたくらい(Z1000はもう少し大きい)のサイズのはずですが、現物を見るとずっと小さく見えます。デモではいずれもサイズに見合わない朗々とした鳴りっぷりでした。低音もキレが良く量も8センチクラスとは思えないくらい出ていますが、沈み込むような深さまではありません。Chantのバスドラが軽いです。個人的にはサブウーファー必須ですね。またデモでは少しボリュームを上げすぎだったのかオーケストラの音が団子に聞こえることがありました。

デモの後は4種類のスピーカーをじっくり試聴しました。同じユニットにもかかわらずそれぞれにだいぶ違って聞こえます。Z1000はさすがに製品版らしくきりっとまとまっていて、銀コートケーブルの華やかな高音と奥行き感が印象的でした。Z701ホワイトバーチ版に切り替えると透明感が少し薄れ大人しい音になったので、内部配線と面取りされたバッフル(と重さ)の違いが出ているものと思われます。ただ個人的にはZ1000の高音はシャリシャリしすぎで、Z701のほうが落ち着いて聞けました。MDF版はホワイトバーチ版より更に暖かい音で始めはこれが一番聞きやすいと感じましたが、よく聞き比べるとキレキレ感が減っているようにも感じました。ホワイトバーチ版とMDF版は材質以外全く同じとのことで、少し箱が鳴っているのですかね?

ホワイトバーチ版(予約注文済み)にバッフル加工やケーブル交換等を施せば(見た目以外は)Z1000にかなり迫れそうに感じられました。改造計画を練りながらキットの到着を待ちたいと思います。

私的本命のZ600-Cannonballだけは容積の関係で低音が十分に出ないためサブウーファーとセットでの試聴でした。よって単純に比較はできませんが、Z1000以上に奥行きの感じられる音が出ており、改めて点音源化の効果が確認できました。自宅で聴くのが待ち遠しいです。

カレーの王子様

音楽が楽しくなる「音」だったと私は感じました

2024年11月14日

【Z701-Siena】

私は初期のころのFW168HR のキットを2つ購入させて頂き、ネットワークを変えて楽しんでいました

それからは先日アマゾンでサブウーファーを購入し作成しました。

今も、FW168HRはメインのスピーカーとして使わせて頂いています。

本当に素晴らしいスピーカーだと思います。

そして、今日の視聴会の感想を書いてみたいと思います。

今回はFW168HRを持っている私ですが、フルレンジでのスピーカーの音の表現にも興味があり、高級機種のスピーカーのキットであるという事で興味があり、試聴会に参加して、直接その音を聞いてみたいと思いました。

音工房Zさんではもう少し、安いスピーカーのキットもとても手ごろで、きっとコスパの良い音に違いないと思いつつも、家に置けるスピーカーには数に限りがあるため、今回はフルレンジとしてはハイエンドという事もあり、興味を持ちました。

今回の試聴では、Z1000とZ700の違いを知ることが出来て、試聴会に参加して良かったと思います。

個人的な意見ですが、面取り加工による音場の広がり方がこんなに違うものかと感じました。試聴会では、キャノンボールに入れたSienaも聞かせてもらいましたが、やはり点音源に近いという事は音楽の表現に差が出来るという事が実感できました。その音が好きか嫌いかは本当に個人の好みの問題だと思いますが、音工房さんのスピーカーの購入を迷っている方は是非試聴してみると良いと思いました。

Z1000の仕上がりは、大山様が仰っているようにいつまでも聞いていたくなる「音」であり、音楽が楽しくなる「音」だったと私は感じました。

I

素晴らしい音でした!解像度がハンパなく良いです。

2024年11月14日

【Z701-Siena】

本日は、Z701-Siena視聴会に参加させていただきましてありがとうございました。

結論から申し上げますと、素晴らしい音に感動いたしました。

解像度がハンパなく良く、特に女性ボーカルの定位や浮き上がり立体感がすばらしく感じました。

早速、購入しようと思います。

視聴中、①完成品 ②ホワイトパーチ ③MDFの3種類を聴き比べさせていただきました。

私の中では①の完成品が一番解像度が良く、エッジの効いたとてもクリアな音に聞こえました。

いっぽう、②ホワイトパーチと③はほど近く、ややまろやかな優しい音に聞こえました。

いずれにしても、良い、悪いと言う比較ではなく、どれも素晴らしい音の中での好みの違いのような気がいたしました。

私はZ1-LivornoSを所有しておりまして、普段から満足しながら音楽を聴いております。

今回、ご厚意にて、Z1-LivornoSでの視聴もさせていただきましたが、やはりZ701-Sienaの解像度がひときわすばらしいことを確認することが出来ました。

早く製品が届いて、自宅の環境で、Z1-Serinaの解像度を感じるのがとても楽しみです。

本日は、貴重な体験をありがとうございました。

Pathfinder

文句ないすげらしい音

2024年11月14日

【Z701-Siena】

ツァラトゥストラはかく語りきの序奏を聴いたが低音部も何も楽符どおりに鳴っていたと思う。箱林バーチ材とMDFの違いはないようなあるような面取有無や外観の差かープロ製作の完成品はやはり一寸キャパが音の深みがあるように感じたが。

TAKA

ドジョウ(8cm)を釣りに行ったら、ウナギが釣れました。

2024年10月23日

【Z1000-Siena(2回目)】

10月10日の試聴会に続き、10月17日のZ1000-Siena試聴会2回目に参加してきました。13時からの一番早い回で30分ぐらい早く着きました。始まるまで個人試聴OKとのことで前回の宿題を復習させて頂きました。さらに13時台は参加者は2人でしたので時間内の試聴も通常の倍時間を頂けましたので十分確認できたと思います。音の感想を文字でお伝えするのは難しいですが、前回のレビューと併せてお読み頂ければ更にイメージし易いと思います。前回の内容と異なる部分は今回の方を訂正版とお考え頂ければ幸いです。

宿題に入る前に長くなるのでZ1000-Sienaの私の結論を書きたいと思います。Z601-Modena系で私の持っているのは、2018年マークオーディオOMMF5用バーチキットにOMMF519を入れたZ601-OMMF519(Z701-OMMF519ではありません)です。板厚は12mmですがバーチ材ですのでカンカンと硬い音で強度不足は感じません。このユニットは現在でもCHN519としてレギュラー品で売れているそうです。FS : 106.25HzとSiena(W3-1878)の 75Hzと比べあまり低域を狙ったユニットではありません。それでもダブルマグネットの採用などで低域を増強、前モデルのOMMF5より10Hzぐらい下がったはずです。元々マークオーディオのユニットはシングルバスレフ推奨でBHBS/ダブルバスレフと必ずしも相性が良いとは言えないためか、あるいはOMMF519専用でないためか、このセットは中低域に盛り上がりを感じボヤケ気味の音でバランス的にはチョイ難あり?です。Z1000-Sienaは全く別物で音工房Z大山マジックでグッドバランス、低域は40Hz以下は厳しいですがそれさええ気にならなければスーパーツイーター無しのリアルフルレンジでクリアーで自然、且つ明るく艶やかな音が聴ける最高のブックシェルフスピーカーと思います。但し8cm(MAX25W)大音量には向きませんので、マークオーディオが好きで明るい音が欲しい方にうってつけです。(マークオーディオのウェットな音も捨てがたいですが)

宿題は以下の3点です。

1)スーパーツイーターは必要か?

2)中低域の違和感(バックロードホーン/BHBSのネガな部分)はあるのか?

3)他に欠点はあるのか?

この課題は大山さんが一番気にされていた点でした。前回の私の感想は「無くていいんじゃないと思いました。」でした。正直なところ私には有無が分からなかった(感じられなかった)ということです。私は現在65歳で、けして耳のよい方ではありません。完全音感どころか和音の聞き分けも怪しい老駄耳です。15kHz以上は聞こえないと思います。しかし、過去5年間に参加したした試聴会でスーパーツイーターの有無は分かりました。今回のスーパーツイーターはZ501(V2)ですが、過去はほぼZ502だった気がします。この差が影響している可能性は否定できませんが、再試聴しても今まで程の違いは感じられませんでした。

試聴位置をスピーカーの前ニアフィールドに移動すると違いは分かり易くなりました。また試聴機のコンデンサーは0.56μFでしたが、隣に1.5μFを付けた同じZ501(ウォールナットの限定品)を置いて頂き比べると一聴1.5μFの方はスーパーツイーターの有無は分かりましたが、ここまでやるとやり過ぎで煩いと感じました。音質もZ1000-Sienaのバランスを崩してしまう感じでした。最後の方に大山さんがこれなら分かるでしょうとマライヤキャリーの曲をかけてくれ、さすがにこれは分かりました。

大山さんは付属を1.0μFに変更しようかと迷われていましたが、市販のスーパーツイーターも1.0μFが多いと思います。この場合クロスは20kHzとなりますが、効果は分かるはずと云うことで採用されているようです。但し、高能率のホーンツイーターなどは0.22μF等のずっと小さなコンデンサーが使われますので、個々のツイーターとベースのスピーカーにより最適値は変わってくるので、最終的には好みで選ぶしかないようです。また、部屋の影響も大きいので推奨値を参考に前後を確認してみるのが近道だと思います。

スーパーツイーターを空気感のアップに使う場合などでは、今回の設定がハイレゾ音源などでは効果的だと思います。逆に古い音源やソロボーカルや小編成のjazzなどでは効果は感じ難いと思います。

私個人の感想ですがSiena(W3-1878)とZ501は音色がとても似ていると思います。またZ501の能率が88dB(ショートホーンで+2dB=90dB)であまり高くなくSiena(W3-1878)も88dBとほぼ同じためか、いかにもZ501が鳴っていますという感覚は皆無です。大体、スーパーツイーターを付けると音像が上に引っ張られる感じがしますが、このシステムでは音像の変化は全く感じません。

Z501の開発ストーリー(https://otokoubouz.com/z500/501.html)に「私が目指したスーパーツィーターは20KHz以上の人間の耳に聞こえるか聞こえないか分からない帯域を問題にするのではなく、 8KHz~20KHzあたりのいわゆるうるさい音と言われる帯域より上の高域をホーンで持ち上げることを第1に考え、、4KHz以下の耳につくツィ-ター帯域の音は極力でないようにする。これに尽きます。 」とありますが、Sienaとの組み合わせではこのような変化はあまり大きくありません。

また、④低音のキレがよくなる「超高域が増すと中域から低域の質感が改善することは普通に起こります。これは8KHzから15KHzあたりの可聴域の増加が音全体のバランスを変化させるためで、低音自体は一切変化していなくてもその効果は全帯域に及びます。超高域というたった一つのスパイスがスピーカー全体を引き立たせてくれます。」との部分ですが、経験されたことのない方には分かり難いですが、スーパーツイーターを追加すると超高域だけでなく低域も伸びた(厚みが出た)ように感じます。これはスーパーウーファーなどの様な迫力が増すといった類ではなく、質感が上がった感じで、音工房Zとは別の試聴会でも体感しています。今回はこちらの変化も感じませんでした。Z1000-Sienaは高さがH297mmと低いのに対し、変化のあったスピーカーは高さが2~3倍あるトールボーイタイプのバックロードホーン/BHBS系のシステムだったのが原因かもしれません。

以上、思い付いたことをつらつら書きましたが私の結論は、1000-Sienaはそれ自体非常にバランスが良くフラットで纏ったスピーカーで、スーパーツイーターを付けなくとも私には十分満足できるシステムです。スーパーツイーターの効果はありますが今回の条件の場合、大山さんには申し訳ありませんが是非にとお勧めはしません。試されたい方はAmazonで販売しているスーパーツィーターキットがユニット自体は同じはずで価格も1/3程度、コンデンサーも1.0μFが付属しますのでお勧めです。こちらで試されて納得されてからZ501を購入されても遅くはないと思います。Z501はタモ材(オスモカラーによるオイル塗装)とウォールナット(ウレタン塗装の限定モデル)が選べますので1000-Sienaと色を合わせられ見た目も魅力的です。余ったスーパーツィーターキットは予備部品や他のスピーカーと組み合わせるなど使い道はあります。

2)中低域の違和感(バックロードホーン/BHBSのネガな部分)はあるのか?

1)が長くなりましたが、2)を検証します。私の空耳ではなかったようで、音源を色々変えて聴いてみるとやはり曲によってBHBSの癖は感じられました。具体的に表現できるまで追えませんでしたが確かにアレと感じることが有りました。ただ、瞬間的な部分で曲全体に感じるようなものではなかったので、ある特定の周波数の音(楽器)にそのようなネガを感じるのだと思います。Z701-Modena(V5)を5年前に初めて聴いたときはずっとこのネガが付いて回りました。Z701-Modena(V6)になり大分緩和されましたが、Z701-Modena系に違和感を感じる人や密閉型好みの方は気になる部分と思います。

低域を伸ばすとその影響で中低域に盛り上がるなどの癖が出易いとのことですが、今回は超低域は欲張らなかったことで中低域の癖は極力抑えられているのだと思います。バックロードホーン/BHBSは今では特殊な形式です。長岡先生が亡くなられてからバックロードホーンは勢力が衰えたとの声を聞きます。この方式は科学的?に理論説明が難しく、理論の完成したバスレフなどと比較して傍流となりましたが、好きな方にはたまらない音であることは確かだと思います。(私も最初は違和感がありましたが慣れました。)

3)他に欠点はあるのか?

前回、『大山さんはメルマガで「フラットで重厚。どんどん音を上げてゆきたくなるような音でした。」と書かれていますが、音量を大小何度も変えてみましたが音量に関わらずバランスが揃っており音量をどんどん上げていっても煩くなく、下げても低域が痩せたりすることもなく同じバランスで鳴っていると感じました。』と書きました。今回は意地悪く更に音量を上げてみました。さすがあるレベルを超えると音が崩れてきて、大山さんからダメ出しが入りました。入力は RMS 12W MAX 25W ですので調子に乗って上げると限界を超えてしまいます。しかし、そこまで上げられる(上げたくなる)ユニットはそうそうないと思います。家で聴いているときの5~10倍ぐらいの音量で普通煩くて聴いていられないようなレベルです。逆に音量を下げていったときに真価を発揮します。解像度の低いユニットは音量を下げていくと、低音高音は勿論中音域も聞き取りずらくなり聴こえない音が出てきます。特に人の声などは誰でも分かります。自分の家で何時ものテスト用の肉声(私の大好きな映画の中のセリフ)を聴いてみたいです。

今回フルオーケストラを続けてかけてみましたが、スケール感はやはりマルチウェイや大口径にはかないません。しかし、音量によるスケール感はあまり変わりませんので、口径の大きなスピーカーで音量を絞って聴いたときより生き生きとしていながら聴き疲れしない音と思います。以上、なかなか欠点を見つけられませんでした。このサイズでは今まで聴いた中でトップクラスです。

欠点というより要望ですが、Siena(W3-1878)のユニット価格は42、800円でキット価格がMDF 54,800円、バーチ 64,600円ですが、ユニットをW3-2141に変更するとユニット価格が20、000円と仮定で、キット価格がMDF 32,000円、バーチ 41,800円ととても魅力的なプライスとなります。純粋に音だけで比べればSiena(W3-1878)がいいのは確かですが、入門機としてコストパフォーマンスを考えるとW3-2141のレギュラー品と云うのも捨てがたいものを感じます。MDFキット 29,800円の戦略価格を展開すればバカ売れの可能性もあるかもです。

最後にYAMAHAの9㎝フルレンジコンテストの続報です。以下のYAMAHAのホームページに入賞の10作品の他多数の作品が公開されています。

https://member.jp.yamaha.com/topics/3300?utm_source=ymmembers&utm_medium=email&utm_term=20241018&utm_content=link02&mkt_tok=MzU0LVRKQi05NDgAAAGWPctRPee4jxXvW1-XcjZh1bqyjGedNlBOPjRP-SyxWiemF1hUcHE8HwdhYMCBQdDOeZolh1uhDNyEtZ-We9G01su9Gcsf-LmtQKyYxx-B

kochan

8cmフルレンジとは思えないZ1000-Sienaの良い音に満足しました。

2024年10月23日

【Z1000-Siena】

音工房zの試聴会には初めての参加でした。

8cmフルレンジとは思えないZ1000-Sienaの良い音に満足しました。

試聴会では最初はスーパーツィーターZ501(0.47μFコンデンサ)有りでしたが、無しの試聴でも高音域の不満は無かったです。ゆったり聴いている分にはスーパーツィーター無しでもトライアングルやシンバルの音に不満は無かったです。スーパーツィーター有り無しの差は、気を付けて聞き比べをして初めてわかる程度の差でした。

中音域も明瞭で不満無し。低音域もしっかり出ています。

全般的にとても生々しい元気な音をしていました。

自分の持っている古くて安い10cmフルレンジSPとは雲泥の差でした。

ウォールナットカラーの完成品もありまして、そちらのほうが正面バッフルの集成材の継ぎ目が目立たないので、個人的にはそちらが好みでした。標準塗装だと集成材感が目立つかな、と思いました。

完成品のZ1000-Sienaと、キットのZ701-Sienaで価格差がだいぶあるのですが、試聴会後に来ました音工房Zメルマガ 2024/10/20「Z1000-SienaとZ701-Sienaの違いについて」の「プロの組み立てと塗装」のところを読み、なるほどそうだよなと価格差に納得した次第です。

それから、試聴室が自宅よりもライブ(残響多め)だったことも好印象だったのかなと少し思いました。自宅環境はカーテン有り、カーペット有りなので試聴室よりもデッドでなので自宅に音響パネルを導入してもいいかなと少し思った次第です。

オーディオ店とかの試聴でも、売り場フロアはスピーカーの外側はほぼ開放ですし天井も高いし、試聴室だとしてもそれほどライブな環境ではないことが多いですので、試聴会の部屋環境は興味深いものでした。

ごん助

立ち上がりの良い綺麗な音

2024年10月21日

【Z1000-Siena】

Z1000-Sienaの試聴をさせていただきました。

音工房Z様からデモいただいた音源の全体の印象では、とても8センチとは思えない音が、立ち上がり良く鳴っていました。

持ち込んだ音源で感じたのは、特にピアノの中高音がピュアサウンドといった感じで、クセなくて聞きやすかったです。

ただ、持ち込んだ音源の音量が大きめになっていたようで、コントロールしなかったせいか、ベースの重低音が少ししんどかった箇所がありました。大音量には不向きとのご紹介が体感できたように思います。

一方、スピーカーのルックスでは、立体バッフル並びに特製の木製ダクトが、高級感あふれ、とてもいいです♪

とぶとり