Z701-Siena レビュー総合
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Z701-Siena お客様投稿レビュー
解像感が高い
普段は、ヤフオクで購入した長岡式 D-10の箱にフォステクスFE-108NS(T90A ツイーター有)で音楽を楽しんでいます。
今回、Z701-Sienaを単身赴任先のPCオーディオ用に購入しました。
初めてのスピーカー組み立てだったことから接着の精度が若干甘かった部分はありますが、説明書等のおかげで素人でも簡単に組み立てできました。
塗装後、満を持して、1980年代録音のWAVファイルを再生してみたところ、正直なところ「なにか物足りない」と感じました。
奇麗には聞こえるんです。でも、何かが足りない。
そこで、音楽ソースを最新のものに変えてみたところ、素晴らしいスピーカーへ変わりました。
オーディオマニアではありませんし、耳も良くないので、スピーカーの批評をする資格はありませんが、スピーカーユニットは解像感が非常に高く、スピーカーボックスは音の立ち上がりと収束が早く、全体としては音を正確に出力するスピーカーだと思いました。
それ故に、音楽ソースを選び、録音が良くない音源だとこのスピーカーの良さを引き出せないと感じました。
ちなみに、アンプは Fosi Audio BT30D Pro を使用していますが、トーンコントロールでBASSを持ち上げると、中音が痩せて聞こえます。
TREBLEとBASSは同程度にした方がバランス良く聞こえました。
レビューを書きながら、いろいろな音源を聞いていますが、ボーカルの再生能力は本当に素晴らしいスピーカーだと思いました。
このスピーカーのおかげで、単身赴任先でも音楽を楽しむことができます。
自作は楽し😄
Z701S ienaホワイトバーチ版を制作いたしました。
少し飛び出した箇所を、ヤスリで滑らかにし、塗装をしてスピーカーを装着。およそ、6時間ほどの作業で音出しに至りました。30時間を超えたあたりです。
他に使用しているスピーカーは、Z702Bergamo(2年使用)、Z 1Livorno(10ヶ月使用)。3種類での比較となります。なお、S ienaはS。BergamoはB。LivornoはLとさせて頂きます。
まず、ワルター指揮ウイーンフィルによる、ハイドン交響曲第100番「軍隊」1938年録音のモノーラルです。まず、Bの能率の高さが耳を惹きます。音像はB、S、Lの順で手前から奥に移ります。驚くべきはSと低域です。量感は物足りないものの、十分な響きです。やはりLの低域は量感に優れ、重心が低くて安心できる響きです。Bは全体にハイ上がり気味で、重心が高いものの、元気はつらつの音です。Sのバランスの良さに惹かれます。個人的に所有の3割ほどがモノーラル音源なもので、古い録音をどう聴かせてくれるかも、オーディオ装置として重要な評価要素となってきます。
続いて、バースタイン指揮ウイーンフィルのベートーヴェン交響曲第6番「田園」第一楽章。やはり3機種の特徴は同様です。Bの明るい、ややジャジャ馬的響きは魅力的です。Lの重心の低い落ち着いた響きはオーケストラの再生においては魅力ある響きです。Sは、その小さな筐体からは想像もつかない立派な響きを聴かせてくれます。
次にシューベルトの歌曲。
アーメリングの歌唱、ピアノはボールドウィンです。Sはスピーカー線上にピアノが位置し、歌手はその前に聴こえます。Bも同様にいたします。Lは歌がスピーカー線上、ピアノは奥に位置します。子音の響きはSが一番美しく聴こえます。
続いて室内楽。シューベルトの「死と乙女」。アルバン・ベルク四重奏団の演奏です。Lの重心の低さがこの作品では一番良く聴こえます。Bは重心が高く響きの明るさが仇となった感じです。Sは重心こそやや高く感じますが落ち着いた響きはなかなかのもので、好感の持てる響きです。
以上で、個人的感想を終わります。やはり、自分で組み上げたスピーは愛着が湧いてくるのも事実で、完成品に比較して点が甘いかもしれません。
精緻で密度が高く、実在感のある音
試聴会で聴いたZ1000-Sienaの音に近づけるべく試行錯誤しながら改造して、ほぼひと月かけてようやく完成させることができました。最近の工具は便利ですが、使えるようになるまで苦労しました。
その間Z-SienaユニットはZ1000を真似て削り出したバッフルを介してZ600-Cannonballに取り付けて慣らしをしていたのですが、小口径で軽い振動板と近くに置いたネジが飛びついてくるほどの強力なマグネットの相乗効果なのかこれがとんでもなく良い音で鳴るので、「これが完成形で良いんじゃね?」と何度も挫けそうになりました。Z-SienaユニットとZ600-Cannonballとの組み合わせは精緻でありながら空間がみっちり詰まった芯のある音で、さすがに70Hzくらいから下はすっぱり落ちてしまうものの、かえってサブウーファーとの相性はZ-Bergamoより良い感じでした。
なんとか完成したエンクロージャーにZ-Sienaユニットを組み込み丸一日鳴らして馴染ませてから聞いてみました。Z600-Cannonballで惚れ込んだ鮮度と密度の高い実在感のある音はほぼそのままに低域が伸びている感じで、Z701-Siena(改)単体でもクラシックからジャズ、メタルまで大概の曲が気持ちよく聴けます。が、試聴会の際にも感じたようにやはり超低域は薄くなりますので、50Hz以下をサブウーファーで補ってあげるとバランスがより良い感じに整うと思います。
ジャンルの得手不得手はあまり感じませんでしたが、あえて言うなら高域がくっきり描かれるためドンシャリの音源はきつい音に聞こえることがありました。ただ美空ひばりさんの「川の流れのように」のサ行や高橋竹山さんの津軽三味線などは刺さらず気持ちよく聞けましたので、録音の良し悪しが原因なのかもしれません。
ユニット単体の素性の良さをきっちりと引き出した、誰にでも薦められる本当に良いスピーカーだと思います。個人的にはZ600-Cannonball用にスピーカーユニットがもう一組欲しいところですね。再販を期待します。
自分の好みの音では無かった
所有しているZ1-Livorno,Z600-OMMF4と比べると中音域がスカスカに感じてしまい好みでは無かった
Z600-OMMF4からグレードアップを狙っていたが叶わず
アンプ: Arylic H50
プレーヤー: 同上,PC,スマホ(BT接続)