Z701-Siena レビュー総合
Z701-Siena レビュー投稿フォーム
Z701-Siena お客様投稿レビュー
季節の変化を待つ必要がありました
Z701-Sienaは二式購入し、一ヶ月のエージング後に一式は知人の元へ、残りは自宅で鳴らしてきました。知人からは「素晴らしいスピーカーを作っていただいて感謝!」と聞いていたのですが、自宅のセットの音を聞いても「信じられん..」と思う日々を過ごしておりました。ここで★★のレビューをつけたことも気になっていたのですが、5月の連休後に再びZ701-Sienaに火を入れると素晴らしい音に変わっているのにビックリ!。
ここで高評価をつけた皆さんが聞いた音はこれだったのですね。A-S2000ほどのドライブ能力がないアンプでも十分綺麗に鳴ります。
自分はとても暑がりでして、外で雪や雹が降っているような気候でも一度も暖房を使ったことがありません。これが多くの皆さんと自分の環境の違いで、Z701-Sienaのランニング・エージングには20℃が必要だったのです。
リファレンススピーカー
どちらかと言うと木工趣味から入った購入者です。以前自作したスピーカー(小型のスピーカーが市販品には無かったため何の知識も経験もないのにDCU-F071Wを購入して自作に挑戦)が自分としては好印象だったのですが、本当に適正な音なのかを評価できる耳を持っていないため自信がなく、本製品の発売案内を見てきっとこれなら自分用の音の基準点として十分な物だろう、という思惑でZ701-Sienaを購入しました。そんな訳で音の評価に関しては素人目線です。
組み立て手順に特に難所のような所は無いのですが、前回の自作で目違い多発させた苦い経験から、今回は敢えて手順通りではなく複数の板を一遍には接着せず一度に1枚づつを気長に接着してなんとか許容範囲内の精度に仕上げました。
最後に側板を接着したら完成と言う所で板幅に0.3㎜くらの僅かな誤差があって、このため合わせた側板が若干カタカタする感じがありました。荒目のサンドペーパーを板ガラスに貼った物でゴシゴシこすって行くと数十ストロークで全ての板幅が揃い、最後の側板もピタリと接着できました。
音を出してみると表現が適切か分かりませんが時間解像度、空間解像度が高い印象でこれまで聞いたことの無い音に感じました。ただし高い方の音だけがどうも物足りない。スピーカーユニットのエージングと言うのは知識として知ってはいましたが前作ではそんな必要も無かったので半信半疑でした。でも次の週末までは試行錯誤の時間も取れないし、気休めかもと思いつつ邪魔にならないクラシック曲を邪魔にならない音量で鳴らしっ放しにして放置しておきました。1W後に再び確認すると、あれ?音が良くなってる? 高音の物足りなさはいつの間にか払拭されて低音から高音までのバランスが凄くよくなっていました。私にとっての基準の音として十分過ぎるものが手に入ったと思います。当面はサブウーファー等はつながずに素のSienaを私の基準として耳に定着させて行きます。
箱としての仕上げはサンドペーパーで目違い修正と平面出し、突板の貼合、サンディングシーラーで下地処理、水性ウレタンニス塗装、です。当初はもっとマットな仕上げにする予定でしたが、思ったよりもニスの刷毛目も目立たないので当面は塗りっぱなしのままでいいや、となりました。
フルレンジのまとまりと中高音の輝き
中高音の美しさだけで無く、8cmフルレンジでこの低音再生能力はすごいと思います。主としてクラシックのバロックからベートーベンまでを聴いていますが、室内楽でのまとまり、定位には不満がありません。アンプはYAMAHA A-2000です。
音工房のスピーカーキットを初めて作りましたが、精度良く加工されているので作成が思ったよりずっと容易でした。とはいえ、もう少し安価な市販のキットを3つほど作って腕慣らしをしていなければ、接合部のずれがもっと大きくなっていたと思います。音工房Zさんのクランプをまねて自作した木製のクランプの他に、市販のF型クランプやベルトクランプなどを駆使しましたが、どうしても少しずれが出るのでもしやと直角クランプの精度を確かめたらきちんと90度が出ていませんでした。できれば良い道具を使うべきです。また、クランプは多めに用意するのが良いと思います。接着剤にはセメダインの木製ボンド速乾型を使いました。はみでた接着剤の処理が甘かったので、塗装後に影響が出てくるかもしれません。
音には満足しています。とりわけバイオリンの高音部が綺麗に響きます。ピンキリのフルレンジユニットの中でZ-sienaは最も高価な部類だと思いますが、とりあえず価格だけの価値はあるでしょう。Z701-sienaを、10cmフルレンジとしてはかなり高めの他社スピーカーとも比べて聴いていますが、中高音の輝きはsienaが上です。ただし大編成の交響曲では、他社フルレンジスピーカーはともかく、Multi Wayの大きめのスピーカーにそれなりの良さを感じます。見た目のサイズがあまりに違うので、印象で判断しているかもしれません。
時間ができたら、エンクロージャーの面取りをして塗装し、スピーカー取付には鬼目ナットを活用して10cmユニットではどう聞こえるか確かめてみるつもりです。
鳴らし手を選びます
Z701-Sienaレビュー
こんにちは。Z701-Sienaの音出しから2ケ月を経まして
評価がでましたので報告します。
環境:マンションの洋室で約20畳のリビング
アンプは
YAMAHA A-S2000 ; DENON PMA-1600NE
SMSL A300, AO300
AIYAMA A80
CD PLAYER: DENON DCD-1650
ソースは:
Deutsche Harmonia Mundi 50th Anniversary Edition
長岡鉄男の外盤A級セレクション
Eddie Higgins Trio Dear Old Stockholm
Kenny Barron Super Trio Super Standard
などの超HiFi 録音だけを聴いてまいりましたが、
これまで買い求めさせていただいた Z700FE108Sol; 103Solらを超える、または
代替するものではありませんでした。
近年、その性能と価格でマニアを驚かせているチャイナのD級アンプは音工房Zの
これまでの製品すべてから素晴らしい音を叩きだしておりますが、Siena には
遠く役不足でまともな音が出ません。
DENON PMA-1600NE もトーンコントロールを弄り回してやっと我慢して聴けるレベルで
YAMAHA A-S2000 でやっとほっとした音になります。
御工房の視聴室ではLUXMAN l-5XXX シリーズをお使いだったと記憶しておりますが、
おそらくZ701-Sienaにはそのクラスのアンプが必要なのでしょう。
Z701-Sienaに合わせるアンプは例えばYAMAHAであれば、現行モデルのA-S2200 (37万円)あたりが下限だろうかと思料しております。
いっぽうでこれまで多くの高評価を拝見しておりますので、アンプをアップグレードすると大化けするかと期待してもおります。その昔YAMAHAのバイクで面白い評価があったのを思い出しほくそ笑んでおります。
(6000を境にジキルとハイドだ!:RZ250)
なんなん!!この音圧
ボリューム控えめなのに、
低音の塊を打ち込まれてる感がするぞ!
別室の家人からドンドンとうるさい!と苦情が入った(汗)
組立ては、
部材数も少ないのでサクッと終わってしまいました。
音出し時もワクワクですが
製作時が楽しいのでもっと時間掛けたい、
バーチ仕様にウォルナット突板を貼ってクリアラッカー艶消しで仕上げてみました。
ツイッターは
100均で見つけたベースをアレンジして面白いものが出来ました。
ユニットは何方かもコメントされていましたが、磁力がすごいです、近くの金属は吸い寄せてしまい
離すのに一苦労するほどで、取り付けボルト(鬼目に変更)も磁気を帯びた状態です
箱に入っていても近くには磁気に弱いものは避けたほうがよさそうです。
さて、肝心の音です
専門的なことは言えませんので感覚的ですが、
真空管アンプよりもデジタルアンプが相性いいですね
バッフルに榀合板4ミリを増貼りしたので、オリジナルの設計音とは変わってるかもしれませんが、
聴き疲れのない澄んだいい音です、低音は冒頭の通りすごいです
ただ、音の性質が全然違うので比較すること自体無理があるかもですが、
エースの208NSや108Solバックロードの方が音数や広がり感は上と感じています。
解像感が高い
普段は、ヤフオクで購入した長岡式 D-10の箱にフォステクスFE-108NS(T90A ツイーター有)で音楽を楽しんでいます。
今回、Z701-Sienaを単身赴任先のPCオーディオ用に購入しました。
初めてのスピーカー組み立てだったことから接着の精度が若干甘かった部分はありますが、説明書等のおかげで素人でも簡単に組み立てできました。
塗装後、満を持して、1980年代録音のWAVファイルを再生してみたところ、正直なところ「なにか物足りない」と感じました。
奇麗には聞こえるんです。でも、何かが足りない。
そこで、音楽ソースを最新のものに変えてみたところ、素晴らしいスピーカーへ変わりました。
オーディオマニアではありませんし、耳も良くないので、スピーカーの批評をする資格はありませんが、スピーカーユニットは解像感が非常に高く、スピーカーボックスは音の立ち上がりと収束が早く、全体としては音を正確に出力するスピーカーだと思いました。
それ故に、音楽ソースを選び、録音が良くない音源だとこのスピーカーの良さを引き出せないと感じました。
ちなみに、アンプは Fosi Audio BT30D Pro を使用していますが、トーンコントロールでBASSを持ち上げると、中音が痩せて聞こえます。
TREBLEとBASSは同程度にした方がバランス良く聞こえました。
レビューを書きながら、いろいろな音源を聞いていますが、ボーカルの再生能力は本当に素晴らしいスピーカーだと思いました。
このスピーカーのおかげで、単身赴任先でも音楽を楽しむことができます。
自作は楽し😄
Z701S ienaホワイトバーチ版を制作いたしました。
少し飛び出した箇所を、ヤスリで滑らかにし、塗装をしてスピーカーを装着。およそ、6時間ほどの作業で音出しに至りました。30時間を超えたあたりです。
他に使用しているスピーカーは、Z702Bergamo(2年使用)、Z 1Livorno(10ヶ月使用)。3種類での比較となります。なお、S ienaはS。BergamoはB。LivornoはLとさせて頂きます。
まず、ワルター指揮ウイーンフィルによる、ハイドン交響曲第100番「軍隊」1938年録音のモノーラルです。まず、Bの能率の高さが耳を惹きます。音像はB、S、Lの順で手前から奥に移ります。驚くべきはSと低域です。量感は物足りないものの、十分な響きです。やはりLの低域は量感に優れ、重心が低くて安心できる響きです。Bは全体にハイ上がり気味で、重心が高いものの、元気はつらつの音です。Sのバランスの良さに惹かれます。個人的に所有の3割ほどがモノーラル音源なもので、古い録音をどう聴かせてくれるかも、オーディオ装置として重要な評価要素となってきます。
続いて、バースタイン指揮ウイーンフィルのベートーヴェン交響曲第6番「田園」第一楽章。やはり3機種の特徴は同様です。Bの明るい、ややジャジャ馬的響きは魅力的です。Lの重心の低い落ち着いた響きはオーケストラの再生においては魅力ある響きです。Sは、その小さな筐体からは想像もつかない立派な響きを聴かせてくれます。
次にシューベルトの歌曲。
アーメリングの歌唱、ピアノはボールドウィンです。Sはスピーカー線上にピアノが位置し、歌手はその前に聴こえます。Bも同様にいたします。Lは歌がスピーカー線上、ピアノは奥に位置します。子音の響きはSが一番美しく聴こえます。
続いて室内楽。シューベルトの「死と乙女」。アルバン・ベルク四重奏団の演奏です。Lの重心の低さがこの作品では一番良く聴こえます。Bは重心が高く響きの明るさが仇となった感じです。Sは重心こそやや高く感じますが落ち着いた響きはなかなかのもので、好感の持てる響きです。
以上で、個人的感想を終わります。やはり、自分で組み上げたスピーは愛着が湧いてくるのも事実で、完成品に比較して点が甘いかもしれません。
精緻で密度が高く、実在感のある音
試聴会で聴いたZ1000-Sienaの音に近づけるべく試行錯誤しながら改造して、ほぼひと月かけてようやく完成させることができました。最近の工具は便利ですが、使えるようになるまで苦労しました。
その間Z-SienaユニットはZ1000を真似て削り出したバッフルを介してZ600-Cannonballに取り付けて慣らしをしていたのですが、小口径で軽い振動板と近くに置いたネジが飛びついてくるほどの強力なマグネットの相乗効果なのかこれがとんでもなく良い音で鳴るので、「これが完成形で良いんじゃね?」と何度も挫けそうになりました。Z-SienaユニットとZ600-Cannonballとの組み合わせは精緻でありながら空間がみっちり詰まった芯のある音で、さすがに70Hzくらいから下はすっぱり落ちてしまうものの、かえってサブウーファーとの相性はZ-Bergamoより良い感じでした。
なんとか完成したエンクロージャーにZ-Sienaユニットを組み込み丸一日鳴らして馴染ませてから聞いてみました。Z600-Cannonballで惚れ込んだ鮮度と密度の高い実在感のある音はほぼそのままに低域が伸びている感じで、Z701-Siena(改)単体でもクラシックからジャズ、メタルまで大概の曲が気持ちよく聴けます。が、試聴会の際にも感じたようにやはり超低域は薄くなりますので、50Hz以下をサブウーファーで補ってあげるとバランスがより良い感じに整うと思います。
ジャンルの得手不得手はあまり感じませんでしたが、あえて言うなら高域がくっきり描かれるためドンシャリの音源はきつい音に聞こえることがありました。ただ美空ひばりさんの「川の流れのように」のサ行や高橋竹山さんの津軽三味線などは刺さらず気持ちよく聞けましたので、録音の良し悪しが原因なのかもしれません。
ユニット単体の素性の良さをきっちりと引き出した、誰にでも薦められる本当に良いスピーカーだと思います。個人的にはZ600-Cannonball用にスピーカーユニットがもう一組欲しいところですね。再販を期待します。
自分の好みの音では無かった
所有しているZ1-Livorno,Z600-OMMF4と比べると中音域がスカスカに感じてしまい好みでは無かった
Z600-OMMF4からグレードアップを狙っていたが叶わず
アンプ: Arylic H50
プレーヤー: 同上,PC,スマホ(BT接続)