Z800-FW168HRS レビュー総合
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Z800-FW168HRS お客様投稿レビュー
高域から低域まで、それぞれの楽器の音が独立して聴き取れる解像度の高いサウンド!
若い頃に買った三菱DIATONEのスピーカー。アンプやCDプレーヤーと違って容易に壊れたりしないアイテムなので、半世紀近く買い換えのタイミングを逸して今日に至りました。当時は名機と言われていた機種ですが、さすがに最近のスピーカーと比べたら音質の差も多々あるだろうと考え、一大奮起して音工房ZさんのZ800-FW168HRSを購入しました。現物が届いて取り敢えず接続して初音出しした瞬間、「今までの音と全然違う!」というのがファーストインプレッションでした。特に低域の解像度が違う。各楽器の音が独立して聴き取れるのが実感出来ました。
それから約2ヶ月が経ち、エージングも完了しただろうし、接続を4芯ケーブルでのバイワイヤリングに変更もしました。専用のリスニングルームではなく、日々の生活の場であるリビングルームへの設置なので色々と制約があり、教科書通りの理想的な設置は出来ませんが、現時点でやれることは全てやったつもりです。幸い、部屋の壁や天井は凹凸の模様付きの漆喰の塗り壁であり、テレビボードの後方の壁はコーラルストーン張りという事もあり、多孔質な素材によって反響が低減され、音質の向上につながっているものと推測されます。
好きな音楽のジャンルは洋楽ロック&ポップス、スムーズジャズ、ボサノヴァ、レゲエ、各分野のオーケストラなどと幅広く、演歌以外なら何でも聴くといったスタイルで楽しんでいます。音源はCDの他、Wi-FiやBluetoothが受信できるアンプ(Marantz NR1200)を使用しているので、インターネットラジオで世界中のFM放送や、SpotifyなどのサブスクをBGMとして流したりして常時活用しています。
オーディオと並んで好きな趣味が写真撮影です。風景写真が主な被写体ですが、同時に愛猫と一緒に出掛けてモデルになってもらったり、自宅から自転車で約15分程度の距離にある大阪空港での航空機撮影も気に入りの被写体の一つです。スピーカーを買い換えて高音質になったサウンドを聴きながら、撮った写真のチェックをする。これは2つの趣味を同時に満喫できる贅沢なひと時です。好きなお酒のグラスを傾けながらこれをやったら、もう至福の世界へ突入してしまいます。
すごい 愛聴のCDをSACDで聞いたときのよう
28年前新品でDIATONEの2S-305入手 恐らく最後期の生産ロットでFOSTEXのGS90Aを加えてaccuphaseのA60 C2810 POWER CABLEはESOTERICのMEXELLと贅をたくしこれ以上の音は無いと思い込んでおりました 貴HPをみて本当にそんなにいいのかなー 失礼ですが疑っておりました 良くてびっくり 当品につなげ変えたことを内緒にしていたのを隣室で効いた妻に今までより音が良くなったけどどうかしたのと聞かれました 従来酒飲んでよって聞いていましたがこれだけの音を酔って聞くのは失礼に当たると思いシラフで聞き直しております とにかく凄い 2月14日当品到着したのが因縁めいていますが最高のVALENTINE PRESENT でした
Z800-FW168HRSを友にして音楽ライフ
Z800-FW168HRSを購入してからほぼ1年が経過しました。
最近、S・T (Z502)を追加し、さらに音場の環境を向上させるためアンプ等に付属のラックスマンの電源ケーブル(JPA-10000)をメーカーお勧めのバージョンアップしたもの(JPA-15000)に変更しました。
ただ、いわゆる「デンセンビョウ」にかからないように留意しました。何故なら、オーディオを聴く目的はお気に入りの楽曲を楽しむためだからです。ケーブルで音が変わるかどうかよく話題になりますが、流れてくる音が弾んで今まで聴こえなかった楽器の音色が耳に入ってくるというか心地よくなることは確かです。
久しぶりにポールモーリアのCDを聴いてみたら、いままで聴いていた音楽が別バージョンになった気がしました。
音楽はその字句があらわすように音を楽しむためにあると思います。音楽を楽しむためにスピーカー、アンプ等の能力が限りなく発揮できるように設定するのはリスナーの楽しみの一つである思っています。さて、Z800-FW168HRSのすばらしさについてコメントさせていただくと、先ずスピーカーの形態がカッコ良いのはもとより、ウォールナットの材質が温もりを感じさせてくれます。毎月購読しているステレオ誌の商品紹介を読むのが好きで、こんなのが欲しいなと読んでいます。見るだけで買わないのですが、商品と値段を見ているだけで満足している次第です。
我がZ800-FW168HRSとステレオ誌で紹介されている高額なスピーカーを比較しても決して遜色がなく、例えばスピーカーの重量を比較すると高額なものほど重いのが分かります。このZ800-FW168HRSも約14キログラムの重さ(重いということはユニットの強力な磁石、スピーカーボックスが強固な材質で作られている証拠)があり、音が安定していることが分かります。値段と重さは比例しているようです。安価でありながら高級スピーカーと比較しても見劣りしません。ちなみに、アンプ等を置くラックも専門の職人さんに作ってもらいました。
テレワークとステイホームの時代、これからもZ800-FW168HRSを友にして音楽ライフを満喫していこうと思います。
使っているオーディオについて
ラックスマンプリメインアンプL507U
ラックスマンSACDプレイヤーD-06
トライオードプリメインアンプ。プリアンプ、CDプレイヤー
女性ジャズボーカルを楽しむために
Z800-FW168HRを部屋の片隅に据えたのは、もう2年半ほど前の2008年4月だったと思います。早速大好きな女性ジャズボーカルを聴いてみました。ボーカルが浮き立つと言うのか、前に出てくるというのか、特に女声の低域が何か粒子が流れ出るように生々しく、中域~低域にかけての解像度の優秀さを感じています。
ツィータ領域の音も繊細で心地よく、良いスピーカを入手したと思いました。それは使い始めて2年以上経った今でも変わりません。デザインも含め完成度の高い素晴らしいスピーカであると思います。
Z800の前は、某社のモニターと呼ばれる2Way、25cmウーファ+ドーム型ツィーターを使っていました。これも気に入っていたのですが25年以上も使い続け、何時だったかウーファエッジの修理もしました。30年も経てば最近のスピーカユニットは使う材料が進歩しているだろうとか考えながらも、買い替え予定をしたのでもなく、2Wayスピーカを検索していたら、偶然にZ800-FW168HRの写真に出会ったのです。
先ずそのデザインの素晴らしさに驚き感動したものです。メーカは? 全く聞いたことがない。それでHPに詳細を見に行った所、開発経緯が掲載されていて丁寧に作られことが良く分かります。価格も手頃で直ぐにこれにしようと思いました。しかし、価格は手頃と言っても私にはそれなりの金額であり、メーカ名も知らなかった、現品も見ていない、納入は3ヶ月先になる、ネットで、クレジットカード決済で大丈夫かとも思いました。どうしたものか思案しましたが、調べているうちアマゾンでも販売していることが分かり、購入を決めました。今では笑い話です。
私の部屋へのZ800の設置ですが、前に使っていた2Wayスピーカの上に乗せました。それでウーファの高さ位置は床から60cm位になっています。
スピーカ背面は壁まで約35cm、左側壁まで25cm、スピーカ間の間隔は2.3mです。右スピーカの右側は部屋の入口が続いていてドアまで1.8mくらいあります。変則的配置ですが仕方ないのです。最初はスピーカをコーナーぎりぎりに置きましたが低域が膨らむ感じがするので、コーナーからできるだけ離すようにしました。結果、上に書いた配置になっています。
部屋サイズは3.5mx4.4m程で、スピーカから3m程離れて聴いていますが、聴取位置の背中側はベランダに出入りするための大きな全面ガラス窓になっています。残念ながら理想とはかけ離れた環境です。ガラス窓を全開にして聴きたいと思うことがありますが、閉めたままでも少し音量を上げると直ぐに1階からクレームがくるので(笑)、これも諦めてます。
ま、後期高齢に近づいた私は、5KHzは充分聞こえても10KHzは耳を近づけ何か出ているらしい程度、それ以上は全く分からないのです。これで音質を評価できるものか疑問に思うのですが、それでもこのを趣味止められないのです。
スピーカの駆動は、安物のSACDプレーヤに30年前に自作したFETパワーアンプを直結して使っています。アンプにトーンコントロ―ルはなく、出力はA級で4W、AB級で20W程度です。直流結合ですが電圧増幅段が1段だけのちょっと変わった構成になっています。
周波数特性と出力は測っていますが、歪率は測れていません。最近、スペアナをPC上に構成できるようなので、そのうち仕事を完全に止めたら試してみようか等思っています。
Z800を使い始めてから数ヶ月後、以前のスピーカの25cmウーファを活かしてみたい誘惑にかられ、サブウーファとして試してみました。以前のスピーカの内蔵ネットワークを取り外し市販の安アンプで駆動しました。2台のアンプ入口に6dB/octパッシブフィルタを付加しました。女性ボーカルの、息遣いのような低い音域までZ800に持たせるよう、クロス周波数は60~100Hzで試してみましたが、どこが良いのか確定はできませんでした。今は何となく70Hzで落ち着いています。私にとってサブウーファ付加の利点は、サブウーファだけ音量を変えられるので、ソースによる低域の過不足を調整できる所かもしれません。
音を出すスピーカが増えると違和感がでたりするので、サブウーファ付加するのが良いのか難しい所です。
最近、Z505-Trentoが発売されたので、これをいつか試してみたいと思っていますが、外形が大きいので、どうしたものかと考えています。
また、音工房Z様にはフルレンジのスピーカが種々揃っています。これらにも興味がありどこかで試してみたいとも思っています。
Z800-FW168HRについては、これを入手できて感謝しています。
音工房Z様はこれからも素晴らしいスピーカを販売されることでしょう。音工房Z様の更なる発展を願っております。
以上
自作派のリファレンス機
用途:
現在我が家のメインスピーカーとして使用しています。
使用機材:
現在はマランツNR1200でAmazon Musicを中心に聴いています。
購入の経緯:
実はZ800-FW168HRのキット設定に大山さんが悩んでいた際に行ったアンケートでは「買わない」に投票していましたが、Z505-Trentoの開発の際に開かれた試聴会に興味を持って参加した際にZ800-FW168HR(V3) をじっくりと聴く事が出来、充分納得の上で完成品の標準ネットワーク版の購入を決めました。
B&Wのフロア型スピーカーnautilus 802とのブラインド比較試聴では10曲中8曲で802に軍配を挙げていましたが、(どちらが鳴っていたかはほぼ分かりました)実売価格差と比べてクオリティの差は少ないとの判断で、当時は値上げ前でしたのでかなりお得感もありました。
音の所感:
良く聴く定番の名演・名録音盤「アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション」の一曲目の“You’d Be So Nice To Come Home To”では、音量をアルト・サックスに合わせた場合に小型スピーカーではベースラインが寂しくなりますが、このスピーカーなら充分な音圧で再生しているので、ボリュームを絞っていても十分に各楽器の音を楽しめます。
低音ユニットはミッドバス的な性格なので制動が効いていて締まりがあり、スペック表示通り40Hzくらいまでのソースであればサブウーファー無しでも必要充分だと思います。
ユニット的に若干制動が効き過ぎていると感じた事もありますが、慣れてきた最近では、緩いよりは良いのではないかと思っています。
このスピーカーの場合は元々必要な低音はほぼ出ているのでサブウーファーの追加はソースによってはメリットがありますが、3Way化によってデメリットの出て来るソースもあると感じられました。ソースによって2Way/3Wayの切り替えも可能になっているので本音を言えば完成品が欲しかったのですが、設置スペースが厳しい事や一人で移動は難しい重さという判断もあって見送りました。
とはいえ、現状でも背面が壁に近い為もあって音量を上げて行くと低音がやや多くなる印象もありますので、バスレフポートを若干カットするかスポンジなどを軽く詰めてチューニングしてみた方が良いかな?とも思い始めています。
イーグルスのHotel Californiaのドラム音も、例えば私が使ったZensor1やSX-V1Mの様な小型ブックシェルフでは出ない量感で、しっかりと制動された低音で出て来ます。SX-V1Mの低音は結構量感はあるのですが解像感があまり良いとはいえず、オーケストラなどでも音がゴチャッと混ざった感じに聴こえました。
マグネシウムツィーターの高音は上品で煩ささも感じられず、質が高い印象です。
実は到着後、最初にアッテネーターの12時の位置がセンターだと勘違いしてわざわざ直して聴き始めたところ高音不足で、おかしいと思って聴感で+3dB程の位置に調整し直しました。後で確認したところ、丁度音工房さんの推奨位置となっていて安心しました。
Z1000-FE103Aの試聴会で聴いたB&Wのブックシェルフスピーカーの805 Diamondの記憶との比較では、エリッククラプトンのアンプラグドの”Before You Accuse Me”で聴こえる拍手の音がB&Wの805 Diamondでは”パチパチ”というより”ペチペチ”という感じになり、手拍子の音も周りの音に埋もれて小さくなりがちであまりクッキリはっきりと聞こえて来ませんでしたが、このスピーカーではきちんと聴こえます。おそらくB&Wでも新しい機種はこのあたりはきちんと聴こえる様になっているとは思いますが、価格はかなり変わって来ると思います。
その他、ライブ録音の拍手の音や指を鳴らす音の入ったソースで指を鳴らす音でも同様の違いを感じました。
クラシックのピアノやヴァイオリンも綺麗に再生されますし、宇多田ヒカルさんの”Automatic”の様な打ち込みを多用したソースの再生も音が固まらずにきちんと再生されるので相性も良いです。
優秀録音盤のソフィー・ミルマンのアルバム「Sophie Milman」などでは、これぞハイファイというサウンドが堪能出来ます。
総じてクリアでハイファイ調な音色で、ジャンルを選びません。
質の良いフルレンジの方がフレッシュで滑らかな音を出す帯域もあるのですが、一台で何でも聴きたいならこのスピーカーは最適だと思います。
バックロードの様な付帯音や響きといったクセも無い為、バックロード派にもリファレンスとしてお勧め出来るスピーカーで、色々なスピーカーを評価する時の基準機としても最適だと思います。
ただ、完成品をいきなり買うには勇気が要ると思いますので、行ける方は試聴会を活用して聴いてみて欲しいと思います。
自作派・音重視の方であればキット品のコスパは最高なのではないかと思います。
私はデザインが気に入って完成品を購入しましたが、筐体は頑丈そのもので、特にフロント周りは市販のブックシェルフとは比較にならないレベルで、試聴室で爆音にした際はさすがに箱鳴りが感じられましたが、我が家で出せる音量では全く感じられません。
尚、注意点としては、ユニットも重量級という事もあってかなりフロントヘビーですので、スタンドへは底面のM5のネジ穴を使って固定した方が安心ですし、音にも良いと思います。
また、重量バランスに加えて塗装がツルツルしているので、持ち運びの際は落とさない様に若干気を遣いました。
〈以 上〉
Z800はオーケストラなどの大規模な構成の音楽を正確に表現する貴重な機種。
実は、現時点で、音工房Zのスピーカーを4セット(Z800ーHRS、Z700、Z600、最近のZ1)に、加えて、サブウーファーとしてFOSTEXのCW250Dの2台を、自由に組み合わせが可能なシステムにして楽しんでおります。ただ、女性ボーカルの生々しさなどは、Z800より、むしろ、シングルコーンのZ700、Z600が勝る場合もあります。また、最新のZ1も、小型でありながら、なんでこんな音がでるの?、という機種で、いたく感心しました。まだ、エージングが完了しておりませんので、さらに良くなるかもしれません。また、音工房Zのスーパーツウィータも、音質の改善に極めて有効です。やはりそれぞれ1台、計4セットを使用中です。
以上、要するに、Z800はほぼ万能な高性能機種なのですが、ときに、よりシンプルなシングルコーンの音が聞きたくなるのも事実なのです。やはり、オーディオに完全な万能というスピーカーは存在しないのかもしれない、と思うこともあります。
シングルコーンの特徴としては、なかでも、Z600(alpair)は音が前に出てくるので、ボーカルを聴くときには、最高です。Z701は、オケ以外は、ほぼ万能で、なんとなくあらゆる音楽を気楽に聴く場合の必須のスピーカーになっております。それと同時に、小型シングルコーンの特徴ともいえる定位の良さによって、スピーカーの間に、歌手が存在するような再生を得意としていて、これも、非常に貴重品だと言えます。
いずれにしても、音工房Zのスピーカーは、聞き込めば聞き込むほど、それぞれの特徴が分かってしまって、まあ、極端に言えば、一度聴いたら、特異な目的、例えば、Diana Krallを聴くために、このスピーカはもう手放せないという状況になります。その意味では、皆様、このようなことが起きることを、充分にご注意の上、購入されることをお奨めします。
最後に、結論の繰り返しですが、フルオーケストラは、Z800以外の選択はあり得ません。
大きめの音量で力量発揮 〜 管弦楽を中心に、やや「ふつう」の人向きのレビューとして
一言でいうと、大満足しております。
どのくらい満足するかは、その人の立場や状況(経験や経歴)次第だと考えますので、その説明をあとにつけます。長文ご容赦ください。最初だけ読んでいただけば、レビューのだいたいの役目は果たすと思います。
このスピーカーでは、多数の楽器、とくに弦楽器を交えた交響曲や協奏曲を聴くときにはほとんどこのスピーカーを使っています。ネットワークは、オプションのMundorf製にしました。別途そちらにレビューしますけれど、このところZ502スーパーツィーターといっしょに聴いております。
あくまでも比較としての感想になります。
分解能がとても高いと言えるのかもしれません。弦を中心に、その気になってある1つの音に集中すれば、構成する一つ一つの音がそれぞれ聴き取れそうに思えるような繊細さはあります。かつ、音に力があって、繊細さと強さが両立しているというような印象です。
ときどき、音量をかなり上げて(Z工房さんで視聴させていただいたときに「上げすぎ」と大山さんに諭されたくらい)みても、全体の音のバランスが崩れず、不快に感じる要素が出てこないと思います。逆に、小音量での視聴には本領を発揮していないようで、不快ではありませんが、届いてこない音が残っているような物足りなさを感じます。
小音量で聴くときには、別のスピーカー、あるいはヘッドフォンで聴きます。
1つの曲の中でも、中音(コントラバス、ビオラ、ティンパニーの低音を含むような)が多い部分では、中低音がやや過剰に私には感じられるときがあります。たぶん、スーパーツイーターを追加することで、その落差は少し解消しているのだと思います。あとは、部屋の広さや構造、そのときの気分、音量などさまざまなことが程度に影響すると思います。
実際は、聴いているうちに、自分の聴覚のほうでも調整するので、一定の音量で聞きづづけていれば不快というようなことはありません。
< 評価に関係する付随情報 >
表題にも書きましたように、私はいわゆるオーディオマニア(音響機器で音楽を聴くことが人生の最優先課題の1つのような)ではありませんので、多数のほかのスピーカーなどとは聴き比べた経験がありません。総合評価で星ひとつ落としているのは、このスピーカーをしっかりそこまで評価する実力が自分にないと思う分の1つマイナスです。
高校生の頃から、オーディオには興味を持ち続けて、自分でも録音をオープンリールデッキから始まって、カセットテープ、ミニディスク、ICレコーダーなどで今も続けています。主に自然の音です。その経験から、音は入口と出口がいちばんだいじで、自分にとってはほとんどがそれで決まる、という観念も持っています。
退職が近くなって、オーディオを愉しむ時間もいくらか増えるときになって、改めてインターネットで調べていましたら、音工房Zさんのブログに行き当たり、さっそくメルマガを配信していただくようになりました。説明の多くが、私の経験や感性に照らしても納得のいく内容でしたのと、熱心でかつとても親切な姿勢にも感激して、こちらのスピーカーを購入することはある時点で決心していました。
結果として、今は販売されていない、Z1000-FE103Sol を2015年に初めて購入しました。自作は、最初から私には無理と思っていました。本製品は、退職した年に改良した完成品が発売されましたので、それを機に購入しました。わずかながら自分の2つ「必要か」ためらいはありましたものの、結果オーライというのが今の気持ちです。
その後、ユニットのFE103A(これはやや衝動買い)、Z502スーパーツィーター、Z1000-FE103A(箱)を入手して、メインスピーカー3台を横に並べて、ピアノ曲や声楽は主にFE103A、チェロ、ベースギター、和太鼓などの低音を体感で楽しみたいとき、小さめの音で気楽にポピュラー音楽や自然音を聴くときは103solというような感じで使い分けています。ピアノ協奏曲でもピアノをメイン聞きたいときはFE103Aのほうが好みです。
そのほかの機器(アンプ、再生装置、DACなど)は、ごく普通の製品なので、書くのが少々はばかられます(ここでは?)。アンプは、このところずっと、真空管ものものです。
もうしばらくして、音楽鑑賞により多くの時間を割くようなときになったら、また、部屋の模様替えも含めて、バージョンアップしようと思っています。
素晴らしい
わたしはオーディオマニアではありません。年間60〜70回ほどコンサートホールに通う音楽好きシニアです、
今年はコロナ禍で演奏会が次々に中止になり、家での鑑賞が大幅に増えました。
年間のチケット代金をリスニング環境の改善に、ということでZ800を注文。
10月1日待ちに待ったZ800が到達、直ぐにセッティング。早く聴きたい気持ちを抑え、先ずはエージングの意味で、パソコンのiTunesを使い二日間連続でボリュームを絞って音出し。
で、最初の視聴はモーツァルトのレクイエム、クルレンティス/ムジカエテルナ、2017年ザルツブルク音楽祭の録画映像です。
2年前に我が家に来たZ700-FE88SolSを初めて聴いて、先ず音像の定位感に感動しましたが、今回は更に更に。
オーケストラの楽器が鮮明に分離して内声部まで聴き取れます。声楽ソリストも合唱も横の広がりと奥行き、音場再現、臨場感が見事に表現されます。
わたしはクラシックのオーケストラものが中心ですが、ギターソロやピアノ曲など奏者のタッチや息づかいまでもが実に生々しく聴こえて来ます。
なおソースは、LP、CD、DVD やBlu-rayといった市販のもの、他にはテレビ録画をしたものをBlu-rayで再生しています。追加でパソコンのiTunesをネットワークで聞き流しする事もあります。
部屋は木造住宅の7帖程の洋間、道路に面しているため、外部からの騒音で最悪のリスニング環境ですが、めげずに音楽鑑賞に浸りきる毎日です。
貴社ますますのご発展をお祈りいたします。
最高です。
バロック音楽を中心にジャズも少々。バロック音楽は再生困難な「耳に痛い」ソースが多く、雑誌のレビューでも「チェンバロは音量を上げないで鑑賞するのが正しい」とか「古楽器は耳に痛い演奏が多い」のような評価を目にします。
Z800は信号源におけるノイズ対策を十分に行うと、極めてリアルな気持ちのいい音を奏でます。秋葉原の何千万円もするシステムで聴いたひどい音の数々とは隔絶した音楽を楽しんでいます。