Z502のレビューページ

Z502 レビュー総合

4.7
Rated 4.7 out of 5
4.7 out of 5 stars (based on 18 reviews)
非常に良い78%
良い17%
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Z502 レビュー投稿フォーム

Z502 お客様投稿レビュー

どこで歌っているかが分かる定位感

Rated 5.0 out of 5
2021年12月19日

 和室で聞いており、吸音がすごいのだろうと思っており、Z103を購入しました。Z103 Aを2セットとZ103 Bを2セットです。

 Z103 Aをスピーカーの背面と横に、Z103 Bを聴取位置に正対するようにスピーカーの横に設置しました。もちろん大山さんのレポートを参考にしました。(写真にはスピーカーの背面に設置したパネルはわずかしか写っておりません。)

 Z103を設置して一番のおおきな違いは定位感が増したことです。ヴォーカルがどこに立って歌っているのか生々しくわかります。オーケストラの楽器位置が手に取るようにわかりやすくなりました。音量も若干大きくなったのではないか感じました。気のせいかもしれません。Show more

 いままでは和室で音が吸収されていて、定位感があいまいになっていたのではないかと思います。

 とにかく、音響パネルの効果を実感した次第です。

 当初はパネルの有無の違いを確かめようかと思いましたが、撤去と設置が思いのほか大変で時間がかかり、あれ、こうだったかなとか記憶があいまいになり、諦めました。

 組み立てはZ800の時に購入したクランプを長ナットと長ねじを追加して、締め付けられる範囲を広げて使用しました。

Z103 Aは蝶番で連結してスピーカー背面と横に設置して、Z103 Bは木枠を自作し、足をつけて自立するようにしました。

kobatsh

「聴こえないはずの音」が。

Rated 5.0 out of 5
2020年11月5日

スーパーツィターZ502をZ800-FW168HRに追加しました。

 FW168HR単独でも十二分に臨場感のある音楽を楽しんでいました。何故、追加したかといいますとその前にスーパーツィターZ2501を繋いでいる時にこんなに音の奥行というか瑞々しい説明しきれない音楽が耳に届いていました。そこで、バージョンアップしたというZ502を導入した次第です。

 先ず追加して感じたことは、もうZ502を外して聴くことが出来ないということです。その他、私は主にジャズを聴くのですが聴いているうちに心地よさから居眠りをしていることも多くなりました。よく年齢を重ねると超広域の音が聞こえないといわれていますが、まさに、「聴こえないはずの音」が聴こえてくるような気がするから不思議です。きっとこれが空気感というものだと思います。Show more

 特にオーディオマニアではありませんが、スピーカースタンド、スピーカーカーケーブル、インシュレーターには気を使っています。Z502には黒檀のインシュレーター、オヤイデのスピーカーケーブルを使っています。

使っているオーディオについて

ラックスマンプリメインアンプL507U

ラックスマンSACDプレイヤーD-06

トライオードプリメインアンプ。プリアンプ、CDプレイヤー

音楽の旅人

派生音再生の重要性

Rated 5.0 out of 5
2020年10月25日

他のユーザーさんのレポートを読んでみると、STWを使用した印象として、超高域が伸びるというより、雰囲気や立体感が増した、というコメントが多く見られますし、私も同じ印象を受けます。これは何故なのか、自分なりに考察してみました。

弦楽器の調弦をする時、隣の弦と同時に重音で5度(または4度)を合わせますが、5度をピタゴラス的に(周波数の整数比で)正確に合わせると、低い方の弦の1オクターブ下が差音として鳴るのが聴こえます。原理的にはもちろんそうなのですが、下手な奏者ではなかなかそうはいきません。これは、実は数字上の周波数の差が技術的な問題で聴こえにくくなることを意味しています。スピーカーの世界ではよく倍音のことだけが議論になりますが、現実は正しく高次倍音が鳴っていないと、差音、倍音との差音…(=派生音)も正しく聴こえにくくなる。もっと言うと、可聴範囲外までスピーカーが鳴っていないと、派生音として聴こえるはずの可聴範囲内の情報量も少なくなる、または情報にエラーが生ずる、と私は考えています。(CDというメディアが初めて登場した頃にも、似たような議論がありました。)この辺りは作曲家のヒンデミットが「作曲の手引」1という著作で詳しく書いています。(あまりに詳しすぎるので読んでいく途中で頭がクラクラするほどです。)Show more

音工房Zさん主催の試聴会で体験したZ501とZ502の裸状態の比較については、Z502単体の再生帯域が可聴範囲までよく広がってしかもその中で音と音との関係が繋がっていることがわかりますし、音圧もかなりあるように思えます。それに比べるとZ501の方は、「音を並べている」 ような詰まった感覚を覚えます。(あくまでも比較すると、という条件でですが。)

次に通常のシステム+Z502有無の比較試聴については、同じ音源をZ502無しで聴くと、音程が若干ですが下がったような錯覚を覚えます。これは、先ほど述べた差音の周波数がずれてしまったからかもしれません。Z502有りですと、可聴域の音色に細かなニュアンスが加わります。ただし、必ずしも艶がある方向というわけでは なく、原音はこのようだと想像できる音色に近く思えます。また、距離感も立体的で、奥行き、音場の空気を感じます。普通なら雑音のように聴こえる音にも存在感があり、情報量の多さがよくわかります。 これらは、Z502を購入後、自宅で試聴した印象と同じです。

という訳で、耳に至るまでの伝送経路の音域は可聴範囲を超えて広い方が原音を忠実に再現しやすい、ということが体験できるSTWだと私は思います。

(使用機材:conrad-johnson PV-5/MV-50, Pioneer PD-70, Z800-FW168HR(V2.5)、ソース:色々)

1 https://www.amazon.co.jp/作曲の手引-1953年-パウル・ヒンデミット/dp/ B000JB8DEK

Testore

音工房のハイエンドの追求も最終章に到達か?

Rated 4.0 out of 5
2020年10月13日

Z502はZ800-FW168HRに追加したZ505-Trentoと組み合わせるスーパーツィーターとしての購入でしたが、音出しでの第一印象は「能率高!!!」でした。

これなら長岡式バックロードホーンのSTWとしても十分使用可能です。長岡式バックロードではFosのホーンツィーターを使用していますが、コンデンサー一発でアッテネートは不要なシンプルな構成が可能です。しかしZ800-FW168HRの能率は一般的なものですからZ501はともかくZ502では絶対的に能率オーバーなのでアッテネータが必要です。基本長岡イズムに染まっているので絞るとか減らすとかいう言葉は嫌いなのですが、Z502接続後速攻でアッテネータを絞りました。固定抵抗の組み合わせが音質的にはベストでしょうが、外付けで抵抗やコンデンサーがぶら下がっているのは見た目が悪く、ネットワークが本体に組み込まれているのは製品として正解だと思います。またコンデンサーはとても高価なムンドルフで、もはや自分で手を入れる要素はほぼ皆無で、ネットワークとしては完ぺきでしょう。(その分高価ですが・・・)Show more

Z800-FW168HR単体でのTWは質もいいのであまり絞る必要もなくSTWを単独で追加するメリットもほとんどないと思いますが、Z505を導入すると不思議にSTWがほしくなってしまいます。音響エネルギーのバランスなのでしょうか。STW追加のメリットも不思議なものです。もともと加齢で7000Hzの聴音テストが聴こえない耳になり下がっていることに加えメインアンプに真空管を使用しているため超広域再生はオカルトの世界のはずですが、STW追加で中低音にSW追加だと高音にも影響が出てきます。質が良くなるというか雑味が減るというか雰囲気が上質になる感じがあります。また全体に奥行きと余韻が感じられ立体感が増して聞こえます。追加した音域が目立って強調されるという場合はバランスが悪くアッテネートが必要なので、よいバランスの場合は一聴では追加のメリットはほとんどないのですが、不思議なことに音の構造というか骨格がしっかりしてきて生演奏に近づく感があります。アンプからみて並列負荷が増えることで何らかのメリットがあるのかもしれません。

Z800-FW168HRに追加したZ505-Trentoとの組み合わせだとZ502は縦置きではなく横置きにした方が見下ろされる感じが減ってすっきりします。Z502はFosの金属STWのような重量はなく存在感は今一なのですが、音の勢いというか浸透感は金属ホーンに劣ることはなくこれは新たな発見でした。ムンドルフ採用もあるのでしょうがピーキーな感じが一切なくごく自然な音調です。Fosの金属TWも最近は金属的な響きが減ってきていることもあり、周波数特性も伸長して振動板の種類というより素材そのものの質が重要視されてきているのでしょう。しかし何よりも高価すぎて手が出せない世界に行ってしまいました。FosのSTWは重いとはいえ金属は多少なりとも鳴くので重量付加による音質向上効果が確実にありますが、Z502も横置きにして滑り止めのためコルクシートを敷いて重量付加しております。超高域だけではありますが音響エネルギーは結構大きいものです。個人的には奥行きを増やして更なる重量増加もありかなと感じますがウォルナットの木質は硬質感が漂っていい雰囲気ですね。

キュー

なんとなく 聴き心地 がよくなる Z800-FW168HRS といっしょに(より一般の方向きのレビュー)

Rated 4.0 out of 5
2020年10月13日

Z800-FW168HRSとともに、たいていは大きめの音量で聴いています。

背面にあるアッティネーターは、よく覚えていないのですけれどなんとなく-3db (あたり)に設定してあります。

私の耳では、 0 〜 -15db の間で動かしてみても、すぐにはそれほどはっきりとした差は感じられず、たぶん、最初に視聴したときの大山さんのお話しよりは(歳よりなので)少し強めの高音がでればよいというくらいの気持ちだったと思います。

このスーパーツイターは、注文後、納品前に音工房Zさんの視聴会(単独)にうかがって、そこでスピーカーを切り替えたり足したりしながら最初に拝聴しました。

そのときは、Z502の追加とZ800-FW168HRの向きの両方を同時に変更していただいて聴き比べたので、スピーカーの向きの影響もあったのかもしれませんが、聴いたピアノ協奏曲(ベートーベンの第5)が、私にも、Z502が無しと有りでは、はっきり異なって聞こえました。一言でいうと、あったほうが音が心地よい (より心地よくなる)というのが感想でした。Show more

納品していただいて、自宅のZ800-FW168HRSに追加して、アッティネーターは真ん中の -4db ぐらいにして聴いたときは、あれ、というくらい、すぐには変化がわかりませんでした。このレビューを書く前に改めて、はずすのは面倒なので、Z502を横向きにしてぬいぐるみの熊(2つ)で前を塞いで聴き比べてみましたら、最初の視聴のときの印象と同じ印象をそれなりにはっきり持ちました。やはり効果はあると、私にも思えます。

Z800-FW168HRS単独でも、聴き心地は大満足でしたので、Z502を足してもすべてに完璧ということはありませんし、私が音楽を聴く部屋にはセキセイインコ(現在3羽)と文鳥がいて、音楽をかけるとなおさらのって歌いだすので、鳥の声といっしょに音楽を聴いているような環境での印象です。

視聴しているダイニングキッチン(天井の高さはだいたい2.4mぐらい、和室も隣接して、ふすまは半分開けてあります。全体で20畳余りで、家具は薪ストーブ、がっしりしたテーブル、椅子などいろいろ置いてあります)は、静かで、人家の密度も低い場所です。電源は普通ですが、メディカルグレードをつけてもらっているコンセントからとっています。電柱のトランスは、家のそばにあります。

人それぞれに音の聞こえ方は異なりますし、私はオーディオマニアではないので、星1つ少ないのは、一般性の高い、正確な判断として情報発信(レビュー)できる実力が自分にはないと思う分の星1つ引きです。

年配の私たちは、高音が歳とともに聞き取りづらくなるので、効果はみなのものかどうかわかりませんが、私は視覚が弱い反面、聴覚(など)は多くの方よりは敏感なのかなと思うことが多くあります。

スピーカー購入前から、長年、音工房Zさんのメルマガを愛読していて、納得できることが多かったところで、Z501 の説明を読んだ限りでは自分には必要ないように感じていたところ、Z502が出て、説明、とくに自然の音がより自然に聞こえるという説明が、経験とも一致することに思えて、ほとんど迷いなく購入を決めました。Z800-FW168HRSは、そちらのレビューもさせていただきましたように、交響曲や協奏曲などを聴くときに主に使っております。その中で、Z502があると特によい楽曲などを見つけるにはまだ至っていません。

きっとあると思いますので、今後、それが見つかったら、また追加で書き込みしたいと思います。

横瀬の石田

音質、高級感、ともに見事の一言!

Rated 5.0 out of 5
2020年10月12日

JBLランサー101、JBL SA600と合わせて使っています。この組み合わせであれば不要かなと、当初思っていましたが、妙に外観に惹かれ購入。いざ、合わせて見て、素晴らしいの一言です・・・。女性Voとピアノのduetを好んで聞いていましたが、その他の音源も色々試してみたくなりました。楽しんでいます。

ゲオルグ=アルツ

Z502に繋ぎかえて鳴らした途端、音の質そのものだけでなく音像も奥行きも空間表現も変わり驚きました。

Rated 5.0 out of 5
2020年5月9日

オーディオ歴は中学校から始めて半世紀のなります。最初に買ったスピーカーは当時の人気オーディオ評論家長岡さんがバックロードホーンを推薦していたことことからコーラルのBLー20Dでした。その後自作アンプに挑戦し金田式アンプにはまり、スピーカーもアルティック系のメイドインジャパン マクソニックのドライバーにホーン、38cmウーハーで長い間聴いていました、特に励磁型ドライバーに大型ホーンの音はトランジエントが良く米製のような癖が少なく気にいりました。残念なことに日航機事故で社長でエンジニアの方が亡くなりメンテナンスに不安がありましたが、大事に最近まで使用していました。

年齢も上がり孫も自宅にくるようになり大型ホーンSPに不安を覚えるようになったため小型のSPを探しましたが気に入った物に出会えず困惑していたところ貴社の存在を知り元々オーディオはアマチュアイズムが大切と思っていましたので試聴もせずZ800-FW168HR(完成品は木目の仕上がりが品良く部屋に馴染みます。)を購入しました。購入後大型SPを処分しセッテイングして視聴するまでに1年近くかかりました。音が出た瞬間に求めていた音がそこから紡ぎ出されてきたので大型ホーンSPの未練は消えました。Show more

その後、Z1000-FE168NS、Z501とラインナップを揃えました。Z502の試聴した感想です。現行システムは、上記のスピーカーにフォステクス スーパーウーハーCW 250Aを追加したりしています。PL ヤマハGT-5000、カートリッジはデンオン、オルトフォン、オーディオテクニカ、SACD PLはエソテリック K-05x、アンプはエソテリックのプリメインアンプ F-03a、その他真空管アンプです。Z800-FW168HRにZ501を乗せて聞いていてホーン効果なのか音像が前に出るチューニングで満足していました。

次に、Z502に繋ぎかえて鳴らした途端、音の質そのものだけでなく音像も奥行きも空間表現も変わり驚きました。また、それまでは低音は少し硬く感じエージング不足かな思っていましたが、高域、超高域の質が向上したことにより低域の伸び質とも大きく改善し中低域の量感もアップしました、特筆すべきは、全域に渡って歪感が大幅に減少し見通しが良くなったことです。今までカチッとした歯切れの良い音に好感を持っていましたが、追加したことでエソテリック アンプのA級アンプが持つ角をほんの少し丸めた高解像像度なのにマイルドな音作りが生きてきました。最初のインプレッションはこんな感じです。

Z1000-FE168NS(長いので愛称を考えています。)の方は、フォステクスの指定のホーンツイーター を繋いで専ら真空管アンプで駆動してJAZZや邦楽を楽しんでいます。今般は、コロナウィルス対策でゴールデンウィークも家で自粛でしたが502スーパーツイーターのおかげで楽しめました。これからもアマチュイアズムのある素敵な作品を期待しています。

SK

第一印象は高品位スピーカーシステムにありそうな拡がりと安心感です。

Rated 5.0 out of 5
2020年3月21日

Z502順調に動作しています。第一印象は高品位スピーカーシステムにありそうな拡がりと安心感です。

調整つまみは800は6~8、502は同じく6~8、ぐらいです。

2ウエイに低域と広域に拡大したことにより4スピ-カ-ですが、それぞれの位相反転のポ-トが後面から出ているので、私は6スピ-カ-と考えております(低域も800も 何もしないでポートから出しっぱなしです)

従来から先輩諸氏は高音域を変化させると中低音まで変わるといわれておりましたが実感しています。

思うに情報量が多いことによるステレオ感や安らぎを感じると自分が気になっている点を処理する脳の働きが低下し総合的によく感じるのだろうと考えるに至りました。いずれにしてももっと他のCDを聴きたくなっています。Show more

1年前タンノイ(AV用ト-ルボ-イプラスチックコ-ンS-10)から800を導入そして低音を増強しても、演歌の丁寧さがネックになっていました。今回の導入でスピ-ド感、軽やかさ、丁寧さ、柔らかさ、すべて1段上になりました。98点です。2点は女性ボーカルの高音域のある部分で時々気になる点があることです。Z800のツイ-タ-の癖の気がします。でも楽器の良さとかと、相反するのかもしれません。でも総合的に相当満足しております 有難うございました。

ST