Z505-Trento レビュー総合
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Z505-Trento お客様投稿レビュー
磁力強化補助マグネット追加で☆5つ!Z800と相まって高品質の音が得られる!!
Z800だけでは3wayに比べて低音が物足りないので我が自由になる部屋に入るかどうか懸念があったが、どうしても欲しくなり購入。組み立ててみてやはり大きさと重さに圧倒された。当初の音出しではZ800に合わせるとのうたい文句だけあり、低音域も広がり好ましい印象であったが、どうも明らかに低音がダレている。
私の機器は骨董的で、過去に一声を風靡した機器をメーカー調整しながら使用している。
Victor: P-L10, P-M10, DENON: PRA-2000, POA-3000Z, CDプレーヤー:CDP555ESD, DCD1650SE
のほか、LPプレーヤー:GT-2000, DP80+AT1503IV, カートリッジ DL-103,V15III,IVなど。
低音のダレはNS1000Mでは出ていないが、装置の影響かもしれないと思い、音工房Zさんに連絡を取ったところ、磁力強化補助マグネットを販売するということでそれを購入。本来ならば、欠陥ウーファーと言えそうだがゴネず素直に購入した。
本来は広い部屋でもっと大音量で聞くのだろうが、ご覧の通り狭い部屋で聞いている。バロック器楽曲や声楽曲、女性ジャズボーカルを中心に聞いている。NS1000とは音の重心が異なるように思うが遜色のない心地良い澄んだ音色で気に入っている。
サイズ的に奥行があるので狭い部屋では置き方に苦労したが、長岡先生の書物にあったウーファーの横向き事例にならって置いている。何しろ狭いので、スピーカーむき出しではいつ破損させるか時間の問題なので、保護メッシュ板を見つけて取り付けている。
このサイズならば、Z505で3wayが可能ではないかと思ったりして、その実現を期待している。
部屋の影響を受けやすいがハマった時の音は最高
オプションの強化マグネットを付け、Z800-FW168HRとペアで使っています。
大きさの割に控えめの低音です。部屋の音響特性の影響を受けやすいものの、使いこなし甲斐のある製品だと感じました。
■低音について
量感、レンジともに見た目のインパクトからすると大人しめです。
地を這うような「ズゴゴ」といった重低音は出ません。片鱗は聴こえるものの「ズココ」という感じで体を揺さぶられる感じはありません。大抵の音楽ソースでは影響ない部分でしょうが、鳴れば新たな発見があって面白い部分でもあります。比較機種として挙がっているCW250や802では再生可能でZ800にも同様の期待をしていたため、私としては物足りなさがあります。RX-A3080での印象なので、より駆動力のあるA-S2000では違った印象になるかもしれません。
とはいえ、通常使用の範囲では必要十分な低音が出ます。こういった点で、本品はサブウーファーではなく正統派のオーディオ用ウーファーと言えます。
■使いこなしについて
部屋の音響特性に極めて敏感だと感じました。
引っ越し前の部屋ではポン置き+推奨構成でそれなりに鳴っていましたが、現在の部屋との相性は当初最悪で、お世辞にも良い音とは言えませんでした。あれこれ試したところ、以下の構成でかなりいい具合となりました。
Z505:逆相接続
バスレフダクト自体を外しニードルフェルトを追加充填したほぼ密閉型
(エア抜き用に追加のワッシャで蓋を少し浮かせて穴を閉じた状態)
Z800:正相接続
バスレフポートを塞いだ状態
イレギュラーな構成ですが、自分の好きなように試行錯誤できるのも自作キットならではの楽しみ方と思います。ちなみに、両方とも正相接続とした場合は定位が若干不明瞭になる代わりに低域が結構持ち上がる感じでした。さほど不自然さはないので、ソースによって使い分けるのもありかなと思いました。
■全体的な音について
セッティングがハマれば、Z800単体の定位の良さはそのままに、自然とローエンドが繋がった非常に気持ちのいい音がします。
製品コンセプトどおりZ800を上手く補っており、中低音域の目立った音被りは感じられません。細かい事を言えば、Z800単体と比べれて低音のキレが落ちたり、一部の帯域でボンつくように感じられるものの、メリットの方がはるかに大きいです。
ネットワークの定数変更やチャンデバ利用で、もうワンランク上の音が目指せそうな気がします。
当初は全く垢ぬけない音で、正直買ったのは失敗かなと思っていましたが、今は非常に満足しています。セッティングで音が激変するので、出音に納得行かない際は多少面倒ではありますが色々弄ってみると解決するかもしれません。
自分で作る喜び
私は仕事柄大ホールの音響に接することが多く、たまに録音現場に立ち会うこともありますので、音響装置についてはステージ上の音が家庭でどれだけ再現できるか、という観点で考えております。Z800-F168HR(V2.5)購入後、音工房Zさんの試聴会でZ505-Trentoを聴かせていただき、低音の圧倒的な魅力に惹かれて即購入を決めました。
待つこと暫し、大きくて重い段ボール箱が4つ届き、先ずびっくり!これは、工作に取り掛かる時間場所が無いと家中大変なことになると思い、着手に1年以上も躊躇しておりました。ところが今年になってコロナ禍で仕事が全部飛び、することも無くなったので幸か不幸か工作を始めてみて大変、今までトライしたキットのどれよりも大きく重く、作業台に乗せたり降ろしたりするだけでも初期高齢者の身には大変こたえました。ただ、9年前のZ700-DCUF122Wの時に経験した、自分で何十箇所も穴をあけてそれぞれダボで隠す面倒さが全く無くなっただけでも、大変ありがたく思いました。製作スタッフの皆さんには大感謝です。それにしても、自分で作る喜びというものは、何物にも代え難いですね。
数々の難儀を経て完成後、最初はオススメの逆相で聴いてみましたが私の部屋だと明らかに効果が薄かったので、正相に繋ぎ変えてみて正解、逆相よりスピード感は少々減るものの、大ホールのステージで聴ける音場に近く感じられました。このモデルは色々工夫できるパラメータが多いので、エージングしながら育てていく楽しみが増えました。ありがとうございます!
音は嗜好品
Z505-Trentoのレビューを読む人は音が良いかを気になるので読んでると
思いますがオーディオの音の良し悪しは条件を揃えて評価されていないと
全く違う印象になり、音を出す空間を含めて条件を揃える事は現実的には
無理でボリュームの違いだけでも音の変化が大きく音に関しては個人的な
環境におけるレビューと捉えてください。
初めにこの製品はキット品なので音を出す前に当然組み立てが必要なので
組み立てに関して書きます。
今までも音工房様のキット品を購入されて組み立てた方でも注意する点が
あります。
注意点はその大きさと重さです。
組み立てをする場所の確保が重要でこのキットより長さが長いキットも
ありますが重さが違うため組み立て時には重いものを動かして作業できる
スペースを用意するのが良いです。
組み立て道具のクランプも大きさにあったものが必要になります。
道具と場所が確保できればダボ加工と切断精度が良いため組み立ては
それほど難しくないですがキャビネット、スピーカーユニット共に重量が
あるので落下等で思わぬ破損をしないように作業には注意が必要です。
ではこの製品の求めているのは何でしょう?
今まで音工房様のフルレンジ一発で低音がでるのキットを作成しましたが
本当にこの大きさのフルレンジででる低音にびっくりしております。
その一方で体で体験する低音が聞きたくなっていたところにこのキットの
発売を知り購入しました。
音は嗜好品と同じで好みがあるので音が良い悪いではなく自分が好きな音か
どうかだと思いますがこの音は体で体験できる低音を体験させてくれます。
サラウンドの低音のような体に響く低音という意味ではなく音楽を聴くうえで
感じさせてくれる低音です。
車で例えるならフルレンジ一発で出てくる低音は高性能スポーツカーのように
カリカリにチューニングして出てくる低音。
Z505-Trentoは運転手付きの高級車のように低音用のユニットを使用して
余裕を持たせて出てくる低音。
すごく一般的な表現化もしれませんが一般的だから忠実に再現されたキット
なのかもしれません。
聞く音楽ソースもフルレンジ一発はJAZZのボーカルに低音が効いたピアノや
チェロが演奏しているソースと相性が良く
Z505-Trentoは高音から低音までフルに入っているソース、交響楽団等
または低音がものすごく入っているソースを聞くと幸せになります。
結局このスピーカーは音がよいのかどうかは各個人の環境によって
違ってきますが私の環境では低音が出やすい空間なので少しボンボンし過ぎの
きらいがあります。この辺は空間環境が良くないので参考程度にしてください。
普段BGM的に気楽に聞くにはフルレンジ一発のZ700-FE88Sol OR Z700-FE108Sol
ですがZ505-Trentoはコーヒーを飲みながら優雅に週末に音楽を聴くときに
使いたいスピーカーのイメージです。
ドンがド~ンに!
年金生活者 最後のオーディオとFW168を購入。
全体にクリアな音は良いのですが、ホテルカリフォルニア冒頭のド~ンがドンと軽いのが我慢できず、清水の舞台から飛び降りる思いでZ505が発売されたのを見て購入。
組立はFW168もですが正確な木材裁断のおかげでスムーズに出来ましたが、
初めてピアノブラック塗装に挑戦!不出来なのにとても時間がかかりました。
さて肝心の音は、期待通りにド~ンの音が出て感激!160Hz~250Hzあたりが膨らむ音は嫌いなのでFW168のバスレフポートに吸音材を詰めました。
過剰なブーミーな低音にならず必要な時に出る低音でVOを再生してもスケール感やしなやかさが加わりリッチな音になりました。
しばらく聴いていると何か不自然な違和感が感じられ、FW168とZ505の接続を説明書では
逆相接続ですが正相に変更したら私の耳には不自然さが解消されました。
後にプラスマグネットを購入低音の力強さが増した気がします。
年金生活者最後のオーディオ購入と思ったのに、今はTEACの安いプリメインアンプなので少しグレードの高いアンプが欲しい・・・オーディオは泥沼、欲望が恐い。
1/10のコストでハイエンドスピーカーのスケール感
Z800-FW168HRは一つの完成形ですが、サブウーファ領域までの周波数の伸長はありません。ほとんどのソースでは全く問題はないのですが、特定の重低音が入ったソースやナマロクなど会場の暗騒音などの付帯音が入ったソースではSWの追加は有効です。ギターや弦楽器など重低音は入っていないはずのソースでも中域まで雰囲気が違って聞こえニュアンスがよくわかるようになるのが不思議です。
Z800-FW168HR専用ウーファとしてのZ505-Trentoのカットオフ周波数はコイル容量からすればクロスは100Hz以下ではないので厳密にはサブウーファではなくウーファでしょうが、200Hz以上の音声領域にクロスが被らないのでウーファとしてはハイエンド仕様で市販にはほとんどないユニット構成となることが最大の魅力になります。(これまで長岡教に徹し市販SPを一切使ってこなかった最大の理由がウーファクロスが300Hz以下のリーズナブルなSPがなかったことです)ただ、FW168の特性からすれば本来のサブウーファとしてクロスをもっと低くした方が低域の被りが少なくなると思います。その場合はマルチアンプ駆動となりFW168駆動のアンプとの共用はできないデメリットが生じるので難しいところかもしれません。使いこなしレポートのようにチャンデバで対応するのが正解なのでしょう。(実のところレポートにはなぜか言及のないZ800-FW168HRの場合の本当の正解クロスを知りたいと思っています)
Z505は原価的には極めて高くつく高価なダイキャストフレームなどを省いた設計なのでとてもコスパが良いと思います。当初木製のサブバッフルフレームでは強度が落ちることも懸念しましたがかえって金属の鳴きもなくデザイン的にもユニークでサイドカットのバッフルともよく調和しています。個人的に取り付けねじのワッシャーには2㎝程の幅広ワッシャーを採用してねじ込みでワッシャーが木製フレームに食い込むことを防いでいますがデザイン的にもいいアクセントになっています。
Z505の最大の魅力は公称24㎜のバーチ合板の存在感です。実際の板厚は22㎜程度なのが残念ですが、自作上まず市販のSPでは6面24㎜バーチはありえないのでこれだけでも所有する喜びは増します。ただ補強材は随所につくとは言えSWとしては絶対板厚が不足していることは否定できないと考え、個人的な徹底補強を考えました。単純に板厚を6面40㎜以上にすると内容積が減ることと重量が倍増して持てなくなる恐れがあるので、まず端材を活用して奥行きを40㎜、約1割伸長しました。またバッフルだけは12㎜の合板を張り合わせて40㎜のバッフル厚を確保しました。補強はこれまでたまっていた端材を活用し重量増を避けつつ前後や左右の連結など効果的な補強及び乱張りに徹しました。併せて裏板は補強に合わせて取り外し可能な構造としました。オリジナルの補強は定在波防止効果を狙ったコストがかかったものですが、個人的には安い材料で隅木やバッフルセンターなどの補強に徹したほうがコスパが一層上がると思います。
Z505は若干Z800-FW168HRのウーファーに比べ音の締まりは緩いようですが、キャンセルマグネットによって締まりは多少なりとも改善しました。量感と締まりはなかなか両立しませんがZ800-FW168HRの組み合わせではバスレフでバランスは採れています。
Z502+Z505キャンセルマグネット付きのZ800-FW168HRシステムはエンパイヤステートビルのごとくそびえ立ち設置スペースの割には存在感が際立つのですが、Z505追加でスタンドも不要となり全体重量も付加されZ800も安定するためZ800単体とは別物といったスケール感のある音調になります。音工房の掲げるハイエンドの追求がすでに到達している感があります。一体型の大型ハイエンドシステムは重量があり高齢者にはハンドリングが難しくセッティングも容易ではありませんが、分割できるこの組み合わせは設置に関する障害がほとんどありませんし、もちろんコスト的にも財布にやさしいシステムです。
メインアンプはSUNVALLEYVP-3000SEですがZ800-FW168HRには雑誌の付録のデジタルミニアンプを取り付けパワードSPとしても使えるようにした結果、SPケーブルレスでも楽しめます。DAGもMOOK付録24ビット96kHZを使いノートパソコンでWAVデータを再生するとラックも不要でSP以外にほとんどコストも電力もかけずとも高音質再生が可能なことに隔世の感を覚えます。
Z800-FW168HR単体のネットワークもバランスの良いものですが、Z502にムンドルフをおごった以上、Z505との組み合わせた場合のネットワークのファイナルアンサーをご提示いただき、オプションで販売してもらいたいと思います。購入の際の取り扱いサポートではいくつかオプションのネットワークが提示されていますが、Z502+Z505キャンセルマグネット付きでのZ800-FW168HRのネットワークのファイナルアンサーは提示されていないと思います。自分でNWを試行錯誤するのも自作の楽しみではありますがムンドルフを取り換えながら12dB減衰のNWを試行錯誤することは個人的には経済的にほぼ非現実的です。コイルも単線口径の太いものに変えてやりたいと思っています。
今後も一層のコスパと高音質の二兎を追求されますことを期待しております。
ハイレゾのソースを聴く時にはZ505-Trentoの実力を実感出来ます。
2020年1月下旬にキットの納品がありましたが、某耳鼻咽喉科医様のブログを何度も見て頭の中でシミュレーションして準備していたため、のべ3日約20時間程度で組み立ては完了しました。
板材のカッティング精度も良く、何の手戻りもなく完成に至りました。
音の方は普通のCDを聴くだけならZ800-FW168HRだけでも十分満足でしたが、低域の充実したソースの場合はZ505-Trento+Z800-FW168HRに軍配が上がるようです。
たとえば、Hi-Res Reference Check Discに収録されているPercussionを聴くとぞくっとする瞬間が何度もあります。
現在使用中の機材はHi-Res対応のPCとDENON PMA-2500NEをUSB接続して使用しています。
ソースは主にジャズ、ラテン、たまーにクラシックを聴きます。
最後に、Z-TrentoユニットがFostexのレギュラー品ないこともあり、故障した時のことを考えていましたが、百均で、目の粗い餅焼き網状の物体を見つけて使用しています。
偶然その網とTrentoの取り付けビスの位置関係が良かったのでしょうか、案外がっちりと取り付き、ラグビーボールをぶつけても全く問題なさそうです。(笑)
良い低音です。
大きさから低音がかなりあると思いましたが、少ない感じでした。
ただ、私にはピッタリのウーハーでした。
締まりがあり、バスドラの中に毛布をいれた感じです。
重低音を期待している方にはお勧めしません。
私は満足でした。
やっぱり最高
Z800との組み合わせで昨年6月レビュー入れさせてもらいました。今年、強化マグネットを装着したのでその後のレビューを書きます。強化マグネットで低音の反応、しまりが向上しました。満足しています。
スケール感というか空間感は他の私の持っているスピーカの中で群を抜きます。といっても他も音工房さんのスピーカが多いのですが。。
オーケストラは絶対です。目の前に本当に舞台が浮かびます。大太鼓の音、これじゃないと出ないです。ラヴァルスの最後の大騒ぎの大太鼓、実演そのままです。
BHBSも好きです。コルトレーンやエミリー・クレア・バロウ、ホリーコールなど、ソロ楽器、ボーカルは、そちらの方が良いと思うこともあります。あけっぴろげな感じで、ぐっと迫ってきます。Z800+Z505だと、決してそれはそれで悪くないのですが少し上品になります。それも面白いので違いを楽しんでます。
キットではないスピーカを作りますが、やはり音工房さんの精度と、ダボ対応がとても助かります。自作だとダボできない、ダボ穴の精度がそもそも出せない、結局ダボなしでクランプ、クランプでずれちゃうです。手直し大変です。
Z505のようなキットが有ってよかったです。音工房さんのようなメーカが在って良かったです。
ベースが豊かに鳴る
前回レビューに追加です。コロナ中聴き込みました。Z800に今までサブウーファーを加えていたがTrentZ505をくわえて力強い低域になった。磁石を追加してさらに歯切れが良くなったようでほとんどこのシステムで聴くようになった。
ミシェルペトロチアーニのカンタービレのベースの響きは別のシステム(アバンギャルドをマッキントッシュMA9000で鳴らしているより歯切れがいい。