Z701-FE168SSHP レビュー総合
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Z701-FE168SSHP お客様投稿レビュー
FE208solのバックロードホーンを越えている
定年のお祝いに購入したFOSTEX製のFE208solのバックロードホーンと聞き比べをしました。まだエージングが十分ではありませんが、弦と金管楽器の美しさでうわまっています。
精密加工とダボ付きのキットで製作は容易でしたが、専用クランプをケチったことが大失敗でした。わずかにできた隙間を埋めるためにパテを使用し十分に磨いたのですが、クリアニスのためがムラが出てしまいました。悔やまれます。木材と大型ネジを使って包み込むようなクランプは絶対必要です。
LUXのA級アンプとDENONのSACDプレーヤーいずれも中級品ですが、音の差はスピーカーででると思います。音工房Zさんの次回作FE108SS-HPの制作ブログを楽しみにしています。はたしてFE208SS-HPは出るのでしょうか。楽しみは尽きません。
エージング後、高解像度かつバランスの取れた音に
FE168SSHPのエージングがほぼ終わり、音がでてきたのでレビューをさせていただきます。
オリジナルのZ701-FE168SSHPに装飾的な点で若干手を入れさせて頂きました。
天板の両サイドを内丸かんなで丸みをつけ、ポート下側のみサンダーで丸みをつけ、マホガニー突き板を張りました。塗装はOSMOのエクストラクリアで木目を浮き上がらせ、仕上げはOSMOのカウンタートップを塗りました。OSMO塗装は非常に楽です。一方、初めての突き板張りのため、しばらくしてから浮き上がることもあり、苦戦。
底付近の突き板が剥がれないように、パドックの棒を足として付けております。音には大きな影響は与えていないようです。
さて、音の方ですが、当初、スピーカーケーブルにOyaideのTsunamiを接続していたためか聞き疲れすることもあったのですが、試しにBeldenのウミヘビケーブルに繋ぎ替えたところ、低音も出るようになりバランスのよい音に変化。中音、高音とも分解能の高いスピード感のある音になっています。低音のボリューム感はほんのわずか弱い気もしていましたが、エージングが進みじわじわ低音がでるように変化していき、バランスの取れた音に変化、今まで聞いていた音楽が異次元の領域に入りこんでしまいました。
スーパーツイーターの調整はこれからとなります。また、途中の音道に後から吸音材の調整をできるように、スピーカー端子のところに76mm直径の穴をあけ、手を入れられるようにしましたので、吸音材を入れるとどのように変化するか遊んでみる予定です。
利用オーディオ機器
プリアンプ:C-2410、パワーアンプ:オクターブRE-130II、インターフェース:RME Fireface UFX、Foobar2000、CDプレーヤー&DAC:DCD-SX1、スピーカーケーブル:Belden、スーパーツイーター:T90A-SE
自分だけのコンサート会場ができました
Z701-FE168SSHPとT90A-SEとの組み合わせで6畳のミニコンサート会場ができました。
前のスピーカーでは、面白くなくて聞く事の無かったCDが素晴らしい音楽として響いております。棚に眠っていた宝を再発見しています。
6畳の小さな部屋で大音量も出せない環境ですが、全帯域にわたってバランスの良い自然な音が出ているのではないかと思います。
今思いつく印象は、
・スピーカーが鳴っている感じではなく、音楽が演奏されている感じです。
・全帯域に渡って、頑張って音を出している感じは全く無く、堂々として余裕がありながら、さりげなくすんなりときちんと全ての音を再生できいる感じです。ユニットもエンクロージャも大きいからでしょうか。
・余韻(残響)が非常に美しいです。
・太鼓やドラムの音がレスポンス良く響きを持って演奏されます。
・クラシック(大編成・小編成・独奏)・ジャズ・その他どのジャンルでも、しっかりと忠実に再生してくれる様です。その意味で、特に苦手というジャンルは無いかと思います。
・声の質感や楽器の音色については、好みに差があって評価が難しいですが、誇張や色付けが少なく、そのまま再生されている感じで、私は気に入っています。
ハイエンドの音というのはスピーカーだけでは成しえないので、たとえ数百万円のスピーカーでも、音楽を聴きたくならないスピーカーなら私には何の価値もありません。
粗末なオーディオ機器類で、これだけの音が再生できて、自分だけのミニコンサート会場ができたという事実をもって、大山様(音工房Z様)の理念はほぼ実現できているのではないかと思います。
あくまで私個人の印象ですが、このスピーカーは、
FOSTEX様の優秀なユニットと音工房Z様の多くの経験と高い技術力によってできた
「いろいろな音楽をもっと聴きたくなる貴重な良いスピーカー」だと思います。
これから長く使っていける傑作(銘機かも)と思います。
今後も良いスピーカーを作り続けてください、応援しております。
[機器]ひまじんの粗末なオーディオ機器類(色々と涙ぐましい工夫はしています)
[音源]CD・DVD・BD、クラシック・ジャズ・その他
弦が美しい
・初めてスピーカーを自作しました。
→自作と言っても音工房様のキットですが。。
・でも小生にとっては全く初めてなので色々工夫して作成しました。
・仕上げは木目の塩ビシートを貼りました。
→スピーカーらしく綺麗になりました。
・アンプはPMA2500NE
・比較のスピーカーは同じく音工房様のZ800完成品+trents完成品
・第一印象は、バイオリンがとても綺麗。
・今まで聞いたことのないとろけるような弦の響きでした。
・きっとスーパーツイーターの影響が多分にあるのかもしれません。
・バイオリンのソロ、コンチェルト等聞きましたが、やはり弦が綺麗です。
・またバロックを聞くとチェンバロが今までになく生々しくハッキリと聞こえます。
・ピアノも綺麗です。
・高温、中温が美しいです。
・低温はZ800+trentsにはやはり負けます。
→低温はZ800+trentsではゴーンと響くのがガーンと響く感じです。
・オーケストラの分離がいいです。
・ダフニスとクロエを聞くと細かく音が分離して聞こえます。
→冒頭の全奏の部分が細かく分かれて聞こえます。Z800より上のような気がします。。
・やはりネットワーク無しの直結の威力はスゴイ。。。
・これから聞きこんで音がどう変化していくか、楽しみです。
音の鮮度が良く、バランスが良い
以前はD-37ESの箱にFE168SS-HPを取り付け聞いていたのですが、箱とユニットがやや合っていない感じがして、今回、このユニット専用に設計されたキットを購入し、早速組立てて聞いてみた所、周波数バランスが良くなり中域の煩さが減少したようです。ただ、以前の箱は重さが60kg以上あったのに対して今回購入して組立た箱の重さが半分になった為、重低音域が音が少し軽くなった気がします。(その分、低域のスピードはアップし、箱の取り扱いがよくなりました。)
利用した機材
プリアンプ:SU-C7000、パワーアンプ:TRX-P88S、USBブリッジ:RMP-UB1、DAC:NEO iDSD、サーバー:N1A、レンダラー:Sound genie
ソース:YMO ファイアークラッカー、井筒香奈江 雨の鼓動、イーグルス ホテルカルフォルニア、エリッククラプトン Lonely stranger 他